自民党政権の安部首相辞任コミュの中田市長辞任へ、国政復帰か

中田市長辞任へ、国政復帰か
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＜中田・横浜市長＞辞職願を提出　衆院選には出馬せず

中田宏・横浜市長
　横浜市の中田宏市長（４４）が来年４月の任期満了を待たずに辞職する意向を固め、２８日、市議会議長に辞職願を提出した。同日午後に記者会見する。中田市長は他の首長と秋にも新政治団体を設立する予定で、来月の衆院選には出馬しないものの将来的な国政復帰を目指すとみられる。辞職に伴う市長選は来月３０日の衆院選と同日選となる見通し。

　複数の関係者によると、中田市長は２６日夜に開いた後援会幹部との会合で、「市の財政再建のめどがたち、開港１５０周年イベントも皇室関係者が参加する行事が終わり一段落ついた」などと辞職の理由を説明したという。今後は新政治団体を中心に政治活動を続けるとみられる。

　中田市長は中村時広・松山市長や山田宏・東京都杉並区長と今月１７日、税制・教育・外交などの分野で改革を訴える新政治団体「『よい国つくろう！』日本国民会議」を１０月にも設立する方針を表明。また衆院選に向けて橋下徹・大阪府知事らと首長連合を提唱、各政党のマニフェスト比較をすることを明らかにしていた。

　杉並区の山田区長は「日本を立て直すための前向きの決断だ。今後は手を携え、国民会議を通じての世直し運動を展開したい」とのコメントを発表。大阪府の橋下知事は中田市長から２６日に届いた電子メールで「大きな動きをする」と伝えられていたといい、「国政に出ても方向性が一緒であれば応援したいが、そこまで聞いていない」と、静観する考えを示した。

　中田氏は青山学院大卒。松下政経塾を経て細川護熙元首相らの秘書を務めた。９３年に衆院選旧神奈川１区で初当選。３期目途中の０２年に横浜市長選に出て前市長を破り、０６年に再選され現在２期目。【山衛守剛】