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[カシミボクシングジム]コミュの※ 雑談部屋 ※

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ジム・ボクシングのネタでお好きに使ってくださぃぴかぴか(新しい)

コメント(2)

今から27〜28年前、、、

ある日ジムに練習に行くと、会長部屋の窓ガラスが割れていた。いや、見渡すと、壁に張り巡らされたシャドーボクシング用の鏡があちこち割れている。さらによく見ると、、、床に血糊を拭き取った痕があちこちに、、、
しかも血なまぐさい臭いがジム全体に漂っていた、、、
会長が出てきたので「いったい、これはどうしたんですか?」と訊ねると、「んむ、昨日、道場破りが来てな、、、」会長の顔にいくつかの『痕』が見えた。その話によれば、練習生が皆帰った9時半過ぎ、会長がひとりでジムを閉めようとしたら玄関から、酔っ払ったチンピラ風の男がひとり、ブラリと入ってきて、、、
「おう!こないな田舎にもジムがあるんやのう!ワシの相手を出来るヤツはおらんのんかい!」と怒鳴ったそうな。その日、電気代の集金人に支払いの件でイヤミを言われて虫の居所が悪かった会長は必要以上にカチンときて、「ワシで良ければいくらでも相手をしちゃるぞ」と、二人きりのスパーリングになったそうな、、、
会長の話によれば、そいつは元プロらしく、それなりの『いかにもボクサーらしい』熟れた動きだったそうな、、、
しかし、その頃の会長はまだ20歳台後半で、半端ぢゃなく強かったのである。
そのチンピラ氏は当然の如くメッタ打ちにされ、完全に意識を失った。なかなか意識を回復しなかったので、、、会長は「ちょっと心配した」そうである。
往復ビンタを喰らわすと意識を戻したので、もう一回締め上げ、素性を問うと、神戸から『一家』で観光旅行に来ているのだそうで、宿泊所を聞いた後、再度失神させ、タクシーに行き先を告げ、一家が泊まっているらしいホテルに送りつけたそうな、、、

そして、その夜中、『一家』はやってきたのである。

その夜は、梅雨入りしたばかりで、シトシトと小雨が降り続いていたそうな。

それは、0時半は過ぎていた。
会長は、一度は寝入りながらも、2時間も経たぬ間に何故か目が覚めたそうな、、、

彼らはやって来た。派手な音など一切出さずに、控えめに、密やかに、、、

気配に気付いた会長が寝所を出て、ジム内の灯りを付けると、彼等が、玄関の鍵をこじ開けて侵入してきたのが同時であったそうな。
ガタイの良い若い衆が5人、、、
それらが左右に分かれ、間から目つきの鋭い老人が進み出で、「邪魔するで」と言ったそうな。
「なんや知らん、うっとこの若いもんがエライ可愛がってもろたそうな、、、おかげで、こないな田舎で入院せなあかんことになってもーたがな。重態やで、、、。
 それで、まぁ『お礼』に来さしてもろたちゅうわけや。落し前、、、付けてんか。」御老人の目つきがギラリと光ったそうな、、、

「ふーん。用件は分ったけど、そいつは自業自得ちゅうワケやな。」と動じない会長、、、
「まァ、ちょっとそこいらで待っとれや。ワシ、糞してくるさかい。」と、唖然とする連中を尻目に、マジに用足しにトイレに入った会長は、このような状況においてさえも、己の糞がモリモリと、とぐろを巻いて捻り出で、しかも!男根が隆々と勃起していたことを確認するや、「このケンカはもろた!」と確信したそうな。

…と言うような前振りがあって、リング上で1対5のデスマッチが始まったわけである。
会長はその当時28歳。24歳で実質上のジムのオーナーを始めてから、現役プロ選手と同じトレーニングをこなしている人であった。ちょいとした『ワケ』があって、選手経験は無いが、『実戦経験』は豊富な人でもあった。

3人目が昏倒し、動かなくなった時、あと二人いたはずと振り返ると、その内のひとりがリング下に置いてあったウエイトトレーニング用のバーベルのシャフトを持ち出し、リングに上がりかけていた。
「1対5でやっとるんや。卑怯な道具なんぞ使わずに正々堂々とやらんかいッ!」と、親分の御老人が一喝したそうな。
「おいおい!そもそも、一人に五人で掛かってくること自体が正々堂々とちゃうやろ! さすがヤクザもんの言うことはちゃうな!」と、荒れた息を整えながら会長は感心したそうな、、、
その4人目が会長のショートフックで白目を剥いて昏倒し動かなくなった時、御老人はいきり立つ会長と五人目の若い衆を制し「分った!ワシらの負けや。最後の一人は残しておいてくれや、ワシ一人では、よう面倒見れんさかい、、、しっかし、お前、強いのぉ!堅気にしとくのはもったいないわ!」と、再びタクシーを呼びつけ、帰っていったそうな。
その話が、地元の『業界』にも喧伝されたのか、それ以前は憑き物であった興行関連のもめごとや、嫌がらせがピタリと止まったのは幸いであった。



祥稜 拝

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