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F1初心者の会☆コミュの09アブダビGPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

2009最終戦アブダビGP、みなさんご覧になりましたか?
今回は予選レポートを更新できなくて、申し訳ありませんでした。

早いもので、2009年に書くレースレポートもこれが最後となりました。
今回もレース内容を詳しく振り返っていきたいと思います☆


コース紹介
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=47555145&comm_id=461146



【天才2人による2009最後のガチンコ勝負、ハミルトンvsベッテル】
最終戦の舞台は、総工費1000億円かけて作られたヤス・マリーナサーキットで、夕方にスタートして夜にゴールする、史上初の「トワイライトレース」での開催です☆

今年はすでに両部門でのチャンピオンが決定しているということ、さらに初開催で誰も経験したことないヤス・マリーナでのレースとなるため、単純に「誰が一番強いのか?」を競う部分でも注目が集まりました☆

そんな中、土曜日の公式予選では2008王者のハミルトンが1人だけ驚異的な速さでポールポジション(予選1位)を獲得、今年のランキング2位を争うベッテルが2位につけ、シンガポールに続いて「天才」と呼ばれる2人による優勝争いが実現しました☆

★★ここがポイント(1)「今回はベッテルに軍配!」★★
予選後の車両重量の測定結果を見ると、ハミルトンの方がベッテルに対して3周分軽かったです。そういう意味でもスタート後の第1スティントはハミルトンが逃げていく形でレースが進むかと思いましたが、実際にフタを開けてみると、ベッテルに2秒以内で追いかけられる厳しい展開となり、結局ピット作業で逆転を許してしまいます。
この後もハミルトンvsベッテルの1位争いになるかと期待しましたが、ハミルトンのマシンにブレーキトラブルが出てしまい、痛恨のリタイヤとなってしまいました。

ライバルがいなくなってからのベッテルは、まさに「無敵」状態。2位になった同僚ウェーバーも置き去りにしてしまうハイペースで1位を守り、今季4勝目を獲得!ドライバーズランキングも2位を勝ち取りました☆

シンガポールに続き、今回も不完全燃焼で終わってしまった「ハミルトンvsベッテル」の優勝争い。是非、来シーズンは最初から最後までのガチンコ勝負を見たいですね☆




【デビュー2戦目、可夢偉アブダビでも大暴れ!!】
前回ブラジルGPで急遽デビューとなり、王者バトンを苦しめた小林可夢偉。今回もグロックは治療優先のため、可夢偉がカーナンバー10をつけて出走することになりました☆
デビュー戦に加え、今年はシーズン中のテスト走行が禁止になっているため、ほとんどF1マシンに乗っていない可夢偉にも関わらず、内容の濃いレースをしていたとして、ヨーロッパでは高い評価を得ている可夢偉。今回も素晴らしいレースをしてくれました☆

★★今日一番のポイント!「可夢偉vsバトン、最後のピット戦略勝負!」★★
予選ではあと1歩でQ3進出の12位で終わった可夢偉。決勝は1回ピット作戦で挑みます。一方、ブラジルGPで可夢偉と激しい順位争いをしたバトンは予選5位。やや軽めにして2回ピット作戦を選んできました☆

実は、来年からレース中の給油が禁止になるため、給油を交えての「ピット戦略」をお伝えするのが、これが最後となります☆

<<バトンと可夢偉のピット戦略>>
予選5位/No.22バトン(1回目→17周、2回目→42周)所要時間:48秒787
S:□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●●●:G
予選12位/No.10小林可夢偉(1回目→30周)所要時間:25秒514
S:□□□□□□□□□□□□□□□[P]◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆:G

※マーク説明
S=スタート G=ゴール [P]=ピットストップ
□=第1スティント(スタート〜1回目ピットまでの走行距離)
◇=第2スティント(1回目ピット〜2回目ピットまでの走行距離)
○=第3スティント(2回目ピット〜ゴールor3回目ピットまでの走行距離)
黒字の印=ソフトタイヤを使用  白字の印=ハードタイヤを使用



おそらくバトンにとっても、最初は予選12位の可夢偉がライバルになるとは思っていなかったと思いますし、皆さんもそうだったと思います☆

ちなみに、今回のバトン2回作戦vs可夢偉1回作戦は、イタリアGPのバリチェロ(1回)vsはミルトン(2回)と考え方は同じです☆

イタリアGPレースレポート
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=46278786&comm_id=461146

<<スタート時の燃料>>
No.22バトン(17周分)
E:■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F
No.10小林可夢偉(30周分)
E:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□:F

2回ピット作戦のバトンと1回ピット作戦の可夢偉の燃料差は、これだけありました。もちろん、燃料が少ないほど、速く走れるので、レース中のペースはバトンの方が有利になります。しかし、バトンは可夢偉よりピット作業を1回分(約26秒)多く行わなければいけないので、バトンが2回目のピットを行う(42周目)までに26秒以上の差を可夢偉につけなければいけなかったのです。

<<8周目>>
No.22バトン(7周目タイム:1分41秒670)
E:■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F
↓タイム差:16.5秒↓
No.10小林可夢偉
E:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□:F

スタート後、1分41秒台のペースで走る4位バトン。一方の可夢偉はライコネンをスタートで抜き11位に浮上、しかし1回作戦で燃料を多く積んでいる分、1分42秒後半とペースが伸びません。その影響で、8周目の時点で16.5秒のタイム差ができました☆

<<17周目(バトン1回目ピットイン)>>
No.22バトン
E:■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F
↓タイム差:27秒↓
No.10小林可夢偉
E:■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F

2回作戦のバトンが、1回目のピット作業を行います。ピットから出てきた時に、ちょうど可夢偉が真後ろに迫ってきて、バトンが交換したてのタイヤでペースを上げられないうちに、可夢偉がバトンを逆転します☆

<<24周目(バトン第2スティント)>>
No.10小林可夢偉(23周目タイム:1分41秒625)
E:■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F
↓タイム差:3.6秒↓
No.22バトン(23周目タイム:1分42秒289)
E:■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□:F

バトンがピットに入ったことで燃料搭載量は可夢偉の方が軽い状態になります。
残るピット回数は両者とも同じ1回。なので、見た目上では可夢偉の方が有利に見えますが、ピットは可夢偉の方が先に入るため、また燃料が重くなってペースが遅くなる瞬間があります。
この時点でバトンの前に出ている可夢偉にとっては、少しでもバトンを引き離して、貯金を作りたいところです☆

<<30周目(可夢偉ピットイン)>>
No.10小林可夢偉(28周目タイム:1分41秒377)
E:■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F
↓タイム差:7.4秒↓
No.22バトン
E:■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F

出来る限りの仕事をして、可夢偉は1回だけのピットを行います☆ここで可夢偉にとっての不安材料は二つありました。
・燃料が重くなり、ペースが遅くなること
・新コースで、ソフトタイヤを長時間使って、どこまで持ってくれるかということ
それを考えると、バトンに勝つためには、けっこう厳しい状態でした。

<<33周目>>
No.22バトン
E:■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□:F
↓タイム差:27.2秒↓
No.10小林可夢偉
E:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□□□□□□□□□□□□□□:F

ピットで給油をし、燃料が重くなった可夢偉。やはり1周1秒以上のペースでバトンに引き離されていきます。可夢偉がバトンに勝つためには、バトンとのタイム差を25秒以内にしなければいけないのですが、この時点で27秒。最終的に35秒以上の差をつけられて、バトンが2回目のピットを行うことになります。
これにより、バトンvs可夢偉の勝負は、バトンが勝つ事になります。
敗因としては、スタートから17周目までのレース前半でバトンに引き離されすぎてしまったことだったと思います。27秒の差がついたところを、20秒ぐらいに抑えられれば、可夢偉にも表彰台のチャンスが十分にありました☆

日本人3人目の表彰台とはなりませんでしたが、デビュー2戦目にして、6位入賞を獲得という快挙を見せてくれました☆


★★ここがポイント(3)「世界中に衝撃を与えた可夢偉のレース」★★
今回、表彰台争いには負けてしまった可夢偉ですが、それでも6位入賞☆しかも、デビュー2戦目です☆
可夢偉と同じ1回作戦のメンバーだけで見れば、ライコネンにも勝っての6位でしたし、2回作戦のブエミ、ロズベルグ、クビサにも勝っての6位でした☆
そして、何より評価できるのが、チームメイトでトヨタのエースのトゥルーリ(2回ピット作戦)に勝ったということです☆

ルーキーなのに、ライコネンやバトン、アロンソといった歴代チャンピオンと互角に戦って、レース中盤は3位を走り続けたことが、世界中から注目を集める結果となりました☆
特に3位を走っている間、国際映像は1位を独走するベッテルではなく、09チャンピオンのバトンでもなく、3位を激走するスーパールーキーの可夢偉を映し続けていました☆

これだけ内容の濃いレースを見せてくれて、今回は6位入賞という結果もついてきました☆間違いなく、日本だけでなく、世界中に衝撃を与えたドライバーが、またF1に1人増えたというのが、F1関係者の感想だと思います☆

まだ、可夢偉は来シーズンのレギュラーシートが決まっていませんが、おそらく今回の結果を受けて、トヨタか他のチームで来年も可夢偉が走る姿を見られると思います☆それだけ、価値のあるレースを、今回の可夢偉は見せてくれました☆





【来シーズン展望:新しい可能性が見つかった09シーズン】
早いもので、いろんなドラマがあった2009シーズンもこれで終わりです。いつもレポートの最後に書いていた【次戦展望】が書けなくなるのが、残念です。なので!「来シーズン展望」という形で、2010シーズンの予想というか、展望をご紹介したいと思います☆
今シーズンは、車両規定の変更により、ブラウンGPやレッドブル、トヨタが勢いに乗り、逆にフェラーリやマクラーレン、BMWが大失速する形でシーズンが始まりました。バトンが10年目にして初のチャンピオンを獲得、期待の若手ベッテルの台頭、下位チームと言われていたフォースインディアチームの急成長など、今年はいろんなドラマやビックリがありましたね☆
そういう意味で、今シーズンは「どのドライバーも、どのチームも勝つチャンスがある」ことを教えてくれたシーズンだったと思います☆
この「全員に勝つチャンスがある」という流れは、間違いなく来シーズンも続くと思います☆
来年は、アロンソ、ライコネン、ハミルトン、バトンと約10年ぶりに現役のチャンピオン経験者が4人もグリッドに並ぶシーズンになる予定ですし、優勝経験者となると約12人ものドライバーが一緒に走ることになります☆年々チーム間の実力差が小さくなってきているので、もしかすると今年以上に激戦のシーズンになっていくかもしれません☆

そして、今年あと1歩のところでチャンピオンになれなかったベッテルやバリチェロ。もちろん彼らが今目指している事は「2010年で必ずチャンピオンを獲ること」です☆特にブラジルGPが終わった後、ピット裏で放心状態になっていたベッテル、相当悔しかったと思います☆その悔しさを力に変えてくれる来年の走りを早く見たいものです☆

また、ジャパンパワーでは最終戦で小林可夢偉が素晴らしい走りを見せてくれました☆まだ来シーズンのレギュラーシートは獲得できていませんが、ルーキーが歴代チャンピオン相手に、ここまで互角のレースをするのは、おそらくハミルトンやベッテル以来になると思うので、是非来シーズンの可夢偉の「レギュラー」としての走りを見たいですね☆


これからF1は、約4ヶ月以上のシーズンオフに入っていきます。
長いシーズンオフは、非常に寂しさを感じる部分もありますが、こうやって来年の見どころを教えてくれるアブダビGPを見ると、「早く見たい」というワクワク感でいっぱいになると思います☆

シーズンオフで間隔があいて、F1から離れていってしまう方もいるかもしれませんが、是非、来年の開幕戦も皆さんと一緒にF1を楽しみたいと思っています☆





いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(1)

ケロックさんが仰るように、今年はチーム間の実力が拮抗していて、特に今回の最終戦では豊田やBMWが新3強のマクラーレン、赤ブル、ブラウンともつれて、面白いレースでした☆特に豊田の可夢偉が元王者ライコネンと現王者バトンにも果敢に勝負を挑んで、抜いた姿勢に興奮しました!

スタート位置が1コーナー手前で、ライコネンがロケットスタートを使えなかったことで、1コーナー以降の区間でライコネンとバトルするシーンが見れたことは意外でした。ライコネンを抜いた後の2本のストレートエンドで、KERSを使うライコネンに並びかけられても、その後の低速区間で抑えらるようなラインどりやブレーキングは貫禄があってお見事でした☆

バトンとのバトルでは、1本目のストレートエンドでアウトから並んでコーナーに入って、バトンがブレーキングミスしたのに反応して、ラインをインにクロスさせるあたりからも、ブレーキングの上手さやラインの駆け引きができる賢さが目立ち、アピールは十分だったと思います☆前戦に続いて、レース後のバトンのインタビューを聞くと、可夢偉を意識している気がします。

可夢偉にとって、グロックが負傷して連戦欠場したこと、豊田のマシンが速かったことは、幸運だったと思います。走るチャンスがなければ、彼は父の鮨屋で働く覚悟をしてたようですね。アジアシリーズを除くGP2での不振を忘れさせるくらい、ルーキーとしては鮮烈なインパクトを世界に与えたと思いました☆

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