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F1初心者の会☆コミュの『今週の可夢偉!』2010スペインGP編

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて、今回はいつもmixiでは掲載していない「今週の可夢偉!」をご紹介したいと思います。
いつもは、私が担当させていただいているスポーツナビ+『F1初心者のブログ』で連載させていただいているものですが、今回は皆さんのF1観戦にも役立つような内容となっていますし、なんといっても!可夢偉の今季初完走となったスペインGP!しかも、予選では堂々の10位獲得と、見どころの多かったレースだったので、コミュでも掲載することを決めました☆

その可夢偉のスペインGPを細かく振り返っていきましょう☆


F1初心者のブログ
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/f1beginners/


<<可夢偉のスペインGP 全セッションの結果>>
◇フリー走行1回目:10位/1分22秒492
◇フリー走行2回目:13位/1分21秒931
◆フリー走行3回目:12位/1分22秒412
◆公式予選    :10位/1分21秒954
■決勝      :12位/自己ベストタイム:1分26秒083(62周目/15位)




【危機的状況で用意された“改良型『C29』”】
この4戦、不運なトラブルが続き、マシンは言うことを聞いてくれず、さらにアクシデントに巻きこまれて、何もすることが出来なかったレースが続いた可夢偉。本人も、危機的状態にあるのは、気づいており、かなり「焦った」状態でスペインGPを迎えたことは間違いありません。

そんな中、チームは悪い流れを断ち切るために、新型Fダクトも搭載した改良型『C29』を用意。今まで走行中に悩まされていた路面の細かな凹凸に反応してしまう癖を軽減する対策を施し、Fダクトを含め、様々なパーツを新形状にして、直線でのスピードアップを図りました。

戦闘力は格段に上がったザウバー『C29』。しかし、今年はシーズン中のテスト走行が禁止されているため、パーツの性能はスペインGP本番で確かめなければいけません。マシントラブルに悩まされているザウバーチームにとって「マシンの大幅改良=マシントラブルの増加」というリスクを伴ってのスペインGPとなりました。




【予選:選ばれた最終ラウンド“Q3”に堂々と進出!】
土曜日の公式予選。フリー走行3回目では前夜に降った雨で濡れた縁石に足元をすくわれ、十分な練習走行ができなかった可夢偉。しかし、彼にはそんなことは関係ありませんでした!

まず最初のQ1。ここは開幕戦から通過しているハードルなので、問題なく順当にQ2に進出します。続くQ2。いつも、このラウンドで敗退し悔しい思いをしてきた可夢偉。トップ4強8人を筆頭にルノー、フォースインディア、トロ・ロッソ、ウィリアムズのヒュルケンベルグと、強敵ぞろいのQ2となりました。しかし、今回は改良されたマシン、冬季テストで走り込んだカタロニアサーキットが可夢偉の追い風となり、1分21秒725というベストタイムを記録!Q3常連のスーティル(フォースインディア)、同期のヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)とペトロフ(ルノー)といったライバル達をノックアウトさせ、堂々と選ばれた者だけが走ることを許される、最終Q3へ進出。ポールポジション(予選1位)獲得争いの参加権を手に入れます!!

強敵ぞろいの中、可夢偉の最終予選結果は10位となりましたが、決勝に向けてベストなポジションを獲得することができました☆





【決勝:無難に走りきった65周】
いよいよ決勝。レース中に心配されることは、「マシントラブルと不運なアクシデント」です。ちょうど可夢偉がスタートする10位周辺は、1コーナーで一番マシンが密集するエリアで、よくクラッシュが起きます。
そして、スタート!1コーナーまで上手くスペースを見つけて、安全なポジションで1コーナーに進入した可夢偉。ちょうど目の前に7位スタートのクビサがいたため、3コーナーでアウト側から積極的に抜きにかかりましたが、両者の判断ミスで接触。可夢偉は少し外に弾き飛ばされる形となり、16位まで順位を落としてしまいます。

それでも、大きなトラブルなく、自分のペースを上手く維持しながら、レースを進めていきます。



★★ここがポイント「ペトロフとの勝負で見えた“ザウバー『C29』”の新たな課題」★★
レース中盤、可夢偉の目の前に、同じ新人のビタリー・ペトロフ(ルノー)が立ちはだかります。新型Fダクトを持っていて直線スピードに自信がついた可夢偉としては、なんとか早いうちにペトロフを追い抜いて、自分のペースでさらに上位を目指したいところでしたが、なかなか抜けませんでした。

「Fダクトで直線は強いはずなのに、何で抜けないの?」とテレビの前で、歯がゆい気持ちになっていた人も多かったと思います。



■抜けなかった理由(その1):ザウバーには、もっとベースのスピードが必要!
確かに、前回の中国GPから比べるとザウバーマシンは速くなっていますし、Fダクト効果もちゃんと出ていると思います。しかし、それまでのマシンの状態が「最悪」だったので、今回の改良で「最悪」から「普通より少し劣る」ぐらいのとこまで“戻した”という状態になっています。
なので、ルノーや他のライバルと互角に争っていくためには、もっとベースとなるマシン本体の「スピードアップ」が必要なのです。特に今回、メインストレートでのペトロフの勝負を見ると、しっかりペトロフのスピードに対応できているのですが、追い抜くための「ロックオン」ができないまま1コーナー突入というシーンが多く見られました。

観戦していた皆さんとしては、「悔しい」気持ちでいっぱいだったかもしれませんが、今までの「勝負すら出来ていない」から、「ライバルに引き離されずに追いかけることができる」状態まで進歩しただけでも、評価しなければいけません。結局、このステップがないと最終的に「追い抜く」というところに辿り着けないのですから☆

次回以降、またマシンは順次改良されていくと思います。その中で、次は「追いついて、追い抜く」というステップになることを期待したいですね☆



■抜けなかった理由(その2):ザウバーの新しい弱点は「コーナー出口!」
では、その「追いついて、追い抜く」ためには、具体的にどこを良くすればいいのか?今回のバトルで、その“弱点”となっている箇所も発見できました。
その弱点が「コーナー出口」です!

レース序盤に順位を落とした時も、レース中盤のペトロフとの勝負の時も、可夢偉のマシンを見ていると、コーナーの出口で加速していくタイミングでマシンの姿勢が乱れている事が多く見られました。コーナー時に減速して、出口でアクセルを踏んで加速していく。そのアクセルを踏むタイミングで、少しマシン後部が外側に滑りかける症状です。

特にペトロフとの勝負で見ると、最終コーナーの一つ手前のシケイン。この出口から1コーナーまでアクセル全開となり、シケイン出口のアクセルの踏み始め、加速力が直線スピードに大きく影響しますし、ここの良し悪しで「追い抜けるか?抜けないか?」が決まる重要なポイントとなります。
この重要なシケイン出口でアクセルを踏んだ瞬間に、可夢偉のマシンの姿勢が少し乱れるため、ペトロフに少し引き離された状態でメインストレートに入り、1コーナーまで追いつけない状態が続いていました。

実際に最終コーナー〜メインストレート前半にあるコントロールラインと1コーナー手前のスピード計測ポイントで、両者の速度を比較してみると・・・

シケイン出口〜最終コーナー(可夢偉の加速が一瞬鈍る)

●コントロールライン
ペエトフ:276.0km/h → 可夢偉:274.4km/h
↓(ザウバーのFダクトで追いついても・・・)
●1コーナー手前
ペトロフ:310.0km/h → 可夢偉:309.4km/h

シケイン出口での“ちょっとした”ロスがきっかけで、スピードに乗るのが1テンポ遅れてしまい、最終的に直線の最高スピードが伸びきらない原因になっていました。


もし、スペインGPの録画映像をお持ちでしたら、レース前半の2コーナー出口、ペトロフとの勝負の時は、シケイン出口の可夢偉の車載映像に注目しながら見てみてください!スムーズに加速できていなかったのが分かると思います☆





【一番重要なことは、今回「完走したこと」】
今回のレースで新たな課題がいくつか見つかったザウバーチームと可夢偉。一番忘れてはいけないのは、「今回、ちゃんと走り切ったから、新しく見つかった課題だった」ということです。

今までの4戦は、何もしないまま、何もできないままにリタイヤしてしまっていたため、可夢偉もチームも、次の目標は「最後まで走り切ろう」という漠然としたものでした。
でも、今回ちゃんと走り切って、ペトロフと長時間バトルして負けたことによって、コーナー出口のマシンの挙動改善や、さらにマシンのパワーアップが必要ということが分かりました。もし、今回もレース序盤でリタイヤしていたら、決して得られることの出来なかった“貴重”な情報なのです!!

なので、次回モナコGP以降の目標は、今までのような「ただ完走」ではなく、「ポイント獲得のために、今回の弱点を克服していく」という具体的なところに突っ込んでレースの準備ができます。これを繰り返していくことで、可夢偉本人も、より攻めやすく、走りやすいマシンを手に入れることができますし、ポイント獲得、念願の表彰台へ大きく近づくきっかけとなっていくのです☆


今季初完走を果たした可夢偉ですが、「ポイント獲得してほしかった」「スタート時のクビサとの接触がなければ」と悔やんでいる人も多いと思います。
しかし、先々の安定した走り、ポイント獲得に向けたレースを確実に行っていくことを考えると、今回の「12位完走」という結果は、大きな意味があると思います☆


開幕戦から失い続けていた流れを、少し取り戻し始めている可夢偉。是非、これを飛躍のきっかけにして、次回以降も頑張ってもらいたいですね☆




いかがだったでしょうか??
今後もF1初心者のブログで、『今週の可夢偉!』を定期的に掲載していますので、特に可夢偉ファンの方は覗きに来ていただければと思います☆


また、分からないことがありましたら、いつでも書き込んでください☆
もちろん!スペインGPでの可夢偉の走りを観ての感想も、どんどん書き込んでいただければと思います☆

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