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妄想絵画コミュの誠の散歩

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それはそれはそれは甘くて大きな島でした。
長い長い長靴を履いてモフモフと歩かなければ、バターまでは辿り着かないのでした。

バターは少しずつ溶けてきて、私の足元まで辿り着きました。

甘いバターは長靴の中でちゃぷちゃぷと音をたてました。
足の指の間に染み渡るあたたかいバター。

長靴から聞こえるちゃぷちゃぷという甘い音。

私は進んで進んで、やっとその真ん中に辿り着きました。

真ん中の一番美味しい所。
バターが染みて美味しいところ。

そこを一掴みもぎ取って口に運びました。

足の指も口の中もバターの味。

甘くて大きなその島には、小さな穴が空きました。

穴の中からやってきたのは優しい声。

姿を持った優しい声。
声は喋らずに歩きます。

私は声の姿に見とれます。
その美しさには力があります。

何もかもを一瞬にして目覚めさせるような力が。
まるで、黄色や緑や水色がシャワーのように空から降ってきて、淡い紫色の花を地上に咲かせる時の光景のように。
あぁ。
なんて美味しそうなんでしょう。
目の前の景色が永遠に続いたら良いと思う。

そうして私の目からはバターが流れ出るのです。

甘くて少し濁っている。

私はそのバターを飲みます。
すると空腹は満たされ、またいつものように感覚は鈍くなるのです。

ちょうどよいくらいに鈍く。

私は穴のことなんて忘れて、ホットケーキの端を手のひらでなぞる。

空からは雪が降ってきて、
あの穴を塞ぐ。

雪の中、ヤシの木の一本でも生えたくらいにして。。。

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