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F1初心者の会☆コミュの2010モナコGPレースレポート〜後編〜(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆


前回のモナコGPレースレポートに続き、レポート本編で書き切れなかった部分を「後編」でカバーしていきたいと思います☆



モナコGPレースレポート〜前編〜
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=53122311&comm_id=461146




【王者バトン、まさかのエンジントラブル発生!】
今シーズン、すでに2勝していて(モナコGP前は)ポイントランキングも1位の王者バトン。昨年のモナコGP覇者ということもあり、「モナコ2連覇!」と意気込んでいましたが、予選では8位と大きくつまずきます。
さらに、スタート後のセーフティーカー中にエンジントラブルでリタイヤという、散々な結果に終わってしまいました。

いつもは感情を前面に出すことが少ないバトンも、今回ばかりは悔しかったようで、近寄ってきたマーシャル(マシン撤去をする係員)を振り切って、足早にピットに戻っていきました。それだけバトンが怒るのにも、実は「トラブルの原因」に理由がありました。

今回のバトンのエンジントラブルの原因は、エンジンの不具合ではなく、レーススタート時にエンジンを適温に保っておくために使用されている扇風機のカバーを、チームスタッフが誤って“外し忘れた”ことが原因だと、後のインタビューでコメントしています。

ちょうど走行中に高温になるエンジンを冷やす「ラジエーター」の前にカバーだけが取り残され、ラジエーターに必要な風が当たらず、エンジンを冷やすことが出来なくなってしまっていたのです。さらに運が悪いことに、セーフティーカーが出動、通常よりゆっくりとしたペースで走らなければいけなくなるため、余計に必要な風が当たらなくなり、エンジンが壊れてしまったとのことでした。

ランキング1位とは言っても2位以下とのポイント差が拮抗していたため、このモナコGPでランキング4位に転落。シーズンのチャンピオン争いを考えると、痛いリタイヤとなってしまいましたね。





【4回出動のセーフティーカー、その原因は??】
今年のモナコGPは、いつも以上にクラッシュやトラブルが多く、その問題を解決するため、またコースの安全を確保するために、セーフティーカーが4回も出動する珍しいレースとなりました。

※セーフティーカーとは?
レース中、クラッシュ等によりレース続行が危険と判断された場合、コース全体を追い越し禁止に、フォーメーションラップのような隊列を作ってゆっくり走行をする。この隊列を先導する車を「セーフティーカー」と呼ぶ。(F1初心者のブログ/専門用語集より)

今回は、その4回もセーフティーカー出動する原因となったクラッシュやトラブルを全部振り返っていきたいと思います☆


■SC出動1回目:新人ヒュルケンベルグがトンネル内でクラッシュ!■
まずは、スタート直後の1周目。モナコの中で一番高速で、一番“暗闇”の中を走行するトンネル内で、ウィリアムズチームの新人、ニコ・ヒュルケンベルグが大クラッシュを喫してしまいました。レース後のコメントによると、クラッシュの原因はフロントウイングの不具合にあったようで、クラッシュ直前にコントロールが出来なくなり、ガードレールにまっすぐぶつかっていってしまったようです。

かなりのインパクトでクラッシュしてしまったため、怪我なども心配されましたが、幸い本人は無事でした。



■SC出動2回目:鉄人バリチェロ「ステアリングは投げちゃいけません!」■
レース中盤の31周目。今度は同じウィリアムズチームの“鉄人”ルーベンス・バリチェロに悲劇が襲います。1コーナー後の上り坂の後にある3コーナーで突然スピンを起こしたバリチェロ。そのまま左右のガードレールにぶつかり、コース中央にマシンが止まる事態となりました。

これで2回目のセーフティーカーが出動となります。
このクラッシュの原因について、バリチェロは「タイヤ交換をしてから、ずっとステアリング(ハンドル)の調子がおかしかった。それが走るごとに悪化していて、最後は気づいたらコントロール不能になってクラッシュした。これから原因を究明したい。」とのコメントしています。
だから、ステアリングに“八つ当たり”したのかもしれませんね(笑)

しかし、その投げ捨てたステアリングを、チャンドック(HRT)が踏んでいってしまうという珍事件も発生。幸いチャンドックのマシンに大きなトラブルは起きませんでしたが、ステアリングを投げ捨てたことが原因で、他のマシンにも迷惑をかけてしまったので、後日FIAから叱責処分を受ける可能性があります。

また、皆さんもご覧の通り、現在のF1のステアリングは、色んなボタンや各種メーター、シフトレバーなどが内臓されているため「高性能なパソコンがステアリング内部に収まっている」状態です。他のパーツと違い「消耗品」でもないため、年間を通しての生産量もごくわずか。あのステアリング1個で約700万円、チームによっては1000万円以上する、高価で貴重なものなのです!

そのステアリングを「腹が立ったから」という理由で投げ捨て、さらにチャンドックに踏まれていってしまいました。間違いなく、700万円のステアリングは・・・修復不可能の“無残な”状態になっていることは、言うまでもありません。

おそらく今頃、バリチェロはチーム首脳陣から、ひどく叱責されていることだと思います(笑)




■SC出動3回目:マンホールのフタが外れた??■
3回目のセーフティーカー出動原因は、「コース上のマンホールのフタが外れた」というものでした。
普通なら絶対に有り得ない、かなり珍しいトラブルだと感じていらっしゃる人も多いと思います。しかし、このトラブルは「モナコGPだから」起こったものでもあるのです☆

皆さんもご存知の通り、モナコGPの舞台「モンテカルロ市街地コース」は、その名の通り、普段は一般道として使われている場所を、レース期間中だけ閉鎖してサーキット化したものです。
なので、コーナーによっては横断歩道があったり、マンホールも“一般道だから”当たり前のようにありますし、過去にもそのマンホールで滑ってしまい、スピン→クラッシュを喫したドライバーもたくさんいます!

今回、映像には出てきませんでしたが、そのマンホールが外れてしまい、安全確保のためにセーフティーカーが出動したようです。
ちなみに外れたと言われている箇所は、直前のバリチェロや土曜日のフリー走行3回目のアロンソ(フェラーリ)がクラッシュをした3コーナー。もしかすると、彼らのクラッシュの原因にも「マンホール」が関わっているのでは?憶測ですが、考えられる話ですね☆




■SC出動4回目:F1マシンが安全だから守られた“チャンドックの命”■
レース終盤、今度はかなりドキッ!とするアクシデントが発生します。コース終盤のラスカスで、14位のチャンドックを抜きにかかった15位のトゥルーリ(ロータス)が、クラッシュ!両者のタイヤがぶつかった瞬間に、トゥルーリのマシンがチャンドックのマシンに乗り上げてしまう危険な事故となりました。
幸い両者に怪我はありませんでしたが、一歩間違えば大惨事となるようなクラッシュだったことは間違いありません!特に乗り上げられた側のチャンドックは危なかったですね。

しかし!こういった事故もタイヤがむき出しになっている「フォーミュラカー」が良く起こしやすいクラッシュで、過去にも同じような事故で命を落としているドライバーは数多くいます。そういった悲劇の歴史も持っているF1は「ドライバーの安全を守る」ために、ドライバー周辺のパーツに関しては、特に高い強度基準を設けています。今回も上に乗り上げられた際に、ちょうど車載カメラがついている「インダクションポッド」と呼ばれる部分が重さで押し潰されなかったから、チャンドックの頭が守られたのです☆


今回のクラッシュで、あらためでF1マシンがどれほど安全なマシンなのか?というのが、再認識できたと思います!




以上が、今回のセーフティーカー出動の全レポートです!!
こうやって、一つ一つの原因を詳しく見ていくと、そこにも新たな発見があって、面白さが増すと思います☆





【チャンピオン争い:ウェーバーが“たった2週で”50ポイントを荒稼ぎ!】
今回のモナコGPが終了し、上位のポイントランキングは、このようになりました。

<<2010ドライバーズランキング(モナコGP終了時点)>>
1位:78ポイント(2勝)/マーク・ウェーバー「レッドブル」
2位:78ポイント(1勝)/セバスチャン・ベッテル「レッドブル」
3位:75ポイント(1勝)/フェルナンド・アロンソ「フェラーリ」
4位:70ポイント(2勝)/ジェンソン・バトン「マクラーレン」
5位:61ポイント(0勝)/フェリペ・マッサ「フェラーリ」
6位:59ポイント(0勝)/ロバート・クビサ「ルノー」
7位:59ポイント(0勝)/ルイス・ハミルトン「マクラーレン」


2週間前、スペインGPが始まる前はランキング8位だったウェーバー。しかし、2週連続開催となったスペインGP、モナコGPと、2連勝し、一気に50ポイントを獲得しました!これにより、チームメイトのベッテルと同ポイントの78ポイント!優勝数の差でランキング1位に立つことになりました!
おそらく、9年間の彼のF1人生の中で、ランキング1位になるのは、これが初めてだと思います☆

一方、2戦連続でチームメイトに負けたベッテル。今年はトラブルがあったり運が無かったりと「上手くいっていないシーズンだ」と思っている人も多いでしょう。しかし、こうしてポイントランキングで見ると首位ウェーバーと同ポイント。やはり開幕戦バーレーンや前回スペインのように、トラブルが発生しても、諦めずに獲得できるポイントをちゃんと拾い上げてきた結果が、このように出ているのだと思います☆

そういう意味で、今のベッテルとしては上手くいかないレースが続いていますが、チャンピオン争いの点では悲観するような展開になっていません☆


これから、レッドブルが独走していくのか?それとも3位アロンソ、4位バトンの猛追があるのか?非常に楽しみですね☆

コメント(10)

ケロックさん
バリチェロのレポ、ありがとうございます電球

今後は、フェラーリのアロンソに期待したいです!ベッテルも勝ってほしいけど、ルノー時代のようなかっこいい勝ち方を多くみたいですわーい(嬉しい顔)
ケロックさん

とっても分かりやすかったです。わーい(嬉しい顔)
>バキスタータさん、QPさん
その後の「バリチェロのステアリング放り投げ事件」について続報です!!

レース後、競技委員の担当者が「バリチェロの件は、ペナルティ検討対象のリストに載っていたが、シューマッハとアロンソの“最終コーナー事件”の対応に追われた結果、全員がバリチェロの件を忘れてしまっていた」とコメントしたそうですあせあせ

あの時点でバリチェロはリタイヤだったため、レース中にペナルティを課すことは出来ません。従って、レース後にバリチェロの件は審議され、次レース以降にグリッド降格処分等の“可能性”があったらしいのですが、そのレース終了時にシューマッハとアロンソの件で手一杯になり、バリチェロのペナルティ話はどこかへ消えていってしまったようですあせあせ(飛び散る汗)


ちなみに、バリチェロ本人は「マシンから火が出ていたから、一刻も早くマシンから脱出するための行為だった」とコメント(言い訳?)しているそうです☆
とても 丁寧でわかりやすい解説ありがとうございました。

また 楽しみにしております。


個人的には アロンソ と シューマッハに頑張ってもらいたいです。
>しょくぱんまんさん、アイリさん
コメントありがとうございます☆
いつもより細かく書いてしまっている分、要点がまとまっていなかった気がしますがあせあせ
少しでも、今後のF1観戦の参考にしていただければ幸いです☆
いつも楽しみに、こちらコミュのトピを拝見してますわーい(嬉しい顔) m(__)m

ケロックさんexclamation ×2
いつもありがとうございますネぴかぴか(新しい)うれしい顔
m(__)m

こちらコミュの雰囲気大好きですわーい(嬉しい顔)手(パー)
>ノコチャンさん
いつもコメントありがとうございます☆
特に最近は、ノコチャンさんのコメントをよく拝見します。
本当にありがとうございます☆

また、トピックを読まれている際に、分からない点があれば、いつでも質問しに来てくださいね☆
ケロック様
わかりやすい解説ありがとうございます。
3回目のSC出動の部分は残念ながら観ていなかったため、何が起きたか分からなかったですが、今分かりましたexclamation ×2

最後のクラッシユは怖かったです。
そして、レッドブルは凄すぎるexclamation ×2
>ノ(゜Д゜)ノさん
コメントありがとうございます☆
今回のSC出動理由は「モナコならでは」な感じでしたね☆
また、今後のF1観戦の参考にしてみてください☆

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