ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ポンドの為に ファンクラブコミュのリンクに繋がらない方へ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日記の公開範囲のせいで全部読めない方へのトピックです。
作者より許可を得たので本編のみをこちらにコピペしておきますのでご活用ください。



『ポンドの為に1』byかんちゃん
ここは夢の国。

現実逃避をした人が暮らす所だ。働かなくていいし、お金なんて必要ない。食べ物だってなんでもある。ゴキブリだって居ない。暮らすにはなんにも困る事がない。

そんな国で暮らす葉子は不満をもち始めた。これじゃ人間腐っちゃうよ!
葉子は気付いたんだ。こんな世界は必要ないレムスイミンの時に見る夢だけでいい!
でも一度踏み入れた夢の国からはなかなか脱け出せないのだ。
葉子は現実に戻る為にポンドの為に踊る大脱出を決行した!

でもどうやれば現実に戻れるのか…それは誰もしらない。






『ポンドの為に2』byよしたか
ポンドはこっちでのうのうと暮らしてたわけではない。
葉子をこっちの世界に引き戻す為の手段を研究していたのだ。

しかし夢の国との連絡がとる方法がないために、勝手に葉子を引き戻していぃものかもわからない。
ポンドは研究に打ち明けた当時から悩んでいた。
その答えのでない問題に頭をかかえていた。


一年がすぎようとした春。ポンドは決意をする。
夢の国で葉子が嬉しく感じたこと、楽しかったことなどに負けないように葉子を死ぬまで幸せにする。
と誓い、葉子を夢の国から引き戻すことを決めたのである。






『ポンドの為に3』byあきら
そのころ葉子も現実に戻るためにいろいろ調べていた。

本で調べてみたが、ここは夢の国。読みたい本が何でもそろってるはずなのに現実に戻る方法はどこにも記されていなかった。それどころか現実のことは一切書かれていない。

葉子は諦めず聞き込みを始めた。大概は「知らない」とあっさり答えられるだけだったが中には「夢の国から出たがるなんて頭おかしいんじゃねーの」と罵倒される事も何度かあった。
それもそのはず。こんな夢の国から出たがる人なんかいるわけがいない。
しかし葉子はある有力な話を聞いた。

過去に葉子と同じように夢の国から現実に戻ろうとした人がいると。

葉子はすぐに向かった。

現実に戻ろうとした老人が住むと言う森の中の小さな小屋にたどり着く。
コンコン…

「すみません!」





『ポンドの為に4』byかんちゃん
「誰じゃ?」
そう言って100歳近い顔がシワクチャな爺さんがでてきた。

葉子はその顔のシワクチャさに驚いたがどうすれば現実の世界に戻れるか聞いてみた。

爺さんは一瞬目をそらしたが、もう一度葉子の目を見た。
葉子の目は凄く透き通って綺麗な目をしていて、爺さんはたまらなく現実の世界に戻る裏技を教えたくなってしまった。

「名はなんと言う?」

「えっ葉子です」

「美しい名じゃ」

「で、お爺さんは現実の世界に戻る方法は知ってるのですか?」

「あ〜知っとる!でも大変じゃぞ!それでも葉子は知りたいか?」

「ん…はい!!」

「じゃあ教えてやる!この先にある吊り橋を渡りそのまた先にある…






『ポンドの為に5』byよしたか
葉子はお爺さんを疑いつつも、お爺さんの後ろをついて行った。

しばらく歩いたあと急に振り返りこう言った。

お爺さん「わしが案内出来るのはここまで、あとはこの橋を帰りたいという願いを込めながら渡りきる。たったそれだけじゃ。」

葉子「橋??橋って…」

お爺さん「ただし今までわしを訪ねてきた人間のうち渡りきれたのは2人、あとは皆恐怖心に勝てず落ちてしまった。」

恐怖心を抱かない方がおかしい。

橋の幅は両足を並べてすこし余る程度、しかも手すりや縄などついておらず、霧で橋の先が見えない。板同然の橋なのだから…







『ポンドの為に6』byあきら
ポンドはある二人と出会っていた。
夢の国から帰ってきたと言われる二人に。

藍と桂弥。

二人は夢の国から現実に帰ってきた二人。
ポンドは夢の国について聞いていた。

「夢の国への行き方はわからないの。」

藍は残念そうに答えた。

「気がつくと夢の国にいて幸せに暮らしているんだ。でも俺はあの国の現時とは違うって思ったんだ。」

桂弥もそれに同意するように語る。
ポンドは自分の置かれている状況を話し、どうにかして葉子を助けたいのだと二人に説明する。
藍はポンドを助けたい気持ちでいっぱいになる。

「夢の国からだ出する方法はあるの。葉子ちゃんがその気になっているかわからないけど…」

藍は続ける。

「だから助けに行きたくても行き方はわからない。帰ってくるのを待つしか……」

「でも俺や藍、葉子ちゃんを含めてみんなが夢の国に行ってしまった。行き方はあるはずだよ。」

桂弥は真剣な眼差しでポンドを見つめてそう話した。
葉子が帰ってくる保証はない。だからこそポンドは夢の国に行くしかないと改めて決意した。






『ポンドの為に7』byかんちゃん
その頃葉子は吊り橋を渡り始めた。
先が見えないからどこまで続くか分からない。でもポンドに会う為現実の世界に戻る為に葉子は恐怖心なんか忘れていた。必死に渡っていた。
もう1km位は進んだろうかまだ先はありそうだ…


2km…3km…4km…5km…

もう葉子の体はクタクタで足が止まってしまった。


遂に一筋の光がっ!!

葉子の心臓はコンマなん秒という鼓動を刻んでいる。葉子は大きく深呼吸してまた歩きだした。






『ポンドの為に8』byよしたか
葉子は心の中で叫んだ。

「ポンドぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」






『ポンドの為に9』byあきら
そのときポンドは立ち上がってしまった


右手に持っていたおにぎりを机に落としてしまった。


「あ…おにぎりが……」


違う! 葉子の声が聞こえた!

「葉子おおおおぉぉぉええぇぇええ!」

声に向かってポンドは走り出した!






『ポンドの為に10』byかんちゃん
ポンド何かにぶつかった!
ガラスばりのドアだ!

でも大丈夫!少し鼻血が出ただけだ!





『ポンドの為に11』byよしたか
その頃葉子はニワトリのフンを踏んでいた。






『ポンドの為に 最終話』byあきら
葉子は鳥のフンを見ておかしな事に気が付いた……

夢の国に鳥のフン?

それは現実を感じさせる不規則な出来事…


葉子は現実が近くなっていると確信しながら走り続けた。



葉子は見えない壁にぶつかった。それは大きな大きなガラスだった

おでこを押さえながらガラスの向こうを見る。


そこには倒れるポンドの姿が。

ポンド!ポンドォ!!


葉子は必死にポンドを呼びかける。


ポンドは何かに気が付き目を覚ます。すると目の前にはガラスを無我夢中で叩きながら何かを叫ぶ葉子がいる。

なにも聞こえない

ポンドも急いでガラスに近づく。

葉子の顔はクシャクシャに笑いながら涙を流し始める。お互いにガラスを叩き叫び合う。

葉子が疲れはてて手を止めると同時に、お互いは相手と手を合わせそのままガラス越しの口づけを交わす。。








葉子は目を覚ました。そこは見慣れた風景に見慣れたベッド。






そして横には長い間見ることが出来なかった安心しながら眠るポンドの寝顔。


葉子はフッと微笑むとポンドの隣でまた眠りについた。。




おわり!!

コメント(2)

初見です!!
こんなに深い話だと思いませんでした・・・

昔から読まなかったことに本当に後悔しています;;

ポンド、葉子!幸せになれよ!!
改めて読み返しても感動しますね〜泣き顔

なんどでも読んでしまう素敵な作品だと思いますチャペル

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ポンドの為に ファンクラブ 更新情報

ポンドの為に ファンクラブのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング