【津崎事務所】個の確立とMBAコミュの【メルマガ No.230】個の確立とMBA（2009/02/13号）

Tsuzaki Factory No.230 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪この津崎ファクトリーに入れば何ものにも負けない強い“個の確立”が図られる≫
http://tsuzakij.com/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ February 13, 2009

H＿E＿A＿D＿L＿I＿N＿E＿S＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

★6種類のビジョン・メーキング プログラム
あなたも“個の確立”人材へ！
http://tsuzakij.com/sv/index.html

★1/29に日本エンジェルズフォーラムで最新事業計画を発表しました。
http://www.angels.ne.jp/

★2/8に六本木アカデミーヒルズで津崎スクールを行いました。
（次回4月のテーマは「オバマのロゴス（言葉）に学ぶ！ビジョンメーキング講座」）
http://academyhills.dep.saba.mitsue.co.jp/artelli/detail/05_0902_04.html

★3/20に若手弁護士80名の方々にビジョン・MBAのレクチャーを行います。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※このメールマガジンは“まぐまぐ”や“メルマ”から登録された方、
津崎事務所と名刺交換をさせていただいた方や、津崎スクールに
参加された方にお送りしております。不要でしたら、末尾のURL
からいつでも配信停止可能です。よろしくお願い致します。

◆これまでのメルマガタイトルはこちら
http://tsuzaki.cocolog-nifty.com/mba/

Tsuzaki Factory Index ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1．ごあいさつ
2．津崎CEOメッセージ　“　ビバ・アメリカ！　”
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Tsuzaki Factory 1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ごあいさつ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さん、こんばんは。

2月8日はヒルズでの津崎スクールでした。
最近はご夫婦や親子でのVMが増えて、私もうれしい限りです。

この8日にはVM卒業生のご両親も参加されて、親子3名で津崎スクールを
受けて戴きました。

同時に、私のVMを受けられた方が、娘さん（19歳）と親子で参加。
そのお嬢様もVM受講をスタートされました。

また、ご夫婦も増えております。
新潟の歯科医師ご夫婦（両方歯医者さんです）に遠隔でVMを行ったり、横浜の
ご夫婦は晴れてVMをご卒業されて、またご夫婦でプレMBAコースも受講されてい
ます。

このように、ご夫婦、ご家族が、そしてその友人の方々たちが皆VMという社会
になるとよいですね。

Tsuzaki Factory 2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さあ。
最近はよきにつけ悪しきにつけ、アメリカの話題が多いですね。
オバマ大統領にも絡めて少し書いてみましょう。題して「ビバ・アメリカ！」

■世界大前
大前さんが、また本を書きまくっておられます。
私も早速、以下の2冊買って来ました。私はなんと言ってもやはり大前さんの
本が好きだ。

●「さらばアメリカ」

●「知の衰退からいかに脱出するか」

理由は以下です。

★日本にほとんどいない世界に通用する知識人

★視点の高さ

★アカデミックもカバーする学識

★明快でわかりやすい論旨

★あくなき探求心

★総合研究所（ブレイン）を持つ　等々

■美場米国
「アメリカよさらば」は、特に興味深い。
今となっては資本主義の敗北の象徴のようなアメリカを、大前さんがどのよ
うに表現されるか。これだけでも興味が尽きない。書き出しは、オバマ大統
領の演説の素晴らしさから始まっている。

私自身のオバマ氏への思いは以下です。

１．私は大方の期待に反して、オバマ氏が大統領として成功する確率は低い
のではないかという仮説を持っている。

２．理由は、オバマ氏のキャリアにある。
確かに、スピーチのうまさは特筆ものだ。しかし、政治は演説だけではない。
真のリーダーシップが問われるもの。

３．平時であれば、オバマ氏は十分やりきる潜在力があるだろう。
しかし、アメリカは世界同時不況の真っただ中にある。このアメリカでの政
治は、ベンチャー企業経営に似たものとなるだろう。

４．ベンチャー経営は私も担っている。
要は、ベンチャーは荒波に浮かぶ小舟だ。次々と襲ってくる大波を何とかか
わしつつ、経営を行う。これはもう理屈を超えた世界だ。私もその経験をし、
何度も乗り越えて来た。この「乗り越え」こそがリーダーシップの本質と思
う今日この頃だ。

５．そんな艱難辛苦を乗り越えるうちに鋼鉄のような精神力ができあがる。
余談だが、お金持ちになってから起業した経営者は本当の起業家とはいえな
い。上のような修羅場をくぐっていないからだ。そのような人の「起業論」
は本質をついていないので要注意だ。

６．私も経験したが、ベンチャーの荒波は強烈だ。
もう理屈ではない。そのharshさ（厳しさ）は経験したものでないと分から
ない。だから、ベンチャー経営に「こうすべき」というような“べき論”を
言っている人の話を私は信じない。本当に知っていたら、そんなコメントな
どはできないからだ。でも、この手の人が本当に多いことを身を持って知っ
た。

７．ただ、経営者はどんなことがあっても乗り越える。
この「乗り越え」という実体験は何にも代えがたい。従って、創業者の思い
や情熱には誰もかなわないという結果となる。そんな経営者だからこそ、ヒ
ト・モノ・カネなどが集まる。「乗り越え」がリーダーシップの本質である
所以だ。

８．翻って、オバマ氏。
この方は、弁護士出身だ。私は偏見があるわけではないが、資格系の方は、
資格でその職業が守られており、基本的に真の修羅場とかを経験しないでよ
い環境にある。従い、今日のアメリカのように日々がベンチャー経営のよう
に混乱を極めてくれば、これをどのように乗り越えるかの経験がなければ、
かなり辛いものになると思う。

９．ただ、政治は一人ではない。
ブレインとなる側近の力も大いに試されるであろう。しかし、最後に決断を
するのはほかならぬオバマ氏だ。ここの決断のし方によって、その評価が決
まることになろうことは想像に難くない。

１０．オバマ氏は市民運動出身とのこと。
この草の根運動の際などに、どれほど「修羅場」をくぐったか、ですね。

■修羅真価
いずれにせよ。
世界同時不況を招いたアメリカの責任は大きい。
アメリカ発祥のMBAという学問も「見直し」を迫られることは必至だ。ただ、
だからといって、MBAそのものを否定することにはならないと思う。過去の
エンロン事件などの際もMBA真価が問われたが、MBAは残った。今回もそのよ
うになろうが、新しい時代の経済・経営理論は必要だ。

日本のアベ氏、フクダ氏、アソウ氏の2世議員政治家トリオは最もそのよう
な素養（「乗り越え」経験値）のない政治家か。