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闇路人コミュの月下の囁き

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およそ10年前から

親友『ガスコ』(ミスター ハンサム とも呼ばれる男)


と二人で心霊現象検証チームを結成し


細々と活動していたのですが


今回は


心霊スポット巡りにもずいぶん慣れたある晩のお話




その日 二人は某ダムへと向かった



何故か二人が行動する日は満月の夜が多く


その日もちょうど満月だった。



松山から1時間弱


目的地のダムに到着


窓を開けると


冷たくて 済んだ空気が車内に入ってくる



カーブを曲がって 道がまっすぐになった


その時


カードレールと地面の間に


顔らしきものが見えた



俺「(=゚ω゚)・・・・。」



ミスタ「(。-ω-)どしたの? 急にだまって」


俺「いやぁ なんでもない・・・。」




運転中のミスタ君を刺激しない為にも


平穏を装った。


湖上にかかる橋を渡る事に


その橋を渡ったところにある


休憩所が噂の場所だった。



橋の上を走行中


突如 鳥肌がたち 耳鳴りもし始めた


俺『ちょっと 車止めてくれ・・・』


ミスタ『・・・。』



俺『いやぁ なんかいきなり耳鳴りしてさ・・・』



そう話している途中だった



助手席で 顔だけ運転席の方に向けて


話している俺の


左の耳元で




『・・・・・・・・・・・。』



何かが囁いている





『・・・・・・。コッ・・・』




窓から入ってくる風がやけに冷気を帯びている




『・・・・・。コッ・・・・イッ・・ニ・・・・』




ダム湖にかかる橋の上



橋の周りには何もない



民家も自動販売機もないような山の中



誰もいるはずがない



そんな事を考えていると



窓の外に出していた手に



空気では無い



冷気を感じた


異質な冷たさ


それが



手の甲から


しだいに上へと昇ってくる・・・・



ふと運転席をみると



ミスタ君が青ざめた顔をしている



これは異常だ



そう悟り



俺『ここから全速力で逃げよう』



ミスタ君『了解・・・・』



俺『後ろを振り向くな・・・・』



ミスタ『了解・・・・・』



10分ほど車を走らせた


まだ俺の左腕は


冷気と異様な重さを感じていた





俺『ミスタ君 さっき何か聞こえた?』


ミスタ『いやね・・・。』


俺『うん・・・』


ミスタ『俺達以外に 車いなかったでしょ』


俺『うん・・・』


ミスタ『でもね すぐ横で 車のドアを閉める音が聞こえたのさ』


俺『うん・・・・』


ミスタ『車なんていなかったでしょ?』


俺『いなかったね。』


ミスタ『んで なんか人が歩く音がしたのさ』


俺『どんな?音?』


ミスタ『ヒタヒタ って感じの』


俺『なるほど・・・』


ミスタ『君は?』


俺『左の耳元で囁かれてたよ・・・。あと手で触ってきた・・・』


ミスタ『・・・・。』


俺『ボソボソって最初聴きとれなかったんだけどね・・・』


ミスタ『なんて言ってたの・・・?』


俺『・・・・・。聴きたい・・・・?』


ミスタ『・・・・・。やめておく・・・・。』


俺『帰ろう・・・・。 危険です』


ミスタ『はい・・・・』







そして 二人は帰りました



翌日の夜




金縛りにあい



女性の霊に襲われたのは



俺だけでした。












『コッチニキテヨ イッショニ イコウヨ  サミシイヨ』

コメント(1)

深夜に読むと恐怖感が倍増ですなぁ(´Д`;)

携帯をマナーモードにしていたもので
その振動にビクッとしてしまいました〜( ̄▽ ̄;)

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