ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

正しい戦争は無いコミュの産経新聞の論調を追って

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
皆さん、こんにちは。

「戦争反対」コミュで、foresight1974さんが「産経」の「産経抄」のイラク戦争に関する論調の変化を丹念に追及してくれました。

==========
2003.3.21 産経抄
 ▼戦いは「イラクの自由作戦」と名づけられ、ブッシュ米大統領は「戦争」という言い方を慎重に避けて「武装解除」という表現を使った。しかし大量破壊兵器の廃棄をめざす戦争であることに変わりはない。その実体から目をそらさず、真正面から見すえなければならないだろう

2003.7.24 産経抄
 ▼権力と暴虐をほしいままにする独裁者が、自分の息子を世継ぎにした悪政は北東アジアにも例がある。イラクの人びとにとって独裁政権の崩壊は歓迎することだったのかどうか。それがこの戦争の大義と是非を問うカギの一つと見てよい

2004.1.29 産経抄
▼ 国会は相も変わらぬ不毛の論議をやっている。その一つが、野党側の「イラク戦争に大義はあったのか」という愚論である。大量破壊兵器が見つからない問題のむし返しだが、一体、戦争や革命に大義や正義というレッテルを張る必要があるのだろうか。

2004.9.18 産経抄
▼またぞろ「戦争の大義はどこに?」と“鬼の首”でもとったように言い立てている新聞がある。パウエル米国務長官が上院公聴会で「イラクで大量破壊兵器の備蓄が見つからず、今後も発見の見通しは少ない」と述べたことに、小躍りしているらしい。
▼小欄はこれまで再三、戦争に大義や正義を主張することのおかしさや、うさん臭さを書いてきた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 「イラク」と「北朝鮮」を置き換えても、同じ記事が書けそうですね。笑

 イラク戦争については、mixiの自称「戦争反対」コミュニティでも、「オレ様流戦略論が流行っているようです。
 ただし、ネットから外への持ち出しは厳禁らしいですがね。苦笑

 まあ、言う分にはタダですから。
 産経新聞も、スヌーピーのキャンペーンのときだけ付き合いで購読すればいいわけだし。笑

 mixiのお子様ウヨクにはもちろん、大義などいりませんし。

 自分が死ぬわけじゃないし。自衛隊員は「英霊」になってくれるし、空調完備の4畳半で死ぬまでネット限定「えばたけんすけ」やってりゃ幸せなんですから。
 いろいろあるんですね。幸せのカタチって。苦笑
==========

これを巡って、テツさんと真面目な議論をしたいと思いますので、Quesoさんのご許可の下、ここに専用のコーナーを設置させていただきます。

まずは、これまでのコメントを紹介いたします。

==========
84: pierre
foresight1974さん

貴重な問題提起、ありがとうございました。
これだけコメントがついても、まともなメンバーは人類皆兄弟さんとりんりんさんくらいしかいらっしゃらないことがよくわかりました。

ブッシュの演説内容を新聞で読みました。
この男、また戦争を始めるね、きっと。
「フセイン政権とアルカイダ(つまりテロリスト)の間に関係はなく、1996年以降はイラクに大量破壊兵器の計画は存在しなかった」という報告書を完全に(意図的に)度外視していますね。

「(フセイン政権の崩壊で)世界は安全になった」と言っているが、何を根拠にそんなことを言うのだろう。
そんなに「平和」なら、先月旅行したフランスの町々で見たあの夥しい兵士と武装警官のプレザンスはどう説明するのだろう。RER爆破のときや、私が留学していた16年前より確実にピリピリしている。「脅威」を感じるから警戒を厳しくするのであって、警戒が厳しければそれだけの「脅威」を感じているということだろう。はたして、そのような状況を「安全」と言い切れるのだろうか?

米国を代表する作家、ノーマン・メイラーのインタビュー(「朝日」9日付朝刊)に感銘を受けた。「弱い者いじめ 醜い米国」

「本来の保守主義とは中庸を尊び、謙虚で思慮深いものだ。だが国旗保守主義者(フラッグコン)は、米国が世界を一番うまく切り回せる、と大言壮語している。チェイニーは『もし石油の支配を失えば、米国経済の優位は維持できなくなる』と計算した。ブッシュは歴代の大統領で最も無知かもしれない。だが『十字軍による聖戦』という意味はわかる。単純に信じ込むタイプなので、『テロ』との戦いを、お経のように繰り返すには適任だ」

「米国はもともとはキリスト教の国だから、清貧であるべきだと教えられている。だが日々の生活では豊かさを追求して消費にふけっている。『日曜は教会に行き、残りの日は金稼ぎ』だ。そのことに罪悪感を抱いていて、心が二つに引き裂かれている。引き裂かれているから、対外介入と孤立主義の間でふれて『聖戦』が必要になる」

(対イラクは「聖戦」だが、ボスニアは「聖戦」にならない。だから介入しない)

「ブッシュが理解できなかったのは、即席の投票だけでは民主主義は成立しないということだ。ある日突然独裁者がいなくなれば殺し合いが起きてしまう。フセイン政権が殺害した人よりも、ずっと多数のイラク人がこの戦争で犠牲になっている」

同日付の「毎日」の斎藤貴男の論考もよかった。

「本家本元の米国に倣った監視社会化が一気に進んだ。人を見張る側と見張られる側とに分断していくだけ。テロという名の報復を招くに決まっている侵略戦争を、今後の日本は他ならぬ米国の一の子分として展開していく可能性が大きいから。自衛隊を米軍の一部とする米軍再編を大前提とする改憲潮流。不足しがちな兵士の調達は徴兵制の導入か、米国並みの格差社会が築かれて、貧しい家に生まれたら戦場で手柄を立てないと浮上できない構造が用意されるのが先か」

「にもかかわらず、いや、だからこそ、もはや実態の伴わない伝統や歴史、歪んだナショナリズムが強調される図は滑稽だ。紀子妃の出産で演出される奉祝ムードの中で誕生するらしい自民党新総裁のイメージそのままの日本は見苦しすぎる」

「真相解明や、この間の同時代史に対する審判はこれからだ。心しておくべき要件がひとつ。冷笑主義(シニシズム)だけは避けよう。ファシズムの受容とそれとはほぼ同義であるゆえに」

そう。
「審判」はこれからです。

その意味で、

>「イラク戦争に大義がなかった」と産経新聞が3年前に書いていた。だから何?何をしたいんだよこのトピは。笑笑笑って。

この考えは最低である。
常に検証も自省もなく一貫して日米同盟を礼賛してきた「産経」が、次々に明るみにだされる不利な事実を前に、どのように主張を変え、粉飾し、最後には居直ったかを検証するのは、「審判」の第一歩ではないのか。

歴史は、常に現在を生きる私たちの問題意識、つまり「現在の目」から出発し、研究され、検証され、そして審判を受ける。私たちも、常に次代から見つめられている。その芯が歴史研究であり、歴史教育である。

そうした真摯な「歴史を見る目」なしに歴史、特に戦争の歴史を語るのは、己自信に対する知的冒涜ともいえるだろう。「今」でなければわからない史実、「今」だからこそ検証すべき事実は、それこそ星の数ほどある。

(ただし、上記引用が他のコメントに比べてトピ主の問題提起からは乖離していないとこは評価すべきだろう)

では、どうやって歴史を知り、継承するか。
言うまでもない。それはメディアであり、教育を通じてである。

その意味で、

>新聞なんて、1日過ぎれば硬くてケツ拭く紙にも使えねー資源ゴミ。なのに、トピ立てた全裸ガイは3年半も前のケツ紙に喜んで、ベロベロ舐めながら有難がってるわけで。

この考えは最低である。
たしかに「新聞【紙】」そのものは「1日過ぎれば資源ゴミ」かもしれない。しかし、それを介して伝えられる情報は、まさに「歴史の記録」である。「歴史」が1日で「資源ゴミ」になると考えられるのであれば、たしかに人類の過ちを直視して胸を痛め、何らかの教訓を得、そして自分の頭で自分自身も属する人類という複雑な存在の未来を見つめるという、厄介だが最も崇高な知的営為とは永遠に無縁でいられるのだろう。

(3年半前の「大メディア」の論理破綻を検証できなくて、どうして60年前の戦争や東西冷戦、グローバル化を含めたその後の歴史を語れるのか、きわめて不可解である)

こういう人々が「戦争反対」を旗印にするコミュ空間に棲息しているという摩訶不思議な現象を、改めてあぶりだしてくれたトピ主さんに、心から謝意と賛辞を贈りたい。
==========

==========
88: デソ
piereさん>
人それぞれの考え、見識があって良いではないですか。
発言は玉石混合かも知れないが、その中からご自身で玉を探しその議論を発展させればよい。
他者を貶め正当性を保とうとするような態度には疑問を感じます。

フランスに16年前留学されたとのこと、私は20年前に留学しました。
そこでモンパルナスのtatiでのアルジェリア解放戦線の爆弾テロを実際目のあたりにし、戦争と同じぐらいテロも許せない物だと胸に刻みました。
そのテロとの闘いを標榜に始めた戦争。
しかし今回のイラク戦争にいたる経過はイラクサイドに隙があったとはいえ、あまりにも強引、傲慢であったと私も思います。

日本は日米同盟の元、どうすれば良かったか?
その話になると第9条・東アジア外交などの見直し、日米同盟の見直しなどを根本からしなくてはならないと思います。
また日本だけではなくアメリカ主導型平和が崩れた今、世界各国の指導者が各国の国益を見据え舵を切る時代に入ったのではないか?と思います。

ポスト冷戦時代に備える時期が来たのではないでしょうか?
==========

==========
103: pierre
テツさん

こんにちは。

>人それぞれの考え、見識があって良いではないですか。

一般論としてはおっしゃる通りなのですが、「見識」と「虚偽」、または「誤解」は違います。
「日本はアジアを侵略していない」という【虚偽】は困るんですよ。
それはイデオロギー的に「気に入らない」というレベルの問題ではなく、まさに「歴史を無視する」という意味で、私と私の大切な人々の生存に関わる喫緊の問題なのです。

>発言は玉石混合かも知れないが、その中からご自身で玉を探しその議論を発展させればよい。

ですから、「玉」と「石」をより分けたところ、実際「石」のほうが圧倒的に多かった、という結果を報告したまでです。「玉」、つまり「まとも」が見当たらない以上、議論の発展のしようがないじゃないですか。
(ちなみに、pierreというHNにはそのような意味は込めていません、笑)

しかも、そこに頭にきたのか、

>「まとも」なメンバーと「まともでない」メンバーを色分けするのが、「まともな」行動なんでしょうかねぇ

などという、論点に全く絡まないところでレスをつけてくる。こういう人々とはそもそも「議論」そのものが成り立たないことは、貴方だって理解できるでしょう。

さらに、

>↑3行でお願いします。

というレスを見ては、ただただ脱力あるのみです。
「議論」は主張の応酬・一致点の探り合いです。それには「一定量」の文章が必要です。おそらく、「一定量」の文章を日常的に読む訓練がなされていない不幸なお立場にいらっしゃる方なのでしょうけど、これもまたレベル的に「議論」は成り立たないのです。テツさんならご理解いただけると思います。

>他者を貶め正当性を保とうとするような態度には疑問を感じます。

「批判」と「誹謗」は違います。

>「イラク戦争に大義がなかった」と産経新聞が3年前に書いていた。だから何?何をしたいんだよこのトピは。笑笑笑って。

とか、

>新聞なんて、1日過ぎれば硬くてケツ拭く紙にも使えねー資源ゴミ。なのに、トピ立てた全裸ガイは3年半も前のケツ紙に喜んで、ベロベロ舐めながら有難がってるわけで。

といった意見に対する批判は、歴史に対する恐るべき軽視と、民主社会におけるメディアの役割の曲解に対する批判であって、けして「貶める」のではありません。わかりますよね?

>フランスに16年前留学されたとのこと、私は20年前に留学しました。そこでモンパルナスのtatiでのアルジェリア解放戦線の爆弾テロを実際目のあたりにし、戦争と同じぐらいテロも許せない物だと胸に刻みました。

Quelle experience!
Vous l'avez assiste sur place?
Racontez cet evenement plus concretement SVP.

目撃されたなら、メディアを通じた情報よりもより切実にテロの問題について深く考えてらっしゃるのでしょう。米国人の恐怖も理解できます。先日も、ワシントン支局長を5年努めたドイツの高級紙の副編集長とパリで話をしました。「米国人の恐怖は、おそらく外国人には理解できない。国民の多くが、明日自分の家が爆破されるかもしれないと本気で考えている。そこへ『対テロ』というスローガンを掲げれば、ほとんどの政策が白紙委任され、政府はフリーハンド状態にある」と話していました。

私が言いたかったのは、ブッシュが自画自賛するように、世界はイラク戦争で本当に「平和になったのか?」ということなのです。だから、メイラーのインタビューまでわざわざ引用した。斎藤貴男の論考も同じ目的で引用ししました。

それに対し、「まとも」な反応をしたメンバーがいましたか、このコミュに?
テツさんご自身は「平和になった」とお考えですか?

>斎藤貴男(笑)

というレスにいたっては、これはもう、「こいつ、なんのためにここにいるんだ?」という疑問を禁じ得ません。

ここは「戦争反対」のコミュでしょ? 違うのですか?
時間的に一番身近なイラク戦争について、日本の一部報道機関の論調の無責任なブレを、トピ主さんがせっかく問題提起してくれているのに、それに沿った議論の展開をしようなどという考えすらなく、挙句の果てにマキャベリまで持ち出して侵略戦争を正当化しようという言動の最終的な目的は何ですか?
私には、とても「戦争反対」で集った人々の書き込みには思えないのです。

テツさんはこの点、どのようにお考えですか?

>そのテロとの闘いを標榜に始めた戦争。しかし今回のイラク戦争にいたる経過はイラクサイドに隙があったとはいえ、あまりにも強引、傲慢であったと私も思います。

「イラクはテロとは関係ない」「大量破壊兵器の計画はなかった」という調査報告が出されているのに、今でも「大量破壊兵器を持っているそぶり(!)を見せたイラクが悪い」と言い切る感性に、私はこの国の言論の退廃、いや、もとからある「幼稚さ」を感じるのです。

この点ではいわゆる「保守論壇」でも主張が割れています。西部邁は明確に「侵略戦争」と判断しています。彼の国家・為政者と市民・大衆の関係を巡る主張には日頃から賛成しかねる点が多いのですが、このイラク戦争の性格づけは間違っていないと思います。テツさんも同意見と思いました。

>日本は日米同盟の元、どうすれば良かったか?
その話になると第9条・東アジア外交などの見直し、日米同盟の見直しなどを根本からしなくてはならないと思います。
また日本だけではなくアメリカ主導型平和が崩れた今、世界各国の指導者が各国の国益を見据え舵を切る時代に入ったのではないか?と思います。

まったくおっしゃる通りです。
テツさんは有象無象の、時間だけは羨ましいほど潤沢に持ち合わせている「石」どもとは違いますね。

メイラーや斎藤の意見や、その他メディアで発信される情報も参考にしながら、是非議論いたしましょう。歴史認識さえ示せない人間が「次期総理」などと囃される恐ろしい時代です。歴史や戦争について真剣に議論しなければならない時代です。

ただ、残念ながら、ここは「戦争反対」という看板とは裏腹に、どうも「戦争賛成」という志向性を持った方が主体となっているコミュのようです。
経験上、そういう空間では、意味のある意見交換はほとんど不可能だと絶望しています。
==========

==========
108: デソ
モンパルナス、tatiの時は横にある(今もあるのかわかりませんが)フナックというレコード屋で買い物をしていました。
地響きのような音と共に悲鳴が聞こえ何があったのかわからず。。。表に誘導されてみたら、地獄でしたよ。
まだポンピエも警察も来る前で皆さんがてわけして怪我人の救出に当たっていました。
そして犠牲者はというとご存じでしょうがtatiというマーケットの客層、アフリカ系移民が沢山被害にあっていました。
要はフランスで行われたテロでが殺害の対象になったのは移民系であったという矛盾や虚無感にそこにいた一同が激しい憤りを感じていました。

まあその話は一端おいておいて、
Q1:イラクは平和になったのか。

A1:率直に申し上げて平和にはなっていないでしょう。治安の悪化、多
   発する爆弾テロ、復興の遅れる街、なかなか市民が正常な生活に戻 
   れない。

   しかしある勢力(例えばクルド人)には前よりましになったという   
   人もいるでしょう。

Q2:戦争反対のコミュに対しての参加者の態度

A2:これは大変難しい話ですが、これからのコミニケーションというの
   はますますネットが重視されてくると思います。
   そして個人情報を守るため匿名性という物がさらに強化されるで
   しょう。

   その中での発言には年齢・職業・性別しいては右・左も関係なくそ
   の文字だけでそのHNは評価の対象になっていくと思います。

   もし参加者がお茶らけていたら、その人(HN)は発言の信用性を
   なくし、誹謗中傷侮辱を重ねていたらその人のトピックもまともな
   運営はなされないと思います。

   イスラムではないですが”目には目を歯には歯を”ではその人の発
   言が信用性を失い、強いてはその人の主張するところも聞いてもら
   えなくなる。と思います。

   またそのような自覚を持ってる方と持っていない方を見極める目も
   必要だとも思います。

Q1に関しては結果論で申し訳ないが、アメリカはイスラムを甘く見ていたのではないか?との思いもあります。最初にアメリカが考えたことより実際関わってみるとイスラムという名の下に集まる戦士は、政府が倒れようが指導者が倒れようが無限に集まってくる。
あのアルカイダでさえブドウの房のような集団で決して命令系統の通った組織ではないと言われています。
ましてアメリカは親イスラエル、イスラムからしたらアメリカの持ち出す正義には頷けないことが多いのでしょう。
イスラムの国家で比較的民主的で政教分離に近いと思えるトルコでさえ最後はアメリカ軍の駐屯を拒否しました。
結局フセインをたおしてみた物のジハードの名の下に消耗戦を強いられる。アメリカとしては手を出したからには収拾に向かいイラクを落ち着かせたい、しかしイスラムサイドはアメリカがいる限りテロの手をゆるめない。
パンドラの箱を開けてしまったような思いがあります。
彼らが無視し、その権威を地におとしてしまった国連にはすでに仲裁能力も欠けていると思います。
==========

コメント(13)

お誘い、お招きいただき有り難うございます。
私は多分こちらでご活躍の方々とは立場を異にする物ですが、後学のために有意義なお話が出来ればと思います。
立脚点の違う私を受け入れてくれた管理人様と、お誘いしていただいたpierreさんに先ずお礼を述べてから始めさせていただきます。

先ずイラク問題を語るからにはホメイニ師によるイラン革命→イランイラク戦争→湾岸戦争→と流を抑えた方が良いと思うのですが莫大になるので今回は9/11からの流を大雑把に書かせてもらいます。
もし異論や誤りがありましたらご指摘ください。
書くと言っても時系列を追わせていただく形です。

2001年9月11日 この日を境にアメリカはテロとの戦争に突入しま
           した。 しかしそれ以前にイラクフセイン大統領
           を排除しようと言う動きがあった、と後に前財務
           大臣のオニール氏がCBSで暴露して騒がれまし
           た。

2001年10月7日 米軍がアフガン、タリバン政権に対し空爆開始

2002年1月29日 ブッシュ大統領の演説でイラク・イラン・北朝鮮
           を指し、あの有名な言葉「悪の枢軸」国歌と言わ
           れ、この演説で【大量破壊兵器】保有の示唆が行
           われました。

2002年7月8日  ブッシュがフセイン政権排除を宣言

2002年7月17日 フセイン アメリカに対して非難を

2002年9月12日 ブッシュは国連総会でイラクがVX・マスタード
           などの化学兵器を備蓄・維持してる。
           そして化学兵器などを生産できる施設を再建拡張
           している。

           フセインは大量破壊兵器を開発・所持している。
           イラク政権の振る舞いは、国連の権威に対する脅
           威であり、平和に対する脅威である。

2002年9月17日 フセイン査察団受け入れを表明、しかし条件が整
           わないとアメリカが拒否。

2002年10月11日アメリカ議会は「イラクの脅威から米国の安全を
           守る」武力行使の権限をブッシュ大統領に付与す
           る決議を採択。

           改めて「イラクが国連決議を守らなければ武力攻
           撃も辞さない」と強調。

2002年10月15日イラクでフセイン大統領信任投票が行われ投票率
           100%、信任100%の結果。

2002年11月8日 譲歩の姿勢を見せるイラクに対して国連安保理は
           「決議1441」理事国15ヶ国満場一致で採択

2002年11月11日国連決議1441にイラク国内は激しく反発。
           イラク国会はこの日にフセインの判決を待たずに
           国連決議を拒否することを決議。

2002年11月13日フセインが遺憾の意を表明するも国連決議を受諾

2002年11月27日ブリックス委員長以下の査察団が戦争回避の元「
           即時・無謀外・無条件・無制限」の査察が緊張の
           元に開始。

2002年12月7日 イラクが提出した「申告書」は1万3000ペー
           ジに達し、当時米国務長官パウエルが「時間稼ぎ
           だ」と公式に非難。
           2週間後には、アメリカが内容が不誠実、不的
           確、不完全、で国連決議に違反すると糾弾。

2003年1月9日  現地査察団にイラク側が配慮を示し査察は順調、
           中間報告を出す。

           中間報告では大量破壊兵器保有の各省はないと示
           された。

           ブリックス委員長は最終報告書提出日1月27日
           から認められる範囲の3月末までにしさをのばす
           ことを示唆。
           アメリカが反発1月末での査察打ち切りを示唆。

2001年1月25日 フランス・ロシア・ドイツが査察団継続を支持、
           同時にラムズフェルド談話が発表される。
           「フランス・ロシア・ドイツは古いヨーロッパの
           国であり、新しいヨーロッパに属する国々はアメ
           リカサイドに付いている。」


           フランス・ロシア・ドイツがこの発言に激しく反
           発。

2003年1月27日 視察団の最終報告書発表
           
           「決定的な証拠はなかった」

2003年1月28日 ブッシュは一般教書演説でイラクの拷問や人道問
           題、破壊兵器を挙げ再びフセイン政権を非難す
           る。

2003年2月5日  パウエルは国連安保理で「イラクの脅威」を訴え
           「新証拠」を提出(内容は傍信テープと偵察衛星
           写真)

2003年2月10日 フランスドイツが査察維持を求める共同声明を行
           う。

2003年2月14日 査察継続か、打ち切りか野国連安保理が行われ
           る。パウエル・アメリカの工作も虚しく
           「イラクに協力改善の姿勢有り」
           「査察の継続と強化を」
           とフランス・ドイツのロビー活動が勝利する。

           シリア外相シャラの
           「決議1441に賛成したのは平和的解決のた        
           めであってイラク攻撃の口実のためではない」
           この発言で大きく流れが変わる。

           賛成したのはイギリス・スペイン・アメリカだ
           け、理事国でなかった日本は3日後に小泉首相が
           アメリカ支持イラク非難を。

           このときの失敗によりパウエル後退、主導権が国
           務省から国防省へ、ラムズフェルドの強引な路線
           に。

2003年3月1日  親米同盟国でアメリカがイラク攻撃のさいに拠点
           基地にするはずだったトルコが国内の米軍逗留を
           拒否する国会決議を可決。
          
           これによりアメリカは全面的に作戦を見直し。


2003年3月6日  「イラクに対する軍事行動は国連決議に縛られな
           い。」ブッシュ大統領単独行動でも戦争を実行す
           ることを明言。

2003年3月10日 アナン事務総長が警告
           「安保理の承認がない攻撃は国際法への侮辱であ
           り、国連憲章に合致しない。」


           フランス・シラク大統領が拒否権を発動。

2003年3月11日 安保理中間派の6ヶ国は最終期限を30日から
           45日に延長することを提出。

           アメリカは拒否

2003年3月16日 アメリカ外交交渉打ち切りを宣言ブッシュ大統領
           「イラクは大量破壊兵器破棄を求める国連決議を
           違反した。」

           「イラク政権がもっと恐ろしい兵器を保持し、隠
           してるのは疑いない。」
           「フセインとその息子達は48時間以内に国を離
           れなければならない。」
           と演説。

           同日最後まで残っていた査察団が撤退。

2003年3月18日 フセインは亡命を拒否し
           「侵略と闘い敵を撃退する」
           と表明。

2003年3月20日 米・英軍 イラク攻撃開始。

      


 

 

 
テツさん、ようこそいらっしゃいました。

立場の違いはあるとは思いますが、「戦争反対」という共通前提について、有意義な議論が展開されることを期待します。

最初にルールをいくつか。
(1)ここでの議論はあくまでここで完結することを原則とします。したがって、ご自身のご発言を含め、ここでの書き込みをここ以外のコミュに持ち出すことはご遠慮ください。

(2)管理者のQuesoさんも、議論に参加します。我々の気付かない問題提起をお願いしています。

(3)新しい議論参加者の加入も可能ですが、管理者のほうでその人物の過去の言動などを参考に、議論にふさわしい人物かどうかを審査した上で、合格なら迎え入れます。

まずは、「戦争反対」コミュでのテツさんの最後の書き込みに、pierreがコメントをつけるという形で始めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
どうも、失礼します。
1)了解しました。
ただ私が主催するコミュ「左右の視点」でも同じような問題を取り扱っています。(と言っても始めたばかりですが、、)
何らかの形でこちらに述べた発言とかぶったり、pierreさんのお話で納得のいく物を自分の意見に取り込み発言してしまうかもしれませんが、ご指摘をいただければその都度対応いたします。

2)3)了解しました。

私からの提案もさせてください。
此処では他のコミュやトピのことは忘れ、お互い議論の相手を尊敬できるよう、また尊敬されるようにしましょう。
と言うのを自戒も込めて付け加えていただけると嬉しいです。



ではよろしくお願いします。
>此処では他のコミュやトピのことは忘れ、お互い議論の相手を尊敬できるよう、また尊敬されるようにしましょう。

了解です。
私も自戒いたします。
テツさん、そしてQuesoさん、こんにちは。

だいぶご無沙汰してしまってごめんなさい。
足の肉離れも癒え、なんとか普通の生活に戻ってきました。
議論をほっぽらかしにして、申し訳ありませんでした。

間があいてしまったので、どこからどう語ったらいいか、うまくまとめられませんが、とにかく書いてみますね。

先日、イラクのフセイン元大統領(わが国で最多部数を誇る新聞は敬称も付けていませんが、私は賛成できませんので「元大統領」でいきます)に、イラクの裁判所が「死刑」判決を下しました。すでに報道でも明らかなように、アメリカ主導の「予定調和」的な裁判です。

それもそうでしょう。
「大量破壊兵器」は存在しなかった。国際テロ組織「アルカイダ」との関係もなかった。中間選挙、そして2年後の大統領選挙を見据えたブッシュ政権にしてみれば、なんとか「罪人」を裁くことによって【侵略戦争】の正当性を印象付けておきたかったのでしょう。

すなわち、「イラク国民を苦しめた独裁者に正義の鉄槌を下した」というような。でも、それでも、「アメリカの領土、アメリカの人民に対する直接の脅威ではなかった」ことは隠しようがありません。まあ、こんな茶番で騙される人間は多くないと思いますが。

判決の結果、スンニ派は反発、シーア派は勢いを得て、イラクの混迷はますます深まるばかり。レジスタンスの活動は終わらないでしょう。すでにアメリカの議会報告書でさえ、「イラクは内戦状態」と判定しています。つまり、わが国の「自衛隊」はイラクの平和と安定には【何の役にも立たなかった】わけです。

ここで、気をつけなければならないのは、今回の裁判をその「政治性」を理由に「東京裁判」と同一視する考え方がある、ということです。

この二つは絶対的に異質のものです。
前者はあくまで、国内の「独裁者」が自国民に対して行った「人道に対する罪」であり、形の上では「第三国」は関与していない。ようするに、アメリカが己の「手柄」に出来るものではないはずです。それに対し、東京裁判は、他国へ出かけていってやりたい放題やった大日本帝国の「平和に対する罪」を国際社会が裁いたのであり、この2つを同一視することは出来ません。

今回はこれだけ申し上げて、テツさんの論述を待ちたいと思います。よろしくお願いいたします。
お久しぶりですpierreさん
脚の調子がよくなったとのこと、まずはよかったです。
これから寒くなるので、油断しないようにご自愛ください。

先ず一点
今回のフセイン元大統領の裁判と東京裁判を比較すると言うことは現段階では論点が拡散する恐れがあることを指摘させてください。
なぜなら東京裁判史観だけでもまだ私とpierreさんの一致を見ないというか、意見交換もまだ行っておりません。

しかし、この題材を扱う内にいつかは触れなくてはならないことかもしれません。
そして東京裁判を語るには太平洋戦争(大東亜戦争)の意見交換も必要になり、これは莫大な時間をかけなければならなくなると言うのも一つ危惧するところです。

東京裁判についてもあえて先の大戦の是非を問わず、私から見ると大雑把ですがヤルタ会談での米ソのいかにアジアを切り分けるか?
その後の安全保障及び国連抗争にソ連を巻き込み、いかに世界に影響力を及ぼすか?と言うパワーバランスの調整をはかった側面もあり、その読みの甘さが冷戦を長引かせ、東欧・中央アジア・北朝鮮・の悲劇や諸問題を招いたのではないか?と思ってる次第です。
もし、東京裁判自体に正当性があり「人道に対する罪」「平和に対する罪」を問うのなら、一番日本人が受け入れがたい「広島・長崎」「絨毯無差別爆撃」だけでも罪を問われなければおかしいと思うのは私だけではないと思っています。
(誤解があるといけないので、これをもって先の大戦の日本の立場を是としようとするわけではないことを付け加えておきます。)

話を今回の裁判に戻すとこの時期に死刑判決がでたことはpierreさんの仰るとおりに、アメリカの中間選挙に及ぼす影響も考慮に入っているでしょう。
そしてその是非はアメリカ国民自体が今日明日にでも出すでしょう。
今回共和党は非常に難しい局面を迎えていますよね。
アメリカ国民もかなりの数の人が今回のイラク戦争に対する大義名分に対し疑問を抱いているのと、イラク戦争について収拾を望んでいることの世論の現れだと皆さんが思うように私も思います。
>1:pierre氏
>ここに専用のコーナーを設置させていただきます。

お二方を除く、他の人間は口出し禁止と読んでよろしいでしょうか?
(相違無ければ、書き込み致しません。)

>mixiのお子様ウヨク

考えの近い人間同士の雑談トピックなら兎も角、幅広い人々に見て貰う為の議論トピックで、この様な小馬鹿にした表現は極力慎んだ方がよろしいと思うのですが。
お子様に左派も右派もありません。
管理人です.

椋鳥さん:
「mixiのお子様ウヨク」と云うのはpierreさん自身の言葉では無く,引用文の中にある言葉ですので,ご指摘の内容には個人的に賛同致しますが,ご指摘自体は些か的外れかと思います.2のpierreさんの書き込みおよび3のデソさんの書き込みを尊重して,議論を見守ると致しましょう.
>Queso[8]
ご指摘ありがとうございます。
お二方、誤読失礼致しました。
テツさん、こんにちは。

随分間が空いてしまい、申し訳ございません。

>脚の調子がよくなったとのこと、まずはよかったです。
>これから寒くなるので、油断しないようにご自愛ください。

ありがとうございます。
まだ若干違和感はありますが、痛みはなく、助かっています。

>先ず一点
>今回のフセイン元大統領の裁判と東京裁判を比較すると言うことは現段階では論点が拡散する恐れがあることを指摘させてください。

おっしゃる通りです。
これは別のコミュでそのような発言をしている人がいたので、先回りして書いてしまいました。「まず、テツさんの書き込みにレポンスをつける形で開始したい」と自分で言っておきながら、失礼いたしました。

>なぜなら東京裁判史観だけでもまだ私とpierreさんの一致を見ないというか、意見交換もまだ行っておりません。
>しかし、この題材を扱う内にいつかは触れなくてはならないことかもしれません。

そうですね。
いずれこの点は避けて通れないポイントだと思います。

>そして東京裁判を語るには太平洋戦争(大東亜戦争)の意見交換も必要になり、これは莫大な時間をかけなければならなくなると言うのも一つ危惧するところです。

ゆっくり時間をかけて論じ合いたいと思いますが、今は当面の話題に特化しようと思います。

>話を今回の裁判に戻すとこの時期に死刑判決がでたことはpierreさんの仰るとおりに、アメリカの中間選挙に及ぼす影響も考慮に入っているでしょう。そしてその是非はアメリカ国民自体が今日明日にでも出すでしょう。

結果はご存知の通り、極めて明瞭な形で現れましたが、これも後回しにしましょう。

では、早速本題に入りたいと思います。

>Q1:イラクは平和になったのか。
>A1:率直に申し上げて平和にはなっていないでしょう。治安の悪化、多発する爆弾テロ、復興の遅れる街、なかなか市民が正常な生活に戻れない。しかしある勢力(例えばクルド人)には前よりましになったという人もいるでしょう。

アメリカの超党派グループの報告書が出されましたが、現在のイラクの状況が「内戦」であるという点に関しては、異論を持つ人はまずいないでしょう。これはあきらかに「混乱」であり「平和」とはいえません。したがって、クルド人にとっても「平和」はありえないと思います。

では、どうしてそのような状況になってしまったを考えていきたいと思います。

>Q2:戦争反対のコミュに対しての参加者の態度
>A2:これは大変難しい話ですが、これからのコミニケーションというのはますますネットが重視されてくると思います。そして個人情報を守るため匿名性という物がさらに強化されるでしょう。その中での発言には年齢・職業・性別しいては右・左も関係なくその文字だけでそのHNは評価の対象になっていくと思います。もし参加者がお茶らけていたら、その人(HN)は発言の信用性をなくし、誹謗中傷侮辱を重ねていたらその人のトピックもまともな運営はなされないと思います。イスラムではないですが”目には目を歯には歯を”ではその人の発言が信用性を失い、強いてはその人の主張するところも聞いてもらえなくなる。と思います。

私もコミュニケーションツールとしてのネットの意義に注目・期待しています。しかし、現在の状況をみると、「ちょっと買いかぶりすぎたかな」とも思い始めています。誰もが、匿名性という「両刃の剣」に守られて、無責任に言いたい放題言っているというのが実情でしょう。それは、あのゴミ溜め掲示板『2ちゃんねる』を見れば明らかだと思います。

本来、匿名はおっしゃる通り、個人情報保護のためにあるべきだと思いますが、残念ながら、私自身、匿名の相手から私の個人情報を詮索・収集・公開された経験があります。相手は特定できない。その安全圏に隠れて、論争相手の論理ではなく、個人情報を晒す(「握っている」という脅迫も含めて)ことによって、相手に発言しにくい環境を作り上げて、相手の発言を封じ込める。「匿名だからこそ、本当のことが言える」という真理は、私も日々の取材活動を通して理解しています。しかし、それを一旦逆手にとられると、「1億総覆面強盗時代」に突入するのではないかと危惧しています。もっとも、この件はテツさんがご指摘されるように、犯人が総スカンを食らいましたので、まだ健全性が残っていると見ています。

「オーマイニュース」の不振も、「素人」に情報発信の手段をフリーハンドで持たせてしまったことに根源的な問題があると思っています。身辺雑記をつづる日記ブログならいざ知らず、卑しくも「報道機関」を標榜するのであれば、きちんと訓練されたプロの報道者にやはり任せるべきだと考えます。

>Q1に関しては結果論で申し訳ないが、アメリカはイスラムを甘く見ていたのではないか?との思いもあります。最初にアメリカが考えたことより実際関わってみるとイスラムという名の下に集まる戦士は、政府が倒れようが指導者が倒れようが無限に集まってくる。あのアルカイダでさえブドウの房のような集団で決して命令系統の通った組織ではないと言われています。

アメリカはイスラムを理解していない。もしかしたら、自国自身も理解していないのかもしれませんね。「自国が世界の普遍的スタンダード」という勘違いがあるのではないでしょうか。

>ましてアメリカは親イスラエル、イスラムからしたらアメリカの持ち出す正義には頷けないことが多いのでしょう。イスラムの国家で比較的民主的で政教分離に近いと思えるトルコでさえ最後はアメリカ軍の駐屯を拒否しました。

というか、西側(西欧)先進国でさえ、英国と日本を除いて、ほぼすべての国がイラク侵略に反対しましたね。「対テロ戦争」という虚妄の口実が「まともな国」には通用しなかったわけです。

>結局フセインをたおしてみた物のジハードの名の下に消耗戦を強いられる。アメリカとしては手を出したからには収拾に向かいイラクを落ち着かせたい、しかしイスラムサイドはアメリカがいる限りテロの手をゆるめない。パンドラの箱を開けてしまったような思いがあります。

私はイラクでの武力闘争はもはや「テロ」ではなく、すでに「レジスタンス」だと見ています。イラク侵略の問題性は、別途、Quesoさんから国際法の視点から論じていただければと思います。いずれにせよ、アメリカはイラクに対して謝罪と賠償を迫られることになる。そうならなければ、第二次大戦で構築した世界秩序を自ら覆すことを意味すると思います。

>彼らが無視し、その権威を地におとしてしまった国連にはすでに仲裁能力も欠けていると思います。

国連については、また別に論じる必要があろうかと思いますが、個人的には、やはり問題があっても最終的には国連に仲裁介入を期待するしかないのではないかと考えます。問題は、それができるような実効性のある「権威」をどうやって担保するか、ということですが。

以上、雑駁で申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
どうもpierreさん
脚の調子もまずまずとのこと、これから寒くなり筋が固くなりますのでご無理なさらず完治を目指してください。

しばらくやりとりを休んだ間に、アメリカ国民はアメリカなりの結論を出しましたね。
共和党全面敗北ととって良く、今回イラク制裁強行派ラムズフェルドも更迭、外交面でもネオコンの撤退、民主党寄りの人事発表が行われています。
何よりアメリカの空気が変わりイラク攻撃にたいし”失敗だった””撤退はいつ?”と言う空気に変わりつつあり、今回ブッシュも撤退を前提においた増員を提案し現場指揮官から疑問の声も上がっているというニュースを聞きました。
アメリカは一つではなく2つのアメリカ”共和党”と”民主党”のアメリカというのをまじまじと見せつけられ、まだ2大政党制として野党が育ちきってない我が国を省みてうらやましくも思いました。

議論をはじめるに当たり、私とpierreさんとの共通合意”イラク攻撃には賛成できない”という意見がアメリカのマジョリティーの意見と重なったと思います。

■アメリカはイスラムを理解していない。
これは前回意見の合意を見ましたが、もう少し掘り下げてみると興味深いと思いました。
pierreさんも私もフランス滞在期間がありアラブ社会との接点があったと思うのです。
特にフランスに滞在するアラブ人(アルジェリア・ナイジェリア・モロッコ等々)フランスに対するルサンチマンを頭ではなく肌で感じてきていると思います。
また逆の立場で見たフランス人のアラブ人に対する心の中にあり表面上には現れない嫌悪、差別も骨身で感じたことだろうと憶測させていただきます。
また、アラブ系移民はフランス社会とあまり交わらずアラブ人社会を築き上げアラブ系同士の婚姻が多く”イスラム”を引継、フランスのカトリックやプロテスタントのことを”異教徒”として扱っています。
要はアラブ人は”イスラム”のもとに集結し”イスラム”と共に生き”イスラム”同士の婚姻を重ね、生まれてくるフランス国籍の自分の子供も”イスラム”の教義の元に育てる。
やはり何世紀経っても交わることがない。
これが実感です。
蛇足ですが上手く距離を置きながら交わってる国は”トルコ”ではないかなぁと思うと共にトルコは厳密に言えば歴史的にアラブ世界ではなく、ペルシャ社会なんですよね。。。

さてだらだらと主観的なことを述べてしまいましたが、多分pierreさんなら、私の言わんとすることを理解していただけると思うと共に、pierreさんなりの視点・観点もお持ちだと思いそれを聞かせてもらえたら嬉しく思います。
またこのことはまだ言いたいことがあり聞きたいこともありお互いもう少し掘り下げを継続できればと思います。

■イラクは平和になったか?
これも”平和にはなっていない”という合意を見ていると思います。
というか平和になったという意見は当事者のアメリカ国民にも否定されたと認識しています。
今イラクで起きていることは「テロ」なのか「レジスタンス」なのか、
これはある意味複雑な中東情勢を考慮し、歴史的な背景も考慮してみればpierreさんが「レジスタンス」であると仰るのも理解できます。
その「レジスタンス」は”イスラム”というアラブ社会に共通する概念が出来たときから始まり、まだ終わりを迎えていない。と考えたりします。
しかし、そのイスラムでさえ派閥争いがあり血塗られた歴史であり、またアラブ社会の覇者足らんと何人もの指導者がお互いを食い尽くす、そこに黒い血「原油」が大量に埋蔵されている。
外においては”異教徒”と闘い、内に置いては”覇権”を争い相克の蛇のようなイメージを持っています。

●アメリカのイラクに置ける今後
アメリカは前回の選挙で民主党が勝ちました。
共和党にとってブッシュのイラク攻撃は失策だったという結果を突きつけられた形でしょう。
これからはいつ、どのように、どういう形で撤退するのか、影響力を何処に残すのか?と言う方向に移行すると思います。
また、次期アメリカの政権は民主党に移行する可能性も濃くなりました。
その際日本はどのような形で同盟国としてアメリカ民主党とやっていくのか。
またどのような形で国際貢献をしていくのか、ここら辺からも目が離せないと思います。

またQ2については返答にもう少しお時間をください。
Q2に関してですが
ネットはあくまでツール、それをいかに使うかは使う方の問題。
要はバーチャルでもリアルでもあまり変わらない物だと私は思っています。
様々な問題や劣悪なサイトもあるでしょうが、それを利用するかしないかは本人の問題。
発言もまたしかり。
相手が罵倒したから、相手が自分と違う考えだから、相手が誹謗中傷したから、、等々一見正当そうな理由を並べてみても、
汚い発言をするのはその人の問題。
人としてどうか?と言うのを見られていると思います。
自分にとって100の石の発言の中に一つでも玉があればそれで収穫だと、発言した意味があったと思います。
また、玉が貴重なのはなかなか見つけられないからでしょ?笑
それ以外取るに足らないくだらない誹謗中傷発言はなるべくスルーでやっています。
またそう言う発言を繰り返す人はまともなことを言ってても取り合わないことにしています。


オーマイニュースはまた別の角度から見て、難しいだろうなぁと思います。
もっと自分たちに密着したレベルのニュースをオーマイ記者が流すのなら良いが、大きな問題を個の主観で流してしまう。その結果炎上。
報道だけではなく何でもその道のプロと言うのが居てあまりなんでもごちゃ混ぜにするのはそのもの自体の低下を招くと思います。
これに関してはpierreさんに同意です。

後、早ければ2月にネットの規制法が変わるそうです。
我々にとってもだいぶ風通しが良くなると思います。
http://www.excite.co.jp/News/society/20061226030100/20061226M40.135.html
追加失礼
例えば
pierreさんと私は考えも意見も立ち位置も違うが、きっとリアルで合う機会があれば楽しい時間が過ごせると思うのです。

ネットのつき合いも本来はそうあるべきと言うのが私の理想なんですよ笑

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

正しい戦争は無い 更新情報

正しい戦争は無いのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング