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東京大学柏葉会合唱団60期コミュの2010 SM

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SMトピです

アポリネールの詩による四つの無伴奏混声合唱曲「白鳥」

露営のともしび
贈物
白鳥
小鳥がうたう

についての意見交換・情報交換はこのトピでどうぞ^^

コメント(3)

みんなあまりにも反応がないので、りおさんからソプに回ってきたメーリスをコピペしてみる。

以下、りおさんからのメール。


++++++++++

露営のともしびが
幻のすがたを照らし
わが思いしずしずと
樹間にのぼる


苺のように傷ついた
悔恨をさげすむ心
思い出と秘密と
その燠(オキ)のみはなおも残る

++++++++++


燠(オキ)ってのはおきび(熾火)と同じ。または消し炭。

改めて楽譜と歌詞とを見比べてみて気づいたけど、この「思い出と秘密と」の秘密の後の[と]は音がつけられてないんだね。
歌詞を見ているとこの[と]は結構大事な気がするんだが。


で、その後この曲の一番の盛り上がりを迎えて、アルトが「そのおきのみは なおも残る」と歌うことで【露営のともしび】の歌詞は全て歌い終わるんだけど、その後も歌には続きがある。

一通り歌詞を歌い終えて最後に繰り返すってのはやっぱりそれが、大事だとか伝えたいことだからとかだと思うんだけど。。


Sop
「わが思いしずしずと樹間にのぼる」
Alt
「幻のすがた」
Ten
「その燠のみは残る 思いしずしずと」
Bas
「わが思い 幻のすがた」


四声がタイミングをずらしてそれぞれの言葉を歌っていて、決定的にコレ!というもの一つを提示していないのには何か訳があるのかしら?と思う。他の曲は大体同じ動きと歌詞で終わってるしね。

Sopの「わが思い〜」ってのはそれまでも何回も繰り返してるし分かるんだけど、AltとBasが【幻のすがた】という言葉を、ここで言っているのには何だかゾクッとしないかい?(笑)


正解、なんてものはないから、それぞれが考えてみてほしいな。ここをどう解釈するか。
りおさんからのメール第二弾ですよ^^


++++++++++

もしもそなたが望むなら
あげよう
朝を 僕の陽気な朝を
そしてそなたの好きな
僕の明るい頭髪を
青みある金いろの眼を

もしもそなたが望むなら
あげよう
日向で朝が目ざめるとき
聞こえるもの音のすべてを
そして近くの噴水の中を流れる
水のひびきを
やがて来るであろう夕を

僕の寂しい心の涙の夕を
そして小さな僕の手を
そしてそなたの心のそば近く
おいてもらいたい
この心を

++++++++++



この曲は「希望に満ちた、やさしく明るい恋の歌」と高嶋さんも仰っているように、

「もしもそなたが望むなら」
「あげよう 朝を」

というフレーズが印象的な、明るく輝かしいイメージの曲ですね。前の露営のともしびとは随分と雰囲気が違います。

しかし、「もしも〜なら」と言っているということは、それは現実ではなく妄想ということになるのではないでしょうか。そう考えるとただの明るい曲、ではないんだなと思えてきます。

それは後半のメロディー、歌詞にも表れていますね。

「僕の寂しい心の涙の夕」という歌詞。

「ながれる〜」から複雑に絡み合っていた動きが、ページの変わり目あたりからすっと溶けて一つの色に染まる。
調も転調して、それまでの希望に満ちたハーモニーから雰囲気は一変します。



僕の寂しい心の涙の夕を
そして小さな僕の手を
そしてそなたの心のそば近く
おいてもらいたい
この心を


この「おいてもらいたい」という言葉を、みなさんはどう解釈しますか?

僕のこの心を「そなた」の心のそばにおいてもらいたい。あの寂しい心の涙の夕を、僕の小さな手を。

そしてこれらの言葉につけられた、切なくも温かみのあるメロディー。

おいてもらいたい、がどこにどこまでかかるのか、どうかかるのかはパトリ内でも意見が別れる所なのですが…。

朝の輝くような情景が夕暮れへと変わる。
高嶋さんはアポリネールの詩を読んで、この曲に何を込めたのでしょうか。

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