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Warfare in STARWARSコミュのSTAR WARS The Essential Guide to WARFAREより

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”The Battle of Orinda and the Imperial Remnant"の項目の和訳。
スローン亡き後、コミック、小説等でその歴史は語られてはいますが、同時期の帝国軍がどのような動きをしていたのかは、あまり知られていません。この記事は、12ABYから17ABYまでの、いわゆる「帝国軍の残党(インペリアル・レムナント)」がどのような行動をしていたのか、明らかにするものであります。

(画像は、本文中でも取り上げられている、「オリンダの戦い」をイラスト化したものです)

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オリンダの戦いとインペリアル・レムナント

シャドウ・ハンド作戦が失敗した後、ギラッド・ペレオンは帝国政府に絶望していた。ペンタスター同盟のアーダス・ケインは死に、モフたちは分裂し、ルーリング・カウンシルはとるに足らぬ暴君たちの見本市だった。帝国の軍事力は自身を守るに十分であったが、その力を十全に使うリーダーを欠いていた。ダーク・エンパイアは元ロイヤル・ガードのカノア・ジャックスによりクリムゾン・エンパイアとして引き継がれたが、彼の王国は早々に没落し、残されたモフらは弱まり、さらに分裂した。

ペレオンは、ジャックスの興隆と没落を、遠くから―絶望の念を持って―見ていた。彼は、指揮下の機動部隊をディープコアに連れて行き、テラドク大将(高位提督:High Admiral)の下にいた。彼は、最大規模の艦隊を指揮していたのだ。だが、テラドクも彼のライバルの軍閥指導者たちも、ペレオンが背後に捨ててきた人々と大差は無かった。彼の兵士たちは、星の集まる銀河の真ん中で、ふざけたけんかに明け暮れていた。最終的に、ペレオンは有望なリーダー、ナタッシ・ダーラ提督を見つけた。彼女もまた、どうでもいい、つまらない争いに辟易し、ペレオンの助けを必要としていた。彼女は、ディープ・コアの軍閥指導者に毒を盛るという、悪徳に満ちた、だが効果的な方法で争いを終わらせた。

ダーラはディープ・コアを纏め上げた。だが、彼女はペレオンの警告にも関わらず、12ABYに、戦力を破滅的な新共和国との戦役に浪費し、彼女のスーパー・スター・デストロイヤー、ナイトハンマーを失うことになった。面目を失い、彼女はペレオンに権力を渡し、わずかな船と供回りのみで引退生活に入った。ディープ・コアは、もはやまともな社会を支えられず、帝国の夢と理想にとっての隠れ家にしかならないとして、ペレオンは放棄することを決めた。

とはいえ、ペレオンは、まず、何が破壊されていないのかを調べることにした。最初に、蘇った皇帝に仕えていた軍司令官たちの記録をふるいにかけ、次にダーラの艦隊を指揮下に入れ、ディープ・コアへの入り組んだハイパーレーンや、全自動式タイファイター部隊、それに地雷によって守られ、とても到達できないような兵器廠を調査した。それにより、彼はすばらしい発見をした。ハースクの“ディープ3”で、うち捨てられスター・ドレッドノートの“メガドア”と“ドミニオン”の2隻を、もぬけの殻とはいえ、航行可能な状態で発見したのだ。ペレオンは、リムに位置する残存勢力に接近することにした。メガドア、ドミニオン、そして、故アーダス・ケインのリーパー、これらのスター・ドレッドノートは、新共和国から帝国を防衛するには十分だと思われた。モフたちは、ペレオンを帝国軍の最高司令官とすることに同意し、ペレオンはすぐさまその戦力を使うことにした。オリンダ周辺の一連の戦いは、後の帝国史にとってのみならず、新共和国のドレッドノート開発においても重要な出来事であることを証明した。

優雅な商業惑星、オリンダは、スローンの死後、新共和国が“回復”するまで、ルーリング・カウンシルの中心拠点であった。

オリンダは、帝国がそう簡単に消え去る相手ではない、と言うことを新共和国に見せ付けるには理想的な場所であるとペレオンは見た。そこを占領して保持することは、圧倒的戦力が必死に向かってくるような無用の挑発とはならずに、帝国の力をデモンストレーションし、それを証明するのに適していると考えたのだ。

“メガドア”をアガマーに派遣し、セラノン、もしくはアイソアからの攻撃に備えさせ、ペレオンは“リーパー”をボロスクに向かわせ、そこで181戦闘航宙団の戦闘機を配下に入れた。181戦闘航宙団は、もっとも偉大な帝国軍の戦闘機パイロット、ター・ファニアによって指揮されている戦闘機部隊だ。

ペレオンとファニアはすぐさまエントララ航路にそって、オリンダと6つの星系を占領し、ロンナウにかけて防御の体勢を整えた。彼はすぐさま、オード・マンテルに使者を派遣し、
国境線の堅持と帝国支持の惑星を再び帝国の傘下に入れること、これを尊重するなら、それ以上の攻勢を行わないこと等々を新共和国の政府に通知した。

ペレオンは誠実だった。だが、新共和国指導部は、再びコアへ侵攻されることを恐れ、スター・ドレッドノート、ルサンキアとローグ中隊をウェッジ・アンティリーズの指揮のもと、帝国との戦いに派遣した。

これは、議論の多い選択だった。新共和国の戦略家たちは、スター・ドレッドノート級の巨艦を、帝国時代の遺物とみなし、より小さな主力艦と戦闘機の組み合わせを、防衛政策上の基本的軍事哲学としていた。イセイン・アイザードからルサンキアを捕獲した後も、それを医療研究所として利用しようとしていたぐらいだ。

だが、新共和国には、ダーク・エンパイアによって放たれた弩級艦たちに匹敵するような艦がなかった。新共和国情報部は、他のスーパー・スター・デストロイヤーや、ワールド・デバーステーターに遭遇しない、とは言い切れなかった。ルサンキアの現役復帰は急ぎ進められ、11ABY、フェーダにおいて、クリムゾン・エンパイアとの戦いでその姿を見せた。

それから一年、ルサンキアとリーパーは、ミッド・リム沿いを追いつ追われつしていた。ファニアの181戦闘航宙団と、アンティリーズのローグ中隊も同様に、激突と空振りを繰り返した。2隻の巨艦の対決の報告は、新共和国、帝国の市民双方を興奮させた。新共和国の軍事界は、この見世物に魅了されず、アリタ・ベル提督に指揮されている戦闘機母艦エンデュアランス−これには、新型E-WING部隊が搭載されていた−を、ウェッジの元に派遣した。

ペレオンは、注意深く新共和国の複雑な相互作用を見守り、コルサントが「メガドア」と「ドミニオン」の生存を知っているか否か、その兆候に注意していた。彼は、「メガドア」と「ドミニオン」の生存が秘密であると結論をだした。それは、その時点における帝国軍での最高の希望だった。

ペレオンは逐次後退し、アンティリーズとベルがその後を追う。アンティリーズはコルサントの外で軍事教義議論をしないよう注意していた。彼は単に、最後のスーパー・スター・デストロイヤーを破壊する、決定的な戦いになることを望んでいた。だが、ベルは違った。彼女は、戦闘機の、特に彼女のE−Wing戦闘機の優位性を証明すると言うすさまじいプレッシャーの中にあった。それに、この戦いの片方の翼を担う伝説的X−Wing戦闘機乗りは、そのプレッシャーを和らげる手助けをしなかった。

時は満ち、決戦の火蓋はオリンダで切って落とされた。「ルサンキア」と「リーパー」はがっちり組み合い、太古海原を駆けた戦艦のごとく、砲火を応酬した。アンティリーズは、その間にベルの戦闘機部隊を発艦させるよう、ベルに告げた。だが、彼女は待った。彼女のE−Wing戦闘機は機能不全の影響と精密爆撃用の設計のため、巨大な主力艦への攻撃にはむかなかった。「リーパー」の防護力が弱まったのちに攻撃する、と彼女は約束した。

このとき、ペレオンのわなが閉じられた。6隻のインターディクター艦が空間に進入し、続いてテレン・ログリス大将指揮する「ドミニオン」が姿を現した。アンティリーズとベルは、2隻の巨艦の間に挟まれた。アンティリーズは退却した。「ルサンキア」のシールドは薄い膜程度になっていたのだ。「エンデュアランス」は即座に破壊された。彼女の戦闘機部隊は格納庫に入ったままであった。

アンティリーズが艦を捨てる準備をしていたとき、ローグ中隊がインターディクター艦の重力フィールドに穴を開け、激しい砲撃を受けながら、その場から退避することが出来た。
スーパー・スター・デストロイヤーは救われたが、戦いは敗北だった。

オリンダは帝国の南象限の境界として守られた。それでも、アダマーのような小規模な惑星で有利な位置を占めるための小競り合いは頻繁に起こった。オリンダの戦いは、新共和国にその軍事哲学を見直させた。やはり、スター・ドレッドノートの時代は終わってはいないのだ。

しかし、オリンダでの勝利は、帝国にとっての契機を喪失したのだということを後々見せつけることになった。ペレオンは大きすぎる成功を収めたのだ。その1ヶ月月後、新共和国は、アンティメリディアン宙域の軍閥指導者、モフ・ゲタリーズを打ち負かしたのち、境界地域を押し上げてきた。モフたちはペレオンの最近の勝利に勢いづき、攻勢に出るよう彼に命令した。

ペレオンは、しぶしぶながら承知したものの、ドルニアンの提督、エターン・アバトとセラノンで戦ってリーパーを失い、はっきりと見える形で敗北した。モフたちがこの教訓を学んでくれていることを願いつつ、彼ははっきり残った部分の確保を優先する、防衛体制の確立を求めた。新共和国が手出しをためらい、自分たちの伝統を守ることが出来るくらいのものでよいのだ。

だが、モフたちはまたも古い憎しみにとらわれることになった。ABY17に、共和国元老院は、元帝国官僚たちの元老院議員立候補の禁止を解除した。にわかに和平への動きが盛り上がったが、モフたちは、これを、新たな侵攻の序曲と見て取った。彼らはダーラに連絡を取り、戦うように説得し、ペレオンに戦いを始めるよう命じた。ペレオンはそれに従い、悲惨な結果をもたらすだろうと言うことを証明するため、出撃した。ダーラは、コラムスで敗走し、この後、ガーム=ベル・イブリスの第4艦隊とアクバー提督の第3、第5艦隊が、チャンパネラ、ケタリスそしてタングリンでペレオンの部隊を叩き潰した。

アンクス・マイナーにおいて、ペレオンは彼の生き残った2つのスター・ドレッドノートと、ブラック・フリートの生き残りによって回収された、EX−Fと言う名で知られるソランナン級スター・デストロイヤー「ライクヘル」を配置した。ペレオンは、オリンダの再現を願ったが、新共和国情報部は、「ライクヘル」について、彼すらも知らないことを知っていた。「ライクヘル」には、その反物質貯蔵庫の装甲が薄いと言う弱点があったのだ。スター・ドレッドノート「ガーディアン」の環境から、アクバーは、「ライクヘル」の弱点を集中攻撃するよう命じた。結果生じた反物質貯蔵庫の爆発は、ペレオンの艦船を何隻か破壊し、「メガドア」に損傷を与えた。

ペレオンは、すぐさまバスティオンへの撤退を命じた。そこで彼は、おのおのの宙域を守る戦力のある8人のモフを招集した。そこで、彼は自分はモフたちの命令に従ってこうなったのだと告げた。モフたちの思い違いのせいで、5年間の苦労が、たったの数週間で水泡に帰し、新共和国はもはや門前まで迫っているのだ、と。すっかりしょげたモフたちは、この非難を受け入れた。ペレオンは、やっとその最後で、帝国にふさわしい指導者を見つけた。つまり、彼だ。2年後、彼は新共和国との和平協定にサインした。こうして、彼の人生の大半を費やした銀河内戦は、公式に終結したのだった。

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