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短編小説 私立カタパルト学園コミュのキャンドルとアシャンティ

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キャンドルにラベンダーのオイルを垂らして点火する。

白い壁に写る僕の影に尻尾が生える。

「いい趣味だ」

「ちょうどよかった。少し話し相手になってくれないか?」

アシャンティは部屋をうろつき始める。

「よしてくれ、そこら中に足跡をつけるのは」

「足跡をつけるのが黒猫の仕事だ」

「大家に文句を言われるんだよ」

「大家なんて放っておけばすむ事だ。それよりお前もやってみろ。足跡を残すのは楽しい遊びだ」

「僕はそんな事はしたくない。人の邪魔なんてしたくないよ」

「お前は勘違いをしている。それも大きな」

「是非教えて欲しいな。黒猫の君に」

「では何でキャンドルに火を燈した?」

僕はキャンドルを見つめた。

アシャンティはそこにはいなかった。壁にも、どこにも。

コメント(2)

かっこいいなぁ

言い切りの力強さがスゴいインパクトですねわーい(嬉しい顔)

黒猫の仕事…

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