かっきーさんのレイキ・コミュコミュの霊気をサポートしてくれている存在についての詳細説明

またまた土居先生からマスター研修の時にいただいた資料が出てきたので、早速ご紹介しますね

【霊気療法と鞍馬山の関連】
1922年、臼井甕男先生が鞍馬山中で21日間の断食と瞑想を行い、求めていた悟りを得ると同時に、霊気療法を感得した。鞍馬山はある意味で霊気療法のふるさとであり、霊気実践者が特別の感慨を抱く場所でもある。霊気は普遍的なエネルギーとして宇宙に満ち満ちており、単純に「霊気は鞍馬山のエネルギー」と理解することはできないが、ここには霊気が凝縮されて存在しているように思える。

鞍馬山には、年間を通じ国内外から多数の霊気実践者が訪れている。千年以上の昔から、多くの人々がここで修行して啓示を受け、また悟りを得たと伝えられている。臼井先生は、鞍馬山で恩恵を受けた修行者の一人にすぎず、その名前はどこにも記録されていないが、鞍馬山を訪れた霊気実践者は、素晴らしいエネルギーに包まれ、精妙な霊気波動との共振を実感することが多い。

鞍馬山にある鞍馬寺は、以前は仏教の天台宗に所属していたが、1949年に鞍馬弘教という新しい宗派を開いて総本山になっている。不思議なことに、その教えは臼井先生の霊気療法の思想と一致し、また鞍馬山に祀られている本尊は、霊気療法のシンボルの意味と一致しているのに驚かれる。

（１）鞍馬山の伝説

鞍馬山は京都の中心から北へ約12KMの地点にあり、標高は570M、中腹に16万坪（約53万平方KM)の敷地を持つ鞍馬寺がある。伝説には本質を示唆する象徴的な物語が多いが、鞍馬山にはスケールの雄大な「魔王尊」の伝説があり、それが教えの根幹となっている。

約650万年前、天地がすざまじい轟音と共に振動し、天空に巨大な渦が渦巻いて、その中心から白熱した透明な物体が回転しながら地上に舞い降りてきた。これは宇宙の大霊である魔王尊が、金星から「地球の霊王」として鞍馬山上に到着したのだった。魔王尊が支配する地球の内部には大都会が存在し、北欧とヒマラヤと南米と日本の４か所に入口を持ち、日本の通路は鞍馬山にある。さらに魔王尊は永遠に16歳の若さを持ち、人類が遠い未来に水星へ移住するとき、誘導する役割を持っているという。

奥の院の魔王殿は水成岩の上に建てられており、岩にサンゴやウミユリなどの化石を含んでいるため、2億6千万年前には南洋の海底にあったものが、長い年月をかけて北上し、隆起したことが確認されている。

このように、鞍馬山の歴史（伝説）は有史以前に遡るが、ここには「魔王尊」と一緒に「毘沙門天」と「千手観音」が祀られている。それは、「この3尊は同一の存在であり、必要に応じて姿を変えて出現する」と考えられているからで、３尊を一体のものとして「尊天」と呼び、この尊天が鞍馬山の本尊である。尊天とは「大宇宙の根本エネルギーを生み出している意識体」であり、宇宙根源の存在を表している。

（2) 霊気療法の思想やシンボルの関連

鞍馬山では「尊天は宇宙の大霊、大光明、大活動体」とされ、人間を始め地上に存在するすべてのものを生み、生かしている「宇宙生命」「宇宙エネルギー」の根源的存在（意識体）であり、この尊天が

* 魔王尊の姿として現れると「地球の霊王」として、偉大なるパワーを与える
* 千手観音として現れると「月の精霊」として、愛と調和の心で包んで救済する
* 毘沙門天として現れると「太陽の精霊」として、知恵の光に目覚めさせて幸運を与える

とされている。これが霊気シンボルの意味と見事に一致しており、単なる偶然とは思われない。

私は、霊気のシンボルを次のように理解している。

* マスターシンボルと完全に共鳴する高い意識が、宇宙意識と一体化し、霊気そのものと接続する
* それを第一シンボル（地球の力）で変換して使うとき、偉大なパワーを発揮する
* 第2シンボル（月の力）で変換して使うとき、すべてを愛と調和の波動で包みこむ
* 第3シンボル（太陽の力）で変換して使うとき、知恵の光に目覚めさせる

即ち「この３つは同一の存在であり、必要に応じてエネルギーを変換して活用する」もので、３つのシンボルを一体のものとして「マスターシンボル」と呼び、その源を「霊気」と呼んでいるのである。

ところで、鞍馬山では、自己の清らかな心（霊性）を「内なる尊天」と呼んでいる。私たち一人一人は、すべて尊天（宇宙生命・宇宙エネルギー）の顕現であり、その本質はすべて同一である。したがって、生き方の根本は「尊天に世界に一歩でも近づくように努力し、尊天との一体化を目指して、日常生活を通じて魂を向上させ、生き生きと光輝くものにすること」である。これは言葉は異なっていても「大宇宙と小宇宙の一体化をめざして、日常生活を通じて学びを進め、自己の魂を光輝くものにする」という、霊気療法の思想そのものであると思われる。