今年、ロンドンで開催されたトレードショーで最近脚光を浴びている若いアーティストさんの姿を見た。たった22歳で遠藤シンヤ氏は大阪でARC+ESTという学校とスタジオを開設した。25歳になった今では、東京のAmazing School JURという学校でインストラクターをやっていて、映画などの世界で数々のアーティストを排出している。編集者は彼にインタビューをすることにした。
遠藤「はい、学校にはスタジオと同じ設備を作りました。最初は、WAOスクールとの共同経営でした。そのあと独立し、ARC-ESTスクールと名付けました。そのあと、スタジオを教室の中に新たに作りました。そうすれば、生徒に実際の仕事環境を見せることができるので・・・。一番大きいのが製作室、教室、写真室、材料保管室、展示室、オーブン用の部屋(スーツを作れるほど大きなものです)、事務室。教室には2人のアシスタントがいましたが、ほとんどは自分で授業を担当しました。傷、しわ、ボールドキャップなどの基礎や、彫刻、フォームラテックスの貼り付け、シリコンアプライエンスの貼り付け、ダミーヘッドや義眼、義歯作りなどを教えました。20歳のとき学校を作ることを思いつき、1年半後の22歳のとき学校を作りました。去年の5月まで学校を運営したあと閉鎖しました。現在は、Amazing School JURで教師をやってます。ARC+ESTでの経験を元にカリキュラムを作成し現在の学校で技術や材料に関する知識などを教えています。」