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早大教育学部試験対策委員会コミュの社会科学方法論1

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哲学批判からの心理学、行動主義、シカゴ学派の誕生から衰退に至るまでの歴史的背景と理論分析を代表研究や分かりやすい例をあげて説明してくれる。レビューシートは一回以上書くこと。

テスト

12問程度( 出題範囲は全て)

*正しい文章の番号を選べ。ない場合は0を選べ。

数問(出題範囲はシカゴ学派以降)

ある語句やキーワードを説明せよ

 持ち込み不可


 

コメント(7)

<構成主義心理学> 
人物は? ヴント モデルは? 反射孤(反応には思考が関わってる) 
特徴2つは? 要素分解・実験的方法と内観→これらから再構成

内観法(被験者に自己申告してもらう実験)を批判↓
<行動主義心理学>…観察できるものに限って法則を立てよう。(行動主義宣言1912年)
人物は? ワトソン モデルは? S−R図式(動物と人間同じ。思考は観察できない。思考関係ない!) 
特徴3つは? 法則定立主義(行動の予測と制御のために理論を立てる)、心的事象の捨象、実験主義 

行動主義の生体の受動性(刺激は選ばない)を批判↓
<機能主義心理学>
人物? デューイ モデルは? 有機的円環(同一刺激の反応が変化する) 
特徴2つは? 環境適応 (思考は環境適応のための手段) 生体の能動性(数ある刺激から刺激を選ぶ)

機能主義は個人(思考・意識(内観領域)の発生)の心理学だと批判↓
行動主義は意識は関係ないと言うけど、やはり意識(内観領域)はあると主張↓
<社会的行動主義>
人物? G.H.ミード 
特徴4つは? 生体の能動性、生体の社会性(内観領域の発生を社会的相互作用によって説明)、身振り(他人に観察できる)を観察、内観領域の扱いあり

身振りでどうやって内観領域を説明するか??ミードは考えることになる…

<身振り論>
●言語と身振りを結び付けた。身振りは、表現手段だ。⇔そうではなくて、身振りは、情動の解放弁であると批判されている
この身振り論は誰の?⇒ダーウィン
●身振りを情動・思考表現であり伝達手段、模倣によって共通感情が形成される。
この身振り論は誰の?⇒ヴント
どちらも共通していること2つあげると?
1、動物も人間も意識があることを前提としている。(喜ばせたいから、犬がしっぽを振る)
2、動物から人間へとコミュニケーションの構造を進化論に基づいて考えている。

●意識を前提と置くのをやめ、身振りは、単独で意味を持つものではなく社会的産物(意味=反応)で相互適応の関係にある。相互作用が意味の共有がなされないときは、相手の行動するきっかけ、合図でしかない。(サイン媒介的相互作用)逆に、会話(有声身振り)が、有意味シンボルとして、自他の共通の反応をもたらす時は、コミュニケーションとなる。また、意味=反応であるから、意味が伝わらない時(問題状況)に内的対話が行われ、新しい意味が生じていく。この時の内的対話に自己(意識)の役割の発生がみられる。(シンボル媒介的相互作用)
この身振り論は誰の⇒ミード 刺激と反応の関係で内観領域を説明できる!

自己の個体発生とは?
他人の役割を我がものとすること(役割取得)、他者として自己(me)を成立させる。自分自身と他者として発見、モニタリング(I)

<プラグマティズム>…アメリカの行為を中心とした哲学
キリスト教(完成体)、ロマン主義(完結へ向けて進行中)に対して、プラグマティズムの世界観は? ⇒製作途中としての世界(ゴールなし)つまり、行為の進行→問題状況への直面(行動の抑止)→自己が作動し、仮説構成→問題状況の解決→世界の更新、自己の更新→検証(行為の再開)この繰り返し!

命名者は?C・パース 普及者は?W・ジェイムス 完成者は?デュ―イ、ミード

※E・デュルケム『プラグマティズムと社会学』、デュ―イの行為論、ミードの会話論などからもわかるように、社会学に大きく影響を与えたプラグマティズムの特徴は?
行為に着目する実践主義、問題状況の解決によってなされる世界の更新(※哲学的、形而上学的だった。)


休んだ回がある人は、コースナビ上にPDFで先生が配布資料をあげてくれているので、そちらも忘れずにチェック!!!
1900年ころ 
社会学的基礎をつくった二大巨頭は?
デュルケム(実証主義・方法論的集合主義)、ウェーバー(哲学的・方法論的個人主義)

シカゴ学派はいつごろから?
1910年ころから形成される、1935年ころから衰えていく。

シカゴ学派どのように形成された?
●社会的条件…1800年代中ごろから、1900年代初めにかけて多くの移民が流入し、大陸横断鉄道の要所、農産物の集散の中心、工業の拠点としてシカゴは発展していた。こういった背景と人口増加により、多くの都市問題が発生していた。
●学問的条件…シカゴ・プラグマティズム、デュ―イやミードが確立してきた、人間行動や社会過程の把握の基礎となる哲学に影響を受けたトーマスやパークら(シカゴ大研究者)によって経験的アプローチでこれらの都市問題が徹底的に調査されるようになる。

ヨーロッパの社会学とアメリカの社会学を比較すると?
ヨーロッパ 国家レベルの長期的問題を扱う(重厚長大)
アメリカ  都市レベルの短期的問題を扱う(実践的、問題解決思考)

シカゴ学派の衰退(1935年前後)はどうして起こった?
?シカゴ学派の重要な人物、トーマスやパークらの退職
?人材の拡散
?生活史法、参与観察法といった方法におけるデータの代表性、適合性、信頼性、解釈の妥当性が疑われるようになった。

<キーワード>
参与観察とは?
調査者自身が、調査対象集団のひとり(一員)としてふるまい、その中で比較的長期にわたって、多角的に観察を可能にする方法。パークのジャーナリズムやマリノフスキーの人類学などの影響下に確立。W.F.ホワイトの『ストリート・コーナー・ソサイエティ』が好例。※文化様式を異にする集団などだと、演繹的にはわからないので(頭の中で考えるだけでは仮説は立てられない)、帰納法的に仮説を立てることのできる参与観察が有効。ただし、他の人によって同様のデータを再現するのは難しい。 関連:『西洋の遠洋航海者』、『ホボ』 N.アンダーソン、『ザ・ギャング』スラッシャー



生活史法とは?
状況というのは、社会的価値(行動を規定する社会的条件)、社会的態度(行動を規定する主観的条件)の両面(内(精神)・外(社会)コミュニケーション)から決定する。これを前提に成り立っている。主観的側面をみるための、1)手紙、2)自伝、客観的側面をみるための3)新聞記事、4)裁判記録、5)公的記録といったヒューマンドキュメントを用いた調査法のこと。

※中でも自伝は、態度と価値の抽出、社会法則の確立、態度の発生経路、社会的パーソナリティの決定にもっとも適した使用(完璧な社会学的資料)
<重要著作に関して>
〜『ヨーロッパとアメリカにおけるポーランド農民』W.I.トーマス、F.ズナエニッキ〜
●ポイントは?
シカゴ学派で方法論について公表されたものが少ない中で、方法論ノートによって、方法論の提示を行っている。※内容としては、方法論の提示、社会観、人間観の提示、社会(家族、コミュニティ)解体の問題⇒社会は、動的均衡、社会解体を繰り返す。

●社会現象をどう説明しようとした?
社会的価値と態度の組み合わせ。つまり、客観的組織と主観的経験の相互作用である。価値と態度を行為者が反省的に捉えなおすときに状況の定義が行われる。社会的パーソナリティもこれに基づく。
●状況の定義とは?
社会的価値と社会的態度の両面から決定するものが状況である。「もし人が状況をリアルであると定義すれば、結果としてもリアルである。」
●使った資料は?
ヒューマンドキュメント 
※中でも「自伝」は完璧な社会資料と呼ばれる。※自伝研究で有名なのは、非行少年スタンレーの自伝を扱った『ジャックローラー』(C・R・ショウ)

●社会的パーソナリティとは?
新しい経験、安全、応答、認知を求める4つの欲求をもとにした気質によって、性格的態度が形成された社会的特質で、伝統に固執し、過剰同調的なフィリスティン型、未成熟で、融通がきくが、欲求過剰なボヘミアン型、基本的には規範に従うが、いつでも規範から抜け出せる創造的個人

●後世への影響
思弁的社会学を経験的社会学にし、パークやバージェスに指導されたシカゴ学派の研究のモデルとなった。 ※バージェスは社会変動を顕微鏡的視点=生活史法によって探り、コミュニケーション(社会的価値と社会的態度の相互作用)で説明しようとした。

●問題点
データの代表性、信頼性、適合性、解釈の妥当性


〜パーク、バージェス共著『グリーンバイブル(科学としての社会学入門)』〜
●意義は?
脱人道主義、脱社会改良主義を唱え、イデオロギーから社会学を切り離し、科学化を指向した。
●人間の性質(ヒューマン・ネイチャー)に関してこの本で言われていることは?
本能論を否定し、獲得説採用、自己意識は社会的に獲得され、コミュニケーションによる社会形成がなされる。社会の人々が落ち着くべき所に落ち着く(均衡)=人間生態学を示した。(例 同心円地帯理論)

●人間生態学における社会的接触(人々が出会い、集合し、そして一定の社会生活を営むに至る)プロセスは?

コミュニケーションのない競争(社会的接触のない競り合い)⇒闘争(意識的・自覚的競り合い)⇒応化(社会状況への適応)⇒同化(同じ伝統共有)

闘争はコミュニティ⇒応化以降の段階をソサイエティという。今の我々は、応化の段階。


〜W.F.ホワイトの『ストリート・コーナー・ソサイエティ』〜
内容は?
非行少年集団の参与観察によって、彼らには、空間共有によるコミュニティーや規則的行動パターン、相互扶助などが存在し、これまでの論理である社会解体としての帰結の犯罪(非行)ではなく、社会とその規範がずれているから犯罪になること、つまりはコミュニティー同士の調和の失敗(摩擦)の問題であると結論付けた。

2011前期の出題は以下の通り

○正誤問題12題

○シカゴの位置を図示せよ。

○状況の定義(トーマスの公理)の説明

○グリーンバイブルの説明

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