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意味がわかると怖いコピペコミュの逆

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某市には座敷ワラシがでることで有名なホテルがある。

私は地方番組の製作を担当してるものだ。
今回、夏休みの心霊番組の撮影をレポーターとふたりですることになった。

一年前から予約がいっぱいなほど人気がある。
言わなくてもいいほど有名な事と思うが、座敷ワラシのでる部屋で宿泊し、夜座敷ワラシが遊びに来るとその人は栄えるという。その際、供えものは持っていった方が座敷ワラシはでやすいという。


夏のある日、某市に我々は着いた。古いバンに機材を積んで。
ホテルに向かう途中、地元の小学校の前で車を止めた。

「どうしたんですか? 杉山さん」

レポーターの綾子は大きな眼で私を見つめた。

「いや、子供にインタビューできるし丁度いいと思って」
「そうですね、じゃあ杉山さんカメラよろしくお願いします」

綾子はさっとバンから飛びだし、近くで遊んでいた子供達を集めた。
インタビューを終えたあと、子供達も撮影が見たいと言うのでバンにその中の三人が乗りこんだ。

ホテルに着くと女将が出迎えてくれた。

「○○テレビの杉山さんですか?」

私はそうですと返事をし、軽い挨拶を済ませたあと早速その『でる』と言われている部屋に案内してもらった。
室内はこれまで泊まった人達の供えものであふれかえっていた。

「わぁっ。凄い数ですね」

綾子は無邪気に言った。

私は女将に供えものを差し出した。女将は従業員らしき男性と供えものの準備をし、綺麗に並べた。

「オザシキさんも喜ぶと思いますよ。今夜は期待してて下さい」
どうやらホテルの従業員は敬意をはらい『御座敷さん』と呼んでいるらしい。

私は部屋に暗視カメラを仕掛ける準備をしてた。

「本当にここに私一人で寝るんですか? コワーイ。でたらどうしよー」

「ばか! そのために来てるんだよ」


そして、綾子はひとりでその部屋に泊まった。私は隣の部屋で朝まで爆睡してしまった。

朝、綾子の部屋に行った。綾子は爆睡していた…。

「お前…結構図太いな」

「えへへ」

早速、女将を呼んでVTRを確認した。

ずっと綾子が爆睡してるシーンが続く…。しかし、午前3時ごろそれは写っていた。

女将は興奮気味に言った。「こんなにはっきりとまぁ…初めてですよ、杉山さん! ものすごい御利益がありますよ!」

綾子の周りに一心不乱にモンキーダンスを踊る小さい日本人形がいた。

「これかー!」

私は固唾を飲んだ。

小1時間ほど踊り狂ったあとエアギターで終わって去って行った。

いいものが撮れた。


そのあと綾子とその部屋でホテル名物の地元ブランド牛のステーキを朝から食べた。これが絶品だった。

「しかし、この部屋くさいですね」

「何しろ、古い供えものもありますから」

女将は笑顔で応えた。

コメント(5)

自分の意識は、モンキーダンスとエアギターの日本人形を見てみたいで、止まってます(笑)
解説です
一見コメディーだが実は怖い。
タイトルがヒントで『逆』

そう、普通は人形を供えて童子が出る。
この異常ワールドでは生きた子供を部屋で殺して供えて、人形が出る。

だから供えるのに準備が必要。
杉山達はインタビューに応えた子供達を供えたのだ。

最後、部屋が臭いのは当たり前。夏だし、前の人達の子供の遺体が腐っている。
そんなものが多数散乱している部屋でステーキを食べる…。

普通に読んだ場合…
逆は無く、人形が踊ってエアギライブしている楽しい話になる。


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