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龍馬塾コミュの「地球温暖化」を警告する 第二章

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龍馬塾 「地球温暖化」を警告する 第二章

現在の気温の上昇スピードはコンピュータの予想を遥かに上回るものであり、IPCCの予想値の上限(百年間で約6.4℃)を大幅に越える可能性がある事を「地球温暖化」を警告する(1)で明らかにしてきました。
しかし、より重要な問題が存在します。地球の平均気温が百年間で10℃以上上昇するといっても充分ではないのです。その表現では、干魃と飢餓に苦しむ民衆の困難を真に理解し共感する事ができません。また、諸国民の行動を温暖化阻止に集中させる事も出来ないと思われます。では、何に注目すべきでしょうか。それは最高気温です。植物は生育適温を一日でも下回れば壊滅的な損害を生じます。一日の降霜が大平原の農作物を凍死させるのです。生育適温の上限でも同じ事が生じます。数日の熱波が、見渡す限りの農作物を熱死させる可能性があるのです。議論の中心は最高気温でなくてはいけません。
例えば、札幌の1987年8月の月平均気温は20.6℃最高気温30.1℃であったものが、20年後の2007年8月の月平均気温は23.5℃、最高気温34.2℃と20年間で平均気温が約3℃上昇していきます。
最近の実績では気温上昇が20年間で約2倍と考えられるので、20年間では、約6℃の気温上昇が考えられ、2027年の札幌の8月の月平均気温は約30℃、最高気温は約40℃と考えられます。同様に次の20年間を想定すると、気温上昇は約12℃に達し、2050年頃の札幌の8月の月平均気温は約42℃、最高気温は52℃となる虞れがあります。
最高気温を問題にしてこそ、はじめて「地球温暖化」の真の重要性に気付かされ、農業不可能地域に転化した世界各地の民衆の苦しみを肌で感じる事が出来ます。札幌は冷帯ですので、温帯の地域や、日本の他の地域の
8月の最高気温は札幌の52℃を上回ると考えねばなりません。
各地方の気象台を中心に最高気温の予測を明確にして、具体的な対策をとるべきです。既に農作物の耕作適温の上限値を突破している国や地域が出現しているのです。それらの地方の民衆他地域への避難も国連が中心となって計画するべきです。今後の20年間で耕作適温の上限値を突破すると考えられる地域にあっても、最高気温の明確な予測があってこそ、温暖化に正面から取り組む対策が可能となります。過去150年間の実績から、温暖化は一貫してその上昇幅を拡大していきます。一年一年その気温の上昇幅が大きくなっています。このような異常な事態が続けば数千万年にわたって安定化した自然の中で発達してきた生物種もほとんどが絶滅に向かうことが危惧されます。毛皮を有する種族は無論のことですが、世界の高温乾燥化は大量の森林・植物・農作物の枯渇を意味します。
植物の絶滅は動物達にとっても致命的なのです。
従って人間の生存適温を考えるだけではなく、それぞれの植物・農作物の生育適温の上限値を把握する事が重要です。
温暖化には誤解も存在すると考えられます。日本付近では、一回の降水量や年間の降水量も増加すると考えられています。気温が10℃上昇すると、大気中の水蒸気量や年間降水量も増加のすると考えられ、流速が二倍になれば、流速の破壊エネルギーは4倍となって洪水の危険も増すと考えられます。しかし、その点を除けば、降雨と降雨の間の高温で、地面からの水分蒸発量も増大し、世界の乾燥化は強まると考えられます。日本も例外ではありません。現に世界の各地で山火事が頻発し予想外の二酸化炭素の大量が激減し、下流部の米生産に大打撃を与えることも予想されます。グリーンランドでは最近10年間の気温上昇分が4.5℃と伝えられています。今後この上昇幅は拡大こそすれ、減少に向かうとは考えられません。
将来の予測を不確実なコンピューター・モデルに頼るだけではなく、実績値をそのまま延伸させて将来を予想をする作業も必要なのです。議論の中心は実績値、しかも最高気温をめぐるものでなくてなりません。最近焼く10年間で、100年間の平均気温をめぐるものでなくてはなりません。最近約10年間で、100年間の平均気温の上昇値の予測を二回も上方に書き換えたIPCCの姿勢は安易に過ぎるものです。今後も同様の事態が続けば「地球温暖化」阻止の人類のただ一度のチャンスに重大な逸機をもたらすものになりかねません。世界の年平均気温の上昇に注目することが何よりも重要です。そのことが絶滅に直面する動植物の悲哀を人間に理解させ、「地球温暖化」
に現に苦しんでいる諸国民の苦悩を地球人類に共鳴させてこの問題の重要性を明らかにし、世界を「温暖化」阻止の取り組みに団結させる契機となると確信します。

2007年12月13日龍馬塾(CC)

京都サミット・洞爺湖サミット時によるチラシの配布を実施
新聞社・大学・行政機関などに1500枚配布

テキストの使用する場合はご一報下さい。

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