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音楽に乗せる言葉(詞)の世界コミュのMido・Chondria「朝焼け」

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コラボレーションとは、とても苦しくて
楽しくて達成感が高いパフォーマンスです。
それは、仕事も勉強も結婚も子育てもみな同じことじゃないでしょうか。

孤高の作業はとてもストイックな自分を要求されます。
多くのアーティストはくじけて、易きに流れてしまします。
孤高は、安易ではあるが、とても厳しいものです。

それはそれでいいのですが、最高、至高を求めるのならば
お互いのチェック機能を持たせたコラボレーションは
まさに究極のアートではないでしょうか。
凡人ならばこそ、です。

今まで、楽曲においては、僕はコラボレーションばかりを
やってきました。
それは、扱う楽器がドラムだし、できることといえば、「作詞」
ですから、それ単体で発信できるものではないからです。
今回、Mido・Chondriaをやるにあたり
バンドとしてのアンサンブルのコラボレーションの
究極、つまりリズムとメロディとハーモニーという
三原色に絞りました。
これにおいて、どのパーツも責任の所在がはっきりと見え
ある意味、目立つし、やりがいもあるわけなのです。
大所帯のバンドは華やかでかっこいいのですが
僕は特にやることを念頭に置けば、あまり好きではありません。

キャラクターが没することで、緊張感が欠如する可能性が
あるからです。いや、そうではないかもしれません。
しかしながら、楽曲においては、作詞においては
僕の範ちゅうではない、みたいな責任の所在は
バンドとしての緊張感を欠きます。

だから、ベック・ボガード&アピス然り、
ジミ・ヘンドリックス&エクスペリアンス然り、そして
エマーソン・レイク&パーマー然り、

日本においてはピンククラウドやサンハウス(は、3人じゃなかったかな?)
みたいに、かなり研ぎ澄まされたバンドになってるし
僕はチャー関連のバンドは追っかけに近いほど見て
めちゃめちゃ影響を受けております。
3人のそれぞれの力が見えて、発揮できるという点で
スリーピースバンドは僕にとって今旬なのです。


まあ。

そんな感じで、新曲の詞をご披露します。



「朝焼け」


作詞 eggman(編集Mido)
作曲 Mido


僕が 僕が 君に 君に 届かない声を届けたい

君が 君が 僕に 僕に 伝えたい声を受けとめたい

二人を試す時間と距離に・・・・


パソコン閉じた後 半分暗いオフィス

君の声を聞こうと手にする携帯

よく考えたら 朝が早い君だから

もう 夢の中 そっと閉じる携帯

すれ違って いがみ合って 疑って あきらめて

不安とか さみしいとか 今すぐに会いたいとか・・・

でも最後に 笑い合えば それでいい


僕が 僕が 君に 君に 届かない声を届けたい

二人を試す時間と距離に・・・・

カレンダーの○印 仕事の接待になって

旨くもない酒と 作り笑いの中 君想う

よく考えたら 切りかえ早い君だから

もう 友達と 楽しくお出かけかな・・・


ムカついて あやまって ガッカリして あきらめて

不安とか さみしいとか 今すぐに会いたいとか

でも最後に 笑い合えば それでいい


僕も君も 待ってる訳じゃない

離れてるけど 繋がっている

まだ眠い朝 空は朝焼け

君も仕事に向ってるだろう


僕が 僕が 君に 君に 届かない声を届けたい

君が 君が 僕に 僕に 伝えたい声を受けとめたい

二人を試す時間と距離に・・・

負けないように・・・・




解説(などはあまり要らないかもしれませんが)

ここでは、Midoに、「僕」という男の子の一人称を
言わせることのユニセックスなアンバランス感から
入る、といった手法を使いました。

Midoという架空のキャラクターの中には
僕は男の子という存在を感じざるを得ません。
それは、本人が気付く気付かざるとは関係なく
厳然たる事実として存在するのです。

宝塚的とでもいいますか。

その路線は、もう昔の男の子が書くしかないでしょうね。

楽曲としては、すばらしいメロディがつき
ここにおいてもコラボレーションは初めて
というMidoの才能が開花した感があります。

頭サビ、アウフタクト、というMidoのお得意パターンがあり
作詞もそれに沿って書いたわけですが、さらに頭サビをMidoは
遠近法ですっきりさせて、最後にまたドラマチックに
解決していきます。
(㊟遠近法。1番ではフルコーラスある詞を2番で半分くらいに削ること。
これによって聞いている側に飽きがこないし、フルコーラスを聞いているので
人間の頭にその言葉がインプットされて半分になってもフルコーラス
聞いているのと同じ疑似体験ができている。むしろ、フルコーラスを
聞かせることのほうがくどくなるわけです。)
(㊟解決。詞は二人を試す時間と距離に・・・で、止まっています。
最後に、その後に、負けないように・・・と続くことで、この言葉の
本当の意味を理解します。これで、解決します。楽曲のドミナントと
解決のコードとは違うけど、ある意味あり方は似た感じです。)


内容も、二番目の歌詞は「接待ゴルフ」だったのですが
MidoからNGが出ました。

「接待ゴルフなんて絶対に歌えない!」

なーーるほど、ということで、こんな感じになった
というわけです。

コラボレーションとはこういうことで、いいものを作り上げる
というゴールが同じであれば、方法論は無限にあるのでしょうね。

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