JCPと国民統一戦線の建設コミュの【「ＪＮＮ報道特集」視聴日記～2017/04/29～】

【「ＪＮＮ報道特集」視聴日記～2017/04/29～】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　櫻井智志

１：
行楽シーズンが始まり、高速は渋滞の連続。そして事故の連続。日本の国土に高速道路が走る。自然に反する都市型生活様式の破綻が感じられる。新幹線や高速道で、過疎地には利便性もあるが、それ以上に地域空間の設計そのものになにか哲学のようなうらづけが必要と考える。

２：
憲法改定を目論む安倍首相。「憲法の普遍的価値」というが、氏ご自身は普遍的価値を紊乱し、修正する集団のトップに位置する。「憲法の普遍的価値」って何だろうか？その一つに私は「戦争放棄」の理念を考える。米軍事潜水艦と並ぶ二艇の海上自衛隊。その光景にぞっとした。

３：
「希望者の高等教育の無償化」。現在、大学生になってブラックバイトで奨学金の高利子で退学せざるを得なくなる大量の若者。奨学金も学費補助も大学への援助もすべて切り捨てている。そんな政権が、憲法改悪の材料に使う。姑息な手段だ。教育に国家主義軍国主義を強めるな。

４：
哲学者林竹二宮城教育大学長は、全国を授業行脚して本を遺している。沖縄の小学生や定時制工業高校の若者たちの目の輝き。東京名門校の児童の浅薄な理解反応。ものごとを深く問い続ける学力を枯渇させる教育行政に『教育亡国』も書いた。教育から根本的理念が欠落している。

５：
空爆された地上の子どもたちは親を失い身体を損傷し、地域も失う。当たり前のように爆撃機や核兵器を武器として扱う人類。「核時代」と紀元を使う歴史学者や哲学者もいる。オバマからトランプに変わり建前の理想は消え醜悪な本音のオンパレード。平和な世界も、風前の灯だ。

６：
日本政府は、沖縄県を米軍の基地として差し出すために、多額の札束をばらまき沖縄を米軍基地の島にかえてきた。日々の暮らしに直結することを狡猾に悪用し、沖縄県民を羊としてさしだした。そのことが、どれほど日本全体の道徳と尊厳を貶めているか。少しも理解していない。

７：
中国艦隊、米大陸弾道弾試験発射、北朝鮮社会情勢、韓国国内状況、日本のナショナリズム。太平洋沿岸の東アジアの圧倒されるような軍事情勢は、マスコミによっていっそう沖縄県民を不安と危機感に陥れる。沖縄の戦時敗戦時の悲劇を本土国民は二度と繰り返させてはならない。