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宮部みゆきコミュの宮部みゆき氏の洞察力

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初めまして。文庫ではほぼ全て読みました。
昨日模倣犯を読了。緻密な人間描写、一人一人の
キャラクターが立っていました。2時間の映画では
やはり語り尽くせませんね。映画では最後ずっこけました。

宮部みゆき氏の小説家としての魅力を語りませんか。

コメント(11)

はじめまして♪
宮部氏のすごいところは人間描写に
あると思います。登場人物一人一人に関して
決して手を抜かないというか..
模倣犯は4,5年前に上巻下巻共に
一気に読み上げました^o^

映画は正直がっかりでしたね★
やっぱり宮部ワールドは
二時間かそこらの映画に仕上げるのは
難しいのでは??
> マルコさん
ありがとうございます。
そうですね。悪も善も(安易な言い方ですけど)
しっかりと表現する。非常に辛辣で厳しいモチーフだけれど
優しさを感じるんですよねなぜか。
パーフェクトブルーでは不覚にも涙を流してしまいました。
読後感のえもいわれぬ気持ちよさって大事です。
宮部みゆき氏にはそれがある。やられたって感じ。
 はじめまして。私は最初に読んだ「魔術はささやく」のエンディングにやられて以来ほとんど読んでいます。やはり技量もさることながら人間についての見方が落ち着いているというか無理がないというか。宮部さん自身がお勤めされていた際に判例集を読み漁っていたという話がどこかのあとがきにあったような気がしますが、法律家が目指さなければならない「公平さ」の視点と、それを人間同士の係わり合いの中で違和感のないように物語にするセンスがあの独特の持ち味を創っているのではないでしょうか。
 ちなみに別のところでも言われていましたが、映画化された中で「理由」はわりと原作そのままで、大林宣彦のノリもうまく入ってて割と良かったような気がしますよ。
>和尚さん
ありがとうございます。
『魔術はささやく』もそうだったと思いますが、宮部さんの少年の描き方には非常に強い思い入れを感じます。 ともすればジュブナイルノベル?に陥りそうなところを、うまく社会背景を交えながら(ここが主題でしょうが)芯の太い作品に仕上げている。私も『理由』はテレビで見ましたが、大林さんもこれまた少女を描くのが得意な監督ですから、なにか一種の共感があったのかも。インタビュー形式の演出も非常に原作を大切にしている気がしました。
ちなみにNHKのプロフェッショナルで『弁護士・宇都宮健児』の回で、
やはり『火車』を書く際、取材されていたとのこと。すごいです。
はじめまして。
私も宮部さんの人物描写すごいと思います。
心理的に共感できる人物もさることながら、
理不尽な悪意を抱いたり、
一見理解不可能な思考を持つ人たちにも
実在する実感を伴って読むことができます。

直接物語と関係なさそうな登場人物やエピソードもいいですね。
例えば『模倣犯』では「建築家」。
おハガキバトルの「レイ子さん」と「高橋くん」のやりとりも
とても効果的だったと思います。
はじめまして!
私も、宮部作品の一番好きな点として、「優れた人物描写」を
挙げたいと思います。
彼女の描く人物は、単なる「小説の登場人物」ではなく、
皆「小説の中で生きている」という感じがします。
一人の人間の中には、沢山の思い出や経験などの「過去」が
詰まっています。そうした様々な「過去」がその人間の
人格や考え方の大半を形成していると思うんです。
宮部さんは、そうした「過去」を鮮やかに、ごく自然に描きだせる作家です。
また、具体的な「過去」は書いていなくても、人物の話し方や
仕草などの描写から、「きっとこの人物はこんな
子ども時代を過ごしたんだろう」とか、「きっと学生時代、
クラスではこんな立場だったのでは」と想像できるような、
本当に生き生きとした人物が作中に沢山出てきます。
人物一人一人が、呼吸をして、生きている。
こんな風に感じられる作家は、私にとっては宮部さんしかいません。

『誰か』の評価があまり良くないのを目にしますが…。
私は、どんな小さな事件でも、多くの人が悩み、傷つき、
信じたり裏切られたり、様々な感情がひしめいているのだというのを
教えられて、とても心に残った作品でした。
これもやはり、魅力的な人物描写をする宮部さんの
手腕によるものなのでしょう。
>ぱんがさん
私も『誰か』良いと思いましたよ!
テーマが大きな社会問題であろうとなかろうと
現実に物事を受け止め、感じるのは一人一人の人間なんですもの。
『模倣犯』の最後の有馬老人のセリフに象徴されるように
宮部さんはそのことをいつも思っているのでしょうね…。
バラバラな人物描写が、ある時、一点に結びつく。憎らしいほどの
展開。さまざまな登場人物は『必然』なんですね。
(まあ、不要な人間は出さないでしょうけど・・)
あの収束感が非常に気持ちよい。ある意味、「犯人が誰か」
はあまり重要な要素ではないのかも知れませんね。
宮部さんの、作品に取り組む際に作られたであろう、
物語の相関図を一度見てみたいものです。

>まきろん  ぱんがさん
『誰か』、まだ手にしていないので早速読んでみます。
おそらくは期待を裏切らないであろう信頼感はあります。
宮部さんにはそういう強さがありますよ、やっぱり。
はじめまして^^

確かに期待は裏切らないだろうなって、信頼して読めますよね。
普通だったら、ひとつやふたつはいまいちと思う作品もあるでしょうけど、宮部さんのは好みはわかれても、ものすごくがっかりすることはないんじゃないかな。

私は、宮部さんの作風は、日常に当たり前にあるものを表現していると感じてます。
あー、こんなことってあるよねって頷けて。
登場人物もそれに然りで、こういう人っているよねって思えるところが私は好きです。
地味な人にもこんな考え方や捉え方があるんだって、詳細に綴ってあったりするのが好きだなぁ。
まきろんさん、ぱんがさんのご意見にそうそうって思いました。

小説家としての魅力…どこにでもいそうな普通な人が、宮部さんの手にかかるとその人個人の魅力に気付かさせてくれるところでしょうか^^
はじめまして。

>ぱんがさん 、まきろんさん
私も『誰か』は傑作だと思っています。
あれあんまり評判は良くないけど、小さな事件でもそれに関わる一人一人の人々には大きなものを残すっていう感じがあってすごく印象に残っています。
そして、そう感じたのはやっぱり一人一人の人物の人間描写をしっかり書ける宮部さんだったからだと思いますし。

そういう意味で『誰か』は宮部さんの真骨頂だったと思います。と、言うと少し言い過ぎかもしれませんが。
そうそう心理描写がスゴイですよね!
加害者・被害者・傍観者の心模様を全て浮き彫りにする
鋭いまなざし。なのに愛があるんですよねー。
あと、物事の切り取り方にもいつもガツンとやられます。
その表現は見たこともない方角からやってきて、初めて見る方角へ
去っていくかんじ。

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