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コメント(100)
はじめまして。お仲間に入れて下さい。
舞台では初めて観た『レミング』の初演、利賀の世界演劇祭で観た『奴婢訓』が焼き付いています。ライブ音源とビデオでしか観ていませんが、『身毒丸』はやっぱり天井桟敷のオリジナルが良いと思っています。
映画では『草迷宮』の美しさと『田園に死す』の切実さが好きです。
書籍では『遊撃とその誇り』、あとは『迷路と死海』が好きですが、競馬関連以外は殆ど読破していますので特にどれがとは言えません。
総合的には、寺山さん自身、その存在の全体が一つの作品として遺されたように思います。作品と云って良いのか分かりませんが、寺山修司という存在、それ全体が好きだというのが一番
しっくり来る気がします。
舞台では初めて観た『レミング』の初演、利賀の世界演劇祭で観た『奴婢訓』が焼き付いています。ライブ音源とビデオでしか観ていませんが、『身毒丸』はやっぱり天井桟敷のオリジナルが良いと思っています。
映画では『草迷宮』の美しさと『田園に死す』の切実さが好きです。
書籍では『遊撃とその誇り』、あとは『迷路と死海』が好きですが、競馬関連以外は殆ど読破していますので特にどれがとは言えません。
総合的には、寺山さん自身、その存在の全体が一つの作品として遺されたように思います。作品と云って良いのか分かりませんが、寺山修司という存在、それ全体が好きだというのが一番
しっくり来る気がします。
初めまして。宜しくお願いします。
寺山修司氏の作品は高校時代に
ムサボるように読みましたが、
好きな作品を一つに絞り込むとすれば、
『赤糸で縫いとじられた物語』の中の
「壜の中の鳥」です。
「同じ鳥でも飛ばないとりはなあんだ？」
ここ数年、子供が通っている小学校で
本の読み聞かせのボランティアをしていたのですが、
４年生以上の学年では、このお話や「消しゴム」、
「まぼろしのミレナ」などを読み聞かせました。
（さすがに「娼婦」や「晴雨計」などの部分は
「踊り子」や「天気予報」などの別の言葉に
読み替えましたけれど…）
ところで『赤糸で縫いとじられた物語』は、
1984年12月24日〜28日にかけて、ＮＨＫ・ＦＭ
「ふたりの部屋」というラジオドラマ（？）で
15分間の番組として次のお話が放送されました。
「壜の中の鳥」「消しゴム」「まぼろしのミレナ」
「かくれんぼの塔」「海のリボン」
（演出：多田和弘、出演：中尾幸世氏、柴田�吃Щ瓠�
私はその録音テープを今も大切に持っています。
「寺山作品を小学生に読み聞かせて大丈夫かなぁ」と
かなり冒険のつもりでしたが、読み聞かせの時間にちょうど良く、
また子供たちも他のオコサマ向けの童話とは一風変わった
不思議な話にアゼンとしていました。（いい意味で？）
「まぼろしのミレナ」は女の子に好評だったようです。
寺山修司氏の作品は高校時代に
ムサボるように読みましたが、
好きな作品を一つに絞り込むとすれば、
『赤糸で縫いとじられた物語』の中の
「壜の中の鳥」です。
「同じ鳥でも飛ばないとりはなあんだ？」
ここ数年、子供が通っている小学校で
本の読み聞かせのボランティアをしていたのですが、
４年生以上の学年では、このお話や「消しゴム」、
「まぼろしのミレナ」などを読み聞かせました。
（さすがに「娼婦」や「晴雨計」などの部分は
「踊り子」や「天気予報」などの別の言葉に
読み替えましたけれど…）
ところで『赤糸で縫いとじられた物語』は、
1984年12月24日〜28日にかけて、ＮＨＫ・ＦＭ
「ふたりの部屋」というラジオドラマ（？）で
15分間の番組として次のお話が放送されました。
「壜の中の鳥」「消しゴム」「まぼろしのミレナ」
「かくれんぼの塔」「海のリボン」
（演出：多田和弘、出演：中尾幸世氏、柴田�吃Щ瓠�
私はその録音テープを今も大切に持っています。
「寺山作品を小学生に読み聞かせて大丈夫かなぁ」と
かなり冒険のつもりでしたが、読み聞かせの時間にちょうど良く、
また子供たちも他のオコサマ向けの童話とは一風変わった
不思議な話にアゼンとしていました。（いい意味で？）
「まぼろしのミレナ」は女の子に好評だったようです。
始めまして、「ねね」と言います。よろしくお願いいたします。
私は「田園に死す」です。
大学の時、寺山修司詩集を読んで、雷に打たれました。
出版元に連絡し、先生に手紙を書きました。
返事と演劇の案内状を戴きました。
でも、地方だったので行けませんでした。
それから先生と文通が始まり、とうとう上京しました。
麻布十番の「天井桟敷」の珈琲は美味しかったです。
田舎の映画館では「田園に死す」はかかりません。
上京して始めて映画を観ました。セリフの殆どは暗記していて 涙が出ました。
「天井桟敷」の入団申し込みをしたら、先生から電報を貰いました。
約束の場所に行くと森崎さんが待っていました。
でも、親に連れ戻されて田舎に戻りました。
帰郷を先生に告げに行ったら「○○さん、文化は全て東京で発信されるものではない、地方の土着の文化を発信するよう頑張って下さい」と言って貰いました。
それから間もなく結婚して子供が出来、乳を飲ましている時 先生の訃報をテレビで見ました。
没後、恐山に行ったり、青森を散策したり・・書棚は寺山修司で埋まっています。
お墓参りも何度も行きました。
「寺山修司」と書くと涙が出ます。
先生から貰った手紙や年賀状、ニュースペーパーは宝物です。
【川に逆らひ咲く曼珠沙華赤ければせつに地獄へ行きたし今日も】好きです。
私の地獄 それは「寺山修司」
私は「田園に死す」です。
大学の時、寺山修司詩集を読んで、雷に打たれました。
出版元に連絡し、先生に手紙を書きました。
返事と演劇の案内状を戴きました。
でも、地方だったので行けませんでした。
それから先生と文通が始まり、とうとう上京しました。
麻布十番の「天井桟敷」の珈琲は美味しかったです。
田舎の映画館では「田園に死す」はかかりません。
上京して始めて映画を観ました。セリフの殆どは暗記していて 涙が出ました。
「天井桟敷」の入団申し込みをしたら、先生から電報を貰いました。
約束の場所に行くと森崎さんが待っていました。
でも、親に連れ戻されて田舎に戻りました。
帰郷を先生に告げに行ったら「○○さん、文化は全て東京で発信されるものではない、地方の土着の文化を発信するよう頑張って下さい」と言って貰いました。
それから間もなく結婚して子供が出来、乳を飲ましている時 先生の訃報をテレビで見ました。
没後、恐山に行ったり、青森を散策したり・・書棚は寺山修司で埋まっています。
お墓参りも何度も行きました。
「寺山修司」と書くと涙が出ます。
先生から貰った手紙や年賀状、ニュースペーパーは宝物です。
【川に逆らひ咲く曼珠沙華赤ければせつに地獄へ行きたし今日も】好きです。
私の地獄 それは「寺山修司」
>>[99]
富澤赤黄男の擦ったマッチの火が照らしたのは、湖。夜の湖畔に、誰かと待ち合わせでもしていたのでしょうか…。不意にマッチを擦り、湖を照らして見ると、そこは一面の霧であった印象を抱きます。澄んだ湖面のイメージと、そこを覆った霧が衝突する感じがいいですよねぇ。虚しさが襲って来るような感じの…。
一方で、寺山の上の句の霧は、海。それも船上のイメージを抱かせます。少し荒れた海かなぁ…。船のデッキで擦るマッチは、やっぱりここは煙草でしょう。「つかのま」という表現から、霧は煙草の煙でもあったようなイメージが浮かび、必ずしも夜の情景とは限らないような気がしています。むしろ早朝…。口から吐いた煙草の煙で、つかのま、暁の島影が霞んで見えたかのような…。
富澤赤黄男が照らした夜の湖から、マッチを擦る音や深い霧の映像で、一息に船上へと場面転換（オーバーラップ）させる繋ぎ方が鑑賞できれば、それで本歌取りですよ。要は、鑑賞する側の読み解きの問題で、17文字のたった1文字の助詞を変えた丈でも、まったく異なったニュアンスになってしまうのが、短詩の世界じゃありませんか。
富澤赤黄男の擦ったマッチの火が照らしたのは、湖。夜の湖畔に、誰かと待ち合わせでもしていたのでしょうか…。不意にマッチを擦り、湖を照らして見ると、そこは一面の霧であった印象を抱きます。澄んだ湖面のイメージと、そこを覆った霧が衝突する感じがいいですよねぇ。虚しさが襲って来るような感じの…。
一方で、寺山の上の句の霧は、海。それも船上のイメージを抱かせます。少し荒れた海かなぁ…。船のデッキで擦るマッチは、やっぱりここは煙草でしょう。「つかのま」という表現から、霧は煙草の煙でもあったようなイメージが浮かび、必ずしも夜の情景とは限らないような気がしています。むしろ早朝…。口から吐いた煙草の煙で、つかのま、暁の島影が霞んで見えたかのような…。
富澤赤黄男が照らした夜の湖から、マッチを擦る音や深い霧の映像で、一息に船上へと場面転換（オーバーラップ）させる繋ぎ方が鑑賞できれば、それで本歌取りですよ。要は、鑑賞する側の読み解きの問題で、17文字のたった1文字の助詞を変えた丈でも、まったく異なったニュアンスになってしまうのが、短詩の世界じゃありませんか。
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