ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

総合診療医ドクターGコミュのドクターGの新シリーズが始まったようです

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
今朝、新聞のテレビ番組表を見ていたところ、NHKのBSプレミアムで夜の6時15分から『ドクターG傑作選』という番組が組まれていることを知りました。私は「傑作選」というから、これまでの放送分の中から番組として中身が濃かったものをセレクトして再放送するのかなと思っていました。ところが、番組の放送を見てみると、新シリーズですね。

これまでのシリーズと明らかに違うところは、ドクターGの質問に解答を試みる研修生は3人から4人に増えています。男性の研修医が2人、女性の研修医が2人でした。解答の精度は、女性の研修医のほうが高かったような気がします。どちらかというと、女性の研修医のほうが優秀なのかもしれません。というのは、女性のほうが医大の入試を突破するハードルは高いというのは実際にあることらしいのです。このため、研修医のレベルになっても、男性の研修医よりも女性の研修医のほうが、やや優秀かもしれません。

さて、今回のドクターGですが、以前に2回ほど出演したことのある人のような気がしました。そのうち、最近のほうでは、たしか「重症筋無力症」がテーマでした。そのときは、3人の研修医が全員、最初の解答時に「重症筋無力症」を自分の診断として示し、2回目の診察の再現ドラマを見た後も全員が「重症筋無力症」と解答し、ドクターGの最終解答も「重症筋無力症」でした。

今回の問題、「患者さんの腰が抜けた」という設定では、私は上述した昔の番組を思い出したため、すぐに「重症筋無力症」かなと思いました。ところがカンファレンスの中に「今回のケースで重症筋無力症という診断はなぜ除外されるのか」というディスカッションが表れました。そのディスカッションによれば、「重症筋無力症」なら、下半身だけに症状が現れるのはおかしい、最初にまぶたやほほなどにも脱力症状が現れるはずだ、というのです。ところが、問診等の再現ドラマの中には、患者さんが娘さんとカラオケバーみたいなところに行って好きな歌を熱唱しているシーンが出てくるのです。このため、「重症筋無力症」は除外されるというのです。

今回のドクターGの人は、「どういう症状が表れているかだけでなく、どういう症状が表れていないかにも注目して、除外できるものをどんどん除外していきなさい」と指導していました。診断の最終候補は、「周期性四肢麻痺」と「横紋筋融解症」に絞られました。「周期性四肢麻痺」を確定診断するためには血液検査をします。カリウムの値が異常に少なければ、これで確定します。一方、「横紋筋融解症」を確定診断するためには、尿検査をします。尿に血液が混じっていればこれで確定します。ところが、今回のドクターGは、「娘さんのおかげで(後者に)確定した」というのです。いったいどういうことなのでしょうか。

2回目の再現ドラマの後に研修医が最終解答をしたときに、ドクターGの「判定」として、娘さんがお父さん(患者さん)の尿の色を見たことが明かされます。その尿には血が混じっていて、赤くなっていました。そのことを、娘さんは問診時にドクターGに話したのです。ただしこのことは、2回目の再現ドラマが提供される時点では伏せられています。この伏せられていた問診が明かされて、4人の研修医が唱和して「横紋筋融解症」と診断が確定しました。

コメント(4)

観てました!
毎週されるのか、楽しみです
一応今週分も来週分も、HPやEPGに、2011年放送とありますねぇ。
研修医が4人いたとか、忘れましたが。
このシリーズが新シリーズではなく、再放送であることはたぶん間違いなさそうです。問題に解答する研修医は、昨日放送分でも4人でしたが、出題するドクターGは、わりとよく出てくる見慣れた先生でしたが、若かったですね。

さて、昨日放送のテーマは私にはかなり難しかったです。聞いたことのない病名ばかり出て来ました。私が男性であることも関係しているかもしれません。テーマの患者さんは女性だし、女性特有の病気ですから。

印象に残った部分だけを取り上げてみます。最終診断に残った病名の候補は2つに絞られました。一つはフィッツ・ヒュー・カーティス症候群、もう一つは月経随伴性気胸です。どちらも症状が非常に似ているのですが、正解はフィッツ・ヒュー・カーティス症候群なのです。しかしこれが確定するためには、月経随伴性気胸が否定されなければならない。ドクターGによると、その否定される根拠が症状の再現ドラマの中にあるというのです。それは非常に気づきにくいところでした。

患者はピルを服用していたのですが、ピルの服用は、3週間は所定の薬、1週間は偽薬を飲み、4週間単位のサイクルでこれを繰り返します。再現ビデオの中に患者が薬を服用するシーンがあり、薬の錠剤をまとめたタブレットの2週間目の真ん中あたりから錠剤を取り出して服用していました。つまり、患者さんは、ピルの(偽薬ではなしに)所定の錠剤を服用中のサイクルにあり、月経は起こっていなかったと考えられる。だから、月経随伴性気胸は否定されるというわけです。

最後にフィッツ・ヒュー・カーティス症候群の病名を研修医の皆さんが唱和し、最終診断となりました。ドクターGの最後のコメントは、患者に問診するときは、先入観を排することが重要だとのことです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

総合診療医ドクターG 更新情報

総合診療医ドクターGのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。