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三遊亭鳳志コミュの<キャサリン>の独り言

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鳳志くんの後援会の副会長で、ご近所応援団でもある<キャサリン>さんから、鳳志くんの近況を紹介するコーナーです。

コメント(85)

15日は2周年記念の信濃寄席。長仙寺さんでの高座は2回目。鳳楽師匠、鳳志、鳳笑の親子会。地元町会長さんのご好意もあって、70余名様の大盛況。前座、二つ目、真打と格の違いを見せつけられたが、それぞれ笑いと涙で感動。打ち上げも40名以上参加で裏方料理番は大忙し。師匠は何度となく「鳳志をよろしく」と。そして、「真面目に落語に取り組んでいる」、「今年中に文七元結、鼠穴をやれるようにしてやる」と大変嬉しいお言葉。サプライズは「李白」酒造社長のご参加。聞けば藤倉相談役の秘密裏の企画とか。改めて相談役を動かした鳳楽師匠の凄さ--芸風、人柄、弟子思いの優しさと厳しさ--と偉大さに敬服した次第。さあ、今年の暮れには大ネタが楽しめるぞ〜っと。
29日は、上野広小路亭で第23回鳳志の会。20数名のご来場。かっ好、宮田陽、昇さんがゲスト。今回は「道灌」、「狸賽」、「禁酒番屋」の3席をタップリ。幸せ太りなのか?どこかドッシリと落ち着いた高座姿。噺の方はどれも無難にまとめた感。まとめちゃった分、広がりと間にちと欠け、ゆったり気分で聞きたいところが消化不良。今ちょうど花見の候。桜も年輪を重ねる程見事に咲き誇る。確かに成長過程にあるのは間違いない。自分で何を肥やしにするかを選択できるのが、植物と動物の違い。良い肥やしを貪欲に求め、じっくり幹が太る様を楽しみましょう。
続き>
打ち上げはかっ好、陽、昇を含め16名、和民で。相談役、鈴木夫妻、蒲ちゃん等お馴染みに加え、女将さんと日本酒大学の同級生2人が花を添え11時まで。陽昇は東京都知事選に引っ掛け、23区と各市、諸島名を披露。時事ネタも新鮮で元気に熱演、鳳志より笑いをかなりとっていました。打ち上げでも、「よかったよ」の声も出ていました。
9日は両国寄席。「立川ぜん馬の二つ目チェック」で5人の二つ目が高座に。鳳志さんは「寝床」でトリを。トリとしてジックリ楽しめさせてくれてよかった。特に前半は丁寧な話の進め方から情景描写が鮮明で笑いが取れた。後半は番頭と旦那のやりとりに加え、口出しする奉公人との軽く惚けた会話のメリハリがさらに欲しい。でも完成度が高い所、風格が出て来たところは嬉しい。
15日は第14回高円寺信濃寄席。長仙寺さんの会場は、地元のお客様のご来場も定着してきた感あり。50名程の盛況。今回は2席。「牛ほめ」のまくらで当人の「睡眠時無呼吸症候群」でつかみに入ったところはなかなか新鮮味を感じたが、どうせなら後の「あくび指南」で使うべきだろう。落語のルーツ、一分線香即席話も今までにない工夫だが、テンポ良くやらないと入りにくくなる。「あくび」で都々逸を入れたが、昨年広小路亭で同じ場面でやって「もっと勉強しないと」、との声があったが、チャレンジ精神は買うが、「モノにするには時間がかかるのが世の常」としておこう。会場を信濃さんに移して、先ずは後援会発足1年目の総会開催。会計報告、規約、役員人事の議案が可決され、体制的に新たな発展が期待される。あわせて鳳志さん本人の精進を願うところだ。打ち上げでは、新たな定席候補が話題となり、暮れに下ろされるであろう「大ネタ」にも期待がかかって、遅くまでお賑やかに盛り上がったひとときでした。

(キャサリンへ) 「独り言」ありがとうございます。
うまくなったらなったよくがでるもので、今回はまくらがかえって邪魔な、本編のよさが損なわれたようにも感じました。もっと落語以外のこともインプットして自分なりに表現する訓練が必要ではないでしょうか。
来週は呑兵衛寄席伺います。
それでは。

22日は駒込呑兵衛寄席。20数名様のご来場。「やかん」はねた下ろし。それにしては、講談の一節を実に見事に、滑らかに演じて良かった。ただ前半は力が入り過ぎて聞き手も固くなり、ここは間と柔らかな語りで引き込んでもらいたいところだ。まあ、数をこなせば勢いとテンポで期待出来る得意な持ちねたになることだろう。楽しみだ。2席目は「寝床」。これも最近ねた下ろしをしたばかり。語りがやや早く、話の展開についてゆけないところもあり、全体をゆっくり、各場面を思い描けるよう、先を急がない間を期待したい。でも新ねたに取り組んで聞かせてくれる姿勢が嬉しい。「無呼吸症候群」と「メタボ」に気を付けチャレンジ精神を持ち続けて頑張れ〜。

9日はいちべえ寄席。40名以上で久し振りの大入りとか。休憩なしで2席を熱演。はなは時節柄「道灌」。まくらからさげまで、きっちりと話の流れが構成されていて心地よく聞けた。2席目はネタおろしの「死神」。高座の左右に日本酒「死神」の一升瓶が。いちべえさんならではの洒落た気配り?今までになく、「メイドカフェ」と叫んだり、「キューライス」を「コムスン」と置き換えたり、珍しく現代単語が挟まれ新鮮味が加わりよかった。また、死神の表情も枯れた雰囲気が出ていて素晴らしかった。見立てオチの形も静かに終わり、余韻が残って完成度高く印象的だった。このところ、新ネタを納得するまで自分のものにして演じてくれるので、精進の努力が実になっていくのが見て取れ嬉しい。いよいよ成熟期に入ったかな。来月になればセミも地上で羽化して活きよく鳴き出す。頑張れホーシ!
13日は上野広小路亭。30余名の入り。今回は食いつきでかっ好、貞寿、綾さんによる一番太鼓から追い出し太鼓、出囃子の実演披露の趣向、それに可女次さんの高座もあり、楽しめた。当人は2席を。「青菜」は軽快で幅が出てきてが、人物像にメリハリをつけ、間にゆとりがあると落ち着いて、明快に聞けるだろう。「死神」は初回の方が良かった。共演者が多くて集中力に欠けたか。カミがあったり、蝋燭の手拭いを探したりと---。まあ勉強会だからね。一期一会をお忘れなく。
23日は呑兵衛寄席。30名程の入り。呑兵衛常連のお客様から「笑点」柄の座布団の寄贈もあり、雰囲気良し。「あくび指南」はまくらで時事ネタを入れてつかめたのは進化が感じられた。毎度聞くが、登場の3人の人物像のメリハリと間が効いてくれば、もっと完成度が期待出来るところだろう。「りん(リッシンベンに文、口を重ねる:漢字ナシ)気のこま」は、演じるのは2度とのこと。それにしては軽妙で滑らかで、部分的に円楽師匠を感じさせ、全体にはよかった。これも、本妻と妾の色気の違いを使い分け出来れば良くなるだろう。打ち上げは恒例のなぞかけで、ここから藤倉相談役も加わり、盛り上がった。しばらく振りに聞く高座で、一回り大きくなった感だが、体型は「ふたまわり」もデカくなった。これでは健康的に心配してしまうのは大きなお世話だろうか。でも女性を演じる際の色っぽさはにじみ出てこないと思うヨ。
行ってきました菅平、「鳳志くんと行くお笑い腹筋強化合宿?」。9月15日(土)〜16日(日)、愉快な2日間でした。芸人さんは、鳳志、鏡味仙太、仙次、鶴田弥生各氏。参加者は、東京からバスで50名近くと、信州地元のお馴染みさん20数名、それに群馬嬬恋から日帰りの4名と大盛況。今年は去年の反省点を改善して、酒は豊富、カラオケ歌い放題と、バスの中から賑やかさ倍増。到着前に前後不覚者まで出現する楽しさ?鳳志さんからクイズ出題のご趣向もあり、あっという間に「四季の宿まさき」さんに到着。手際よく高座が作られ15時から開演。弥生さんの三味線は新鮮で爽やか。生で聞くのは初めての方が殆どで、感動を与えてくれた。仙太、仙次さんは相変わらずキレと勢いが良く、息もピッタリで元気をいただいた。鳳志さんは2席。「お血脈」は、昨年合宿帰りに寄った善光寺にちなんでネタ下ろし。最近は講談口調が滑らかで上手い。余裕が出てくれば閻魔大王が人選する場面、五右衛門が見得を
きる描写にアドリブとユ-モアが加わり、幅が出ることだろう。これからが期待できる一席だった。「親子酒」は磨きがかかってきた。お父っぁんが酒を欲しがる唇の動きは、円楽師匠を思い出させる。ここの所、体型はフタマワリ大きくなり健康的にチト心配だが、芸はそれ以上に大きくなった。今年中に人情噺の大ネタが聞けることを、楽しみにしていましょう。夜の親睦会は琴、オ-ボエ、ピアノの演奏を聞きながら深夜まで和やかな語らいが続いた。翌朝5時30分からのウォーキング教室には20名が参加。基本の「基」が伝授され、その後鳳志さん、仙太さんを含め3キロランニングやウォーキングで、高地の清い空気を胸一杯吸い込んで二日酔い解消。帰りはワイナリ-見学、釜飯で昼食等を楽しみ無事帰着。準備、運営に携わった皆様に感謝。打ち上げ?は鳳志さん、弥生さんと相談役、鈴木さんご夫妻、小西君、初参加の佐々木、吉原母娘のお二人で新宿から日暮里の「たんぴょう亭」までハシゴ。鳳志さんから、「現体重82キロを1
年後に75キロまで減量する!」との年間目標が掲げられた。芸は幾重にでも太く、身はもっと細くと、益々の飛躍が実現に向かってスタ-トしたのです。来年のゴ-ルが楽しみになった目標宣言であ〜りました。完走目指して頑張れ〜っ!!
9月25日は新橋のレッドペッパーで「鳳志・朝也二人会」。大分県出身の古典派ライバルの競演は、本席初試み。来場は朝也さんの若き女性ファン1名を加えて8名。鳳志さんは2席。「やかん」は講談口調も滑らかに、テンポ良く明るくまとめた。「味噌蔵」は、まくらからさげまでたっぷり。落ち着いて、じっくり聞けた。酔っ払いの仕草はだいぶ様になってきたが、旦那が帰って来てからの番頭達の慌て振りがイマイチ伝わって来ない。全体的には進化が顕著なところが嬉しい。打ち上げは欠席者なく12時近くまで。朝也さんの協会所属の恵まれた境遇--勉強会の仲間の多さ、常席優先利用、人脈豊富等々--を聞きながらも、しっかり地道に勉強を重ねる鳳志さんの芸への取り組み姿勢を楽しみに感じた一時ではありました。
10月5日は武蔵境駅前での「鳳楽武蔵野独演会」。8年前から年2回の開催、今回は第16回目。地元の方々の鳳楽師匠、古典話芸への思い入れが長期開催に繋がっている。鳳志さん、鳳笑さんとの親子会となった。師匠は「風呂敷」と「中村仲蔵」をたっぷり。打ち上げで、師匠曰わく「円生、文楽を意識して演じてしまう」との言葉が。でも鳳楽流芸風が確立され、前のめりになって引き込まれる深みと凄さに感動。次回来年4月の開催が待ち遠しい。鳳志さんは「お血脈」。菅平でネタ下ろしをしたばかりなのに、まくらから好調な出足。ところがこれからが本題、というところで下げもないまま「読み収め」。師匠が支度を整える前に引っ込んじゃった。持ち時間が20分とは言え、師匠が慌てて高座に上がって、「ありゃ手抜きだ」と。親子会だからまあイイッか。打ち上げで、この会を支えておられる皆様の話を聞きながら、鳳志後援会も楽しく愉快に、仲間の輪が広がることを念じつつ、親子3方とその他数名が賑やかに終電間際の中央線で帰途につきました。充実感を久し振りに味わった一時でした。

10日は両国寄席。神楽さんの真打昇進披露興行最終日。鳳志さんは一番手の高座。「お血脈」の序を。滑らかな喋りで、お目当てで満員のお客様を結構沸かせた。滑らかすぎて、喋りがチト早く、語尾がハッキリしない部分があるのが気にかかる。ツボを心得ている客には分かるが、理解させる話し方、これを工夫すればもっとウケるだろう。さげまでジックリとモノにすれば、鳳志落語としての確立がおおいに楽しみだ。神楽さんの噺しを聞いていて、10日間トリをとることは、気力、体力、モノにしているネタの数等が充実していなければならないことと、改めて思い知らされた。あと数年、努力と精進に頑張れ〜!!
15日は駒込、「呑兵衛寄席」。楽花生、可女次、貞寿各氏との賑やかな共演。鳳志さんは「金明竹」を。まくらは地方公演での「座布団」の話しが定着してきた。本題の喋りも淀みなく、安心して楽しめた。ここのところ、講談口調と早口がカマズに滑らか。キレが出てきて気持ち良く聞ける。結婚から1年の年月が、芸風に磨をかけ、さらに他にもプラスの「成果」をもたらしたご様子。今後の飛躍をおおいに期待しよう。
18日は上野広小路亭で、26回目の鳳志の会。ゲストはかっ好、真打ちなった神楽のお二人。20数名の入り。鳳志さんは3席。先ずは「手紙無筆」。風邪で2日寝込んだ直後の話しはやはり鼻声で声が高め。動作に動きがない分、もっとゆっくりくすぐってくれてもよかった。次に「時そば」。どうしても柳橋師のシブい芸が思い出されて、ダブらせてしまう(無理なことだが)。前半は特に客の所作をじっくり見せてもらいたかった。自分の会なのだから時間を気にせず、丁寧にやっても良いのだから。最後は「町内の若い衆」。全体に人物描写が平坦でメリハリに欠けた印象。いずれにしても無難に終わらせたが、体力不足か深みが伝わってこなかった。3席こなすのは気力も充実してないとネ。1日も早いご回復をお祈りいたす次第で〜す。
秋が深まりゆく15日は、第17回信濃寄席。長仙寺さんに40余名、相変わらず地元のファンも多数。コスプレマジシャンの西ゆかり、入門半年の前座楽大各氏との、変わった取り合わせがなかなか雰囲気としてメリハリがあって新鮮。鳳志さんは2席。「狸賽」は、まくらの時事ネタもうけて快調な滑り出し。子供の描写もかわいらしさが伝わって来るようになった。転がるサイコロを追う目線も良くなった。「悋気の独楽」は、本妻とおめかけさんの仕草の使い分けがイイ。饅頭を食べる場面では、「本当に美味しそう」との声もあがったが、拍手を取るには今しばらく先かな。今回は高座に上がる際のニコヤカサに余裕が見られ、安心感を抱いて楽しめた。来月の独演会にはいよいよ「鼠穴」をやるつもりの様だ。また、今回も初来場のお客様も数人と、口コミ、宣伝、お誘いの地道な活動の大切さも再認識して、益々応援の輪を広げてゆきたいものだ。
師走が近づいた27日はレッドペッパーで独演会。身内7名とそのお連れ様と8名の入り。どうまとめるか、ハナは空気作りに苦労しているようだった。こんな時にはタイムリ-な時事ネタでもあれば、スッと入れるのだが。コジャレでいじくってくれる「幅」が欲しい。まずは「子ほめ」で勢いをつけておいて、続けてシンミリ聞かせてくれた。3席目は「締込み」。ここに来て、太めの体型が「奥」の仕草に差し障っているよう。色気、なよやかさが形に出てくると嬉しいのだが。師匠から、本物の「鼠穴」のお稽古をつけてもらってのネタ出しが楽しみになってきた。あとひと月だ。頑張れ〜!
7日は、今年締めくくりの「第27回鳳志の会」。上野広小路亭に30名ほどの入り。この会場もこれで最後。来年2月からはお江戸日本橋亭にて続行。他協会所属のライバルとの共演が期待でき、楽しみ。今回は好二郎、かっ好各氏がゲスト。鳳志さんは3席。「牛ほめ」はヨタロウの味がだんだんイタについてきたようで、まずは会場の雰囲気作りに効果があった。仲入り前に大ネタをタップリ聞かせてくれた。たまたま翌日の8日午後、NHK3チャンネル「日本の話芸」で、圓蔵師匠が同じネタを演じていたが、比較の対象にならない程荒削りな内容だった。それだけ鳳志の話芸が成熟されつつある証しでもある、と言うことか。最後は「試し酒」。酔いが回る過程がじっくり伝わってくるようになった。5杯目を飲み干した場面では初めて拍手が。総体的に充実した会となって、益々これからの精進に期待が膨らんだ一夜だった。<PS>打ち上げは御徒町から西日暮里へ。出演者3名と午前2時まで盛り上がったのでありました!
新年6日は久我山会館で「鳳志さんを囲む会」。160名の大入り。平治師匠がゲストで「源平盛衰記」をタップリやって頂いた。鳳志さんは「長家の花見」と「悋気のこま」。年の初めにビックニュースが3つ。その1・1月4日に住処を千駄木から久我山5丁目に。これから「待ってました千駄木!」のかけ声が聞けなくなります。その2・転居に関連することでしょう。この春に二世が誕生予定とのこと。女将さんも、相変わらず元気でなにより。その3・これはビックリ。来年3月、真打ち昇進が決まったヨ〜!なんだか順調すぎるようではありませんか。これからも、ますます進化することを期待して、応援にも力が入りそう。頑張れ〜!!

15日は信濃寄席の初席。いつもの長仙寺さんで50名程の初笑い。可女次、こみちさんがゲスト。鳳志さんは「饅頭こわい」と、新年早々鳳楽師匠から営業許可が出た「鼠穴」。来年3月真打ち昇進が決まった以上、従前から公言の「芝浜」と「文七元結」だけは、今年中に自分のものにした噺として聞きたいものだ。そして、まくらの幅とネタの数がこれから1年でどれだけ広がるか、心配でもあり楽しみでもある。精進の成果と進化の程がますます期待されるこれからではある。父親としても、本格派の落語家としても、健康で飛躍の年になりますよ〜に!
21日は駒込で「呑兵衛寄席」。楽花生、可女次各二つ目との競演。30名程の入り。この日は出囃しのテ-プを誰もが持って来ず、なんとも間の抜けた上がり。何処でやってもしっかり準備して臨んでもらいたい。また、まくらも3人が偽装事件でかぶって、工夫が感じられなかった。鳳志さんは「味噌蔵」。間が早く、もっとゆったりと話を聞きたかった。いずれにしても、ハナから寄席の雰囲気作りが削がれ、気合いが伝わって来ない初席となってしまった。次回の3人の取り組み姿勢を期待しよう。
2月1日は第28回鳳志の会。ご来場者は、皆様お誘い合わせの上の60名からの盛況。今回から会場をお江戸日本橋亭に移し、派を超えて共演者も出演可能に。今日は同郷大分県出身の歌彦さんが、たっぷり熱演してくれた。鳳志さんは「お血脈」と「寝床」。何度となく聞いているが、それなりに進化は感じられるが、何か手の運び具合やゆとりと間、情景描写のメリハリに工夫が欲しい気がする。また、都々逸等の飛び道具を見せつけても欲しい。現在持ちネタは70程度とか。この1年で、少なくともあと30はモノにしてトリを取れるように期待したい。とりあえずのゴ-ルは見えている。体重は現在85キロと、健康の限界値を超えている。芸には限界が無い。両者反比例しながらの向上を祈るばかりだ!
春一番の後の28日は「粋の会」。「壱岐島料理を楽しむ会」の主宰者が、落語の「粋」と壱岐料理を一緒に楽しんでみようと初の試み。会場は末広町近くの「カフェ・トリオンプ」さんで15名の入り。開演前のオニギリとお茶の提供は美味で嬉しい。1時間の高座は、「子ほめ」、「締め込み」、「親子酒」を休みなく一気に演じた。太めの体型での正座は、時間的にかなりキツかったはずだが、しっかり我慢できた。話しのつなぎもスムースで、「料理の会」の常連さんは生の落語は初めてだったが、笑いも取れて「酔っぱらった仕草は上手い」の感想も。3月9日の「相模原選手権」本戦での演目を決めかねているようだが、あえて選ぶなら「親子酒」か。ただいつものことだが、語尾がハッキリしないところがあるのは気にかかる。一つひとつの言葉をハッキリと大切に喋り、「間」とのタイミングを作ると聞き易くなるだろう。話しの先を急がず、独自の味わいを見せて欲しい。打ち上げは「地産地食」、地元の肉、魚、野菜、焼酎等のオイシい食材を味わいながら、和やかなうちにお開きとなった。

3月9日は「第七回さがみはら若手落語家選手権」の本選会。場所は相模原市「杜のホ-ルはしもと」。535席は満席の入り。1回の予選会で6人の二つ目が演じ、観客が審査し1人を選出。4回の予選会でそれぞれ勝ち抜いた4人と敗者復活戦勝者1人を加え5人のエリート若手のバトル。円楽一門から鳳志、立川流から談修、協会から歌彦と一之輔、芸協から可龍と、まさに四派四つ巴のアツイ戦いとなった。開演前に抽選で出演順が決められ、鳳志さんは3番目の中入前。演目は「悋気の独楽」。女形の使い分け、丁稚の話しの進め様等がツボだが、席の大半を占める高齢者の観客兼審査員に、概ねウケはよかったか。さて、審査結果はとなると、優勝者は「八五郎出世」を演じた歌彦さん。鳳志さんは「協賛者特別賞」に輝いた。よかったヨカッタ。歌彦さんは今年9月に真打ち昇進を控え、高座での気合い、口調、仕草等一日の長あり。人情でホロリとさせ、都々逸で粋を表現等と芸の幅を感じさせられた。鳳志さんも1年後は真打ち。ゴ-ルは見えたがまだまだ先---と言っていると光陰矢の如し。この間いかに精進、進化するか楽しみだ。
15日は「信濃寄席親子会スペシャル」。すっかり地元に定着して60名の大入り。今回は足掛け4年の節目に鳳楽師匠は「寝床」をタップリ。ご自身でも言うとおり、円生師に近づきつつあるていねいな語りと、間の心地よさが古典にのめり込ませてくれ、いつものことだが心底楽しませてくれた。円生師の厳しいお稽古に耐え、悔しさをバネに大きくなってきた年輪の話芸だ。涼やかな目と粋な仕草は、本格派として右に出る落語家は今いない。打ち上げでも、落語界や芸の本音を気さくに話してくれ、人情味あふれる「噺家の魅力」を感じる。鳳志さんは「明烏」。花魁の艶っぽさが当人の若さ故、まだしっとりとこない。師匠は「後1年、みっちりやるから」、さらに「今鳳志が一番だろう」とも。来月には「文七元結」が聞けるだろう。残るは「芝浜」。いよいよ昇進に向けて気合いが入ってきたようだ。来年は師匠の時と同じ帝国ホテルで、600名の前でお披露目をと、師匠も力が入っている。周りが納得出来るゴ-ルインを期待しょう。鳳笑さんは「千早振る
」。まくらの「晴れ(腫れ)男」に「あれは良かった、だけど本題までまだワンクッション足りない」と師匠。これからの進化が楽しみだ。打ち上げも、師匠がいるだけでこうも盛り上がるのか、と言うほどの賑やかさ。信濃さんは料理と酒の大盤振る舞い---有難うございました。とにかく、帰りの雨なんぞ「関係ね〜!!」と、皆さん気持ち良くなっちゃったひとときでした。
東京の桜にも開花宣言の22日は「第一回谷中初音寄席」。谷中コミュニティセンターでの初の試みで30名の入り。開口一番は楽大さん。鳳志さんは仲入り前に「悋気の独楽」。先の相模原の「選手権」でかけた得意ネタ。まくらはいつもより長めで、高齢者が多い会場の雰囲気を和ませた。しかしこのまくら、いつもの話しのつなぎ合わせ。変動の激しいこの時勢、時事ネタから本題に入るといった勉強の程、新鮮さを見せて貰いたいものだ。本題登場の人物像はメリハリが良くなって、完成度は高いところまできたようだ。二席目は当人言うように「三遊亭は人情噺が売り」、で「ねずみ穴」。師匠からの厳しいお稽古の成果が実を結びつつある。夢の中での父娘のやりとりの場面はお客様を涙させた。聞く度に向上を感じるのは嬉しい。この勢いでねた数を増やしてくれることを願う次第。ただ、高座から下りる際の「足の痺れ」は見せてもらいたくない。健康法は「笑いながら走ること?」と言っているごとく、自から「走って」メタボ対策を実践したらいかがだろうか。菅平早朝トレーニングをお忘れか?今回吉原、日高ご両人の肝いりで実現のこの寄席、さらに鳳志さんの人情噺に磨きをかける場となるよう、皆さんでバックアップしようではありませんか。そして来年の春、見事に咲いた満開の桜を見ながら楽しい酒を飲ませて貰いましょう。
東京の桜が満開となった29日は「第17回鳳楽武蔵野独演会」。いつもの武蔵野スイングホールは200名程の満席。師匠は「宮戸川」と「らくだ」をたっぷり聞かせてくれた。まくらから本題に入るまで、しっかり引きつけるのも「芸術」なのだろう。とにかく、いつ聞いても本格古典の深みに触れることが出来るのが嬉しい。開口一番は鳳笑さん。鳳志さんは「宗論」。まくらの英語の教科書は他の演者もやるが、間と目線が良ければもっと笑いが取れるはず。本題も、旦那の重さと若旦那の軽さにメリハリがあれば爆笑ネタなのだが、こじんまりまとめてしまう感がある。そろそろ、お習字のお手本の上からなぞっている域を脱出し、「鳳志落語」を一つでも二つでも聞きたい時期になってきた。

2日はお江戸日本橋亭で「第29回鳳志の会」。60名程の入り。ゲストは、池袋演芸場夜の部主任に代演を立ててまでおいで下さった市馬師匠。なのに、めくりが用意されていないお粗末さ。気配りが足りない。先輩客は「とんでもない失礼なこと」と。同感だ。師匠のまくらも、いつもと違って軽妙さがなく、きれも感じられなかったのはそのせいか?開口一番は橘也さん。自身の芸名由来のまくらも、めくりがあれば納得も早いところだった。鳳志さんは「お見立て」と「締め込み」。いずれも何度となく聞いている演目。これからは、自分の会なのだから新ネタをかけて進化している様を見せてもらいたいものだ。なお、「真打ち昇進の際には、芸名を変えたい」と、今の思いを語った。その心は「真打ちになったんだと言う気持ちになれるから」とか。自覚と進化が同時進行して、大きく化けてくれれば願うところだ。
4月27日、鳳志家に元気な男児出生!おめでとうございま〜ス!!それに一安心の30日は「田端銀座寄席」。今回は京楽、鳳笑各氏との共演。ここは三遊亭一門の出演がこだわりの会。観客は11名様。鳳志さんは先ず「宗論」。親子の表情もメリハリが出て良くなった。仲入り後は只今仕上げ中の人情噺「BM」。未完成ながら、骨子の組み立ては順調に進行中といったところか。お客を泣かせず、自分が涙して話すという、積極的な取り組み姿勢に拍手。師匠直伝のこの噺の完成と、次に待つ「芝浜」への挑戦に期待が大きくふくらんできた。

薫風清々しい--はずの5月。今年の「五月」はハッキリしない日が多かった。月初めに、師匠直伝の「文七元結」に待望の営業許可が下りた。17日の「第20回高円寺信濃寄席」と、27日「新火曜寄席」にかけていた。17日は、40名程を前にマギー隆司、神田蘭各氏と共演。1席目は「手紙無筆」で安心感を持って楽しめた。27日は例によって朝也さんとの競演。13名の入り。1席目は「お見立て」。墓の改名をもっとゆっくり、はっきり喋ってくれると間が出来て場面が浮かぶのではなかろうか。さて、メインの1席。まだまだこれから話す機会を重ねて、完成度が高まること間違いなしと、胸がトキメク--が、「佐野槌」の「づち」の発音がはっきり聞き取れないのが気になるところだ。また、下げの部分で「元結」の話と繁盛した訳を聞かせた「信濃寄席」での結びの方が、これからの時代、説得力が増すのではなかろうか。さらに磨き上げられた「鳳志の文七元結」を聞ける日が来るのを、楽しみに待つとしよう。
6月に入り、関東地方も早々に梅雨入り宣言が。3日は日本橋亭で「第30回鳳志の会」。ゲストが紫文さんとあってか、ご来場者50名程の盛況。まずは雨にちなんで「道灌」。開口一番なので、もっとまくらでつかんで、会場の雰囲気を和ませて欲しいところだった。当人も緊張気味だったか、早口でゆとりがチト足りない感。ここで鳳笑さんが繋ぎ役を上手に勤め、引き続き「明烏」。時次郎のウブさ加減が上手く表現されて良かったが、源兵衛と多助の悪さ加減が両者一緒くたで、喋りや所作に色分けが出来ればさらにメリハリと勢いが出てくるのでは。仲入り後は「文七元結」。ここにきて、進化が見て取れるようになった。高座にかける度に完成度が向上するのは当然の事だが、今回は間が良かった分、全体に説得力が増した。登場人物の描写も演じ分けがはっきりして、感情が伝わってくるようになった。ただ、一生懸命やっているところを、聴き手に感じさせないようになるのはいつのことか。自分の噺となってゆく変化の過程が楽しみだ。さて、来る9月の恒例「菅平合宿」は、当人タッテの希望により実施の方向で計画中だが、「根多下ろし強化合宿」として、新根多をかける場として開催する趣向にしたいものだ。ゴ-ルまではまだ時間がありそうで無い。肉体的、精神的に充実の上、さらに加速度が加わるよう祈る今日この頃だ。
梅雨の中休みの16日は「第19回呑兵衛寄席」。30名の大入り。6月から二つ目昇進の神田蘭さんの「昇進披露口上」のご趣向もあり、楽生、可女次各氏と共演。鳳志さんは「お見立て」。メリハリ、テンポ、間、表情等全体的に充実していた。ただ、墓碑を読む場では、もっとハッキリ、ゆっくり間が欲しい。また、昨日からの「箱根巡業」の疲れからか、高座に上がる時のいつもの笑顔が足りなかった。この笑顔、「鳳志の微笑み」として、登場からまくらに入る前に、会場のヤワラカイ雰囲気作りに大きな「無言の武器」となっている。どんな時にも「微笑み」をもって、高座に上がってもらいたいものだ。さて、かつての相模原の「若手選手権」に続き、次なるチャンスが訪れた。是非とも万障繰り合わせて行こうではないか!☆「第3回東西若手落語家コンペティション2008」。主催・共同通信社。8月26日(火)開演19時。千代田区内幸町ホール。全席指定1000円。東西二ッ目クラス若手が毎回5名づつ出演。5回に渡り新メンバーで競い6回目に、各1位同士が競い、グランドチャンピオンが決まる。第3回出場者は、鳳志、桂三弥、三遊亭ぬう生、笑福亭喬若、林家たけ平。チケットは「チケットぴあ」オペレーター予約(10:00〜18:00)tel:0570-02-9988。期待出来るバトルだ。《審査員はあなたです!》
梅雨明け間近の15日は「第21回信濃寄席」。約50名の大入り。毎度のことながら、こちらは「笑いに来る」お客様が多く、出演者にとっては大変やりやすい雰囲気の中、のびのびと客席の反応を感じながら演じることが出来る場所だ。今回は開口一番が橘也さん。円福師匠が一席。鳳志さんは二席。「ちりとてちん」は表情豊かで、良いテンポでまとめた。完成度の向上が伝わる、余裕の出来ばえと言ったところか。トリで時節柄「お化け長屋」。ネタ下ろしから4席目とか。まだ噺始めて1ヵ月足らずのはず。それにしては勢いがあり、間も良く、人物描写にメリハリがきいて、早期完熟が期待出来そうだ。打ち上げでは、菅平合宿への参加勧奨、真打ち昇進時の動員要請へと話題が及び、近々に迫る行事への活動が本格的に論じなければならない時期が到来した。そんな中、のぼり旗のデザインが決定して披露され、色合いから若さと爽やかさがアピール出来、それに目立ちさ加減も素晴らしく、全員の賛同も得られ、課題の一つはクリアーされた。他方、現在の持ちネタは75。只今猛烈な意欲で新ネタ吸収に追い込み中だ。暑さに負けることなく、夏期集中高座に精進あれ!!!
ミンミンゼミの声が盛りの中、ツクツク「ホウシ」も鳴き出し、朝晩は秋の気配を感じる8月26日の出来事。「第3回東西若手落語家コンペティション2008」が共同通信社主催で、千代田区内幸町ホ-ルにて開催された。これは、東西二つ目クラスの若手が毎回5名づつ競演。5回に渡るバトルで、観客の投票により各回1位となった者同士が、6回目のグランドチャンピオン決定戦に挑む事が出来るという、北京オリンピックより熾烈な戦いの場なのだ。今回、西から桂三弥、笑福亭喬若、東から鳳志、ぬう生、たけ平各氏が出演。先ず、くじ引きで出演順を決め、黒板に演目を順に自ら書いて発表する関門がある。鳳志さんは中入り前の3番目。黒板に「みそ倉」と。司会のいっ平氏が、「それ字が違うんじゃないの」と突っ込むと、当人「いや、辞書で調べたら---」といとも平然といなして、関門クリヤ-。新作2席、古典3席。かの「みそ倉」は、25分の制限時間内でメリハリ良く、勢いもあり上手くまとめた。ただ、まくらの「お稽古風景」は、三遊亭を代表してだからだろうが、本題とはつながり難い。
> まくらの「ヒキダシ」も沢山持っていてもらいたいと願うばかりだ。さて、投票結果はというと、ダントツで鳳志さんが1位に!対戦相手も、それぞれがのびのびと演じていたが、古典の軸をしっかり踏まえて噺を進め、酔っ払いどころに光るものがあっての評価だったのだろう。主催者からトロフィ-と賞金を贈呈される光景を見て、「ああ、応援してきて良かった!」と誰しも思ったことだろう。だが、本番は来年の2月22日だ。「グラチャン」を勝ち取り、勲章を手に真打ちになってもらいたい。それまで精進を重ねて「鳳志落語」を確立して欲しい、そう期待しよう。当面の喜びにひたるべく、主役はつかの間の「酒の肴」となり、主が居なくてもおかげで美酒に酔いしれ、終電間際まで新橋でワイワイと、嬉しいひとときを過ごしました。めでたしめでたし。
「暑さ寒さもなんとやら」--急に秋が深まった様な冷たい雨の9月29日。駒込はホットに「第20回呑兵衛寄席」。従来からのメンバー、鳳志、楽生、可女次各氏のうち5年間皆勤賞は鳳志さんだけ。この寄席を支えてきた姿勢に拍手。各氏古典を若手らしく熱演。鳳志さんは「明烏」。他の2人、まくらは時事ねたでつかみを取っていたが、当人は相変わらずオ-ソドックスな入り。これが「鳳志流」なのか。来場者20名程は常連。まくらはいつも新しく仕入れたコジャレが聞ける楽しみ、という期待感を抱かせてくれる工夫とゆとりが欲しいところだ。演者が固定されてくると、客も比較、対照の目が厳しくなり、進化の度合いも聞いて分かるようになる。打ち上げでは本人を前にして「今日は良かったよ」、とは言いながらも、結構シビアな評価を下しているお客様が沢山おられるのも事実。真打ち昇進に向け、公演も忙しくなってきた。体調に気をつけ、これ精進に励み、より大きくなってゴ-ルされんことを祈るばかりだ。
東京にも秋が訪れた10月24日。深川江戸資料館で「鳳志祭」。100名以上の大入り盛況。先ずは二ツ目昇進なった、かっ好改メ好の助さん。次に「悋気の独楽」を。当人の体型に似合わず、女の所作が色っぽくなった。自分の噺としての完成度が高まった感あり、といったところか。次にスペシャルゲストはなんと、あした順子・ひろしの重鎮。練りに練った、定番のネタだがこれが芸の極致なのだろう。ご高齢ながら何時もより沢山やって、爆笑に引き込むサ-ビス精神に感謝。これからもお元気で、と声援をおくる次第だ。続いて「徂徠豆腐」。ネタ下ろし。荒削りながら軸がシッカリ通っている分、人情の機敏が伝わってきてモノになりそうな期待感がもてて、チャレンジ姿勢に拍手。仲入り後は「文七元結」。だんだん形が出来てきた。三遊亭一門の大きな後ろ幕の前の高座での様子が大きく見えた。今一欲しいのは間なのかゆとりなのか、あるいは所作なのか?さらに数をこなして「鳳志の人情噺」が聞ける日を楽しみにしよう。なにはとも
あれ、古典を追求している気迫、努力を感じさせてくれた、ズシリときた「祭り」ではあった。
東京にも「木枯らし1号」の11月1日は、「第2回谷中初音寄席」。受付であめ、チョコレート、谷中で穫れた銀杏などがお客様に配られる、地元密着形気配り、手作りの会。平治師匠との共演とあってか50名程の入り。先ずは「金明竹」。平治師匠は「鳳志さんは滑舌がいいから」とヨイショしてくれたが、言い立て部分にまだ語尾がハッキリしない所があり、気になる。次に平治師匠。鳳志さんとは遠い親戚、今日は湯島の床屋へ行って来た等、長いまくらでつかみをとるが、一体何を話すかと思いきや「火焔太鼓」。軽妙な運びで大爆笑を誘い、ご本人の人柄をも感じさせらた好感度抜群の高座。仲入りでは、平治師匠がお気に入りのファン「みよチャン」からの差し入れ「クレラップ」を、師匠とジャケン勝負の争奪戦。一息入れるのにはもってこいのひとときだった。とりは勝負ネタ「みそ倉」?。これは平治師匠からお稽古をつけてもらったそう。ドガチャカを計画、支度する場面と旦那お帰りの際のドタバタにギャップとメリハリがつけば、さらに完成度が高くなる
かも。打ち上げは、師匠の陽気で表情豊かなリップサ-ビスでおおいに盛り上がり、終電やタクシーに世話になりながら、充実感を胸に日暮里を後にした。
都内の街路樹も色づき始めた11月10日は、第21回呑兵衛寄席。入門2年目の初々しい宝井琴柑、楽生各氏との共演。20名程の入り。鳳志さんは2席。開口一番での「道灌」はいつも通り。テンポが早めで、聞く側は情景をイメージする間もなく、話が先へ展開してしまう。もっとゆったりと聞きたいところだ。仲入後はお客様の要望に応えて「芝浜」。師匠直伝、営業許可が出て2回目の高座---とは思えない出来映え。打ち上げで、「人物描写が上手い」、「思わずウルッとしてしまった」、「人情噺って凄い」等の評価が。これで「3つの大ネタ挑戦」の当初目標は見事達成と相成った。精進、努力の成果が見て取れて嬉しい限り。これからは「鳳志らしさ、鳳志ならでは」の粋な美しさが加わり、さらに深みを増して大きく進化して行くことを期待する次第だ。

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