武道教育コミュの「絆」第１号が発行されました

　「武道教育」のジュニア版・「絆」第１号が出来ました！　この「絆」は、日本の子供たちに立派な大人になってもらいたいという願いを込めて、発行を決めました。
　トップインタビューは、大相撲69代横綱・白鵬関です。白鵬関にお話をうかがったのは、記念すべき創刊号には、子供たちのお手本となる若きヒーローに登場してもらいたいと思ったからです。
　白鵬関は強いだけではなく、常に人を立て、礼儀正しく、素直な心をもった偉大な横綱です。白鵬関を強くしているのは、この素直で謙虚な心なのです。技術があるだけでは、立派な人とは言えません。白鵬関は、よく「日本人より日本人らしい」と言われますが、いまの日本人が忘れかけている「日本の心」を、このインタビューから感じ取ってもらえればと思います。
　意外にも、子供の頃は甘えん坊だった話、昔はお父さんの話を聞くのが好きではなかったという話、馬に乗って草原を駆け回った幼少時代など、自身の子供時代、そして、今の考えに至るまで、白鵬関の心の成長の過程を通して、子供たちが人生を考えるヒントとなるエピソード満載です。

　最終ページは、「士（さむらい）」のこころ」。１回目は「日本で黒船を造った男」天野清三郎の話です。
　天野は吉田松陰の松下村塾に入りますが、勉強が嫌いな困った子でした。しかし、松陰はそんな清三郎を否定せず、良いところを見いだし、清三郎を導きました。また、清三郎も松陰の教えを忘れず、松下村塾での勉強とは別の道を見つけ、日本のために尽くす人物となりました。
　何を大切にし、何のために生きていくのか。それを見つけられずにいる子供たちは多いことでしょう。この連載では、今後も、子供たちの生き方の参考となるような逸話を紹介していきます。

　「絆」は、靖国神社、乃木神社、明治神宮武道場「至誠館」などで、無料にて配布しています。子供だけでなく、大人が読んでも参考になる内容。ぜひ、親子で、ご家族で読んでいただければと思っています。