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『空想の森』 大津上映コミュのドキュメンタリー映画「空想の森」上映会にご参加ください!

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                                        大津友の会 「空想の森」上映有志の会 中居敦子

ドキュメンタリー映画「空想の森」は、2008年の完成以来、全国各地で上映され、滋賀県内では2009年3月余呉町を皮切りに、大津の成安造形大学内のレストラン「結」、滋賀会館シネマホールで、また6月には彦根で上映されており、すでにご覧になった方やご存知の方もいらっしゃるかと思います。

私たちは最初、友の会(※)と創立者を同じくする自由学園の卒業生や、卒業生が立ち上げた共働学舎が映画に出ているという事で、知り合いを見にいくような好奇心で、その映画を見に行きました。入るときにはただのお客さんでしたが、出てくるときには、何かが変わりました。そしてこの映画を是非多くの人たちに見ていただきたい、私たちで上映会をしたいという気持ちになり、この度、有志の会を立ち上げました。

この映画は、ある主張をもって観客に訴えるというものではありません。監督自身は「日々の何でもない生活が妙に愛おしく、夢中で撮影した北海道新得で暮らす人たちの物語」と表現されています。出来事ではなくありのままの生活からにじむ人柄や生き方を描写しているので、感じ方、受け止め方は人それぞれでしょう。観た人はそこから自分で何かを紡いでいくような映画だと思います。

土の上で働き、収穫したものを食べ、そして年に1度の映画祭を楽しむ・・・。何でもない生活とは言え、ここには経済最優先で走ってきた社会へ疑問を投げかけ、大切なものは何か考え続ける人たち。お金はないけど充たされるものがある、自分らしい生活スタイルを築きたいという願い。

いろいろ困難や苦悩もあるけれど、それと真摯に向き合って生きている。そんな人たちが描かれています。

今、経済が停滞する中で起こる様々な出来事は、ある意味、なんでもお金で片づけて来た事にしっぺ返しを食らっているかのようです。また将来に対しても、もっと社会で力を発揮すべき若い人たちが就職難であったり、「閉塞感」という言葉で語られるような先の見えにくい状況があります。

こうした中にこの映画が投じたものは新鮮です。何でもない、当たり前の生活、ここに大切なものがあり、出発点がある。そして困難な中にも希望が見える。仲間と軽トラの荷台に乗って演奏しながら一本道を走る。大自然の懐に抱かれたような、そこはかとない開放感に充たされるラストシーンにそれは象徴されているでしょうか。

私達、友の会も日々の生活のことを大切に考えてきましたが、高度経済成長の中で、生活は、ものを作ることや生産する人たちから次第に遠ざかり、消費するばかりになっていることの弊害も感じているところです。

この機会に、農家の方や様々な場で生活する方たち、いろいろな年代の人たちと顔を合わせられたらいいなという事で、上映と並行して交流スペースを設けます。「監督と話そう」コーナーの他、農家の方やスローな生き方の方々にも来て下さるようお願いしているところです。皆さまのご参加をお待ちしています。


(※)友の会は日本初の女性記者、羽仁もと子が創設した3団体(雑誌「婦人之友」、自由学園、友の会)の1つ。「婦人之友」の愛読者の集まりで、「よい社会はよい家庭から」と、日々の生活をよりよくするよう実践的に励んでいます。
 
大津友の会ホームページ http://www.otsu-tomonokai.com/

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