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カーテン・コール手帖コミュの松竹座 「蝉しぐれ」

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今年度の演劇鑑賞7 

道頓堀・大阪松竹座 9月公演千秋楽 

全37公演の37

製作:松竹株式会社

脚本:池田政之

演出:河毛俊作

大阪松竹座開場10周年記念。しかも原作者である藤沢周平の生誕80周年、没後10周年と銘打った芝居である。

第1幕は川の堰をめぐる決断から坂道まで。(55分)
ここで30分の休憩。ご飯を食べるならここ。

第2幕は長屋暮らしから欅屋敷前で尋問されるところまで。(65分)
ここで15分休憩。トイレ休憩は急がないとだめ。

第3幕は家老から誘拐を命じられるところからラストまで。(70分)

この芝居が大阪だけだとはなんと勿体ないことだろうか!

第3幕の圧倒的な感動は凄いです。望遠鏡を覗いていて潜望鏡のように波のまにまに舞台が揺れた。

ボクはほとんど商業演劇を観ることがない。花道をどう使いこなしているか興味があったのだ。なるほど、こういうふうに使うのか。

とにかく11550円も衝動奮発したのは、懐かしい役者さんが大勢出ていたからで、星由里子、高橋長英、近藤洋介、長谷川哲夫、松山政路、田畑猛雄さんたち。これらのベテランたちに片岡愛之助、相田翔子、松村雄基。

お目当てのリリパット・アーミー?、ラック・システムの野田晋市は頑張っていた。たしかに抜擢で、彼のファンたちがたしかに20人ほど応援に駆け付けてきており、出て来ただけで拍手が沸いた。

「ペーパー・タイガー」の安藤一夫少年がテレビで塚本晋也がやった役を務めていた。くわしく初めて見た役者さんでは佐野圭亮が声がいい。たしか里見浩太朗ジュニアだと思うが、里見もやせ細っている頃からのお馴染みだけど歌えるし声がよかった。やっぱり痩せているがキャリアを積んでいってほしいなぁ。

アンコール三回。すべて二人だけの応対だが、三回目は予想もしていなかったのだろう。舞台で全37公演を完走し、しかも最後は会心の出来であったのだろう。

突然緞帳が上がったとき、相田翔子が泣き崩れていたことが分かった。この人は時代劇に向いている!

よくやったなぁ…巧みな台本であった! (★★★☆☆☆)

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