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F1初心者の会☆コミュの2010マレーシアGPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

先週、激闘が繰り広げられたオーストラリアGPと、2周連続開催で行われた第3戦マレーシアGP。皆さんご覧になりましたか?

今回は、第3戦マレーシアGPのレースを詳しく振り返っていこうと思います☆



コース紹介
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=41380675&comm_id=461146
予選レポート
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=51884234&comm_id=461146
決勝結果
http://sportsnavi.racecentre.stats.com/sportsnavi/sportsnavi.asp?filename=&session=&year=10&lang=ja




【晴れの決勝、混戦の1コーナーを制したのは??】
毎年天候が変わりやすく、大波乱のレースになるマレーシアGP。土曜日の予選では、突然の大雨で各チームが大混乱になり、フェラーリとマクラーレンの4人のドライバーが後方に沈んでしまうという大波乱の予選結果となりました。
そして、天候が気になる日曜日の決勝。予選の大雨から一転し、晴れのコンディションでレースがスタートしました。
1位ウェーバー(レッドブル)、2位ロズベルグ(メルセデスGP)、3位ベッテル(レッドブル)という順でのスタートでしたが、ベッテルがロケットスタートを見せ、1コーナーで一気にトップに立ちます☆


★★ここがポイント(1)「3位ベッテルだから出来た、スタート時の裏技」★★
見事なロケットスタートを決めたベッテル。もちろん、本人と研ぎ澄まされた集中力とトップに立ちたい!という気迫から生まれたスタートではありましたが、実は「3位スタートの利点」をフルに活かしたロケットスタートでもありました☆

■奇数列スタート
F1のスタートグリッドは交互に縦2列になるようにポジションが設定されています。ほとんどのコースが1コーナーに対して、アウト側がポールポジションを先頭とする「奇数列」、イン側が2位を先頭とする「偶数列」となります。実は、このアウト側とイン側に、有利・不利が発生しているのです☆
基本的に各マシンがホームストレートを通る際は、アウト側を通ることが多いため、自然とアウト側の路面上がきれいになり、タイヤの食いつきがよくなります。一方誰も使わないイン側は、砂やホコリが溜まり、滑りやすくなってしまいます。
この路面状況で同時にスタートすると、アウト側のマシンの方がダッシュが効き、イン側のマシンは滑ってしまい出遅れがちになってしまいます。

今回、ベッテルは3位でアウト側からのスタートだったため、イン側にいた2位ロズベルグを「スタートダッシュ」で逆転することに成功したのです☆


■3位スタートだから使える“スリップストリーム”
2位ロズベルグは攻略できたものの、ベッテルには1位の同僚ウェーバーが残っていました。このウェーバーに対しては「3位だから使える“スリップストリーム”」で追い抜きを仕掛けたのです☆

通常、時速300kmで走ると大きな空気抵抗が生まれ、その中でマシンは加速していかなければいけません。しかし、前方を走るマシンの真後ろに入り込んでしまえば、空気抵抗がなくなり、マシンへの抵抗が消えた分、スピードをアップさせることができます。これを「スリップストリーム」と呼んでいます。

TV中継をご覧になって気づかれた方もいらっしゃると思いますが、スタート直後〜1コーナー手前まで、ベッテルは1位ウェーバーの真後ろにピタッとくっつくかのように走りました。このマレーシアのセパンサーキットはスタート地点から1コーナーまで距離があるため、スタート時にスリップストリームを使って車速を伸ばすことは十分にできます。

これも、ベッテルが“3位スタート”で、前方に“1位の”ウェーバーがいたからこそ使えた技なのです☆


これで、1コーナーで追い抜きをかけて、ベッテルは1位を奪い、レースが始まっていきました。





【灼熱マレーシア、晴れの決勝はサバイバルレースに】
気温32度、路面温度45度という灼熱のレースコンディション。中東バーレーンで行われた開幕戦よりも熱いコンディションは、各マシンにマシントラブルをさせる厳しいレースとなりました。
まずは、レーススタート前。ガレージからスタートグリッドにマシンを並べるためにコースを走っていたデ・ラ・ロサ(ザウバー)のマシンがエンジントラブルによりコース上にストップ。戦わずしてリタイヤを余儀なくされます。ザウバーのマシンにトラブルが出たとなると、気になるのは僚友の可夢偉。自己最高の9位スタートとなった可夢偉ですが、こちらも10周目にエンジントラブルが発生し、リタイヤとなりました。
その後もリウッツィ(フォースインディア)やシューマッハ(メルセデスGP)も、マシントラブルで姿を消すことになり、レース中にエンジンの不調を抱えていたアロンソ(フェラーリ)も、ラスト2周でエンジンブローでポイント獲得のチャンスを逃してしまいました。


★★ここがポイント(2)「後方スタートのハミルトンが大活躍!」★★
灼熱の中、マシントラブルで脱落していくドライバーが増える中、後方20位スタートとなったハミルトン(マクラーレン)が怒涛の追い上げを見せ、レースを盛り上げました。予選では突然の大雨に足元をすくわれる形となってしまったハミルトン。前回オーストラリアよりも悪い20位スタートを余儀なくされますが、スタート直後から前を行くマシンを豪快に追い抜いていき、13周目には早くも6位にまで浮上します☆
レース終盤は、スーティル(フォースインディア)を追い詰めますが、あと一歩のところで追い抜きに持っていけず6位入賞となりました。

金曜日のフリー走行から、晴れのコンディションでは抜群の速さを見せていたハミルトン。“予選の雨がなければ”間違いなくベッテルと優勝争いをしていたかもかもしれませんでしたね☆





【3度目の正直!!ベッテルが今季初優勝!】
スタートで1位を奪ったベッテルは、2位に同僚ウェーバーを従えて独走態勢を築いていきます。開幕戦では途中にスパークプラグの故障でペースダウンし、先週の第2戦ではホイールナットのトラブルでスピン、リタイヤとなってしまいました。しかし今回のマレーシアでは、56周をノーミスで走り切り、開幕戦から欲しくて仕方がなかった「優勝」を勝ち取りました☆


★★今日一番のポイント!!「喉から手が出るほど欲しかった25ポイント」★★
ベッテルの今季初勝利となった今回のマレーシアGP。2戦とも最速でありながら、不運なトラブルで優勝を取り逃していたため、「今回こそは絶対に勝つ!」という強い気持ちがベッテルにはあったと思います。

その強い気持ちを垣間見ることができたのが、スタートと24周目のタイヤ交換の時でした。スタートでは「何が何でも1位を取る」という強い気持ちから生まれた集中力と気合でロケットスタートを成功させます。

1位を守りきったまま、24周目にタイヤ交換のためにピットに戻ってくるのですが、ピット入り口からガレージ前の制限速度100kmが始まるゾーンの直前まで、アクセル全開で飛び込んできたのはベッテルだけでした。
「今回こそ優勝するために、0.001秒のタイムロスも作らない。タイムを削れるところは削り切る!」という優勝に対する執念を垣間見ることができた瞬間でした。

タイヤ交換後も、とにかく「1位でチェッカーを受ける」ことだけを考えて、気温60度を超えるコックピットの中で集中力を切らすことなく、最後までノーミスの走りをすることができました。


それだけ、開幕2戦とも「取れるはずだった25ポイントが取れなかった」という悔しさを一番強く感じていて、「今回は何が何でも25ポイントを取るんだ」という強い決意で、最初から最後まで走りきることができたのが、今回のベッテル優勝につながった大きな要因だったと思います☆


ライバル達が上位でゴールできなかったため、ベッテルは今回の25ポイント獲得により、開幕2戦での遅れを一気に取り戻すことができました☆

今回は、「勝ちにとことんこだわったベッテル」の走りを見ることができましたね☆





【チャンピオン争い:やはり今年のF1は史上最大の戦国時代!?】
今回、ベッテルが優勝し25ポイント獲得。逆にランキング1位だったアロンソがエンジンブロー13位(0ポイント)となってしまったため、ポイントランキングは大接戦と状態なってきました!

<<2010ドライバーズランキング>>
※第3戦マレーシアGP:終了時点

1位:39ポイント/フェリペ・マッサ「フェラーリ」
2位:37ポイント/フェルナンド・アロンソ「フェラーリ」
3位:37ポイント/セバスチャン・ベッテル「レッドブル」
4位:35ポイント/ジェンソン・バトン「マクラーレン」
5位:35ポイント/ニコ・ロズベルグ「メルセデスGP」
6位:31ポイント/ルイス・ハミルトン「マクラーレン」
7位:30ポイント/ロバート・クビサ「ルノー」
8位:24ポイント/マーク・ウェーバー「レッドブル」



なんと、10ポイント以内に7人のドライバーがいる大混戦となっています。今回のアロンソ0ポイントにより、開幕戦から着実に高ポイントを獲得してきたマッサ(フェラーリ)が39ポイントで1位、ベッテルもアロンソに並び3位まで浮上してきました!!

全19戦のうち、まだ3戦しか終わっていませんが、これからチャンピオン争いの方も、目が離せなくなってきましたね☆






いかがだったでしょうか??
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」「こういった部分に注目すると面白いのか☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆


コメント(5)

ケロックさんの仰るように、王者争いを面白くしてくれるレースで盛り上がりました♪

可夢偉は予選でデラロサを上回ってQ3に進出したばかりか、ケロックさんが指摘された
奇数列9番グリッドという、これまでの最高のスタート位置に期待が高まりました!
スタートで目の前のバリチェロを即座にかわして、やっと悪くないスタートがきれていた
ので、結果的にはポイント獲得も狙えるチャンスだったことを考えると、残念でした。

フェラーリエンジンを積むマシンに乗る可夢偉は、直線でハミルトンに抜かれる時だけ
だいぶ速度差があったように見えたので、やはり直線ではあえて前を譲ったのでしょうか。
雨にそなえてタイヤを温存する可夢偉と、その前でハミルトンとバトルしてタイヤを消耗
させていたペトロフの戦略の違いが対照的でした。ただ、ハミルトンに直線でマシンを
何度も振られると、可夢偉にとっては前に追い付いてしまい、邪魔になるんでしょうね。

可夢偉が運転するザウバーのマシンはいつもレース終盤まで走る信頼性もないために、
たまに巡ってきたこのようなポイント獲得のチャンスを逃してしまうのは惜しいですし、
可夢偉としてもレースがしたいのだろうと思うと可哀想に思えます。この責任を取って
ザウバーの技術責任者であるウィリー・ランプが退職するとのことだそうなのですが、
今回の件はトラブルが多発したフェラーリエンジンに問題があるのではないのでしょうか?
いつも楽しく見させてもらってますぴかぴか(新しい)
質問です!

アロンソのスタート直後のトラブルって具体的にどういうことだったんですか?
クラッチとかシフトとか…クルマについても初心者なのでよくわかりませんあせあせ(飛び散る汗)

よろしくお願いします!
>アナさん
質問ありがとうございます☆
ほぼ完璧にエンジンの問題でしょうね。これだけの確率でフェラーリエンジンが壊れたので。
ただ、今回のアロンソに起きたトラブルもそうですが、マシンの構造上の特徴が原因でエンジンに負担をかけ、結果的にエンジンが壊れてしまったという可能性もあります。
この辺は難しい部分ですし、エンジンの仕様変更やアップデートができない今年のルールなので、なんとか「再発防止」に務めてもらいたいですね☆

>けーすけさん
質問ありがとうございます☆
アロンソがスタート直後から抱えていたトラブルは「ギアボックス」と言って、速、2速・・・などの変速装置のトラブルだったようです。
特に今回は「クラッチ」と言って、“エンジンの動力”を“タイヤに伝える駆動軸”に伝えるパーツで、両者のクッションとなるようなパーツがあります。これがないとギアチェンジをするたびに摩擦を起こし、エンジンや駆動軸のあらゆるパーツを壊してしまう原因となります。
で、アロンソの場合は、クラッチが壊れてしまい、無理やりクッションなしでレースを続けていたのです☆
>ケロックさん
回答ありがとうございます!

やはりエンジンにも問題はありますよね。
フェラーリはアロンソのエンジントラブルはギアボックストラブルが影響した可能性がある
と言ったり、ザウバーのエンジントラブルはマクラーレン製の電子制御装置の故障だと
言って、エンジン本体だけの問題とは認めてないので、原因が分析できることを願います☆
できないと、アロンソは残り6基のエンジンで16レースを戦い抜くのは厳しそうですね(^^;)
> ケロックさん
よくわかる解説ありがとうございました!

エンジンも含めてフェラーリの信頼性がちょっと心配ですねあせあせ(飛び散る汗)

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