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ガルシア・マルケスコミュの百年の孤独の献辞のふたり

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1. 「百年の孤独」の献辞に二人の名があがっている。ホミー・ガルシア・アスコー(1927−1986)とマリア・ルイサ・エリオ(1926−2009)とである。このふたりはスペイン内乱においての共和国軍からのメキシコへの亡命者である。たとえばマリア・ルイサの父親はファシストたちから死刑を宣告されていた。このふたりについてはメキシコの一部の知識人のあいだでは知名度が高いものの、ニホンにおいては触れたひとはいないし、邦訳でも注がついていない(マイナーな雑誌にて野谷センセイが一行ぐらい触れたことがあった)。マリア・ルイサはメキシコ大学で演劇を学び、セキ・サノの薫陶を受けたという。

2. このガルシア・アスコ―という名をわたしはメキシコで見た映画であらためて知った。「だれもいないバルコニー」というスペインからフランスへと亡命した女の子が主人公で、このふたりの亡命者は夫婦でもあり、いつか言及しようと思っていた。しかしいつになることやらわからなかった。

3. このふたりの名にあらためて出会ったのはカルロス・フエンテスの小説「ラウラ・ディアスのとき」(未邦訳)にてであり、女主人公は、自分にとってはメキシコ革命よりスペイン内乱での共和国軍の亡命者たちのほうがインパクトが大きいと述懐する。そういう見方もありうるのだ。

4. よく知られているように、ガルシア=マルケスは「百年の孤独」をメキシコでの亡命生活中に執筆した。この小説は、コロンビアの内陸部での出来事、つまりずいぶんローカルな話のように見えるが、執筆しながらガボの周囲にはスペイン亡命者が囲むようにしてガボ自身は窮乏に悩んでいた。ガボは国際的なもの、亡命ということについても日々、思い悩んでいたにちがいない。つまり「百年の孤独」は意外と、国際的な次元が背後に見え隠れしている話であるかもしれず、そこからはまた異なった読み方も試みることができるかもしれない。

5. フエンテスはラウラ・ディアスを通じて、この二人のスペイン人亡命者のことを詳しく語ってくれ、わたしにはおおいに参考になったし、フエンテスの力量にあらためて感心した。しかしここであらためて考えてしまう。ガボとフエンテスのちがいとは何だろうか。ガボは亡命を生き、フエンテスにはそれがない。ガボは窮乏に悩み、フエンテスにはそんなことはなかった。このことは何を引きだすのだろうか。わたしにはいますぐ、答がだせない。




1. En la dedicatoria de “Cien años de soledad” se encuentran dos nombres: Jomi Garcia Ascot y Maria Luisa Elio. Estos dos son los exiliados de la Republica Española. En Mexico alguna minoria les conoce bien, aunque en Japon casi nadie habia mencionado con estos dos, ni en la traduccion de esta novela hay nota de estos dos.

2. Conoci el nombre de Garcia Ascot a traves del cine que vi “En el balcon vacio” que se trata del exilio de la niña española hacia Francia(lo vi dos veces). Algun dia iba a comentar acerca de estos dos. Pero cuando?

3. Encontre de nuevo de estos dos, en la lectura de “Los años con Laura Diaz”. La protagonista pronuncia que a ella le importa mas la Guerra Civil de España que la Revolucion Mexicana. Puede haber tal punto de vista.

4. Es bien sabido que Garcia Marquez escribio su novela durante su exilio en Mexico. “Cien años de soledad” es la historia continetal o local(o nacional). Sin embargo, mientras escribia Gabo pensaba sus circunstancias como la situacion del exilio, claro pensando en los exiliados españoles tambien. Segun mi parecer, esta historia abarca el fondo internacional a pesar de la escena local, y esto llevara nuevo enfoque hacia la lectura de esta obra.

5. Bien, de Carlos Fuentes. Me señala algunas cosas que no sabia yo acerca de estos dos exiliados. Claro que agradezco mucho a Fuentes. Pero a la vez, la diferencia entre Gabo y Fuentes, pues, Gabo sufrio el exilio, Fuentes, no. Gabo sufrio la pobreza, Fuentes, no. A ver, esto nos va a decir algo? Quien sabe.

コメント(1)

ガルシア=マルケスまたは『百年の孤独』については根掘り葉掘り調べ上げられている。『百年の孤独』の邦訳については、ずっと前にも触れたことがあったかもしれないが、冒頭の献辞に二人の人物の名が挙げられているのに、旧版、新版でもまったく注がなし。スペイン市民戦争の際にメキシコに亡命してきたスペイン人夫婦がそれ。ご主人は詩人系、奥さんは映画監督にも手を染める。でもあまりよく知られてはいないので邦訳でも注がなかったものと思われる。ガルシア=マルケスの息子とこの夫婦の息子とは友達で、今回スペインの日刊紙エル・パイス紙の記者が夫婦の息子に取材して、この夫婦のスペイン脱出行やガルシア=マルケスとの親交を扱った著書を刊行して話題になっている。

一枚目の写真はガルシア=マルケスとマリア・ルイサ。
二枚目はレオノール・カリントン、マリア・ルイサとオクタビオ・パス。

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