業界研究コミュ　遠山ゼミコミュの食品・飲料業界

【全体像】
・業態が細かく分かれており独占寡占がしにくい
・大企業中小企業がそれぞれの得意分野で活動し、水平分業的に共存
・中小は各地域の特産品などで経済発展に貢献
・勤続年数が長い
・SCM、CRM、トレーサビリティの取り組み強化
・ニーズ多様化でマーケティングの重要度が増す
・ビールは給料福利厚生教育充実
・ブラックもあるとかないとか...。
・給料があまりよろしくないとか...。

●HACCP（ハサップ／ハセップ／エイチシーシーピー：Hazard Analysis Critical Control Point）
1960年代に米国で宇宙食の安全性を確保するために開発されたもので、国際食品規格（COODEX）委員会からガイドラインが発表されている、国際的に認められた衛生管理システム。従来の最終製品の検査に重点を置く食品衛生管理方式ではなく、製造工程を確実に管理することで高いレベルの安全性を確保しようというもの。原料の入荷から製造・出荷までのすべての工程において、あらかじめ微生物・異物などの危害（ＨＡ）を予測し、その危害を防止するための殺菌工程や包装工程などの重要管理点（CCP）を特定して、そのポイントを継続的に監視・記録し、異常が認められたらすぐに対策を取り解決することで、不良製品の出荷を高い確率で未然に防ぐことができる。日本では1996年５月より施行された。

●フードマイレージ
輸入相手国別の食品輸入量に、その国から日本までの輸送距離を乗じ、それらを累築した数値。日本のフードマイレージはアメリカの約７倍となっており、日本の食品輸入が地球に与える負荷が大きいことを指している。

●スローフード
世界的規模で拡大しているファストフードなどによる味の均質化に対し、警鐘を鳴らすとともに、その土地の風土に合った伝統的な食文化を守りながら、ゆったり食事を楽しむことの大切さを訴えようとする取り組み。1986年にイタリアでN.P.O運動としてスタートし、その後、全世界に広がった。

●アグリビジネス
農業機械産業や食品加工業、食品流通関連産業、外食産業など、研究開発から加工、流通まで、農業製品に関係している幅広い産業分野を意味する。また、商社による新規参入や、最先端の技術を利用した新品種改良など、これまでの農業の概念にとらわれない、新しいビジネス展開を行っている農業関連事業のことを指す。

●ポジティブリスト制度
食品の残留農薬などを規制する制度。平成15年８月29日に改正食品衛生法が施行され、残留農薬基準にポジティブリスト制度が導入された。残留してはならないものを表示する従来の方式（ネガティブリスト）から、基準が設定されていない農薬などが一定量以上含まれる食品の流通を原則禁止とし、残留を認めるもののみを表示する方式（ポジティブリスト）に変更となった。