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愚多 −goota-コミュの上京物語

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さぁ、少数ながら猛者がそろいました。
そんな現代のヤマトタケルたちに最初のお題です!

次の物語の続きを一回一文づつ連ねて完成させよう!


−上京物語−

2005年、日本某地方都市。
「ビッグになりてぇ。」
彼の名前はタカヒロ。
どこにでもいる普通の男子高校生だ。
頭のいいわけではない。
スポーツだって目立って得意ではない。
だが胸に秘めた野心だけは誰よりも大きかった。
変わらない日常。学校にいってはくだらない授業,知った顔と他愛もない会話。
「こんなんじゃ俺、埋もれちまう。」
そう思った彼は一大決心をする。
「そうだ、東京へ行こう!」
両親や姉の声に耳を貸すことなくスニーカーの紐を結ぶ。
からっぽの財布と夢だけ詰めたかばん、そしてカズヤの形見のギターを持って、タカヒロは家を飛び出した。

「さぁ、待ってろよ!東京!」

コメント(16)

しかし思った以上に寒いので上着を取りに家に戻った。
タバコ屋のおばさんに呼び止められたんだよ。
「お兄さん、お兄さん、何か引きずってますよ」てね。
よく見たらそれ、俺の玉袋なの。
まったくいただけないよな、こんなところで金のエンゼル使っちまうなんてさ。

ま、そんな過去は押入れにしまって、とにかく俺は未来だけを見つめて東京を目指し、再び家を飛び出した。
家を出たものの、そういや俺お金持ってないんだっけ。
ネジ工場のバイトでもらった給料も「エロ課長 恥魔耕作」のレンタル5ヶ月延滞で散財しちまったからな・・・

こういう時はやっぱヒッチハイクだよな。
俺はトラック野郎がひしめく国道へ向かった。
「オフコースデスヨー。」
キラーパスをあっさりトラップ。
さすがステイツの人間、迷子でも余裕がある。

「ところでジョナサンは合コンってなにか知ってるの?」

「モチデスヨー!エキマエデスワッテルガールヲサンマンデカウコトデースネー。」

そういうことにしておこう。
金額が具体的なのが気になったが。

「で、そのジョークってのは?」

「ジャアイキマースヨー…。」

「トナリノイエニカコイガデキタッテネェ……Hey!」

…不覚にもちょっとおもしろい。
でもなんかくやしいから笑いをこらえた。

「Hey!!」

まだ言ってやがる。
ちょっと笑ったもんだから味をしめたらしい。うぜぇ。

俺はこの、良く言えば気さくなアメリカンと早く別れるべく足早に町を目指した。
大きな町に出るはずが気付いたら故郷に戻っていた。。。

俺はやりきれない気持ちからか思わず
「やっと憧れの東京に着いたよ…ってここ俺の故郷じゃねーか!!」とノリツッコミをしてしまった。

するとどうだろう。

片言の日本語しか喋れないはずのジョナサンが俺のことを
凍るような視線で見てくるではないか!!もしかして俺は外人に対してこれ以上ない恥を晒してしまったのか!?

俺はこの瞬間(トキ)ほど吉良吉影の時間を戻すスタンド「バイツァダスト」を使いたいと切望した時はなかった。

しかし時間を戻すことはできない。

俺は名誉挽回のためにジョナサンを
ファミリーレストラン『ジョ○サン』に連れて行った。

「オレはお前をここに連れてきたくて故郷に舞い戻ったのさ。アデュー、ジョナサン!」

こうしてジョナサンを置き去りにしたオレは、
東京に向けて再スタートを切った。

そのとき、足元を見ると

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