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JCPと国民統一戦線の建設コミュの沖縄差別の根源にある日本国民ヤマトンチューの植民地宗主国意識

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沖縄差別の根源にある日本国民ヤマトンチューの植民地宗主国意識
                    櫻井 智志


 ことばは意識を自然の内にも表す。しかし、私は「土人」「シナ人」ということばと差別という次元と別のことを考えている。それは、翁長雄志沖縄県知事を取材したルポルタージュを読んでいて、はっと衝撃をうけた事実とそれによって触発された思考である。以下に記す。




 沖縄県民は植民地として扱われてきている。植民地には宗主国が必ずいる。それはアメリカ、だけではない。日本も宗主国だ。宗主国の国民は、アメリカ国民と、そして日本国民だ。

 どんなに善意で対応しているつもりでも、植民地宗主国民である日本国民は同じ日本国民であるにもかかわらず、ヤマトンチューとして、沖縄県民をウチナンチューとして、結果として傷つけている。同じ機動隊でも、沖縄県警とそれ以外の本土県警の機動隊とでは根本的に異なる。

 沖縄県民に対する植民地意識は、私たち本土にいる国民も、自らの置かれた宗主国国民の自己認識がなければ、廃絶は用意ではない。

 アメリカ軍基地とアメリカ軍を日本から本国に帰還してもらったら、植民地主義意識はなくなるか?
日本国民が、沖縄県民の人権と民主主義的な要求をともに共有しなければ、ヤマトンチューの沖縄県民への「植民地主義としての差別」的行動、的意識の両者は消えない。


 アイヌ民族はどうか。原発事故の福島県民はどうか。障がい者施設の虐殺、高齢者施設の連続投げ捨て殺人、病院での点滴容器への毒物連続混入。

 一見全部別々の領域、次元にあることなのに、それらの共通項がひとつある。
優れた者は優遇し、劣った者は冷遇する。弱肉強食の凄まじい剥き出しの生存競争心理。これは・・・戦争心理そのものである。
 国民のなかを戦争心理が蔓延し、経済不況で難関大学に行っても奨学金返済のためのバイトと授業を受けられない、バイトしなければ、奨学金利息を払えない・・・ついに退学せざるを得ず、残ったものは大学中退と莫大な奨学金借金。
 このルポルタージュを見て、まさに経済的徴兵制度システム直前と思った。


 障がい者のやさしいまなざしを灰谷健次郎はうさぎに託した。小説『太陽の子』は、解決がつかないままに苦しんだ沖縄の歴史と現実を小説に託した。ひととひとが、「友愛」「やさしさ」「共生」の満ちあふれた社会にならないかぎり、戦争心理や植民地宗主国意識は、消えていかない。そして・・・どんなに進歩的な政治意識をもっていても、資本主義社会で、好戦国家の社会心理のゆがみはなんらかのかたちで簡単には絶滅しえない。

そう私は考える。

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