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トリガーポイント/掃骨鍼法コミュの≪頚肩背部の“鍼”と“気胸”の心得≫

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【鍼灸への質問トピックより借用します。】
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テーマ ≪頚肩背部の“鍼”と“気胸”≫

Kさん;
 最近、肩背部のコリを呈している患者さんを診る機会が増えました。
しかし、肩背部の刺針をするも、気胸が怖く、気を出すことが全く出来ません。
諸先生方はどのようにして、気胸の恐怖(?)を乗り越えられたのでしょうか?
また、安全な治療法などがありましたらアドバイスお願いします。

1.M師;
 誰も回答がないので、席主から。
人間の輪切り写真を見て、どうしたら安全に刺入できるか考えました。
だいたい背骨から1?横を直刺すれば、必ず背骨に当たるので気胸が起きません。
 
2.Kさん;
 ご回答ありがとうございます!しかし疑問が残ってしまいます。
何かと申しますと、例えばM先生の仰る刺し方ですと安全に刺入できるかと
思いますが背部兪穴を使おうとしたとき、経穴の位置がかなりズレると
思います。それでも、背部兪穴と同等の効果は得られるのでしょうか?
 また、解剖学的に考えたときに大菱形筋など広い面積を持つ筋などを
十分に弛緩させることができるのでしょうか?
 勉強不足で申し訳ありません…

3.M師;
 背部兪穴は何を目標とし、華佗夾脊穴は何を目的としているのか? 
神経根なのか、それとも多裂筋なのか? それによりますね。
菱形筋などの薄い筋肉は、梅花鍼で叩いて、吸玉すればいいのでは?

4.Kさん;
 吸玉を利用すれば良かったんですね…。自分の勉強不足を呪います…。
話がだいぶズレまして申し訳ありません
背部兪穴ですが例えば咳症状を治療するときに肺兪穴を使用するのですが、
その際は位置を脊柱側にずらして刺鍼しても効果は出るのでしょうか?

5.M師;
 結局は、そこの起立筋か神経根を目標にしているのではないですか?
目標は何でしょう?

6.Kさん;
 目標…。圧迫されている神経の解放でしょうか?

7.ぷん;
「いねむりガメ」の我が性格を呪います。
こんな大切なトピックが挙がっていたのに、白川夜船だったなんて。
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 私も、徹底して解す必要に迫られることが多いので、技術的なミスは
絶対避けねばなりません。
 生体を運動器として捉える場合、全身の筋の起始部・停止部・附着部
は、全てが施術の対象と為りうる訳ですから。
 
 然らばいかに?
先生もご指導のように、解剖図の熟読・熟知が不可欠です。
とりわけ、胸郭に関わる部分は。
 同時に、シコリの向うの骨格の触擦(探り出し)も必要不可欠で、
“何処までも「骨という受け皿」の上で処理する”必要があります。
そうすれば、じかに肺を傷つける事は決して無いはず。
(自然気胸の可能性なら、鍼以外でも付きまとうこと。)
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 どうしても腑に落ちないのが、今年、年頭から報道された箕面整骨院
で起きた死亡事故。
 当初、残されたご家族が余りにも痛々しくて、疑問を呈することは
憚られましたが、ず〜っと吹っ切れずにいたことがあります。
 100歩譲って、肺を傷つけたとして、運悪く惹起されることは「気胸」
ですよね。
 お医者様に搬送され、適切な処置を受け、命を落とすだろうか?

 担当者のケシカラン、ブザマな部分ばかりが報道され、
「女性は08年ごろから息苦しさを訴え、病院や同院で受診していた。
(毎日JP 大阪)」と言うことなどは解明されずじまい。
 何れにしましても、患者がたの性格を読み、とりわけ胸部の疾患に
まつわる問診を充分に、鍼灸の真価を発揮したいものです。
 
8.M師;
 あの女性は、かなり肺に穴がたくさんあったということです。
ということは、女性の言うがままに、背骨と肩甲骨の間へ鍼を
刺しまくったのではないかと想像されます。
 最初から神経根を緩めるとか、背骨とか肋骨の上に刺鍼するという
発想がなく、言われる部分に鍼を刺しまくったのでしょうね。
いずれにしても肺に当てなければ、損傷性の気胸は起きるはずないので、
 特に治療中は安静にしているので、その間に自然気胸が起きるとは
考えにくいです。

9.ぷん;
 お騒がせしています。
 >7 2010年09月19日の寝惚けた〜punの書き込みに対して、
             丁重なメールを下さった方があります。
【ニックネーム; ゆ〜ばば さま】
 胸のつかえが降りる様で嬉しいのと、とりわけ若葉マークさんへの
手綱とも指標ともなると思えますので、私メの返信分のみ投稿させて
頂きます。中程のURLを是非ご活用くださいね。

『ゆ〜ばばさま、はじめまして。
 ご丁重なコメントを頂きまして、誠に有り難うございました。

>先生があげられたトピの箕面整骨院というのは、年始早々に
あった、無資格者の起こした事故でしょうか?

<はい、その通りです。

>このことについて、看護師のむねじろう先生のコミュで、ドイツ
の医師で鍼灸治療をおこなっている『くま先生』が、以下のトピで
解説をくださっています。 
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=49525269&comm_id=4668162&page=all

<ご紹介有り難うございました。読ませて頂きました。
 信頼できるお医者様のご意見、お仲間の考察など、胸のつかえが
降りました。こんなコミュに今まで気が付かなかったなんて・・・
何れにしても、胸郭部の技術上の失敗は絶対許されませんね。

>骨を指標にしておけば起こりようもない事だったと思いますが、
実は私自身、学校でそのように学習しませんでした。

<“骨を受け皿にするような鍼法”は、昔も今も学校では教えない
もののようです。私たちに骨格の大切さを教えてくださった師も、
当時、学内では肩身の狭い思いをしていらっしゃいました。
 けれど、私たち鍼灸師は、納得の行く技術交流をして、患者方を
幅広く支えあえる技術集団になれると良いなと思っています。

 パソコン音痴で、面倒なオババですが、気長にお付き合い下されば
実に幸いです。
 この度は、誠にまことに有り難うございました。 〜pun 拝  』   

10.M師;
 膏肓は19?は危ないですね。膏肓は肋間、しかも肋骨の厚さは
9〜12ミリですから、これで刺鍼したら肺に当たりますね。

 こうした薄い筋肉は、縦に刺鍼しても効果がないのです。
鍼が柔らかくても胸壁という壁で鍼が固定されていますから、
そこで肺が上下すれば、壁に出た釘に身体をこすり付けているのと同じ、
肺が上下に切れます。

 こうした薄い筋肉は、刺鍼しても効果が薄いので、梅花鍼で叩いて
血を出せば、静脈に滞った血がなくなり、新たな酸素を含んだ血が
動脈から供給され、筋肉が緩んで血液循環を回復させ、広背筋とかも
緩むのです。それが刺血(刺絡)の原理です。
 私らのグループでは、そうした理由で毫鍼だけでなく、梅花鍼や吸玉、
刃鍼や小鍼刀、火鍼と、さまざまな鍼を使い分けています。
とりわけ肺部は、中国で延髄と肺の死亡例が多いため、注意しております。
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 以上の様に、ここではとても細やかに考察されています。
私方のコミュニティー(掃骨鍼法)では、筋の起始部・停止部・係留部の
受傷に注目していますから、筋・骨の接合部分の触察並びに運針は正確を
期する必要があります。
“何処までも「骨という受け皿」の上で処理する”です。
我々は、技術者同士で十分に修練積んで参りましょう。宜しくどうぞ。
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