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岡山大学文芸ペンクラブOBコミュの詩の投稿所&読み会

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詩を投稿するトピックです。

1行の詩から数十連にわたる大作まで、

ご自由に作品を残してください。

また、

「このポイント、レトリックはすばらしい」

「この言葉は変えたほうがいいんじゃないか」

といったふうに、建設的な議論ができることを期待しています。

まったり、やっていきましょうウインク

コメント(20)

「巨大」

 夜、布団に入って仰向けになり目をつぶる
 すると、目の前はおそらく真っ白い、だだっ広い空間へ投げ出される
 その中で僕は蟻のように小さな、黒い点に過ぎない
 そんな僕の上では、中空に「巨大」がある
 物凄い圧迫感
 そいつは浮いているのかぶら下がっているのか、実は天井なのか、一切わからない
 小さい頃の僕は、そいつを見るたびに耐えられなくて泣いた
 特に、熱を出した時なんかはよく現れて、僕は泣いた
 そしていつからか、気が付けばその圧迫感にも慣れていた
 僕は鈍くなったのか
 だとしたら、泣いていた小さい頃の自分が羨ましい




遠藤:マイミクの方はかぶっちゃいますが。
行頭の「そ」が多目ですね。「その」「そんな」「そいつは」「そして」。
頭韻、ってほどではありませんが、ちょっとした前景になっている気がします。
最終行の「泣いていた小さい頃の自分が羨ましい」が印象的です。

日記のコメントでも既に書いてしまいましたが、言葉を削ってもいいかなぁと思います。
やや小説の地の文チックといいますか、説明的な感じがします。
もっと減らしてもいいかもしれません。
9行目の「そして」、4行目の「そんな」、なんかは個人的に削りたくなります。
あと、改行を増やしてみてはどうだろう、とも思いました。
言葉の精選をして、改行を増やして……そしたら行間に深みが出るのではないでしょうか。


初投稿、ありがとうございます。かみゃさん!
>Chargeさん

感想ありがとうございます。
「そ」で始まるのが多いですね、今気づきました(汗)頭韻とか上等なものじゃなくむしろ鬱陶しく見えなくもない……。

改行に関しては少し気をつかってます。説明的ではない部分、一文が短い部分が今回の要旨と言ってもいいでしょう。無駄な言葉、説明的な部分が多いのもむしろわざとです。言葉を精選すれば詩っぽくなりそうですし、好まれるかもしれませんが、全体的にフラットな感じになりそうなので。そうするとそれは私にとって詩ではなく詩的なものになりそうだと思いました。
行間に深み、これは全然意識していなかったので今後考えてみますね。
>無駄な言葉、説明的な部分 について
僕も、言葉を削った方が良いかも、と思います。
「そして」や「特に」のような接続詞(の働きをするもの)を敢えて付けない。「その」を削ってしまう。
そうして短く、ぶつぎれにしてしまった方が、かって緩急・リズムを掴みやすくて好きだったりします。
それと、作者さんの言うとおりフラットになるかもしれませんが、かえって言葉が足りない方が自由に想像しやすくなるのでは、と思います。
最初から最後まで乗せられて運ばれるよりは、自分で立ち止まって考えたいお年頃なんだよー!ってヤツかもしれません。

>そいつは浮いているのかぶら下がっているのか、実は天井なのか、一切わからない
この一文が大好きです。「漠然とした感じ」がするのがベネ!
情景を想像してみると、立ちくらみを起こしたときのような気分――
「よくわからんスゴイもの」に襲われてる感じがするので、好きなんです。
>あなかまっ!さん
感想ありがとうございます。

個性を出そうとしたのがゆえに、想像力を殺いでしまう結果に繋がってしまった、という点は全くその通りだなと思いました。
これは自分の思惑がある程度成功していることでもあり、他人が望む詩としては失敗しているようでもありますね。
次回からは両方から攻めてみて、比較してから投稿してみることにします。

圧倒的な圧迫感に襲われてます。上手く伝わったようで嬉しい限りです。
端的に、しかし余すことなく何かを表現すること、それができていけばと思う今日この頃です。
 春の呼ぶ狭間



 四月、
 晴れた日の風が凪いでいるとき
 四月の匂いが、私の細胞に溶け込む
 これは青春の匂いです
 命芽吹く柔らかい匂いです
 体の芯から先までうずうずする匂いです
 過ぎ去ろうとしている若さの匂いです
 あの日の匂いです

 その匂いとともに、いつも桜がある
 四月の風が凪ぐと、 花びらが風に流される
 ひらひら、ひらひらと空気の坂を転げ落ちるように
 まるで自身をフェードアウトしているかのように
 「じゃあ僕たち先に降りるよ」
 そう、他の花びらに言うかのように
 諦めて、力なく呟くように

 四月の風の匂いと桜の狭間
 生まれては消える、その繰り返しの狭間
 若さの輝きと長い黄昏の狭間
 その狭間に、確かに存在する刹那の美しさ、匂い
 桜が、春の匂いが、刹那が
 私の細胞に、遺伝子に溶け込み、心へまで達し、侵す
 私に抗う術は無い

 あぁ、恋がしたい
 桜が若さへの散華をしているこの時
 私は刹那にいる
ぬるんだ夜闇を震わす北風

ひととき留めた眺めの中

 いちまい

 にまい

 さんまい

かけらを散らしつつ

やわらかな息遣いは記憶の中に消えていく
>かみゃさん
第一連の行末の多くが「です」で結ばれておれ、心地よいリズムを生み出しています。
また、春の匂いについて繊細に描かれていて、読み手の共感を誘います。誘われました。

第二連の「自身をフェードアウトする」という表現が面白いです。あまり見かけないフレーズで、「お?」とついつい目を奪われます。
ただ、個人的な嗜好ですが、カタカナは使いたくない感じも。
やはり、全体の雰囲気との兼ね合いもありますし、ここの「フェードアウト」という語は突出している感じがします。
おそらく盛り上げるべきは最後の第四連。ここのフェードアウトという語で、盛り上がりを分散させてしまうのは得策ではないと思うのですが、いかがでしょう?

第四連について。
「あぁ、恋がしたい」の一言には、「ほぉ……」と感嘆しました。ここでこれをもってくるか、といった感じに。この流れは予想していませんでした。
最終行について、「私は刹那にいる」とあります。
ひとつ提案なのですが、この最終行に至るまでの「私」という語を排してみてはいかがでしょう。
「私」が入ると、当然ですが、客観が薄れ主観が強くなります。
客観から主観への移行があるからどうだ、という点についてはうまく説明できません。すみません。
ただ、感動の中心を際立たせるということにおいては、一役買えるのではないかと思っています。



うまさんの作品についての感想はまた後日……orz
言葉足らずだったので、修正します……すみません。
「ひとつ提案なのですが〜」から修正および補足を。


ひとつ提案なのですが、この最終行に至るまでの「私」という語を排してみてはいかがでしょう。
「私」が入ると、当然ですが、客観が薄れ主観が強くなります。それによって、第一〜第三連と第四連との差別化が図れるのではないかと思います。
第三連までは一般的、もしくは客観的な春の美しさや深みを描き、第四連でその春に対する作者の思いを端的に、しかも大きな思いで描いてみては、という提案です。
客観主観うんぬんについてうまく説明できませんが、感動の中心を際立たせるということにおいては、一役買えるのではないかと思っています。


連続投稿失礼しました。。。
>うまさん
いちまい、にまい……はお皿を数えてるあれを思い出しましたw
柔らかく儚げな感じが良いです。「記憶の中に消えていく」というのが、桜の散るまでの短さに繋がり好きです。
余計な言葉少ないのもいいです。自分のはどうしてもくどくなってしまうので参考になります。

>Chargeさん
感想ありがとうございます。
私は同じ言葉を繰り返し用いてたたみかけるのが好きです。というか、それくらいしか知らないのでw

フェードアウトについてですが、一連でこれに対をなす言葉が出てくればよかったかなぁ、と思います。フェードアウトはここでは「黄昏」や「死」の代わりなので、浮いていた方が私の意に合います。四連に使うイメージはちょっと湧きにくいですね。

一、三連で「私自身の体の反応」を書いている限りは、「私」という単語のあるなしはそこまでこだわらなくてもいいかなぁという思いがあります。
四連の差別化は「あぁ、恋がしたい」と感情を直接出している部分だけでは足りなかったでしょうか。ぬー。

感情があるから、春がそのように映るのか。春があるから、こんな感情が湧き出したのか。どちらかわからないところが結構気に入っています。
「成尾の虎」


今年はいけるやろ

今年はいけるって

今年はいけへんか

なんでいけへんねん

なんでいけへんねん
  「無題」

君を思い

夜仰ぐ桜の花々は

天を覆い

過ぎし日の面影をも霞める


君が見ることのない桜よ

もはや見ることのない桜よ

今まさに散りゆく

 まさに散りゆく

 まさに散りゆく
>「成尾の虎」
阪神鳴尾浜球場のことでしょうか? ちょいと自信なしですが。
タイトルと詩句とで、ばっちりひとつの作品になってますね。
ファンの心の気持ちなのか、二軍選手の気持ちなのか。
時の移り変わりも描いているのでしょうか? 年末が五行目……妄想です。

>「無題」
「無題」と銘うった詩は数多く見かけます。
無題とすることで詠み手の悲しみを表しているのか、もしくは「題をつけるほど価値あるものじゃないんだ」という作中の彼(彼女?)の感情の吐露を表現しようとしたのか。
無題には無題の意味があると僕は思ってます。「思いつかなかったからなんとなく」という人もいますが、それはなんとなく寂しい……。
うまさんの無題観(?)というものに興味があります。

桜の散り際に美しさを思う人もいれば、はかなさを思う人もいます。この詩においては後者であると感じました。
「まさに散りゆく」のリフレインが印象的ですね。
はらはらと散る桜の花びらが情景として浮かんできました。
根本的なことを思ったが、そもそも作品に題って必要なのだろうか?
詩だけじゃなく。無しでも識別のための番号でもいいのか?
私はできるだけ題名を付けたい人だけど。
とか色々と考えてたら、題に関する書籍や論文が世の中探せば沢山ありそうな予感がしてきた。
>>かみゃさん
題名も作品の一部。
題を付けるなら、当然そこにはそれなりの意図があってしかるべき。
考えもなくテキトーに題を付けるくらいなら、題を付けない方が良い、と思います。

また、
読者は、題名ををヒントに作品を読み解くわけで。
だのに題名になんの意味も無いとなると、読者を振り回すことになる。
そいつぁ失礼なんじゃないかな!

というのが僕個人の主張ですが、
実際のところ、題名を付けても付けなくても、
題名に意味があろうが無かろうが、どっちでもいいってのが世の大勢ですよね(´・ω・`)
>>成尾のトラ

阪神虎達のシーズン略図です。
4月(1行目)>期待できるやろ
5月(2行目)>これはいけるんちゃうか
(中略)
不屈の希望が、死のロードで絶望に・・・。


>題名
作り手の凝り、だと思いますね。題は。

習作なら、あえて、通り番号、あるいは、自分の好きな
番号。呪術、自然科学的に意味のある数字、というのも
目にしたことがある気がします。

あと、あえて読者を振り回すのも一興かと。
振り回すという「意味」があるのなら。時に、駆け引きを
楽しみたい読者も「ここ」にいます。

>>Chargeさん
「無題」とわざわざうつからには、心から「無題」であることを
願っているわけで、本当に題名が不必要なら、いきなり書き出す
と思います。気の赴くまま、思い思いに書くので、いつも理屈っぽく
考えているわけではありませんが。
ようやく、少し読む時間が。
すなおな感想をば。意味不明だったら
すみません。


>>「巨大」

かみきゃさんの創作ノートを垣間見た気がする。
それが現実に存在するかどうかはわからないが。
詩が、はらわたや骨をむき出しにしているようにも見える。

>>「春の呼ぶ狭間」

芳香と強い酸味と、すぐに苦味を感じる。かなり
刺激の強い風味の果物(若い柑橘類のような)を
かじった時に感じる印象と同じものをこの詩から受けた。
>うまさん
感想ありがとうございます!
創作ノートはありませんねー。メモする程度で。そして詩に関しては思いついて、更に翌日まで気持ちがもてば書くくらいです。

はらわたといえばシグルイ。詩とは関係ないですが(笑)
これは私が寝る前に、実際に感覚として受けたものを書いてます。その正体が何で何故感じられるのか、自分でもさっぱりわかりません。一種の幻覚なのかもしれませんが。
曖昧なものを詩として見える化したら面白いかなぁと思い書いてみました。

我の強いナルシストの若さが具現したものということで(笑)
そういったものが足りない人には美味しいかもしれませんねぇ。
私は足りてませんから、こういうものを必死でかき集めて残すようにしてます。
「無題(穴)」


あの人は言った、この世は完全だと

飢餓、貧困、戦災、不平等

負はいくらでもあるのに

あの人の中にはきっと穴がある

全てを受け入れてしまえる大地の抱擁

それとも全てへの諦めというブラックホール

どうすればそんな考え方ができるの

あの人の頭を開けば穴が見つかるだろうか

世界のあらゆる哲学者たちが納得できなくても否定しきれない

大きいのか小さいのか深いのか浅いのかわからない

矛盾すら知らないその穴

その存在を、せめて私にだけは信じさせて

この世が完全だと信じさせて

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