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妄想小説を読む館コミュの戦隊リレー小説のパラレル続編

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ずっと悩んできましたが、12年前からの後悔を断ち切る為に、覚悟を決めて、ゴーカイジャーコミュで打ち切りとなった戦隊リレー小説の続き的なものを書こうと思います。

※注
筆者の文章力と記憶力の問題から、完全な続編ではなく、途中までの設定を活かしたリメイク的な作品になります。

元になる作品です↓
https://mixi.jp/view_bbs.pl?id=60315621&comm_id=5223726

コメント(13)

時は20XX年。

地球は未だかつてない危機を迎えていた。

全宇宙の征服を目論む宇宙帝国ザンギャックによる侵略を受けたのだ。

それを受けて、かつて、地球をありとあらゆる脅威から護り続けてきた秘密戦隊から天装戦隊までの34のスーパー戦隊が立ち上がり、ザンギャックへの反撃を開始した。

また、秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーこと、海城剛の一声で、世界を守り続けてきた数多の防衛組織がひとつに統合された組織、スーパーイーグルフォースが彼らの支援に回ったこともあり、ザンギャックの侵略部隊を撤退させることに成功した。

しかし、ザンギャックによる蘇生処置によるものと、ザンギャックの侵略行為の影響を受けた三途の川の氾濫によって、歴代の悪の組織が復活。

各地で活動する各スーパー戦隊と激突するのであった。

その中で発覚するスーパーイーグルフォース内部におけるタカ派の暗躍。

その暗躍によって、疑心暗鬼に陥るスーパー戦隊たち。

混乱する人類を横目に、各々の野望の為に手を組む悪の組織たち。

はたして、地球の運命は?
コメント566の続き

ゴリー「諸君、少し待ちたまえ」

そういって、その場に新たな来客が現れる。

ハイド「あなたは……確か、七拳聖の……」

ゴリー「荒ぶる賢人、レイジングハート。ゴリー・イェンさ」

シャーフー「ゴリー。どうして、ここに?」

ゴリー「シャーフー。どうやら、事態は我々が考えていた以上に深刻な様だ」

丈瑠「どういうことですか?」

拳聖二人の会話に不穏なものを感じた丈瑠が、会話に割り込んだ。

烈鷹「先程の話では、我らがゴーオンジャーを集め、シンケンジャーと共にサムライワールドに向かい、魔姫とマンプクを倒す」

ゴセイナイト「私とゴセイジャーがブラジラ達を探し出し、倒すということだったのでは?」

茉子「しかも、スクラッチの子供を戦わせる計画が発動する前にだったよね?」

ゴリー「そもそも、それがおかしい」

ゴリーのその言葉に、シャーフーを含めたその場の全員が首を傾げる。

ゴリー「子供を参戦させる計画。それは、スーパーイーグルフォースからの命令によって、進められていた。しかし、我々はスーパーイーグルフォースに協力こそしていたが、所属していたわけではない。だから、彼らの命令を聞く義務などは無いはずなのに、留守を任せている美希くん以下、スクラッチの上層部は何の疑いも持たずに、彼らの命令に従っている。我ら七拳聖の意見さえ、聞き入れずに」

シャーフー「それは、ワシも気にはなっておった。しかし、それは、この苦境の中でワシらの発言力が落ちていたからじゃと」

ゴリー「もちろん。それもあるだろう。この未曾有の危機の中、我々が成したことは少なく、取りこぼしたことは数えきれぬ程に多い。しかし、それでも、守るべき未来の担い手である子供達を戦わせるなどという卑劣な行為は、断じて許されることではない。少なくとも、まともなスーパー戦隊の関係者ならば、許しはしない」

丈瑠「マスターゴリー。つまり、何が言いたいのですか?」

ゴリー「………私が案じていたのは、スーパーイーグルフォースの中に、敵が潜んでいるのではないかということだった。しかし、実際のところ、状況はもっと深刻だったのだ」

彦馬「まさか!」

ハイド「スーパーイーグルフォースが敵の手に!?」
宇宙警察地球署の署長ドギー・クルーガーとの会談の為に、三浦が外出してから、しばらく経った頃、小田切が仕切るスーパーイーグルフォースの司令室に、数人の護衛を引き連れた男が入ってきた。

?「全員、動くな」

小田切「あなたは、伊東情報管理室長!?」

伊東「動くなと言ったはずだ。たった今、スーパーイーグルフォース常任理事会の権限によって、海城剛の総司令の地位を剥奪する。彼の側近である君達も、現在の役職を罷免。それぞれ、監察官の聴取を受けてもらう」

小田切「なっ!?いきなり、何を言っているの!?海城総司令の地位を剥奪!?私達が罷免!?」

小田切の叫びに、伊東は冷徹な表情で応える。

伊東「宇宙帝国ザンギャックの襲撃から今日まで続くこの戦乱の中、全体の指揮を執るべき総司令という立場でありながら、前線で好き勝手している男に、これ以上、組織の指揮はまかせられないというのが、理事会の総意です」

小田切「指揮ならば、三浦参謀長や私が代行しています!現に、少年王ビアスの総本部襲撃も、私達の指揮で退けています!」

伊東「その総本部襲撃が、三浦参謀長の手引きによるものだとしたら?」

小田切「なっ!?なんですって!?」

伊東「我々、情報管理室による調査の結果、この総本部と特定不能な外部施設との間で、不審な通信が行われていたことがわかりました。かつて、ビアスとやらは、天才と呼ばれる優秀な人材を多数手懐けていたそうです。同じく天才と称される三浦氏も、ビアスに取り込まれている可能性は否定できないかと」

小田切「ならば、三浦参謀長に直接確認するべきです」

伊東「もちろん、そのつもりです。宇宙警察地球署に向かったというのは、好都合ですね。宇宙警察への装備並びに人材の提供命令の通知のついでに、捕らえるとしましょう」

小田切「宇宙警察への命令ですって!?私達にそんな権限はないはずよ!?」

伊東「もう結構。あなたにも、組織の運営費の横領並びに、施設の不正利用についての嫌疑がかかってますので、あとの話は別室にて、監察官にお願いします。連れていきなさい」

護衛「はっ!」

小田切「待ちなさい!話はまだ!待ちなさい!」

小田切は抵抗したものの、数人の護衛が相手ではなすすべはなく、司令室から退出させられてしまうのであった。

伊東「さて、これより、理事会の承認の元、私が指揮を執ります。まずは、テスト待ちで開発が滞っている陸戦マシンの量産と配備の準備を進めます!テストは一般隊員を使いなさい!元々はそういう設計思想なのだから、問題は無いはずです!次、スクラッチからの未成年戦闘員の提供を急がせなさい!質は多少悪くてもかまいません!量で補わせます!あとは、我々に非協力的な戦隊支援組織に圧力をかけなさい!この機会に、全ての戦隊をスーパーイーグルフォースの指揮下に組み込みます!同時に、一条さんのネオレンジャー計画も、一気に進めなさい!ビアスに奪われたデータは元はその為のものでしょう!」

伊東の指示の元、スーパーイーグルフォースの司令室は慌ただしく動き始める。

先程まで、小田切の指示で動いていたはずの人間達が、戸惑いも迷いも見せずにだ。

それは彼らが軍人として優秀だからか、それとも………。

その答えを知る者は、そこにはいなかった。
伊東「地球はこれまで数々の侵略者の脅威にさらされてきた」

伊東は、総司令官に与えられる専用の個室に入ると、ポツリと呟いた。

伊東「今回のザンギャック以前にも、数多くの侵略者達が地球に侵略の魔の手を伸ばしてきていた。おそらく、ザンギャックを退けたとしても、また新たな侵略者が現れるだろう。ならば、それを防ぐにはどうするべきか?答えは簡単だ」

伊東は無人の部屋で独白を続ける。

伊東「地球が宇宙の支配者になればいい。地球にはスーパー戦隊という強力な戦士達がいる。その活躍によって、有用性が証明された彼ら独自の超科学や特殊技術がある。それらを一般人にも扱えるように改良すれば、地球は宇宙最強の軍事力を手に出来る」  

伊東「この戦乱は、その為に利用する。おおいに、暗躍してくれたまえ。救世主のブラジラ、少年王ビアス、大神官ガジャ」

そう語る伊東の顔には、全てを見下し、嘲る笑みが浮かんでいた。
ゴリー「スーパーイーグルフォースが、敵の手に落ちたとまでは考えていないよ。しかしながら、彼らが暴走を始めているのではないかとは考えている」

彦馬「我々に無断で姫を連れ去った件といい、茉子をスクラッチに招聘しようとしている件といい、スーパーイーグルフォースはいったい、何を考えているのか?」

アラタ「なんか、嫌な予感がするね……」

丈瑠「アラタもか?」

ゴリーと彦馬の交わす会話から、そして、現在の自分達を取り巻く状況から、不吉なものを感じ取る丈瑠とアラタ。

しかし、それを感じているのは、二人だけではなかった。

流ノ介「私達は地球を守る為に戦っていたというのに!」

ハイド「なぜ、地球を守る組織であるスーパーイーグルフォースが、俺達の邪魔をするんだ!?」

茉子「ここまで、執拗に私を連れ出そうとするのは何故?」

エリ「茉子ちゃんだけをこんなに狙うなんて、何が目的なんだろう?」

千明「鷹介さんなら、信じられると思ったんだけどな」

アグリ「スーパー戦隊の先輩だろ?信じたいよな」

ことは「うちら、これから、どうしたら?」

モネ「ことはちゃん!こういう時は根性だよ!」

源太「そういえば、デカレンジャーや、マジレンジャー、ゲキレンジャーの皆様はどうしてるんだろうな?」

ゴセイナイト「どこかで戦っているのは確実なはずだが………」

どこか、暗い雰囲気で言葉を交わすシンケンジャーとゴセイジャーの面々。そんな彼らにシャーフーが声をかける。

シャーフー「確かに、状況は悪くなる一方じゃ。だからといって、指をこまねいていたら、ますます状況は悪化するじゃろう」

ゴリー「我々は我々が出来ることをするべきだ。私はそれを君達に伝えに来たのだ」

烈鷹「では、当初の手筈通りにゴーオンジャーを集めて、サムライワールドへ?」

彦馬「しかし、スクラッチの子供を参戦させる計画も、このまま見過ごす訳には……」

そうして、その場に集まった面々は、その後の対応について、話し合いを続けるのであった。
香港の街を舞台に、ある戦いが佳境を迎えようとしていた。

かつて、世界を裏から牛耳り、己の野望の為に、優れた武術家や香港の住人達から気を奪い、ゲキレンジャーとの死闘の末に倒された香港のメディア王ヤンが復活した。

ヤンは、共に復活した秘書のミランダを操り、再び『乾坤一擲武術会』を開催し、優れた武術家の気を集めようと、世界中から武術家を招集した。

しかし、招集された武術家の中に、スーパー戦隊のメンバーが多数いたことと、彼の目的を知るゲキレンジャーをも招集してしまったことが、彼の失策となった。

ゲキレンジャーの呼びかけで、ヤンの目的を知ったスーパー戦隊達が、彼を倒すべく、結束してしまったのだ。

そして、ヤンは、自身の死後に完成した最後の切り札である超巨大ロボ 銘観音でスーパー戦隊達に挑んだのだが………。
銘観音。それは、ヤンが開発した巨大ロボである。以前現れたそれは、ゲキトージャと同じぐらいの大きさであったが、今回現れたのは、生前のヤンが開発を進めていた発展型であり、その大きさは500メートルはあろうかと思われる程であった。

その分、大量の気を動力として必要とするが、ヤンはそれを大自然から集めていた。つまり、銘観音が暴れれば暴れるほど、大自然、地球から気が、エネルギーが失われるのである。

そんなことを、スーパー戦隊達が許すはずがなかった。

ブラックマスク「後輩達!俺達が道を作る!それに続け!行くぞ!ブルーマスク!ピンクマスク!」

ブルーマスク・ピンクマスク「「おう!」」

ブラックマスク・ブルーマスク・ピンクマスク「ギャラクシーチェンジ!オーラロードスパート!」

光戦隊マスクマンのブラックマスク、ブルーマスク、ピンクマスク。それぞれ、優れた武術家として、ヤンに転送された彼らは、自らの心を持つギャラクシーロボをランドギャラクシーへと変形させると、彼らのオーラで光の道を作り、後輩達の足場を作った。

リュウレンジャー・シシレンジャー・テンマレンジャー・キリンレンジャー・ホウオウレンジャー・キバレンジャー・ダイムゲン「おう!」

オーレッド・オーグリーン「はい!」

ゲキレッド・ゲキイエロー・ゲキブルー・ゲキバイオレット・ゲキチョッパー・黒獅子リオ・メレ「わかった!」

ゴーオンレッド・ゴーオンブルー・ゴーオンイエロー・ゴーオングリーン・ゴーオンブラック・ゴーオンゴールド・ゴーオンシルバー「行くぜ!」

その道を駆けるのは、ダイレンジャーが操る重甲気殿に、オーレッドとオーグリーンが操縦するバスターオーレンジャーロボ、ゲキレンジャーと臨獣殿カップルの合身したサイダイゲキリントージャ、そして、ゴーオンジャーの相棒達である炎神が全て合体したエンジンオーG12である。
その様子を地上から見守るのは、彼らと同じくヤンに招集された武術に優れたスーパー戦隊のメンバー達。

バトルジャパン、ブラックバイソン、ファイブイエロー、ニンジャブラック、ゴーイエロー、タイムレッド、ガオブラックである。

単身では巨大ロボに合体できない、もしくは、この決戦に参戦できる程の性能を発揮出来ない彼らは、地上から仲間達の戦いを見守ることしか出来ないでいた。

一方、招集された他の戦隊メンバーと比べて、武術に秀でているわけではないのに、何故かこの場にいるゴーオンジャー達は、自力での高速飛行が可能なエンジンオーG12を飛ばして、先陣を切っていた。

ゴーオンゴールド「ある程度の気を持つ者を招集の対象にしたことを後悔しろ!」

ゴーオンシルバー「冒険でみんなに迷惑をかけた分は、しっかり戦いで返すわ!」

ゴーオンレッド「みんな!俺達、ゴーオンジャーの真の力を!炎神との絆を!先輩達に見せるんだ!」

ゴーオンジャー全員・炎神全機「おう!」

ゴーオンジャー「チェンジ!ハンドルブラスター!」

ゴーオンウイングス「アテンション!ウイングブースター!」

ゴーオンジャー全員「ブラスターソウル!セット!」 

ゴーオンジャーは、それぞれの操縦桿を必殺技発動形態に変形させると、ブラスターソウルをそれにセット。即座に必殺技を発動した。

ゴーオンジャー全員「G12グランプリ!ゴーオン!」

すると、エンジンオーG12から、エンジンオー、ガンバルオー、セイクウオー、キョウレツオーのエネルギー体が飛び出して、銘観音の6本の腕のうち、4本を破壊した。

ゴーオンジャー全員「もらったぜ!最終コーナー!」

さらに、炎のようなエネルギーを纏ったエンジンオーG12が突撃し、残り2本の腕を破壊した上に、銘観音本体にも大ダメージを与えた。

ゴーオンレッド「今だ!先輩達!トドメを!」
オーレッド「よーし!行くぞ!」

オーレッド・オーグリーン「ビッグキャノンバースト!」

オーレッドとオーグリーンが操るバスターオーレンジャーロボが必殺のビッグキャノンバーストを放つと、エンジンオーG12の攻撃によって、大ダメージを受けていた銘観音にさらにダメージが与えられ、その動きが完全に止まった。

それを見たマスクマン、ダイレンジャー、ゲキレンジャーのメンバー達が、銘観音を撃破するチャンスと確信し、それぞれの必殺技の発動態勢に入る。

ブラックマスク・ブルーマスク・ピンクマスク「鉄拳!オーラギャラクシー!」

ゲキレンジャー全員・黒獅子リオ・メレ「砕大激臨斬!」

マスクマンの操縦するギャラクシーロボが繰り出す手刀と、ゲキレンジャーと臨獣殿カップルが同化したサイダイゲキリントージャが放つ斬撃が、銘観音に直撃すると、その全身から火花が散り始める。

ヤン「バカな!この究極の銘観音が!?銘観音がー!?」

リュウレンジャー「これでトドメだ!」

ダイレンジャー全員「重甲気殿・大圧殺!」

リュウレンジャーの掛け声の直後、銘観音の真上に上昇していた重甲気殿が急降下してきて、銘観音の頭部を圧し潰したのであった。
連「それじゃあ、みなさんを希望の場所に戻すッス」

大翔「それぞれ、転送装置の前に来たら、戻りたい場所を教えてください」

ヤンが操る銘観音を撃破したスーパー戦隊のメンバー達は、ゴーオンジャーの連と大翔が操作するヤンの転送装置で、それぞれのいるべき場所へと帰ろうとしていた。

達也「じゃあ、ケンタさん、アキラさん、モモコさん。俺は俺のやるべきことをしようと思います」

ゴーオンジャーの元に駆けつけた炎神達が、ある尼からの届け物と渡してくれたクロノチェンジャーを触りながら、浅見達也は力強く宣言した。

ケンタ「ああ。そうしろ。タケルのことは俺達に任せろ!」

アキラ「ミオさん……イアル姫のことで、そんなにひねくれた性格になっちゃったんだったら、俺達、マスクマンの仲間が、タケルの目を覚まさせてやる!」

モモコ「だから、貴方は貴方の仲間のところに行きなさい。………大切な人もいるんでしょ?」

達也「はい!」

マスクマンのメンバーであるケンタ、アキラ、モモコの3人はそうやって、優しい言葉を達也に掛けるのであった。

亮「俺達は、お台場の戦いに参戦するぜ」

リン「敵味方の戦力が均衡していて、なかなか、決着がつかないでいるみたいだからね」

将司「俺達が加勢して、バシッと決着つけてやるぜ!」

亮を始めとするダイレンジャーの面々がそう話すのに、オーレンジャーの隊長、星野吾郎は頷いて応えた。

吾郎「わかりました!では、スーパーイーグルフォースには俺達がそのように報告します」

彼らがそう話す間にも、次々と戦隊のメンバー達が転送されていく。
ヤンによって、転送された者達が次々と帰還していく中、その場から静かに離れようとしている二人組がいた。

ジャン「理央!メレ!」

しかし、その二人、理央とメレにジャンが声をかける。だが、二人はジャンの方に振り向こうとはしなかった。

その間に、ラン、レツ、ゴウ、ケンの他のゲキレンジャーのメンバーも集まってくる。

理央「俺は、お前らと馴れ合うつもりはない」

メレ「あたしと理央様の愛の旅路を邪魔しないでよね、格下ーズ」

二人は一同にそう告げると、再び歩き始めた。

理央「っ!ぐっ!?」

メレ「うっ!あっ!」

だが、数歩進んだところで、膝を着いてしまう理央とメレ。そんな二人に駆け寄るゲキレンジャー達。

ラン「理央!メレ!」

ゴウ「どうした!?」

ランとゴウが声をかけている間に、レツとケンがあることに気付く。

レツ「これは!?兄さん!二人の身体が!」

ケン「こいつは、身体が干からびてるのか!?」

レツとケンの指摘に、ランとゴウとジャンが、二人の露出した素肌を確認すると、二人の素肌はまるで、干からびた岩肌のようになっていた。

ラン「とにかく、マスターシャーフーに相談しましょう」

理央「よ、よせ……」

ジャン「理央!約束破る気か!?俺のタイガー拳とお前のライオン拳で勝負するんだろ!?」

理央「………」

ジャン「だったら、元気になれ!元気になって、俺と勝負だ!」

マスターシャーフーの元に行くことに抵抗していた理央だったが、ジャンの言葉に静かに頷くと、ゲキレンジャーのメンバーと一緒に転送装置へと向かうのであった。

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