ｼﾞｮｯｷﾌﾟﾚｲ～初級編～コミュのﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞ　『ｲ』

この2枚の写真はﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞの基礎の基礎で、
【はじめに】の項でも記載したとおり、｢ﾌﾙﾎﾞﾃﾞｨ｣よりも、
握力、手首のｽﾅｯﾌﾟが必要で、ﾌﾟﾛの基礎練習にはもってこいだが、ｱｯﾌﾟもせずに正統派ﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞをした場合、うっかり手首を痛めることもあるので、初心者、素人にはお薦めできない。

右と左を見比べて欲しいのだが、この2つのｼﾞｮｯｷﾌﾟﾚｲは、
全く似て非なるものである。

右の写真では、親指がｸﾞﾘｯﾌﾟの上に出ているのに対して、
左の写真では、親指でﾎﾞﾃﾞｨを支えている。
更に、右の写真は内巻きなのに対し、
左の写真では手のひらに対して垂直もしくは外に広がっている。

本来のﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞの基本は右の写真になるのだが、
近頃ではｽﾋﾟｰﾄﾞと見た目の美しさで左側の｢親指で支える｣ｽﾀｲﾙが多く見られる。
この教本ではこちらのﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞも正統派ﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞとしてまとめることを、年配のﾌﾟﾛｼﾞｮｯｶｰ達はご了承いただきたく思う。

通常右をｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞの意味を込めて、
｢PublicHandling｣略してph(ﾍﾟｰﾊ)と呼ぶ(ﾍﾟｰﾊｰではなくﾍﾟｰﾊ)。水素ｲｵﾝ濃度を表しているわけではないので、留意いただきたい。

左をｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞの中でも親指を支えに使うところから、
｢ThumbHandling｣略してThumbhan(ｻﾓﾊﾝ)と呼ぶ。

これらを練習する際は十二分にｱｯﾌﾟをして、体を温めてから事故に気をつけて練習していただきたい。