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お竜の映画日記コミュのクローズZERO?

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前作の「クローズZERO」で圧倒的なパワーに一瞬でやられてしまったが今回は前作をさらに軽く飛び越えて、前作とはひと味違う、何層にも重なった男たちの熱い魂の余韻にどっぶり浸かってしまった。

(感想)
この作品は全員が主役だ。鈴蘭のトップの滝谷源治(小栗旬)をバックアップする一匹狼の伊崎瞬(高岡蒼甫)。泣く子もだまる強持てのマッキーこと牧瀬隆志(高橋努)。源治を慕うソリメンこと田村忠太(鈴之助)。みんな味のあるいいキャラ。それに双子の三上兄弟(伊崎右典・伊崎央登)の明るいキャラが殺伐とした男たちの中で潤滑油のような癒しを与えていたのが印象的だった。その中でも群を抜いて存在感を示していたのが「芹沢軍団」の芹沢多摩雄(山田孝之)。前作で源治(小栗旬)に負けて若干影が薄くなっている感はあるが、鈴蘭では実力と人望は源治より数倍上。普段は怒りを抑圧しているが、喧嘩になると眼の色が変わり猛獣のような目つきに。特に打ちのめされたあとに立ち上がる時の狂気をはらんだ嬉しそうな目つきは最高!そんな芹沢軍団をまとめるのが前回、頭を負傷した藤川時生(桐谷健太)。目つきの悪い芹沢軍団の策士の戸梶勇次。そしてドレッドヘアの筒本将治(上地雄輔)らが脇を固める。対する鳳仙学園のトップには鳴海大我(金子ノブアキ)。これが目元が涼しいインテリ風の不良学生。「俺には本物の男が嗅ぎ分けられるんだ。ホモじゃないよ。」とちょっと外す所がいい。強い男と闘ったあとで必ず胸を叩く。男気に溢れるキャラ。その脇に金歯が眩しい弁慶のような弾丸野郎の的場闘志(阿部亮平)。金髪のイケメンの芝山隼人(藤野友也)。そして一番凶暴な篠原凌(綾野剛)。今回は全員のキャラが非常にはっきりしていて、各シーン毎に見せ場が多くてぐんぐん引き込まれた。きわめつけはなんといっても拳さんこと片桐拳(やべきょうすけ)のシーン。田舎に身を潜めていたが、ヒットマンになってしまった弟分を助けるためにトラックで駆けつける。彼が最後の留めをさそうする所を身体を張って止める。

「ふざけるな、命の重さがわからねえのか。俺たちは生きている価値もない人間かもしれない。でも死んじゃいけない。歯をくいしばって、泥水飲んでも生きるんだよ。お前一人じゃあやれなかったら、俺が一緒にやってやるから。銃を降ろしてくれよ。」

と泣きながら訴えるシーンに涙が止まらなかった。そしてそれを受け止める滝谷英雄(岸谷五郎)。これは単なるヤンキー映画でも不良映画でもない。命の重さや、男として、人間としてやらなければいけない事。またやってはいけない事とはなにか。どんなにきつくても自分で責任を持つ事。立ち止まらない。身体はボロボロになっても心は決して折れない。叩かれても叩かれても気持は負けない。そこにとんでもないパワーが生まれてくる。そして友情。この男ならついていきたいと思わせる男とは…。最後に滝谷源治はすべて一人で背負おうと単身で鳳仙学園に乗り込んでいく。そこに芹沢や、GPSの面々が…。「俺たちの大将に、随分なことをしてくれるじゃないの」源治の瞳に涙が溢れそうになってきた。信頼、勇気、そこにまたとんでもないパワーが炸裂して…。後半は怒涛の凄まじい乱闘シーンがこれでもかと展開する。闘いが終り、傷だらけで血みどろのボロボロの姿になっても、鈴蘭の生徒たちの顔は清清しく輝いていた。観終わったあとでなんともいえない感慨に胸が一杯に…。あと何回、この感動を味わうことになるかな…。





♪さすらうのさ、この荒野をどこまでも…

 さすらうのさ この刹那を抱きしめて

 あの空にたどりつくまで…♪

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