★エコノミー＆ファイナンス★コミュの11月23日経済セミナーまとめ

お気楽投資家のひでちゃんです。

本日セミナーに来てくださった方、ありがとうございました。
今日は数字のデータが多かったので、
私がスピーチで使用したデータをここに纏めておきますね。

◆時事情報

1.企業年金積み立て不足が13兆円に(2009年3月期・400社)
　企業が労働者と共同で積み立てている企業年金が
　運用失敗等によって積み立て不足13兆円に達した。
　これは前期比2倍の水準。

　積み立てが不足していようが、していなかろうが、
　企業は企業のOBたちに年金を払い続ける義務があるため、
　当然これらは企業の利益分から捻出される。
　当たり前の結果として、それだけ株主利益は毀損され、
　労働分配率も低下する。

2.日本国債の長期金利が上昇(11/9で1.465%)
　国債の金利が上昇していると云う事は
　それだけ日本の国力に対して疑問符がつけられていると云う事。

3.2008年度法人税所得マイナス20兆8370億円(△35.4%)
　減少額・率ともに1967年以来最悪の水準。
　これにより国家の税収見込みは大きく当てが外れ、
　予算の内、税収は37,8兆円へ。
　税収が40兆円を下回るのは1959以来初で、
　国債発行額が50兆円を超えることは必至。

4.大手企業の平均賞与は15.91%減の74万7282円
　もうボーナスはこれから無くなるかもしれませんね。

こういった情報を見た時・聞いた時に
1.誰に助けてもらおうとか、会社辞めたいけど辞められないなとか、
　国は一体何しているんだ！とか感じた方
　→あなたは依存のパラダイムにいます。

2.どうやって自分の能力を上げてゆこうかとか、その状況で
　自分は何ができるだろうかとか感じた方
　→あなたは自立のパラダイムにいます。

そして、これから豊かに生きてゆける可能性があるのは
間違いなく、自立のパラダイムにいる人だけです。

それが何故か、と云う話はセミナーでお話しました。

◆国はもう衰退の道を歩んでいる

国力＝生産性 × 人口

・生産性
　製造業：50年で約10倍以上向上
　サービス業：50年で約2～2.5倍向上
今後、サービス業の比率がどんどん高まる時代の中、
日本のサービス業の生産性はあまり改善していない。

・人口
　人口動態によれば日本の人口は2005年から
　減少に転じはじめ、2008年は79,000人減。
　出生率も1.32と低く、人口が増える気配はない。

　総務省統計局に依れば、2025年の人口は
　2008年から約800万人減って、約1億1900万人。
　2055年には1億人を大きく割り込み、約9000万人。

生産性、人口ともに下げている日本は、
このまま手を打たなければ国力が低下するのは自明。

こういった状況の中で、

・自立した生き方ができるようになるための心構え・やっておくべき事
・何故、日本では格差が広がっているのか
・海外の投資ファンドは日本をどう見ているのか
・日本のお金持ちはどういった運用プランを立てているのか

については、セミナーでお話をさせて頂いたとおりです。

興味を持った方、聞いたけれど忘れてしまった
と云う方は、是非次回のセミナーにご参加ください(笑)

次回は12月13日です。