DJ KENTAROの名を世に轟かせたのは世界最大のDJバトル“DMC 2002”において大会史上最高得点というギネスを残し、アジア初の世界チャンピオンになった瞬間である。ターン・テーブリストとしてシーンに彗星の如く登場して以降、UK屈指の老舗レーベルNinja Tuneの音源のみを使用したミックス・アルバム『On The Wheels of Solid Steel』や40日間のEUツアーなどを収めたDVD作品『National Geoscratch』などを世界中でリリース。同DVDにも収録されている「Loop Daigakuin」はYoutube動画において200万ビューワーを越え大きな反響を呼んだ。2006年にはNinja Tuneとアーティスト契約を正式に締結。翌年リリースされた1stアルバム『ENTER』はサウンド・クリエイターとして本格的なデビュー作でありながら、独特にして強烈なリズムとジャンルを縦横無尽に駆け巡る音楽性が高く評価され、オリコンのインディーズ・チャート、iTunesのダンス・ミュージック・チャートで1位を記録。その後もNinja Tune設立20周年を記念してリリースされたコンピレーションへの参加や、UKの老舗ダブ・レーベルPressure Soundsの音源を使ったミックスを発表するなど精力的な活動を続けている。2011年4月にはアメリカ最大級のミュージック・フェスティバル“Coachella”にも出演を果たし、名実ともに世界でもトップDJの1人となった。今年は日本でのニュー・イヤー・パーティーへの出演を望んでいたDJ KENTARO。仙台出身のアーティストとして期するものがあるのだろう。大晦日に向け特別なセットを準備中とのことだ。
北海道出身のサウンド・クリエイター。1991年から1999年まで石野卓球、ピエール瀧と共に電気グルーヴのメンバーとして活躍。在籍時よりソロ活動を始め、1995年にアルバム『Crossover』、更に1998年には『TAKE OFF AND LANDING』、『THE SOUND OF ‘70s』と2枚連続でアルバムを発表。2001年には電気グルーヴ脱退後初となるアルバム『LOVEBEAT』の発表を機に、ACOやスーパーカーのプロデュースやリミックス、そして映画のサウンド・トラックやCM音楽など多岐に渡る活動をスタートさせていく。2007年3月には自身のキャリアを総括するベスト盤『WORKS ‘95-‘05』を発表。2010年4月には元スーパーカーのいしわたり淳治とのユニット、いしわたり淳治&砂原良徳を結成し、シングル「神様のいうとおり」をリリース後、7月にはソロ名義のシングルEP「subliminal」を世に送りだす。そして2011年4月に『LOVEBEAT』以来となる実に10年振りの4thアルバム『liminal』を完成。「subliminal」の続編かつ進化系と評されるこのアルバムは、長年に渡って追い求め続けてきたエレクトロニック・ミュージックの新しい可能性を提示。2011年を象徴する1枚として絶賛されている。リリース後は“Sonar Sound Tokyo”、“TAICOCLUB”、“Rising Sun Rock Festival”など日本を代表する音楽フェスティバルにかつて無いほど積極的に参加。映像とサウンドを完璧にシンクロさせながら展開されるパフォーマンスは圧巻の美しさだ。自身にとって長い沈黙を破った意欲的な1年を包括するべく“ELECTRONIC TRIBE”に登場する。
常に革新的な音楽を生み出し続ける港町ブリストルを拠点に1980年代からRay MightyとのプロジェクトSmith&Mightyとしてキャリアを開始。バカラックの古典を独自に解釈した「Anyone」の大ヒットによって、Massive Attack、Portishead、Trickyと並ぶブリストル・サウンドの代表格として一躍その名は世界中に知られることになった。London Recordsと契約した後、初期のMassive Attackにも参加していたPeter Dとのドラム&ベース・ユニットMore Rockers Recordsを設立。これまでに重量級のベースラインと美しく叙情的なメロディーが特徴的な『Bass Is Maternal』、『Big World Small World』、『Life Is...』の3枚のオリジナル・アルバムを残してきた。2003年にはソロアルバム『Up On The Downs』をリリース。その後、当時アンダーグラウンド・シーンで生まれつつあったダブステップへと傾倒。Smith&Mightyの進化版とも言えるRSDとしての活動をスタートさせる。2009年にブリストル発のダブステップ・レーベルPunch Drunkから『Good Energy A Singles Collection』をリリース。更に今年1月には日本独占発売となる『Go In A Good Way』をZettai-Muからリリースするなど精力的に作品を発表している。まだまだ大きな可能性を秘めたダブステップを次のステージに推し進めるのは30年近いキャリアを持つRSDであろう。過去と未来を繋ぐ唯一無二のベース・サウンドが大晦日に響き渡る。