835「種」よりバトンを受けとりました蜜柑です。
今回のお題は「転」です。熟語はオッケーですが、「転」の漢字詠み込み必須です。
３月から４月はいろいろな転換期でもあります。
皆様の短歌をお待ちしています！
＜ルール＞
1：出題者が、お題を出します。
2：お題は、何でもありで面白そうなもの。50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3：出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。（一人一首のみ）
4：一週間以後、出題者が（独断で）もっとも素晴らしいと思った短歌を１つ選び、その選出理由を書き込みます。
5：次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。（新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」）
6：その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
※2012年4月17日一部改定 （基本ルールに「特定の単語文字列を指定してください。」を加筆。)
今回のお題は「転」です。熟語はオッケーですが、「転」の漢字詠み込み必須です。
３月から４月はいろいろな転換期でもあります。
皆様の短歌をお待ちしています！
＜ルール＞
1：出題者が、お題を出します。
2：お題は、何でもありで面白そうなもの。50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3：出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。（一人一首のみ）
4：一週間以後、出題者が（独断で）もっとも素晴らしいと思った短歌を１つ選び、その選出理由を書き込みます。
5：次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。（新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」）
6：その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
※2012年4月17日一部改定 （基本ルールに「特定の単語文字列を指定してください。」を加筆。)
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コメント(70)
>>摘みくれし四つ葉のクローバの遥けしや転校したるたけなか君はも
（きくさん）
きくさん、前後してしまいごめんなさい。
この短歌で私がしみじみとしたのは「たけなか君」という個人名が使われているところでした。
漢字ではなくひらがなで「たけなか」と表現されたことも、淡く切なく、けれど遥かな思い出となっている様子を表す上で的確と感じます。
四つ葉のクローバーは押し葉にでもしてあったのでしょうか。
昔の愛読書の間から出てきたクローバー。
摘みくれし、ですから、そばにたけなか君がいて手渡してくれたのでしょう。
転校したたけなか君。
初恋の人かも。
この場面は２人並んで下校した道すがら、もしくは、たった１度だけの幼いデートだったのかも。
私は古文には本当に疎いこともあり、現代において古語文で詠むことに正直なところ疑問を抱きがちです。
もっというと、古語文で詠む必然性がある短歌なのか否か、という観点が付きまとってしまいます(身勝手ですが)
そしてあくまでも私の個人的な見解ですが、きくさんのこの短歌においては、口語よりも古語文で詠まれたことにより、思い出の甘酸っぱさや、胸の深い深いところにいつまでもあるその日の日向みたいなものがより鮮明に読み手に伝わるように感じました。
現代においても、古語文でなければ表現しきれない何かは存在していて、それがうまく作用している短歌は、古語に疎くても沁み入るものだなぁと痛感した一首でした。
（きくさん）
きくさん、前後してしまいごめんなさい。
この短歌で私がしみじみとしたのは「たけなか君」という個人名が使われているところでした。
漢字ではなくひらがなで「たけなか」と表現されたことも、淡く切なく、けれど遥かな思い出となっている様子を表す上で的確と感じます。
四つ葉のクローバーは押し葉にでもしてあったのでしょうか。
昔の愛読書の間から出てきたクローバー。
摘みくれし、ですから、そばにたけなか君がいて手渡してくれたのでしょう。
転校したたけなか君。
初恋の人かも。
この場面は２人並んで下校した道すがら、もしくは、たった１度だけの幼いデートだったのかも。
私は古文には本当に疎いこともあり、現代において古語文で詠むことに正直なところ疑問を抱きがちです。
もっというと、古語文で詠む必然性がある短歌なのか否か、という観点が付きまとってしまいます(身勝手ですが)
そしてあくまでも私の個人的な見解ですが、きくさんのこの短歌においては、口語よりも古語文で詠まれたことにより、思い出の甘酸っぱさや、胸の深い深いところにいつまでもあるその日の日向みたいなものがより鮮明に読み手に伝わるように感じました。
現代においても、古語文でなければ表現しきれない何かは存在していて、それがうまく作用している短歌は、古語に疎くても沁み入るものだなぁと痛感した一首でした。
>>逢ふからにいとど清（さや）けき笑みをして紐とく君に目こそ転（くる）めけ（氏ネ氏ネ団団長さん）
団長さん、最後になってしまいごめんなさい。
短歌を読む時にはまず一読目の匂い、みたいなものを私はとても重視するので、完璧な古語文だと私の嗅覚が働かず、古語を敬遠しがちな自分を反省することを棚に上げ、まずはすぐにご投稿歌の世界観に私の想像が追いつかないことに対して残念な気持ちが先だってますが、私なりの感想です。
読みとしては
「逢うとすぐに（悪びれもなく）清しい笑顔をして服を脱ぐ君に目がひっくりかえるほどびっくりさせられるよ」
くらいの感じかな？と。
ただ、転めけ、なので、目の玉よひっくりかえって見えないようにしなさい、みたいなニュアンスなのかも？
奔放な女性にあたふたしてる押されぎみな男性が浮かびます。昼間の逢瀬かも。
古語文に関しての私の見解は、きくさんの感想中で書いたので重複は避けますが、内容的には大胆になりきれない男性がコミカルに描かれているように感じつつ、クススとなりました。
が一方で、もしかしたら読みが違うかも？というあたりで読解に迷いが出て、申し訳ないのですが、お時間をいただいたのに味わいきれませんでした。
例えばこの短歌を現代語で詠むとどうなりますか？
私は、古語詠みそのものを否定も肯定もしてませんが、古語で伝わるもの、逆に壁になってしまうもの(これは古語に限らず他言語にも共通して言えますが)の機微をいつも考えてしまいます。
もちろん、短歌をどう詠むかはそれぞれ拘りを尊重すべきと思ってます。
これは団長さんのスタイルですね。
それを前提になのですが、団長さんには、今回このトピでは、勉強嫌いの私のために(笑)はじめは文法解説ではなく、ご投稿歌を現代語にした場合のパターンと、口語ではなく古語を使うことの有効性について、団長さんのお話を伺えたら嬉しいなと思います(^^)
(もちろんどなたかのご希望があれば文法のお話も存分にどうぞ)
長くお時間をいただきながら、最終的にはこんな着地でごめんなさいm(__)m
よろしくお願いいたします！
団長さん、最後になってしまいごめんなさい。
短歌を読む時にはまず一読目の匂い、みたいなものを私はとても重視するので、完璧な古語文だと私の嗅覚が働かず、古語を敬遠しがちな自分を反省することを棚に上げ、まずはすぐにご投稿歌の世界観に私の想像が追いつかないことに対して残念な気持ちが先だってますが、私なりの感想です。
読みとしては
「逢うとすぐに（悪びれもなく）清しい笑顔をして服を脱ぐ君に目がひっくりかえるほどびっくりさせられるよ」
くらいの感じかな？と。
ただ、転めけ、なので、目の玉よひっくりかえって見えないようにしなさい、みたいなニュアンスなのかも？
奔放な女性にあたふたしてる押されぎみな男性が浮かびます。昼間の逢瀬かも。
古語文に関しての私の見解は、きくさんの感想中で書いたので重複は避けますが、内容的には大胆になりきれない男性がコミカルに描かれているように感じつつ、クススとなりました。
が一方で、もしかしたら読みが違うかも？というあたりで読解に迷いが出て、申し訳ないのですが、お時間をいただいたのに味わいきれませんでした。
例えばこの短歌を現代語で詠むとどうなりますか？
私は、古語詠みそのものを否定も肯定もしてませんが、古語で伝わるもの、逆に壁になってしまうもの(これは古語に限らず他言語にも共通して言えますが)の機微をいつも考えてしまいます。
もちろん、短歌をどう詠むかはそれぞれ拘りを尊重すべきと思ってます。
これは団長さんのスタイルですね。
それを前提になのですが、団長さんには、今回このトピでは、勉強嫌いの私のために(笑)はじめは文法解説ではなく、ご投稿歌を現代語にした場合のパターンと、口語ではなく古語を使うことの有効性について、団長さんのお話を伺えたら嬉しいなと思います(^^)
(もちろんどなたかのご希望があれば文法のお話も存分にどうぞ)
長くお時間をいただきながら、最終的にはこんな着地でごめんなさいm(__)m
よろしくお願いいたします！
長らくお付き合いをありがとうございました！
では最優秀を！！
今回の最優秀は
＞きくさん
摘みくれし四つ葉のクローバの遥けしや転校したるたけなか君はも
に決定いたします！
感想にも書きましたが、私が苦手としている古語文が、ここまでこの淡い美しい思い出を描くために有効に働いていることにしみじみといたしました。
完成度の高さと、何より、ほのかな甘く切ないかほりを感じる大好きな短歌でした。
きくさん、次のバトンをよろしくお願いいたします！
次点は
＞カニパンさん
転ばなくなっても傷は他ででき 硬くてつつくハーゲンダッツ
感想は前述の通りと、何度か読むたびに、「硬くて」の「て」の響きが、ただの「硬いので」という意味だけではなく、内包された痛みそのもののが伝わる表現のように感じてきました。(うまく言葉にできなくて、わかりにくいですね^^;すいません)
いい短歌だなぁ…
では最優秀を！！
今回の最優秀は
＞きくさん
摘みくれし四つ葉のクローバの遥けしや転校したるたけなか君はも
に決定いたします！
感想にも書きましたが、私が苦手としている古語文が、ここまでこの淡い美しい思い出を描くために有効に働いていることにしみじみといたしました。
完成度の高さと、何より、ほのかな甘く切ないかほりを感じる大好きな短歌でした。
きくさん、次のバトンをよろしくお願いいたします！
次点は
＞カニパンさん
転ばなくなっても傷は他ででき 硬くてつつくハーゲンダッツ
感想は前述の通りと、何度か読むたびに、「硬くて」の「て」の響きが、ただの「硬いので」という意味だけではなく、内包された痛みそのもののが伝わる表現のように感じてきました。(うまく言葉にできなくて、わかりにくいですね^^;すいません)
いい短歌だなぁ…
>>[24]
選歌・評、お疲れ様でした。
前転は「ろ」の字じゃダメだ、あご引いて「る」の字になってくるりと回れ
歌意は、ほぼ蜜柑さんの読んで下さった通りです。ありがとうございました。
> 中の「、」はいらないように思いました。
については、当初「、」ではなく「！」だったのです。何と言っても熱血先生ですから。
「、」を残したのは、熱血先生の感情が変わることを示したかったからです。
「…ダメだ」までは、叱り飛ばすような勢いのある感じ。
後半は、丁寧な指導として、ゆっくり言い聞かせるような感じ。
実は、この歌には続き？も用意してました。
最後まで「る」の字でなくちゃダメなんだ油断してると「す」の字で終わる
失礼しました。
選歌・評、お疲れ様でした。
前転は「ろ」の字じゃダメだ、あご引いて「る」の字になってくるりと回れ
歌意は、ほぼ蜜柑さんの読んで下さった通りです。ありがとうございました。
> 中の「、」はいらないように思いました。
については、当初「、」ではなく「！」だったのです。何と言っても熱血先生ですから。
「、」を残したのは、熱血先生の感情が変わることを示したかったからです。
「…ダメだ」までは、叱り飛ばすような勢いのある感じ。
後半は、丁寧な指導として、ゆっくり言い聞かせるような感じ。
実は、この歌には続き？も用意してました。
最後まで「る」の字でなくちゃダメなんだ油断してると「す」の字で終わる
失礼しました。
>>[32]
講評、選歌お疲れ様です。
拙歌を時間をかけて読んで下さりありがとうございました。
それと、リクエストありがとうございますｗ。
嬉しいもんですね。リクエストｗ。
爽やかな笑顔のままに紐パンの紐引く君にめまいがするよ
勿論いくつか削った意味や意図、ニュアンスはありますが
殆ど逐語訳するとこんな感じです。
これをベースに今回のお題「転」を組み入れるとしたら
結句を「目転（めくるめ）くなあ」とする感じですかね。
「めくるめく」は現代でも使う言葉ですし、
「くるめく」は漢字変換では「眩めく」しか出てきませんが
国語辞典に“「転く」とも書く”とあるので口語と言っても問題ないでしょう。
ただ「めくるめくなあ」という言い回しには違和感があるので
ニュアンスは変わりますが「目転く時」とか「目転く夜」
とした方がよいかもしれませんね。
さて
＞口語ではなく古語を使うことの有効性について
これね（笑）。もう話したいことが沢山ありすぎて
どこから話そうか迷うほどです。
この段階で書き始めるとだらだらとした長文になりそうなので
ひとつ提案があります。
と言うか蜜柑さんへのリクエストです。
今回の拙歌の意を汲んだ歌を口語で詠んでみていただけないでしょうか？
自分ならこう詠むという感じで。
お題の「転」は入れても入れなくても良いです。
勿論、理由がなんであれ「御免こうむる」ということであれば結構です。
その旨、お伝えください。なんかセクハラっぽいですしねｗ
あーそうだ、今をここを読んでくれている方も
自分ならこう詠むというのがありましたら、是非ご参加ください。
そこで感じた感想や、詠まれた歌の解説の有無はお任せします。
歌のみでも良いですし、付け足すことがあれば自由に書いてください。
では、参考にしていただく拙歌の歌意について書いておきますね。
原文は
逢ふからにいとど清けき笑みをして紐とく君に目こそ転めけ
蜜柑さんの読み解きは
「逢うとすぐに（悪びれもなく）清しい笑顔をして服を脱ぐ君に目がひっくりかえるほどびっくりさせられるよ」
でした。
歌意は、蜜柑さんに読み解いて頂いた意味で殆どあってます。
ご懸念の結句「目こそ転めけ」の部分もあってます。
この部分は、もう少し分かりやすい古語表現にすると「目転（めくる）めくかな」です。
現代語訳すると「めまいがするな」という感じで一緒の意味です。
辞書を使うのは勉強ちっくで、ちょい気は引けるのですが
文法解説はしないのでギリギリセーフってことでｗ。
「くるめく」を古語辞典で引くと。
https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%82%81%E3%81%8F
�◆迷燭�「目くるめく」の形で〕目まいがする。
とあります。
「めこそくるめけ」と「めくるめくかな」が、なぜ同じ意味になるかのを
文法解説抜きで説明するのはちと厳しいので、やめときます。
ここはひとまず信じてくださいｗ。
いや、ヒントっぽいことだけ書いておきます。
好きこそものの上手なれ
という言葉は聞いたことがあると思います。
「上手になれ」という意味じゃないことはご存知ですよね。
また、
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
というのもご存知かもしれません。
共通するポイントは「こそ」にあります。
ていうか、ここまで書くとギリギリアウトかｗ
すみません、うざかったら読まなかったことにして下さいｗ。
ここまでで、
蜜柑さんの読み解きが殆ど正しいことは、合点して頂けたでしょうか？
しかしながら実は、どうしても譲れない細かい違いがあります
それは「紐解く」の解釈です。「服を脱ぐ」でも間違いないのですが
「紐解く」
https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%B2%E3%82%82%E3%81%A8%E3%81%8F
最初の項に「特に、衣服の下紐をほどく。」とあります。
そして「下紐」というのは、ぶっちゃけ下着の紐のことです。
これは俺がエロおやじであることとは全く関係ありません。
和歌に詠まれる場合間違いなく「下着の紐」のことを指します。
勿論、蜜柑さんの解釈にある「服を脱ぐ」は、文脈からほぼ同じ意味なのは重々承知してます。
なぜ、ここに拘るのかと言うと「爽やかな笑顔」と「下着の紐をほどく」のギャップを
感じてほしいという意図があるからです。だからこその眩暈ということです。
というわけで、拙歌の歌意は
逢うとすぐに凄く爽やかな笑みのまま、紐パンの紐を解く君に目がくらくらするよ。
という感じです。
結局、長文になってしまい申しありません。
では、よろしくお願いいたします。
講評、選歌お疲れ様です。
拙歌を時間をかけて読んで下さりありがとうございました。
それと、リクエストありがとうございますｗ。
嬉しいもんですね。リクエストｗ。
爽やかな笑顔のままに紐パンの紐引く君にめまいがするよ
勿論いくつか削った意味や意図、ニュアンスはありますが
殆ど逐語訳するとこんな感じです。
これをベースに今回のお題「転」を組み入れるとしたら
結句を「目転（めくるめ）くなあ」とする感じですかね。
「めくるめく」は現代でも使う言葉ですし、
「くるめく」は漢字変換では「眩めく」しか出てきませんが
国語辞典に“「転く」とも書く”とあるので口語と言っても問題ないでしょう。
ただ「めくるめくなあ」という言い回しには違和感があるので
ニュアンスは変わりますが「目転く時」とか「目転く夜」
とした方がよいかもしれませんね。
さて
＞口語ではなく古語を使うことの有効性について
これね（笑）。もう話したいことが沢山ありすぎて
どこから話そうか迷うほどです。
この段階で書き始めるとだらだらとした長文になりそうなので
ひとつ提案があります。
と言うか蜜柑さんへのリクエストです。
今回の拙歌の意を汲んだ歌を口語で詠んでみていただけないでしょうか？
自分ならこう詠むという感じで。
お題の「転」は入れても入れなくても良いです。
勿論、理由がなんであれ「御免こうむる」ということであれば結構です。
その旨、お伝えください。なんかセクハラっぽいですしねｗ
あーそうだ、今をここを読んでくれている方も
自分ならこう詠むというのがありましたら、是非ご参加ください。
そこで感じた感想や、詠まれた歌の解説の有無はお任せします。
歌のみでも良いですし、付け足すことがあれば自由に書いてください。
では、参考にしていただく拙歌の歌意について書いておきますね。
原文は
逢ふからにいとど清けき笑みをして紐とく君に目こそ転めけ
蜜柑さんの読み解きは
「逢うとすぐに（悪びれもなく）清しい笑顔をして服を脱ぐ君に目がひっくりかえるほどびっくりさせられるよ」
でした。
歌意は、蜜柑さんに読み解いて頂いた意味で殆どあってます。
ご懸念の結句「目こそ転めけ」の部分もあってます。
この部分は、もう少し分かりやすい古語表現にすると「目転（めくる）めくかな」です。
現代語訳すると「めまいがするな」という感じで一緒の意味です。
辞書を使うのは勉強ちっくで、ちょい気は引けるのですが
文法解説はしないのでギリギリセーフってことでｗ。
「くるめく」を古語辞典で引くと。
https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%82%81%E3%81%8F
�◆迷燭�「目くるめく」の形で〕目まいがする。
とあります。
「めこそくるめけ」と「めくるめくかな」が、なぜ同じ意味になるかのを
文法解説抜きで説明するのはちと厳しいので、やめときます。
ここはひとまず信じてくださいｗ。
いや、ヒントっぽいことだけ書いておきます。
好きこそものの上手なれ
という言葉は聞いたことがあると思います。
「上手になれ」という意味じゃないことはご存知ですよね。
また、
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
というのもご存知かもしれません。
共通するポイントは「こそ」にあります。
ていうか、ここまで書くとギリギリアウトかｗ
すみません、うざかったら読まなかったことにして下さいｗ。
ここまでで、
蜜柑さんの読み解きが殆ど正しいことは、合点して頂けたでしょうか？
しかしながら実は、どうしても譲れない細かい違いがあります
それは「紐解く」の解釈です。「服を脱ぐ」でも間違いないのですが
「紐解く」
https://kobun.weblio.jp/content/%E3%81%B2%E3%82%82%E3%81%A8%E3%81%8F
最初の項に「特に、衣服の下紐をほどく。」とあります。
そして「下紐」というのは、ぶっちゃけ下着の紐のことです。
これは俺がエロおやじであることとは全く関係ありません。
和歌に詠まれる場合間違いなく「下着の紐」のことを指します。
勿論、蜜柑さんの解釈にある「服を脱ぐ」は、文脈からほぼ同じ意味なのは重々承知してます。
なぜ、ここに拘るのかと言うと「爽やかな笑顔」と「下着の紐をほどく」のギャップを
感じてほしいという意図があるからです。だからこその眩暈ということです。
というわけで、拙歌の歌意は
逢うとすぐに凄く爽やかな笑みのまま、紐パンの紐を解く君に目がくらくらするよ。
という感じです。
結局、長文になってしまい申しありません。
では、よろしくお願いいたします。
もうひとつわいわいすることがありました。
俺は今回、わいわいタイムが待ち遠しかったのですが、
それはこの歌があったからです。
>>[14] きくさん
摘みくれし四つ葉のクローバの遥けしや転校したるたけなか君はも
最優秀歌、おめでとうございます！
古典調の歌の一等賞は、ひとごとながら俺も嬉しいです。
少し違う体験ですが思い出したことがあります。
昔付き合っていた彼女に、四つ葉を透明な樹脂で固めたアクセサリー（根付けですかね）を
プレゼントされて、携帯につけて大事にしてたのですが紐が切れて失くしてしまった事です。
で、その直後にふられるっていうねｗ。そのことが原因ではないのですが、
切れて失くしたとき悪い予感はしたんすよね。まあ、今となっては
「四つ葉とともに偲ぶにもなほあまりある昔なりけり」という感じですがｗ。
と、いうこともあるのですが、それ以上に
この歌を読んで「やっほーい」と思ったのは古典調の表現です。
特に結句の「はも」には、おーっってなりました。
自分はこれまで知りませんでしたが万葉集の時代の表現ですね。
ひとつお宝ゲットという気分です。
途中、気になる用法などもあるのですが
まあ、今回はトピ主の希望もあるので文法話はやめときましょうｗ。
俺は今回、わいわいタイムが待ち遠しかったのですが、
それはこの歌があったからです。
>>[14] きくさん
摘みくれし四つ葉のクローバの遥けしや転校したるたけなか君はも
最優秀歌、おめでとうございます！
古典調の歌の一等賞は、ひとごとながら俺も嬉しいです。
少し違う体験ですが思い出したことがあります。
昔付き合っていた彼女に、四つ葉を透明な樹脂で固めたアクセサリー（根付けですかね）を
プレゼントされて、携帯につけて大事にしてたのですが紐が切れて失くしてしまった事です。
で、その直後にふられるっていうねｗ。そのことが原因ではないのですが、
切れて失くしたとき悪い予感はしたんすよね。まあ、今となっては
「四つ葉とともに偲ぶにもなほあまりある昔なりけり」という感じですがｗ。
と、いうこともあるのですが、それ以上に
この歌を読んで「やっほーい」と思ったのは古典調の表現です。
特に結句の「はも」には、おーっってなりました。
自分はこれまで知りませんでしたが万葉集の時代の表現ですね。
ひとつお宝ゲットという気分です。
途中、気になる用法などもあるのですが
まあ、今回はトピ主の希望もあるので文法話はやめときましょうｗ。
>>[33]
昨夜寝落ちしてしまいまして。
我が家、晩酌夕飯が済む時刻は日付けがかわる頃、これがほぼ日常で三十数年です。
夫が外飲みとかでなく仕事を終えて帰ってくるのを待っているとこうなります、念の為。
では本題
とても丁寧に読みこんでくださって、それが嬉しく充分でした、その上に最優秀だなんて望外の喜び、わ！
たけなか君は学年途中に転校してきて、この光景の後卒業式を迎える前に転校してしまった実在した同級生。
小学六年生の時の思い出です。
お題「転」に直ぐに脳裡に文語口調で浮かびましたそのまんまの一首。蜜柑さんの評文で随分とグレードをあげていただけて恐縮しきりです。
ほんとうにありがとうございました。
長くなりました。
あとお気に入りを二件
昨夜寝落ちしてしまいまして。
我が家、晩酌夕飯が済む時刻は日付けがかわる頃、これがほぼ日常で三十数年です。
夫が外飲みとかでなく仕事を終えて帰ってくるのを待っているとこうなります、念の為。
では本題
とても丁寧に読みこんでくださって、それが嬉しく充分でした、その上に最優秀だなんて望外の喜び、わ！
たけなか君は学年途中に転校してきて、この光景の後卒業式を迎える前に転校してしまった実在した同級生。
小学六年生の時の思い出です。
お題「転」に直ぐに脳裡に文語口調で浮かびましたそのまんまの一首。蜜柑さんの評文で随分とグレードをあげていただけて恐縮しきりです。
ほんとうにありがとうございました。
長くなりました。
あとお気に入りを二件
>>[037]
コメントをありがとうございました。
紐に関しての理解はしていました。
服を脱ぐはその意味で使いましたが確かに十分な表現ではなかったですね。
それから、私が現代文で詠むとしたら、のリクエストをセクハラみたいになる、と団長さんご自身が思われるとしたら、それはご自身の短歌への侮辱になるように感じました。
ご自身がよいと思われて投稿されたのなら、どんな内容であれ、私が女であることは関係ないと思います。
それから、私の説明が不足してましたが、古語文で詠む有効性と申し上げたのは、こちらの勉強不足は確かに認めた上で、たくさんの解説がないと味わえない、またはいろいろ調べないとわからないような古語で歌を投稿する拘りに必然性はあるのかな？と単純に思ったのでご質問してみました。
例えば、きくさんの短歌は古語でもすんなり入ってきました。
しかも味わい深さが古語の方が生きてました。
一方団長さんの今回の投稿歌は古語でも口語でもあまり味わいが変わらない気がしたのです。
それでもわざわざ古語で詠む必要は何なのかしら？と。
私の単純な疑問です。
失礼なもの言いですいません。
なので、一般論的な短歌における古語の有効性の解説はご不要ですm(__)m
結論は出ないし、それは個人の好みでよいと思いますので。
お気を悪くされたらごめんなさい。
団長さんのスタイルは貫いてくださってもちろんよいと思ってます。
批判でもないですので、誤解がないとありがたいですm(__)m
リクエストは次に
コメントをありがとうございました。
紐に関しての理解はしていました。
服を脱ぐはその意味で使いましたが確かに十分な表現ではなかったですね。
それから、私が現代文で詠むとしたら、のリクエストをセクハラみたいになる、と団長さんご自身が思われるとしたら、それはご自身の短歌への侮辱になるように感じました。
ご自身がよいと思われて投稿されたのなら、どんな内容であれ、私が女であることは関係ないと思います。
それから、私の説明が不足してましたが、古語文で詠む有効性と申し上げたのは、こちらの勉強不足は確かに認めた上で、たくさんの解説がないと味わえない、またはいろいろ調べないとわからないような古語で歌を投稿する拘りに必然性はあるのかな？と単純に思ったのでご質問してみました。
例えば、きくさんの短歌は古語でもすんなり入ってきました。
しかも味わい深さが古語の方が生きてました。
一方団長さんの今回の投稿歌は古語でも口語でもあまり味わいが変わらない気がしたのです。
それでもわざわざ古語で詠む必要は何なのかしら？と。
私の単純な疑問です。
失礼なもの言いですいません。
なので、一般論的な短歌における古語の有効性の解説はご不要ですm(__)m
結論は出ないし、それは個人の好みでよいと思いますので。
お気を悪くされたらごめんなさい。
団長さんのスタイルは貫いてくださってもちろんよいと思ってます。
批判でもないですので、誤解がないとありがたいですm(__)m
リクエストは次に
>>[55]
ご質問の回答をいろいろと考えましたが、
結論をひとことで言えば
「文化が違う」
ってとこでしょうか。
もう少し具体的に言うと、短歌に対するスタイル、スタンスの違いです。
蜜柑さんと俺の、短歌の「楽しみ方」の違いと言っても良いかと思います。
「文化の違いなんて大仰な」と思われるかもしれませんし
なんとなく誤魔化された気分になるかもしれません。
素朴な疑問への回答として、そう感じるのも無理からぬことだと思うのですが、
口語か古語かという以前の問題だと思うのですよ。
「必然性はあるのかな」と思われると言うことは。
＞たくさんの解説がないと味わえない、またはいろいろ調べないとわからないような古語で
歌を投稿する拘りに必然性はあるのかな？
「そうすることの必然性は何か？」という疑問は、
「そうすること」が当然とは思えない、というところから来てる筈です。
逆に言えば、当然と思っていることに必然性への問いは湧かないですよね。
自分は、古語で読む必然性なんて考えたことなかったですｗ。
勿論、詠んだ歌ひとつひとつに古語を使った理由はありますがね。
例えば、結婚披露宴に出席することになったら
正装で行くことの必然性なんて考えませんよね？
「なぜ正装なのか」に理由はありますが、
それが常識だと思っていれば、必然性について特に考えない筈です。
こう書くと「この人は古語を短歌の正装と思っているのだな」と
思われそうですが（いや実際にそう思ってるのですがｗ）
ここで主張したいのは「古語が短歌の正装」と言うことでは無く、
俺は古語で短歌を詠むことを「普通」のことだと思っているということです。
（口語で短歌を詠むことも普通のことだと思ってますが。）
なにを普通と思うかは文化の違いだと思います。
古典和歌を読むことから短歌の世界に入った自分にとっては
歌を読み解くため、味わうため「いろいろ調べる」ことも「普通」のことなんです。
勿論、短歌点の文化が、短歌に古語を使うことを当然とはしていない、
ということは理解しています。
ですから、特に古語が苦手な選歌者の方には、
余計な負担をかけてしまう場合も多々あるという負い目はあります。
場合によっては
「こいつは単に古典知識をひけらかしたいだけなんじゃないか」とか
「古語が苦手な選歌者に意地悪してんじゃないか」と
思われるリスクがあるのも覚悟はしてます。
まあ、この場を借りて言わせて頂くと
今後も自分は同じスタイル（口語でも古語でも）で投稿していくつもりですが
スルーされても恨んだりしませんのでｗ、面倒だなとか興味無いと
思われたら、どうぞお気軽にｗスルーして下さい。
そう思われたりスルーされるのは寂しいというのも本音ですが
それでも敢えて古語を使う理由はあります。
これも誤解を招きそうな言い方ですが
自分も勉強は嫌いで、短歌の勉強しているという自覚は無いんすよ。
この場合の「勉強」と言うのは、喩えると登山のようなものです。
汗をかいて登った分だけ絶景を楽しめるという感じの「勉強」。
そういうのは遠慮してますｗ。
「いろいろ調べる」ことは自分にとって、
三十一文字から始まる冒険、探検という感じです。
冒険にリスクはつきものですが、その分得られるお宝は膨大です。
単なる知識だけでなく、新たな歌との出会い、感動、涙、笑いなどなど本当に
わくわくする体験をしてきました。
これは実は、短歌点のみなさんの歌を読むときも同じです。
何度思わず「面白すぎる！」と独り言が出てしまったことか。
歌を詠む際も同様です。当然、毎回いろいろ調べてうんうん考えてますｗ。
この冒険のワクワク感を知らないひとにも味わって欲しいという思いが
調べないとわからないであろう古語を歌に使う理由のひとつです。
自分自身が楽しくて仕方無いという理由の方が大きいかもしれませんがｗ。
というわけで
「必然性はあるのか」という問い対して
シンプルにはなりませんでしたが
こんな感じで、ひとまず回答とさせて下さい。
ご質問の回答をいろいろと考えましたが、
結論をひとことで言えば
「文化が違う」
ってとこでしょうか。
もう少し具体的に言うと、短歌に対するスタイル、スタンスの違いです。
蜜柑さんと俺の、短歌の「楽しみ方」の違いと言っても良いかと思います。
「文化の違いなんて大仰な」と思われるかもしれませんし
なんとなく誤魔化された気分になるかもしれません。
素朴な疑問への回答として、そう感じるのも無理からぬことだと思うのですが、
口語か古語かという以前の問題だと思うのですよ。
「必然性はあるのかな」と思われると言うことは。
＞たくさんの解説がないと味わえない、またはいろいろ調べないとわからないような古語で
歌を投稿する拘りに必然性はあるのかな？
「そうすることの必然性は何か？」という疑問は、
「そうすること」が当然とは思えない、というところから来てる筈です。
逆に言えば、当然と思っていることに必然性への問いは湧かないですよね。
自分は、古語で読む必然性なんて考えたことなかったですｗ。
勿論、詠んだ歌ひとつひとつに古語を使った理由はありますがね。
例えば、結婚披露宴に出席することになったら
正装で行くことの必然性なんて考えませんよね？
「なぜ正装なのか」に理由はありますが、
それが常識だと思っていれば、必然性について特に考えない筈です。
こう書くと「この人は古語を短歌の正装と思っているのだな」と
思われそうですが（いや実際にそう思ってるのですがｗ）
ここで主張したいのは「古語が短歌の正装」と言うことでは無く、
俺は古語で短歌を詠むことを「普通」のことだと思っているということです。
（口語で短歌を詠むことも普通のことだと思ってますが。）
なにを普通と思うかは文化の違いだと思います。
古典和歌を読むことから短歌の世界に入った自分にとっては
歌を読み解くため、味わうため「いろいろ調べる」ことも「普通」のことなんです。
勿論、短歌点の文化が、短歌に古語を使うことを当然とはしていない、
ということは理解しています。
ですから、特に古語が苦手な選歌者の方には、
余計な負担をかけてしまう場合も多々あるという負い目はあります。
場合によっては
「こいつは単に古典知識をひけらかしたいだけなんじゃないか」とか
「古語が苦手な選歌者に意地悪してんじゃないか」と
思われるリスクがあるのも覚悟はしてます。
まあ、この場を借りて言わせて頂くと
今後も自分は同じスタイル（口語でも古語でも）で投稿していくつもりですが
スルーされても恨んだりしませんのでｗ、面倒だなとか興味無いと
思われたら、どうぞお気軽にｗスルーして下さい。
そう思われたりスルーされるのは寂しいというのも本音ですが
それでも敢えて古語を使う理由はあります。
これも誤解を招きそうな言い方ですが
自分も勉強は嫌いで、短歌の勉強しているという自覚は無いんすよ。
この場合の「勉強」と言うのは、喩えると登山のようなものです。
汗をかいて登った分だけ絶景を楽しめるという感じの「勉強」。
そういうのは遠慮してますｗ。
「いろいろ調べる」ことは自分にとって、
三十一文字から始まる冒険、探検という感じです。
冒険にリスクはつきものですが、その分得られるお宝は膨大です。
単なる知識だけでなく、新たな歌との出会い、感動、涙、笑いなどなど本当に
わくわくする体験をしてきました。
これは実は、短歌点のみなさんの歌を読むときも同じです。
何度思わず「面白すぎる！」と独り言が出てしまったことか。
歌を詠む際も同様です。当然、毎回いろいろ調べてうんうん考えてますｗ。
この冒険のワクワク感を知らないひとにも味わって欲しいという思いが
調べないとわからないであろう古語を歌に使う理由のひとつです。
自分自身が楽しくて仕方無いという理由の方が大きいかもしれませんがｗ。
というわけで
「必然性はあるのか」という問い対して
シンプルにはなりませんでしたが
こんな感じで、ひとまず回答とさせて下さい。
＞一方団長さんの今回の投稿歌は古語でも口語でもあまり味わいが変わらない気がしたのです。
それでもわざわざ古語で詠む必要は何なのかしら？
なるほど。口語で詠めというリクエストはそれを確認する為だったんですね。
まあ、これは当然というか、同じ味わいになるように考えて詠んでますからねｗ
むしろ、おなじように味わってもらえて嬉しいです。
殆ど逐語訳ですが自分なりに色々拘ってはいるんですよｗ。
自歌の解説は後でというご要望でしたので
なんか後出しジャンケンのようになってしまいますが
今回の拙歌には今回使った古語だから出来る、ある仕掛けがあるんです。
前々からいつか使ってみようと思ってました。
いわゆる「ダブルミーニング」。フランス小咄に出てくる艶話的なトリックです。
ピンと来た方もいるかもしれませんし
あまりにもシンプルで説明するのも無粋だから、
ヒントワードを一つだけ。「図書館デート」。
実は、有名な古典和歌にもこんな感じの「ダブルミーニング」があります。
気がついてる人は少ないかもしれませんが。
というか、そう解釈してる人は俺だけの恐れもありますがねｗ。
一般的に「古典和歌」の特徴は、みやびなさま、優雅さと思われてるかもしれません。
しかし実際に読んでみると、全くそんな枠組みには囚われていない世界だと分かります。
もう、おふざけあり、エロあり、散文的なものもあります。、
しかし「優雅」という先入観をもった現代語訳や解説も見かけます。
先入観と言うより「優雅」な和歌こそが良い歌という価値観かもしれませんが。
その度に俺は「ちげーよそれ」と憤慨することも多々あるのですが
解釈は自由という原則もあるので、まあしゃあないかと諦めてます。
ということもあり、自分は古語を
優雅な歌を詠むためのものとは微塵も思ってないです。
自分は古語でも口語でも歌を投稿してますが、
どちらを使うかの判断基準はその時々で変わります。
むしろ口語を使う必要を感じたときは口語でという感じ。
基本的に口語と古語をまぜては使ってません。
言葉ひとつひとつが、どういう意図で使われているか分かりづらくなるからです。
でも、混ぜて使うことも否定はしません。
短歌点で、混ぜることで爆発的に面白くなる歌に出会ったから
ということもありますが、語調を整えやすいですしね。
短歌に対するスタイル、スタンスの違いは伝わったでしょうか。
文化の違いを、明らかにする為にもう少し伝えたいことがあるのですが
回答は一端、ここまでとさせて下さい
それでもわざわざ古語で詠む必要は何なのかしら？
なるほど。口語で詠めというリクエストはそれを確認する為だったんですね。
まあ、これは当然というか、同じ味わいになるように考えて詠んでますからねｗ
むしろ、おなじように味わってもらえて嬉しいです。
殆ど逐語訳ですが自分なりに色々拘ってはいるんですよｗ。
自歌の解説は後でというご要望でしたので
なんか後出しジャンケンのようになってしまいますが
今回の拙歌には今回使った古語だから出来る、ある仕掛けがあるんです。
前々からいつか使ってみようと思ってました。
いわゆる「ダブルミーニング」。フランス小咄に出てくる艶話的なトリックです。
ピンと来た方もいるかもしれませんし
あまりにもシンプルで説明するのも無粋だから、
ヒントワードを一つだけ。「図書館デート」。
実は、有名な古典和歌にもこんな感じの「ダブルミーニング」があります。
気がついてる人は少ないかもしれませんが。
というか、そう解釈してる人は俺だけの恐れもありますがねｗ。
一般的に「古典和歌」の特徴は、みやびなさま、優雅さと思われてるかもしれません。
しかし実際に読んでみると、全くそんな枠組みには囚われていない世界だと分かります。
もう、おふざけあり、エロあり、散文的なものもあります。、
しかし「優雅」という先入観をもった現代語訳や解説も見かけます。
先入観と言うより「優雅」な和歌こそが良い歌という価値観かもしれませんが。
その度に俺は「ちげーよそれ」と憤慨することも多々あるのですが
解釈は自由という原則もあるので、まあしゃあないかと諦めてます。
ということもあり、自分は古語を
優雅な歌を詠むためのものとは微塵も思ってないです。
自分は古語でも口語でも歌を投稿してますが、
どちらを使うかの判断基準はその時々で変わります。
むしろ口語を使う必要を感じたときは口語でという感じ。
基本的に口語と古語をまぜては使ってません。
言葉ひとつひとつが、どういう意図で使われているか分かりづらくなるからです。
でも、混ぜて使うことも否定はしません。
短歌点で、混ぜることで爆発的に面白くなる歌に出会ったから
ということもありますが、語調を整えやすいですしね。
短歌に対するスタイル、スタンスの違いは伝わったでしょうか。
文化の違いを、明らかにする為にもう少し伝えたいことがあるのですが
回答は一端、ここまでとさせて下さい
>>[063]
ご回答ありがとうございました！
文化の違い、スタイル、スタンス、それだけで全て伝わってますよ！
常々、古語で詠まれた短歌がその方のスタイルで自然ならそれでよいのだと私は思ってます。
なぜ疑問に感じたのかは、団長さんがいつもまずは文法の解説をされるからでした。
文法の解説をしたくて詠んでおられるわけではないと解りましたので、変な表現ですが、少しほっとしました(笑)
ひとつ、
＞短歌点の文化が、短歌に古語を使うことを当然とはしていない
それはないと思います。
短歌点はどちらでも自由に詠んでよい場です。
ご自身の言葉でご自身のスタイルなら、文法の解説は求められない限りはあまり長くない方が、個人的に、ぼんやりでも短歌の雰囲気を味わえるように感じていたのでした。
あくまでも個人的にです
意図はそれだけでした。
かえって変な質問をしてしまい煩わせてしまいましたね。
ありがとうございました！
ご回答ありがとうございました！
文化の違い、スタイル、スタンス、それだけで全て伝わってますよ！
常々、古語で詠まれた短歌がその方のスタイルで自然ならそれでよいのだと私は思ってます。
なぜ疑問に感じたのかは、団長さんがいつもまずは文法の解説をされるからでした。
文法の解説をしたくて詠んでおられるわけではないと解りましたので、変な表現ですが、少しほっとしました(笑)
ひとつ、
＞短歌点の文化が、短歌に古語を使うことを当然とはしていない
それはないと思います。
短歌点はどちらでも自由に詠んでよい場です。
ご自身の言葉でご自身のスタイルなら、文法の解説は求められない限りはあまり長くない方が、個人的に、ぼんやりでも短歌の雰囲気を味わえるように感じていたのでした。
あくまでも個人的にです
意図はそれだけでした。
かえって変な質問をしてしまい煩わせてしまいましたね。
ありがとうございました！
>>[064]
あ、それから
＞自歌の解説は後でというご要望でしたので
なんか後出しジャンケンのようになってしまいますが
今回の拙歌には今回使った古語だから出来る、ある仕掛けがあるんです。
こちらも誤解させてしまいました
後で、と申し上げたのは文法の解説のみのことで、むしろダブルミーニングや、自解の方はわいわいではお聞きしたい話題です！
わいわいがそういう発見の場であるのも楽しいと思いますので^^
今回は後で気づいたのですが、同じような質問をぼんぼりさんもしておられましたのに気づかず失礼しましたm(__)m
皆様にも、団長さんにも、私の疑問と質問のせいで、短歌そのものを味わう話から逸れたこと、お詫びいたします。
では引き続き、短歌のわいわいを繋げていただければ嬉しく思います。
よろしくお願いいたします！
あ、それから
＞自歌の解説は後でというご要望でしたので
なんか後出しジャンケンのようになってしまいますが
今回の拙歌には今回使った古語だから出来る、ある仕掛けがあるんです。
こちらも誤解させてしまいました
後で、と申し上げたのは文法の解説のみのことで、むしろダブルミーニングや、自解の方はわいわいではお聞きしたい話題です！
わいわいがそういう発見の場であるのも楽しいと思いますので^^
今回は後で気づいたのですが、同じような質問をぼんぼりさんもしておられましたのに気づかず失礼しましたm(__)m
皆様にも、団長さんにも、私の疑問と質問のせいで、短歌そのものを味わう話から逸れたこと、お詫びいたします。
では引き続き、短歌のわいわいを繋げていただければ嬉しく思います。
よろしくお願いいたします！
>>[66]
いや、こちらこそすみません。
回答を通して和歌そのものを味わう話をしてるつもりでしたが、
読み返してみると、自分のスタイルを主張する話になってましたｗ。
さて、この話はここでお終いにしたい
という蜜柑さんのお気持ちは良く伝わって来たのですが
あと少しお付き合い下さい。ごく希な、異文化交流と思ってｗ。
どうしても伝えておきたい、感謝しておきたいことがあるんですよ。
それは今回、拙歌の歌意を汲んで詠んで頂いたことです。
おかげでこれまでの自分には無かった歌の味わい方を知りました。
まあ、蜜柑さんにとっては何を今更ということかも知れませんが。
リクエストに応えていただいた歌。
惜しげなく君が花びらくれるから僕は真昼の月にされてく
一読して目に浮かんだのは
赤い服の女性が、両手に溢れんばかりの赤い花びらをこちらに差し出す様子と
快晴の青い空にうっすらと浮かぶ月。
で一瞬、この歌の歌意ってなんだっけと思ってしまいましたが、
すぐに思いだして、そうか〜
惜しげない花びらは情熱的な求愛で、
真昼の月はその情熱におされ気味の昼行灯な自分か・・
等といつものように解釈を始めて、あることに気づきました。
どういうことかと言うと、
「この言葉は何々の暗喩で〜」等と解釈した途端に、
歌を読んで最初に感じたイメージへの折角の感動が霞んでしまうという事です。
歌意をあらかじめ知らなければ気づけなかった発見です。
蜜柑さんがそう意図して詠んだのかは分かりませんが
ある有名な映画の名台詞を思い出しました。
Don't think！feel.（考えるな！感じろ。）
これまで俺は、歌意を正しく解釈すること無しに歌を味わうことは出来ない
と考えていましたが、必ずしもそうじゃなかった。
あれこれ考えずに最初に受けた印象を素直に感じて楽しむという
味わい方もある、というか楽しむべき歌もあるんだなと。
ホントにね、蜜柑さんからしたら何を今更という感じと思いますが
これも文化の違いｗと言うことで。
俺からすると、とてつもなく貴重なお宝をゲットした気分です。
実は、先にあげた台詞には続きがあります。
It is like a finger pointing away to the moon.
（これは遠くの月をさす指に似ている。）
Don’t consentrate on the finger, or you will miss all that heavenly glory.
（指に注目するな。さもなくば天の栄光、全てを取り逃がすだろう。）
「天の栄光」ってのはこの場合月のことで、平たく意訳すると
「月を見ないで月をさす指ばかり見てたらいかんよ。指は月じゃないのだから」
って感じでしょうか。
まあ、初見では何を言ってるのか良く分からなかったわけですが
いろいろ調べてみるｗとこの言葉は、超古い仏教の経典の註釈書が初出で、
大乗仏教の祖と言われるど偉いインドの僧の言葉のようです。
「指月（しげつ）の譬（たと）え」などと呼ばれてます。
仏教で言う譬えと言うのは〜等と仏教話を続けるとまた長くなるのでｗ
途中をすっとばして丸めると、
「指」は「真実をさす言葉」,「月」は「真実そのもの」を喩えています
(多分そう言っていいはずｗ)。
短歌の味わい方に適用すると、歌の「言葉」にばかり拘っていると、
その言葉が指す「真の姿」が味わえなくなりますよ。
という感じでしょうか
「そば」のトピで、ぼんぼりさんが「古語でも現代語でも、単純に道具の一つ」
とおっしゃったのも、そういうことかなと思います。
確かに俺は「言葉」に可能な限り拘ってますからねｗ。
そういう視点で振りかえると、俺がこれまで書いて来た
短歌点のみなさんの歌の解釈や感想も、詠まれたご本人からすれば滑稽と言うか、
「そういうことじゃねえんだよな〜」という感じだったでしょうね。
なんか申し訳無いことをしたと言うか「ゴメス」という気分ですｗ。
どうかこれもひとつ文化の違いと思ってご容赦下さい。
「Don't think！feel.」も「指月の譬」も
現代日本人の多くが納得、共感する教えかもしれません。
しかし、おそらく蜜柑さんにも伝わってるかと思いますが
俺の考えは真反対と言っていいほど違います。
その理由を書くと、私の主張発表会になってしまうので止めますが。
なんにせよ、そんな俺ですが
今回、蜜柑さんが節を曲げてリクエストに応えてくれたことに
心から感謝してます。
では、純粋にわいわいしますか。
次は、ごじょうさんが詠んで下さった歌で発見したことを書きます。
いや、こちらこそすみません。
回答を通して和歌そのものを味わう話をしてるつもりでしたが、
読み返してみると、自分のスタイルを主張する話になってましたｗ。
さて、この話はここでお終いにしたい
という蜜柑さんのお気持ちは良く伝わって来たのですが
あと少しお付き合い下さい。ごく希な、異文化交流と思ってｗ。
どうしても伝えておきたい、感謝しておきたいことがあるんですよ。
それは今回、拙歌の歌意を汲んで詠んで頂いたことです。
おかげでこれまでの自分には無かった歌の味わい方を知りました。
まあ、蜜柑さんにとっては何を今更ということかも知れませんが。
リクエストに応えていただいた歌。
惜しげなく君が花びらくれるから僕は真昼の月にされてく
一読して目に浮かんだのは
赤い服の女性が、両手に溢れんばかりの赤い花びらをこちらに差し出す様子と
快晴の青い空にうっすらと浮かぶ月。
で一瞬、この歌の歌意ってなんだっけと思ってしまいましたが、
すぐに思いだして、そうか〜
惜しげない花びらは情熱的な求愛で、
真昼の月はその情熱におされ気味の昼行灯な自分か・・
等といつものように解釈を始めて、あることに気づきました。
どういうことかと言うと、
「この言葉は何々の暗喩で〜」等と解釈した途端に、
歌を読んで最初に感じたイメージへの折角の感動が霞んでしまうという事です。
歌意をあらかじめ知らなければ気づけなかった発見です。
蜜柑さんがそう意図して詠んだのかは分かりませんが
ある有名な映画の名台詞を思い出しました。
Don't think！feel.（考えるな！感じろ。）
これまで俺は、歌意を正しく解釈すること無しに歌を味わうことは出来ない
と考えていましたが、必ずしもそうじゃなかった。
あれこれ考えずに最初に受けた印象を素直に感じて楽しむという
味わい方もある、というか楽しむべき歌もあるんだなと。
ホントにね、蜜柑さんからしたら何を今更という感じと思いますが
これも文化の違いｗと言うことで。
俺からすると、とてつもなく貴重なお宝をゲットした気分です。
実は、先にあげた台詞には続きがあります。
It is like a finger pointing away to the moon.
（これは遠くの月をさす指に似ている。）
Don’t consentrate on the finger, or you will miss all that heavenly glory.
（指に注目するな。さもなくば天の栄光、全てを取り逃がすだろう。）
「天の栄光」ってのはこの場合月のことで、平たく意訳すると
「月を見ないで月をさす指ばかり見てたらいかんよ。指は月じゃないのだから」
って感じでしょうか。
まあ、初見では何を言ってるのか良く分からなかったわけですが
いろいろ調べてみるｗとこの言葉は、超古い仏教の経典の註釈書が初出で、
大乗仏教の祖と言われるど偉いインドの僧の言葉のようです。
「指月（しげつ）の譬（たと）え」などと呼ばれてます。
仏教で言う譬えと言うのは〜等と仏教話を続けるとまた長くなるのでｗ
途中をすっとばして丸めると、
「指」は「真実をさす言葉」,「月」は「真実そのもの」を喩えています
(多分そう言っていいはずｗ)。
短歌の味わい方に適用すると、歌の「言葉」にばかり拘っていると、
その言葉が指す「真の姿」が味わえなくなりますよ。
という感じでしょうか
「そば」のトピで、ぼんぼりさんが「古語でも現代語でも、単純に道具の一つ」
とおっしゃったのも、そういうことかなと思います。
確かに俺は「言葉」に可能な限り拘ってますからねｗ。
そういう視点で振りかえると、俺がこれまで書いて来た
短歌点のみなさんの歌の解釈や感想も、詠まれたご本人からすれば滑稽と言うか、
「そういうことじゃねえんだよな〜」という感じだったでしょうね。
なんか申し訳無いことをしたと言うか「ゴメス」という気分ですｗ。
どうかこれもひとつ文化の違いと思ってご容赦下さい。
「Don't think！feel.」も「指月の譬」も
現代日本人の多くが納得、共感する教えかもしれません。
しかし、おそらく蜜柑さんにも伝わってるかと思いますが
俺の考えは真反対と言っていいほど違います。
その理由を書くと、私の主張発表会になってしまうので止めますが。
なんにせよ、そんな俺ですが
今回、蜜柑さんが節を曲げてリクエストに応えてくれたことに
心から感謝してます。
では、純粋にわいわいしますか。
次は、ごじょうさんが詠んで下さった歌で発見したことを書きます。
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