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別館@石鹸〜脂肪酸塩の化学コミュの【O-72】炭酸塩入り粉石鹸に重曹を投入すると洗浄力が上がるという考え方があるようですが、量によっては「洗浄力が向上する」のではなく「洗浄力が低下しない場合がある」という事ではないかと考えられます。

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【O-72】寅壱さんのコメント


たとえば水30リットルに対して炭酸塩30〜40パーセント入り粉石鹸を45グラム程度投入したとします。

仮にこの洗濯液のpHを10.5とします。

ここに重曹を1グラム投入すると化学平衡でpHがわずかに下がり10.45程度になります。

洗濯液はpH9.5〜10程度以上を維持されていれば洗浄力がある状態ですので、下がったといってもまだ洗浄力には実質影響がありません。しかし向上するわけではありません。


では5グラム投入した場合はどうでしょう。やはり化学平衡で10.27程度まで下がりますが、これもまだ下がったといっても洗浄力は維持されています。しかし向上するわけではありません。また洗濯物に含まれる汚れのためにpHが低下することを考えれば、重曹を入れるメリットは無いでしょう。


では10グラム入れた場合はどうでしょう。やはり化学平衡で10.1程度まで下がりますが、これもまだ下がったといっても洗浄力はなんとか維持されています。しかし向上するわけではありません。また洗濯物に含まれる汚れのためにpHが低下することを考えれば、重曹を入れるメリットは無いでしょう。

結論としては上記のように炭酸塩入り粉石鹸に5グラム程度まで入れるのは洗浄力に対して大きな影響は与えない事も考えられますが、メリットは無いと考えられます。おまじないですね。

しかし上記のようなことは炭酸塩入り粉石鹸だから緩和されてアルカリ度が維持されますが、純石鹸だとすぐに脂肪酸が遊離し始めますので、黄ばみや酸化臭に直結します。

デリケート物をあえて低pHの洗濯液で洗う場合以外、行うメリットはほとんど無いと考えられます。

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