トリガーポイント/掃骨鍼法コミュのリズナブルな傷を以って有害な傷を制す

≪鍼灸とキズと線維芽細胞≫　　
　　　　　　　　　　　　
　線維芽細胞は、全身の結合組織に常住する、最も基本的な固有細胞です。
が、生体に一旦損傷が加わると、俄然その真価を発揮するのだそうです。
　例えば、?骨組織では骨芽細胞に
　　　　　　?軟骨組織では軟骨細胞に
　　　　　　?脂肪組織では脂肪細胞に
　　　　　　?結合組織では線維芽細胞に
と言うように、応分の細胞と細胞外マトリックス（充填剤）を産生して、
損傷の修復に重要な働きを展開する。
　一方、鍼灸療法に於いては、
鍼は小さいながらもキズ、灸は軽～いけれどヤケド。計算された損傷を
以って、慢性化し結滞した病巣を再燃させ、再構築を促す。
　局所に直接アプローチできるのも鍼ならではの特異性であり、新しい傷を
以て古傷を制すというスタンスから見れば、鍼灸療法と線維芽細胞は実に
相性がよろしいかと…。しかしこの事はスポーツの領域では、筋トレによる
超回復として、周知の事かもせれませんね。

＊キーワード：線維芽細胞、侵害刺激、ポリモーダル受容器、マクロファージ
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cf. ≪美容鍼灸領域での展開≫　　　≪産婦人科女医さんのブログより≫

　美容鍼とは、東洋医学の健美（身体の健康なくして美容は実現できない
という考え）に基づき、心身から健康な状態を実現していくものです。
「皮膚は内臓の鏡」「皮膚は第三の脳」とも呼ばれるように、皮膚組織は
体内の健康を顕著に表し、精神的な健康の反応もあらわす部分であると
いわれています。
　鍼灸によって自然治癒力を高め、自律神経バランスも同時に整えること
により、美容に対してもアプローチしていきます。
　世界保健機構（ＷＨＯ）でも鍼灸治療による美容効果を認めています。
国家資格を有した鍼灸師が、髪の毛ほどの細さのしなやかな鍼を用いますので、
痛みもほとんど感じることなく、安心して施術を受けていただけます。

鍼をうち、刺激を与えることで、免疫細胞などの活動で化学物質が放出されます。
それが刺激となり、“線維芽細胞”が自己増殖し、肌の修復の主な材料である
コラーゲンが生成されます。それによって皮膚の新陳代謝が活性化されます。
　
　期待できる効果
　? リフトアップ・小顔効果
鍼をすることで、”緩んでいる筋肉を引き締め””張っている筋肉を緩める”
作用があります。顔全体をリフトアップすることで目元がパッチリしたり、
小顔効果が期待できます。
　? ほうれい線などのしわ改善効果
ほうれい線などの、気になるしわのところに直接鍼をすることで、肌修復の
主な材料であるコラーゲンが生成され、新陳代謝が活性化し、しわを改善する
効果を期待できます。
　? シミの改善効果
気になる「しみ」や「くすみ」の所に直接鍼をすることにより、皮膚の血流が
改善。くすみやくまの改善が期待できます。また、メラニン色素の沈着を防ぐ
ことで、しみの改善も期待できます。

老婆心ながら～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
「美顔・エステ」というキーワードに、目の輝くあなたに。
全身には体重の50％もの筋肉が存在しています。筋肉も金額も、配分を考えて
賢くご利用下さいますように。　
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≪人体を“組織”からみる≫ （個体→器官系→器官→組織→細胞）
　　?.上皮組織　
　　?.支持組織 ←線維芽細胞はここにいる!!!⇒下記に詳細　　
　　　　ⅰ. 結合組織　
　　　　ⅱ．血液、リンパ
　　　　ⅲ．軟骨組織
　　　　ⅳ. 骨組織: 受動的運動器官…ロープを握り締める手
　　?.筋組織 : 能動的運動器官…骨格を動かすロープ
　　?.神経組織 ; 脳・脊髄神経、自律神経
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⇒ ?.支持組織
　　　　　ⅰ.結合組織：臓器と臓器，組織と組織などを結合させたり
　　　　　　　　　　　　空隙を埋めたりして支持する組織のひとつ。
　　　　　　　　結合組織に見られる細胞
　　　　　　　　　　　a 線維芽細胞（固定細胞)
　　　　　　　　　　　b 脂肪細胞（固定細胞)
　　　　　　　　　　　c 大食細胞（マクロファージ、組織球；遊走細胞)
　　　　　　　　　　　d 肥満細胞（遊走細胞)
　　　　　　　　　　　e 形質細胞（遊走細胞)
　　　　　　　　　　　f 細網細胞（固定細胞)
　　　　　　　　　　　その他、リンパ球（遊走細胞)、
　　　　　　　　　　　　　　　酸性好性白血球（好酸球）（遊走細胞)、
　　　　　　　　　　　　　　　色素細胞など
　　　　　　　　結合組織の細胞外基質
　　　　　　　　　　　線　維　a 膠原線維（主成分：I 型コラーゲン）
　　　　　　　　　　　　　　　b 細網線維（主成分：III型コラーゲン）
　　　　　　　　　　　　　　　c 弾性線維（成分：エラスチン）
　　　　　　　　　　　基　質プロテオグリカン（成分：コア蛋白とGAG）
　　　　　ⅱ.血液・リンパ：脈管は輸送装置。管腔を満たして管を支持する
　　　　　　　　　　　血球＝赤血球・白血球・血小板／
　　　　　　　　　　　　　　　リンパ球・マクロファージ・
　　　　　　　　　　　　　　　肥満細胞・形質細胞・顆粒性白血球
　　　　　　　　　　　細胞外マトリックス＝血漿
　　　　　ⅲ.軟骨組織：関節の緩衝材。細胞外マトリックスはコラーゲン
　　　　　ⅳ.骨組織：受動的運動器官…ロープを握り締める手
　　　　　　　　　　　骨のリモデリング（再構築）は骨膜の仕事
　　　　　　　　　　　破骨細胞・骨芽細胞によって掃除と新生を司る

　　＊キーワード：コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸
　　　　　　　　真皮、筋膜、腱膜、骨膜、軟骨膜、粘膜、靭帯、脂肪組織

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 12月10日 04:09

線維芽細胞Fibroblastの機能の確認。　
　線維芽細胞は結合組織の固有細胞。平常は目立った機能を有さないが、
ひとたび“損傷”が加わると、ただちに現場に遊走して応分の細胞と
細胞外マトリックス双方の産生に携わる。
　損傷の修復過程で創を収縮させる等、重要な働きを果たしている。
肌に関していえば、線維芽細胞が真皮の中で活発に働くことで、美肌の
条件を満たしていることになる。
　? 細胞分裂を行い、線維芽細胞そのものを増殖させる。
　? 真皮の成分（コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸）を産生する。
　? コラーゲンを束ねて真皮の構造を作り上げる。

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