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F1初心者の会☆コミュの09中国GPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて、第3戦中国GP!皆さんご覧になりましたか?
例年は日本GP前後の秋開催だったのですが、開催6年目の今年は春の第3戦での開催になりました☆

それでは、またしても大混戦だった中国GPを細かく振り返っていきましょう☆


※今回は、いつもよりレポートが長くなってしまいました、申し訳ありません。ご了承ください^^;





【予選:誰がポールポジションをとってもおかしくないほど僅差の戦い】
前戦マレーシアGPに続き、今回の中国GPも非常に僅差での戦いになりました。特に決勝レースでのスタートポジションを決める、土曜日の予選では、全ドライバーのタイム差が接近しており、第1ラウンドから次のラウンドに進むためにトップチームや好調ブラウンGPのバトン、バリチェロ両選手も予選向きのソフトタイヤを惜しみなく使う予選になりました。
どれだけ、今のF1が僅差の戦いなっていて、予選の次のラウンドに進むのが難しくなったか、2年前の中国GPの予選結果と比較してみました☆

ちなみに、予選ルールはこちら↓
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27158913&comm_id=461146

■予選第1ラウンド
2007年
1位タイム:1分35秒692 → 16位タイム:1分37秒225  <+1,533秒差>
2009年
1位タイム:1分35秒533 → 15位タイム:1分36秒673  <+1,140秒差>
■予選第2ラウンド
2007年
1位タイム:1分35秒381 → 10位タイム:1分36秒771  <+1,390秒差>
2009年
1位タイム:1分35秒130 → 10位タイム:1分35秒965  <+0,835秒差>
■予選第3ラウンド(参考までにトップ4で比較)
2007年
1位タイム:1分35秒908 → 4位タイム:1分36秒576  <+0,668秒差>
2009年
1位タイム:1分36秒184 → 4位タイム:1分36秒493  <+0,309秒差>

見ていただければ分かるとおり、僅差です^^;
ちなみに予選第2ラウンドで15位だった中嶋一貴と1位とのタイム差が1,063秒ということで第2ラウンドは1秒以内での戦いをしていたことになります!
参考までに、5年前(2004年)の中国GPの予選結果を見ると、今回の最終ラウンド通過タイム(トップから0,835秒差)だと、2004年中国GPでは5位になれているほどのタイム差なのです☆

前回マレーシアのレースレポートでもお伝えしましたが、今年からマシンに関する規定が大きく変更され、どんなに名門チームでも昨年までのノウハウを流用できず、ゼロの状態からマシン製作を進めざるを得ませんでした。その結果、これだけの僅差の予選展開になっているのです。
今回は、第1ラウンドでクビサ(BMW)が落ち、第2ラウンドでマッサ(フェラーリ)がノックアウトされました。しかし、今年のF1に限っては、これらは驚くべき事ではないのかもしれません。こういった事が起きて当たり前の、まさに「F1戦国時代」になっているのです☆


その中、大混戦の予選を制したのは、ブラウンGPのジェンソン・バトン☆ではなく!今年レッドブルに移籍した期待の若手セバスチャン・ベッテルでした!!
特に第2・3ラウンドは、予選の最後の最後までピットを離れず、最後1発勝負に全力集中し、見事1位タイムを叩き出して見せました!終了時間ギリギリの1発勝負というのは、リスクが大きすぎるため、普通はやらない作戦です。それだけ、ベッテルは今回のレッドブルのマシンは速い!という自信があったのかもしれませんね☆
さらに、ルノーのアロンソが渾身のタイムアタックで2位獲得!絶好調のブラウンGPはバリチェロ4位、ランキングトップのバトンは5位となりました。いよいよブラウンGPもライバルに追いつかれ始めてきたという感じですね☆





【決勝:雨のベッテルが2勝目獲得!レッドブルが主役の週末】
中国GPの決勝は、前回マレーシアと同じ雨になってしまいました。マレーシアほどのスコールではないものの、朝から朝から降り続いた雨で路面は水溜りだらけの状態。通常のスタートではなく、セーフティーカー先導で数周ウォーミングアップをしながらのスタートとなりました。
予選第3ラウンドで空タンクに近い状態でタイムを出した2位アロンソは早々と燃料がなくなり、ピットへ。優勝争いから脱落し、レッドブルチームvsブラウンGPチームの中国GPがスタートしていきます☆

★★ここがポイント(1)「雨のベッテル、本領発揮!」★★
天気は大雨、セーフティー先導でのスタート、1位はベッテル・・・。昨年も全く同じ条件でスタートしたレースがあったのを、みなさん覚えていますでしょうか?
そうです、昨年のイタリアGPです☆
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=35059959&comm_id=461146

あの時のベッテルは、難しい雨レース、1位でレースを引っ張っていくプレッシャーを跳ね除けて、ミスなしで走り切りました。その走りは、今回の中国GPでも全く同じでした。スタートから2位ウェバー(レッドブル)以下を引き離し、独走状態を築き始めます。これには、チームメイトで先輩のウェバーも、ブラウンGPのバトン、バリチェロも全く追いつく事ができませんでした。
一番驚いたのが、ベッテルが2回目ピットに入った後、そのタイムロスで3位に一時後退しますが、その前にいるバトンのマシン(ピット前で燃料も空タンク、速く走れる状態)にどんどん追いついていきます。通常ならベッテルの方が給油したてで不利なのですが、彼にとってはそんな事はお構いなし!あっという間にバトンを抜き去っていきました☆
その後、再び1位に戻り、そのまま2勝目のチェッカーフラッグを受け、ゴール☆初優勝の時のイタリアGPでもそうでしたが、本当に「スゴイ!」以外の言葉が見つからない程、完璧なレースをベッテルは見せてくれました☆


★★今日一番のポイント!!「チーム設立5年目、レッドブル悲願の初優勝!」★★
今回のベッテルの優勝により、2005年に設立されたレッドブルチームにとって、悲願のチーム初優勝を勝ち取る事になりました☆
元々スポンサー企業としてF1に参入していたオーストリアの飲料メーカー。よく「翼をさずける☆」というCMで有名ですね☆そのレッドブルが、フォードのメーカーチームだった「ジャガーレーシング」を買収。さらに2006年にイタリアの名門ミナルディチームを半ば敵対的に買収し、兄弟チームであるトロ・ロッソを設立し、世間から批判を受けた事もありました。
また、この頃からレッドブルは若手ドライバーの育成にも力を入れていて、この時に一際目をかけて、支援をしていたのがベッテルだったのです☆そして、チーム設立から5年目、彼ら自身で育ててきたベッテルの手によって初優勝を勝ち取りました☆

そのレッドブルチーム、第3戦でいきなり速さを発揮したような感じですが、実は今シーズン開幕時から速かったのです☆
開幕戦オーストラリア、第2戦マレーシアともにベッテルは予選3位を取っていました。ブラウンGPチームに多少遅れはとっていたものの、トップ争いをするだけの速さは十分に持っていたのが今年のレッドブルのマシンです。しかし、開幕戦ではベッテルが2位争いをしていたクビサと接触しリタイヤしてしまったり、マレーシアでは特大スコールに足元をすくわれてしまうなど、ミスや不運が続いた2戦でした。そこで今回の第3戦ではベッテルのマシンにトラブルはあったものの、チームが徹夜でメンテナンスしてマシンを万全の状態に持っていったことが今回の優勝につながったのだと思います☆






【次戦バーレーンGP展望:史上最大のF1戦国時代へ】
2009年のF1も、あっという間に開幕3戦が終わってしまいました☆ランキング1位はジェンソン・バトン変わらず、2位もそのままバリチェロです。そして今回優勝したベッテルがランキング3位に浮上して、チャンピオン争いに名乗り出そうな勢いですね☆チームランキングでは、1位ブラウンGPチーム、2位レッドブルチーム、3位トヨタチームとなっております☆
一方、昨年チャンピオン争いをしていたマクラーレン、フェラーリ両チームは依然低迷。フェラーリはついに開幕3戦でチーム0ポイント。マクラーレンも優勝争いが全く出来ていない状態です。
このように、昨年チャンピオン争いをしていた2チームが低迷し、昨年低迷していたチームや新規のチームがトップにいる状態の今年のF1。一体何が原因なのでしょうか?

★★ここがポイント(2)「指揮者が変わればチームも変わる!?」★★
今年低迷しているマクラーレンやフェラーリの2チーム、そして好調のブラウンGPとレッドブルの2チームにはそれぞれ共通点があります。
それは「チーム内にチャンピオン獲得の可能性を大きくしてくれる“キーマン”がいるかいないか」ということです☆
ブラウンGPは、皆さんもご存知のチーム代表ロス・ブラウンです。彼は史上最多7度のチャンピオンを獲得した“皇帝”ミハエル・シューマッハとともに最速最強のフェラーリチームを作り上げました。その頃、ロス・ブラウンは同チームのテクニカルディレクター(技術部門の総責任者)としてフェラーリマシンの設計・開発の責任者をやっていました。フェラーリで10年間チャンピオン争いを経験して培った「効率よく速く走れて、全く壊れないマシン」の作り方を一番理解している人物でもあります☆
同じくレッドブルの現テクニカルディレクターのエイドリアン・ニューエイも、ウィリアムズやマクラーレンなど名門チームでマシン開発を行い、数々のチャンピオンマシンを作り上げました。1990年代のチャンピオンマシンの約半分は彼の手によって設計・開発されたものです☆
つまり、両チームの指揮者とともに「短期間で勝てるマシンを作るノウハウや技術を持っている」のです☆1990年代は両者が設計・開発したマシンは必ずチャンピオン争いをしていました☆

逆に、今のマクラーレンは、昨年までチームの「ボス」だった代表ロン・デニスが引退し、チームを離脱。フェラーリも昨年からチーム代表だったジャン・トッドが離脱し、今年で黄金時代の指揮者がいなくなって2年目となります。この2チームは。一気に雰囲気を一変されるだけの力を持った「指揮者」がいなくなったことでマシン開発にしても、レース展開の作り方にしても、今ひとつになってしまっている状態です。


このような、各チームの2009シーズンの現状がある中で、次戦は第4戦バーレーンGPです!ここは砂漠の中に作られた近代的サーキット、設計者はマレーシア、中国と同じへルマン・ティルケ氏。ということは、コース特徴も一緒。
ということは!勢力図も一緒!!・・・になるかどうかは、分かりません☆なぜなら、今回のレポートでもお伝えしたとおり、全員が同じようなタイムを出すだけの力を持っているので、誰が1位になってもおかしくない状態になっています☆
ただ、アドバンテージがあるとすれば、フェラーリ、BMW、トヨタの3チームです☆彼らは、シーズン開幕前に6日間バーレーン・インターナショナルサーキットでテスト走行を行っています。つまり、2009仕様の新しくなったマシンでの走行データを、この3チームは事前に持っていることになります!これが、どれだけ有利に働くかが、次回バーレーンGPの見どころですね☆







いかがだったでしょうか?
いつもより長くなってしまい、申し訳ありませんでした^^;

今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(2)

フォースインディア、もう少しで初ポイントGETできたのに、残念でしたねがく〜(落胆した顔)スーティルも悔しいでしょうねふらふら トヨタのティモ・グロッグは、ピットスタートながら、七位入賞はすごいですねわーい(嬉しい顔) 今年はトヨタのワン・ツー フィニッシュがみられそうな気がしますねほっとした顔

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