医療に関しては素人ですが気になる事がありまして、トピを立てさせて頂きました。
胃腸風邪(軽い下痢、胃痛、微熱)になり病院から ホスミシン、ムコスタ、ビオスリー、ガスモチンを処方されました。
(診察では症状を聞かれて薬を処方されたのみです。)
しかし同じような症状の会社の同僚が別の病院に掛かった所、抗生物質は処方されませんでした。
もちろん人によって症状は違いますし、診る先生によって処方する薬は違いますが、私の行っている病院では風邪の時は毎回抗生物質が処方されます。
つい先日もリンパ腺が痛み、クラリシッドを処方されたばかりなのに、こんなに抗生物質を飲んで良いものか心配です。
胃腸風邪の時は、やはり抗生物質を飲んだ方が良いですか？
アドバイスを頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
胃腸風邪(軽い下痢、胃痛、微熱)になり病院から ホスミシン、ムコスタ、ビオスリー、ガスモチンを処方されました。
(診察では症状を聞かれて薬を処方されたのみです。)
しかし同じような症状の会社の同僚が別の病院に掛かった所、抗生物質は処方されませんでした。
もちろん人によって症状は違いますし、診る先生によって処方する薬は違いますが、私の行っている病院では風邪の時は毎回抗生物質が処方されます。
つい先日もリンパ腺が痛み、クラリシッドを処方されたばかりなのに、こんなに抗生物質を飲んで良いものか心配です。
胃腸風邪の時は、やはり抗生物質を飲んだ方が良いですか？
アドバイスを頂けたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
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コメント(56)
＞16 長谷川さん
じゃあアレルギー性鼻炎の急性期も急性細菌性副鼻腔炎も風邪ですか？ってなっちゃうわけです。定義は色々ありますよね。学会によっても違うし。
＞17 片腕ドラゴンさん
二次性の細菌感染が生じてそのための症状が出現からの抗菌薬投与は当然是でしょうが、その前の段階での二次感染予防目的の抗菌薬投与には適切性はありませんね。対症療法という言葉も意味が違うと思います。
＞18 ブーケ♪さん
ここでしている「風邪に抗菌薬が必要か？」の話はあくまでも一般論。ブーケ♪さんの今の状態にホスミシンが必要かどうかとは別次元の話です。
その必要性は診察した主治医が一番よくわかっているのでしょうから、主治医の言うことを聞いておくべきだと思います。
それでも疑念があるなら、それも主治医に相談を。
じゃあアレルギー性鼻炎の急性期も急性細菌性副鼻腔炎も風邪ですか？ってなっちゃうわけです。定義は色々ありますよね。学会によっても違うし。
＞17 片腕ドラゴンさん
二次性の細菌感染が生じてそのための症状が出現からの抗菌薬投与は当然是でしょうが、その前の段階での二次感染予防目的の抗菌薬投与には適切性はありませんね。対症療法という言葉も意味が違うと思います。
＞18 ブーケ♪さん
ここでしている「風邪に抗菌薬が必要か？」の話はあくまでも一般論。ブーケ♪さんの今の状態にホスミシンが必要かどうかとは別次元の話です。
その必要性は診察した主治医が一番よくわかっているのでしょうから、主治医の言うことを聞いておくべきだと思います。
それでも疑念があるなら、それも主治医に相談を。
風邪について
このコミュでは、意に反する人を精神疾患扱いする人々がいるようですが、風邪については、インフルエンザを除き心因性のものです。
風邪は、現在の誰かとのやり取りがあり、それが過去の誰かとの経験を呼び起こし、身体症状を、自ら引き起こすことにより起ります。
従って「その風邪は誰か？」と言う問い掛けを自らに行い、過去の出来事を突き止めることで、風邪の収束を期待することができます。
ほとんど全ての病気は心因性のものであり、その意味で精神疾患と言うことができます。そして心因性のものは自然治癒するものです。
薬に良い点があるとしたら、薬で症状を抑えている間に、過去の出来事からの刺激から解放され、自然治癒の能力が発現することです。
警告：向精神薬の場合は自らのコントロールする能力引き下げることがあります。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=13&comm_id=474924&id=28322185
精神医学は、廃人を作り出します。
259 「病気は人が引き起こし、人が自ら治します。」
このコミュでは、意に反する人を精神疾患扱いする人々がいるようですが、風邪については、インフルエンザを除き心因性のものです。
風邪は、現在の誰かとのやり取りがあり、それが過去の誰かとの経験を呼び起こし、身体症状を、自ら引き起こすことにより起ります。
従って「その風邪は誰か？」と言う問い掛けを自らに行い、過去の出来事を突き止めることで、風邪の収束を期待することができます。
ほとんど全ての病気は心因性のものであり、その意味で精神疾患と言うことができます。そして心因性のものは自然治癒するものです。
薬に良い点があるとしたら、薬で症状を抑えている間に、過去の出来事からの刺激から解放され、自然治癒の能力が発現することです。
警告：向精神薬の場合は自らのコントロールする能力引き下げることがあります。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?page=13&comm_id=474924&id=28322185
精神医学は、廃人を作り出します。
259 「病気は人が引き起こし、人が自ら治します。」
＞23 どくねこさん
くるむさんのコメントの意味合い、まあそうでしょうね。ただ厳密にこの話をつめるなら、やっぱり「風邪の定義」を一致させないとわけわからなくなりそうです。
私は「風邪は100％ウイルス性」という定義があっても別におかしくはないと思います。どの定義で風邪という言葉を受け取っているかについて、どれが多数派の意見なのかとかは知らないですけど。
＞25 片腕ドラゴンさん
建前でも何でも「かぜ症候群に対する抗生剤の処方は合理的」という意見は片腕ドラゴンさん個人の意見なだけで、何の裏付けもありませんね。
耐性菌うんぬんについては同意です。
対症療法という言葉は一般的にはそこにある症状を和らげるのが目的の療法という意味だと思いますので、やはり言葉の使い方はおかしいと思います。
＞26 ムネさん
ご高説ありがとうございました。医学医療と関係のない話は別コミュニティでお願いします。
＞27 長谷川さん
それはもちろん同意なんですが、でも外来で患者さんに「おなかの風邪ですね」なんて説明する医者も世の中ゴマンといる事実も忘れてはいけないと思います。
くるむさんのコメントの意味合い、まあそうでしょうね。ただ厳密にこの話をつめるなら、やっぱり「風邪の定義」を一致させないとわけわからなくなりそうです。
私は「風邪は100％ウイルス性」という定義があっても別におかしくはないと思います。どの定義で風邪という言葉を受け取っているかについて、どれが多数派の意見なのかとかは知らないですけど。
＞25 片腕ドラゴンさん
建前でも何でも「かぜ症候群に対する抗生剤の処方は合理的」という意見は片腕ドラゴンさん個人の意見なだけで、何の裏付けもありませんね。
耐性菌うんぬんについては同意です。
対症療法という言葉は一般的にはそこにある症状を和らげるのが目的の療法という意味だと思いますので、やはり言葉の使い方はおかしいと思います。
＞26 ムネさん
ご高説ありがとうございました。医学医療と関係のない話は別コミュニティでお願いします。
＞27 長谷川さん
それはもちろん同意なんですが、でも外来で患者さんに「おなかの風邪ですね」なんて説明する医者も世の中ゴマンといる事実も忘れてはいけないと思います。
>23 どくねこさん
専門家ではありませんが・・・。
100%と言い切ることは不可能でしょうけれど、まぁほとんどはウイルス性でいいのではないでしょうか。
もちろん、易感染状態の人だったりするとまた対応は違ってくるでしょうし、健常人でも溶連菌による咽頭炎みたいに明らかに細菌性で抗菌薬を必要とする場面もありますし。
問題はそこらへんの病気まで全部「風邪」にしていいかどうかですよね。
「ウイルス性の鼻咽頭炎を風邪症候群と呼ぶ」などと偉い研究班なんかが提唱してくれたら「抗菌薬は風邪には不要です」なんて言えるんですけど、無理でしょうねぇ。
少なくとも1歳未満の乳児が熱を出した場合は内服の抗菌薬はやめてほしいところですが。
トピ主さんの状況ははっきりとはわからないのでホスミシンの是非もなんとも言えませんが、飲むこと自体にそれほど大きな問題はないですよね。
ただ、ホスミシンを処方するのであれば、できたら便の培養くらいやっておくといいのではないでしょうかね。特に侵襲もないことですし。
専門家ではありませんが・・・。
100%と言い切ることは不可能でしょうけれど、まぁほとんどはウイルス性でいいのではないでしょうか。
もちろん、易感染状態の人だったりするとまた対応は違ってくるでしょうし、健常人でも溶連菌による咽頭炎みたいに明らかに細菌性で抗菌薬を必要とする場面もありますし。
問題はそこらへんの病気まで全部「風邪」にしていいかどうかですよね。
「ウイルス性の鼻咽頭炎を風邪症候群と呼ぶ」などと偉い研究班なんかが提唱してくれたら「抗菌薬は風邪には不要です」なんて言えるんですけど、無理でしょうねぇ。
少なくとも1歳未満の乳児が熱を出した場合は内服の抗菌薬はやめてほしいところですが。
トピ主さんの状況ははっきりとはわからないのでホスミシンの是非もなんとも言えませんが、飲むこと自体にそれほど大きな問題はないですよね。
ただ、ホスミシンを処方するのであれば、できたら便の培養くらいやっておくといいのではないでしょうかね。特に侵襲もないことですし。
オンライン教科書の一つ、Uptodateから抜粋要約すると、
・ランダム化比較試験のレビューで、7日未満の上気道症状に対して抗生剤を使った場合と、偽薬を使った場合で、症状持続期間に差はなかったが、副作用による被害は抗生剤を使った人に多かった
・鑑別を要するのは、細菌性の副鼻腔炎であるが、大人にはまれであることから、ルーチンの抗生剤投与は勧めない
などとあります。
良心的な医師は風邪に抗生剤は処方しないと思いますが、日本の場合は、処方した方が儲かる、患者がほしがる、処方せずに訴えられたらこまる、などの理由で習慣的に処方されていることが今でも多いことは否めないと思います。
細菌性か、ウイルス性か、というところは初診で断定できないことも少なくありません。風邪とひとくちにいっても、病院を受診する必要を疑うような元気な20代の人が鼻水たらしている状態から、慢性気管支炎の80代の人が微熱があると言ってきた状況まで、いろんな場合があります。
トピ主さんの意図とは違うかもしれませんが、風邪の定義論や、何が正しいのか、ということよりも、こんなときは抗生剤を使って、こんなときは使っている人もいるけど、私は使わない方がいいと思う、という意見が聞けると勉強になりありがたいと思います。
ちなみに私はと言いますと、基本的に風邪症状（鼻水、くしゃみ、咽頭痛、発熱、咳など）にも胃腸炎症状（腹痛、下痢、嘔吐）にも抗生剤を使いません。
アレルギーの増える昨今、救急当直をしていて、日中に処方された薬の副作用で来院される方は、決して少なくありません。（フォローも大変）
ただし、高齢者や脳性麻痺などの基礎疾患のある人に対しては、聴診やレントゲンからは明らかな下気道感染の証拠が得られなくとも、咳や痰、消耗の程度、白血球数などから、細菌感染合併を疑い、抗生剤投与や入院を勧めることがあります。
コンジュラーさん、
＞トピ主の症状(下痢とか)にホスミシン処方って特に疑問に思わないのですが、疑問に思わないとダメでしょうか?
医療関係者の方と思いますが、胃腸炎症状に対して抗生剤を使ってよかった、という症例をお持ちでしょうか？ホスミシンを使うかどうかの基準はどうされていますか？
・ランダム化比較試験のレビューで、7日未満の上気道症状に対して抗生剤を使った場合と、偽薬を使った場合で、症状持続期間に差はなかったが、副作用による被害は抗生剤を使った人に多かった
・鑑別を要するのは、細菌性の副鼻腔炎であるが、大人にはまれであることから、ルーチンの抗生剤投与は勧めない
などとあります。
良心的な医師は風邪に抗生剤は処方しないと思いますが、日本の場合は、処方した方が儲かる、患者がほしがる、処方せずに訴えられたらこまる、などの理由で習慣的に処方されていることが今でも多いことは否めないと思います。
細菌性か、ウイルス性か、というところは初診で断定できないことも少なくありません。風邪とひとくちにいっても、病院を受診する必要を疑うような元気な20代の人が鼻水たらしている状態から、慢性気管支炎の80代の人が微熱があると言ってきた状況まで、いろんな場合があります。
トピ主さんの意図とは違うかもしれませんが、風邪の定義論や、何が正しいのか、ということよりも、こんなときは抗生剤を使って、こんなときは使っている人もいるけど、私は使わない方がいいと思う、という意見が聞けると勉強になりありがたいと思います。
ちなみに私はと言いますと、基本的に風邪症状（鼻水、くしゃみ、咽頭痛、発熱、咳など）にも胃腸炎症状（腹痛、下痢、嘔吐）にも抗生剤を使いません。
アレルギーの増える昨今、救急当直をしていて、日中に処方された薬の副作用で来院される方は、決して少なくありません。（フォローも大変）
ただし、高齢者や脳性麻痺などの基礎疾患のある人に対しては、聴診やレントゲンからは明らかな下気道感染の証拠が得られなくとも、咳や痰、消耗の程度、白血球数などから、細菌感染合併を疑い、抗生剤投与や入院を勧めることがあります。
コンジュラーさん、
＞トピ主の症状(下痢とか)にホスミシン処方って特に疑問に思わないのですが、疑問に思わないとダメでしょうか?
医療関係者の方と思いますが、胃腸炎症状に対して抗生剤を使ってよかった、という症例をお持ちでしょうか？ホスミシンを使うかどうかの基準はどうされていますか？
便乗で質問してすみません。
小児の風邪に対する抗生物質の投与についても大人と同様なのでしょうか。
2歳になった息子は1歳前から保育園に行ってるので、しょっちゅう「青黄色い粘性鼻水＆痰のからんだ咳」という状態になっていますが、かかりつけの小児科ではたとえ熱があっても出されるのは「ぺリアクチン」「アスベリン」「ブロチン」「ムコソルバン」のみ（何か所見が違うのか、熱の高さや続き具合によるのかごくごくたま〜に「クラリシッド」が出るときがあります）。熱がなく鼻水がメインのときは耳鼻科に吸ってもらいにだけに行くときがありますが、耳鼻科では「ぺリアクチン」「アスベリン」「ムコソルバン」に「メイアクト」が出されます。ちなみに中耳炎や肺炎にはなったことがなく、受診の目安は「38度以上の発熱」「鼻づまりや咳で食事・睡眠が妨げられる」（小児科）、「青い鼻水が出る」「2〜3分おきに鼻水をふかないといけない」「痰がからんだ咳がよく出る」（耳鼻科）です。
耳鼻科の医師やかかりつけの薬局に質問をしても「ちゃんと飲みきれば耐性菌の心配はいらない」以上のことは言ってもらえません。
かかりつけの小児科・耳鼻科を決めるにあたり、いろいろな所に行ってみましたが、抗生物質をすぐ出すか否か、何を出すかも医師によっていろいろなので（フロモックス、リカマイシン、クラリス、ホスミシン・・・）何を基準に決めていいものか・・・難しいなと思っています。
小児の風邪に対する抗生物質の投与についても大人と同様なのでしょうか。
2歳になった息子は1歳前から保育園に行ってるので、しょっちゅう「青黄色い粘性鼻水＆痰のからんだ咳」という状態になっていますが、かかりつけの小児科ではたとえ熱があっても出されるのは「ぺリアクチン」「アスベリン」「ブロチン」「ムコソルバン」のみ（何か所見が違うのか、熱の高さや続き具合によるのかごくごくたま〜に「クラリシッド」が出るときがあります）。熱がなく鼻水がメインのときは耳鼻科に吸ってもらいにだけに行くときがありますが、耳鼻科では「ぺリアクチン」「アスベリン」「ムコソルバン」に「メイアクト」が出されます。ちなみに中耳炎や肺炎にはなったことがなく、受診の目安は「38度以上の発熱」「鼻づまりや咳で食事・睡眠が妨げられる」（小児科）、「青い鼻水が出る」「2〜3分おきに鼻水をふかないといけない」「痰がからんだ咳がよく出る」（耳鼻科）です。
耳鼻科の医師やかかりつけの薬局に質問をしても「ちゃんと飲みきれば耐性菌の心配はいらない」以上のことは言ってもらえません。
かかりつけの小児科・耳鼻科を決めるにあたり、いろいろな所に行ってみましたが、抗生物質をすぐ出すか否か、何を出すかも医師によっていろいろなので（フロモックス、リカマイシン、クラリス、ホスミシン・・・）何を基準に決めていいものか・・・難しいなと思っています。
＞39 じんぺーさん
今の時代にProf Up To Dateには逆らえませんよねー。しかし値段がお高い・・・
私の抗菌薬投与スタンスはじんぺーさんに近い、ってかほぼ同じです。
ホスホマイシンの評価って言いにくいですよね。気持ち的には「日本発」なので応援したかったりして。って全く医学的じゃないですね。
胃腸炎よりはむしろ尿路感染の方が使い安いでしょうか。どんどんズレズレですが。Ｏ−１５７に対してホスホマイシンはHUSのリスクを上げないという話もありましたが、それは一応信じて使用してます。
＞40 みすとさん
私は「細菌性腸炎を疑うだけで抗菌薬投与は間違いだと思います。」と書いたわけで、「（細菌性腸炎に抗菌薬投与の）適応なし」と言ってるわけではないです。
ただ細菌性腸炎への抗菌薬投与は限られたケースのみであるとは言えると考えます。
で、もちろん上記は細菌性腸炎に関して言ったわけであって、マイコプラズマやらはまた全然別です。
＞41 GOCCIさん
すみません。GOCCIさんの9の簡潔すぎるコメントに勘違いしてしまいました。風邪うんぬんではなく、大きな意味で「抗菌薬の予防投与って存在するの？」という問いかけに取ってしまったので「場合によってはあります」と返事をしてしまいました。
今までの流れと同様に「何を風邪様症状とするか？」によりますが、上気道症状のみの場合は予防的投与は適切ではないでしょう。
今の時代にProf Up To Dateには逆らえませんよねー。しかし値段がお高い・・・
私の抗菌薬投与スタンスはじんぺーさんに近い、ってかほぼ同じです。
ホスホマイシンの評価って言いにくいですよね。気持ち的には「日本発」なので応援したかったりして。って全く医学的じゃないですね。
胃腸炎よりはむしろ尿路感染の方が使い安いでしょうか。どんどんズレズレですが。Ｏ−１５７に対してホスホマイシンはHUSのリスクを上げないという話もありましたが、それは一応信じて使用してます。
＞40 みすとさん
私は「細菌性腸炎を疑うだけで抗菌薬投与は間違いだと思います。」と書いたわけで、「（細菌性腸炎に抗菌薬投与の）適応なし」と言ってるわけではないです。
ただ細菌性腸炎への抗菌薬投与は限られたケースのみであるとは言えると考えます。
で、もちろん上記は細菌性腸炎に関して言ったわけであって、マイコプラズマやらはまた全然別です。
＞41 GOCCIさん
すみません。GOCCIさんの9の簡潔すぎるコメントに勘違いしてしまいました。風邪うんぬんではなく、大きな意味で「抗菌薬の予防投与って存在するの？」という問いかけに取ってしまったので「場合によってはあります」と返事をしてしまいました。
今までの流れと同様に「何を風邪様症状とするか？」によりますが、上気道症状のみの場合は予防的投与は適切ではないでしょう。
＞54 みすとさん
すみません。どうも私の言葉足らずのようです。文字だけのやり取りというのはやはり難しいところがありますね。
管理人からして・・・しかも相手は副管理人にしてこれですから・・・汗
「細菌性腸炎を疑うだけで抗菌薬投与は間違い」というのはそのまま受け取っていただいて結構です。断言できます。ただもちろん「全ての細菌性腸炎に抗菌薬は不要」と言っているわけではありません。
また、それの理由として「多くの細菌性腸炎は抗菌薬なしで軽快しますから」というのは、あくまでも理由のうちのひとつであって、オンリーワンの理由、それだけをもって抗菌薬投与を否定するというわけではないです。
言い換えるならば、「多くの細菌性腸炎は抗菌薬なしで軽快する」ことは「細菌性腸炎を疑うだけで抗菌薬投与をしない」ことの十分条件ではないけど、必要条件のひとつではあるということになりますでしょうか。
少し言葉足らずというか表現が不適切だったかもしれません。「・・・軽快しますしね」とかの語尾だったら伝わったかなー？？
仮に細菌性腸炎と確定診断されたとしても、抗菌薬投与が必要となるケースは限られます。下痢患者のマネージメントについてや治療の各論などの細かい部分は長くなるのでここでは、はしょらせて書かせてもらいたく思いますが（普段後輩へのレクチャーなどではもちろん念入りに伝えてますが）。
いわゆる急性下痢の患者を診たとき、その下痢は大腸型か小腸型か？ということをイメージしながら鑑別を進めるのが、青木眞先生の「レジデントのための感染症診療マニュアル第1版」出版以来日本でもスタンダードになっていると思いますが、菌種から考えた時に抗菌薬投与が必要とされるのは大腸型下痢を示す一部の菌だけです。
6でたつやんさんが言っている「細菌性腸炎を疑う症状」というのがどんな症状のことを指しているのかわかりませんが、菌種からでなく抗菌薬投与が望まれるのは（確定診断前も含めて）患者が新生児や高齢者など特殊な場合、あるいは高度脱水などの重症な臨床状況であり、「細菌性腸炎を疑ったから」ではありません。逆に言えば抗菌薬投与を必要としない必要条件として「多くの細菌性腸炎は抗菌薬なしで軽快する」以外に「患者の状況が特殊ではない」や「高度脱水がない」といったこともあげられると言えます。
下痢の鑑別は簡単ではないと思います。病歴はもちろん食事歴や旅行歴が非常に重要でしょう。それすら聞かずにサラッと問診診察して抗菌薬を投与する・・・なんてことも実は結構やられているように思いますが、言語道断だと思います。
結果細菌性ですらなく耐性菌を生む原因となることもあるし、患者自身にもClostridium difficileによる偽膜性腸炎を引き起こすこともあるし、Ｏ−１５７のようにかえって予後が悪くなることもあるし、チフスパラチフス以外のSalmonellaのように逆に菌のキャリア期間を長くすることもあるし、エリスロマイシンのようにそのものが下痢の原因になるものだってあります。
抗菌薬を投与する時は「何のために抗菌薬を投与するのか？」ということを深く考えるべきだと思います。
ちなみにトピック違いですが、ほとんど全ての急性下痢のケースでは白血球やＣＲＰの数値なんてものは診断やマネージメントには「何ら」役に立ちませんね。
すみません。どうも私の言葉足らずのようです。文字だけのやり取りというのはやはり難しいところがありますね。
管理人からして・・・しかも相手は副管理人にしてこれですから・・・汗
「細菌性腸炎を疑うだけで抗菌薬投与は間違い」というのはそのまま受け取っていただいて結構です。断言できます。ただもちろん「全ての細菌性腸炎に抗菌薬は不要」と言っているわけではありません。
また、それの理由として「多くの細菌性腸炎は抗菌薬なしで軽快しますから」というのは、あくまでも理由のうちのひとつであって、オンリーワンの理由、それだけをもって抗菌薬投与を否定するというわけではないです。
言い換えるならば、「多くの細菌性腸炎は抗菌薬なしで軽快する」ことは「細菌性腸炎を疑うだけで抗菌薬投与をしない」ことの十分条件ではないけど、必要条件のひとつではあるということになりますでしょうか。
少し言葉足らずというか表現が不適切だったかもしれません。「・・・軽快しますしね」とかの語尾だったら伝わったかなー？？
仮に細菌性腸炎と確定診断されたとしても、抗菌薬投与が必要となるケースは限られます。下痢患者のマネージメントについてや治療の各論などの細かい部分は長くなるのでここでは、はしょらせて書かせてもらいたく思いますが（普段後輩へのレクチャーなどではもちろん念入りに伝えてますが）。
いわゆる急性下痢の患者を診たとき、その下痢は大腸型か小腸型か？ということをイメージしながら鑑別を進めるのが、青木眞先生の「レジデントのための感染症診療マニュアル第1版」出版以来日本でもスタンダードになっていると思いますが、菌種から考えた時に抗菌薬投与が必要とされるのは大腸型下痢を示す一部の菌だけです。
6でたつやんさんが言っている「細菌性腸炎を疑う症状」というのがどんな症状のことを指しているのかわかりませんが、菌種からでなく抗菌薬投与が望まれるのは（確定診断前も含めて）患者が新生児や高齢者など特殊な場合、あるいは高度脱水などの重症な臨床状況であり、「細菌性腸炎を疑ったから」ではありません。逆に言えば抗菌薬投与を必要としない必要条件として「多くの細菌性腸炎は抗菌薬なしで軽快する」以外に「患者の状況が特殊ではない」や「高度脱水がない」といったこともあげられると言えます。
下痢の鑑別は簡単ではないと思います。病歴はもちろん食事歴や旅行歴が非常に重要でしょう。それすら聞かずにサラッと問診診察して抗菌薬を投与する・・・なんてことも実は結構やられているように思いますが、言語道断だと思います。
結果細菌性ですらなく耐性菌を生む原因となることもあるし、患者自身にもClostridium difficileによる偽膜性腸炎を引き起こすこともあるし、Ｏ−１５７のようにかえって予後が悪くなることもあるし、チフスパラチフス以外のSalmonellaのように逆に菌のキャリア期間を長くすることもあるし、エリスロマイシンのようにそのものが下痢の原因になるものだってあります。
抗菌薬を投与する時は「何のために抗菌薬を投与するのか？」ということを深く考えるべきだと思います。
ちなみにトピック違いですが、ほとんど全ての急性下痢のケースでは白血球やＣＲＰの数値なんてものは診断やマネージメントには「何ら」役に立ちませんね。
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