JCPと国民統一戦線の建設コミュの細川候補と社民・民主・生活の動きに惑わされるな

今晩のＮＨＫテレビ夜7時のニュースで、社民党吉田代表が、細川候補に一本化すべき、という驚くべき発言をインタビューに応えて行った。
社民党は、日本共産党とともに宇都宮健児候補を推薦表明している。そのルールを無視した公的発言は驚くべきことだ。

さらに驚くべきことは、インターネットの私の知人が、民主党のある代議士が少なくとも昨日以前に、宇都宮陣営の要人が「宇都宮健児氏がおりて、細川護煕氏に一本化するように動く」と発言している事実である。
生活の党は、小沢一郎氏が細川・小泉コンビの折衝役を果たしたことから、細川氏を支持に回るだろう。
そんなことが共産・社民以外の民主党のまだ当選一期の下っ端議員にさえ知られていたということは、かなり綿密な反宇都宮戦略が描かれていたことを連想させる。

告示日までハプニングはあり得る。東国原・橋下コンビも全く見送るとは言えない。報道では、細川出馬で、東国原・橋下コンビの動きは見送られたという。

私は宇都宮・細川両候補者の反原発政策協議の実現を述べている宇都宮さんと「希望のまち東京をつくる会」の主張に賛成である。

今後波乱が予想されるが、ハプニングで都知事当選をかすめ取ったとしても、名護市長選や沖縄県知事選、京都府知事選、統一地方選挙など続々と実施される選挙の年だ。宇都宮陣営のように、反原発と生存権、憲法と住民の安全な暮らしを掲げる候補者は他にはいない。
短期的には、万一細川護煕氏が都知事になったとしても、それで最も困るのは、自公候補の都知事をうしなった場合の安倍政権だろう。
細川氏が当選後に、安倍政権にすり寄ったら、だまされた都民は自らが災いをひきうけることにもなろう。

五日後の名護市長選とともに、護憲反原発民主勢力はこの試練に敢然と正面から対峙すべきだ。局面は必ず見えてくる時がある。その瞬間を獲得すればよい。東京都知事選は、全国の自治体選挙と連なっている。全国にたくさんの「細川サプライズ・。二世」がいるわけではない。