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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part3 その98

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「的場です。」
的場は朝から少しだけ緊張しながら言った。直子が的場の顔を見てから俊之を見ると
「高村です。」
俊之は笑顔で言った。
「お忙しいところをすみませんでした。」
的場が言うと
「直子さんの頼みだから断れないよ。」
俊之は言った。的場は総武企画の社長室を見回して少し気を引き締めるような表情をした。
「これで私を見直してくれましたか?」
直子は笑顔で的場に言った。
「見直したよ。」
的場が言うと
「お座りになってください。」
俊之は言った。
「失礼します。」
的場は丁寧な口調で言った。
「僕がテレビに出演するのは久しぶりですよ。」
俊之が言うと
「天門先生の開運ドキュメンタリー番組以来でしたね?」
的場は言った。
「はい。」
俊之が言うと
「映像も拝見させていただきました。」
的場は言った。
「それは光栄でです。」
俊之が言うと
「高村さんはエキストラもされていたのですよ。」
直子は言った。
「それも存じていますよ。」
的場が言うと
「私も撮影で高村さんと親しくなりました。」
直子は言った。
「出会いのきっかけには運命的なものを感じます。」
俊之が言うと
「人間の出会いは不思議ですよ。」
直子は言った。
「おっしゃるとおりです。」
的場は笑顔で言った。
「私の特集を組まれると聞きましたが本当ですか?」
俊之が言うと
「はい。」
的場は言った。
「羨ましいです。」
直子が言うと
「少し緊張しますよ。」
俊之は笑顔で言った。
「リラックスしてください。」
的場は言った。陽子が珈琲を持って歩いて来ると
「私もゲストで呼んでくださいよ。」
直子は冗談交じりに言った。陽子が姿勢を正したままで珈琲を置くと
「久保田さんにも出演してもらうよ。」
的場は笑顔で言った。
「楽しい番組にしたいですね。」
俊之が言うと
「スタッフも真剣に取り組みますから期待していてください。」
的場は言った。
「失礼します。」
陽子は会釈をしながら言った。
「ご立派な社長室ですね。」
的場が言うと
「的場さんは陽子さんを意識していましたよ。」
直子は言った。
「僕はでよければ応援しますよ。」
俊之が言うと
「私も応援します。」
直子は笑顔で言った。

「理事長。」
健人は笑顔で言った。木暮が振り向くとあすなろ会の玄関に健人の姿があった。木暮は立派に成長した健人の笑顔を見ると嬉しそうに笑顔になった。
「健人。」
木暮は言った。
「すっかりご無沙汰をしています。」
健人が言うと
「健人に会えて嬉しいよ。」
木暮は嬉しそうに言った。
「理事長もお元気そうで何よりです。」
健人は言った。
「積もる話をしたいね。」
木暮が言うと
「僕もそのつもりで来ました。」
健人は言った。ふたりは理事長室まで歩いて来た。健人が姿勢を正すと
「おはよう。」
未来は大きな声で言った。健人は声が聞こえた方向を見ると未来の笑顔が見えた。
「おはようございます。」
健人が言うと
「健人が元気そうでよかったわ。」
未来は嬉しそうに言った。
「おかげ様で元気です。」
健人が言うと
「吉田さんも早く理事長室に来て一緒に話をしようよ。」
木暮は嬉しそうに言った。

「優秀なメンバー集まったのだから頑張ってくれないと困るよ。」
岸田は桜田に言った。桜田はいつものように岸田から呼び出されて官房長室に来ていた。
「大丈夫です。」
桜田は言った。
「マクマホンと青い龍を抑えられないと困るよ。」
岸田が言うと
「それはやってみなければ解りません。」
桜田は言った。
「君にしては珍しく情けないことを言うね。」
岸田が言うと
「我々も全力を尽くします。」
桜田は表情を変えずに言った。
「きちんと抑えてよ。」
岸田は言った。
「官房長マクマホンと青い龍が気になりますか?」
桜田が言うと
「私は正義感があるわけではないよ。」
岸田が言うと
「それはどういう意味ですか?」
桜田は言った。
「不祥事があれば私や君の出世に影響するから困るよ。」
岸田が言うと
「私は出世には興味がありませんよ。」
桜田は言った。
「私が長官になるためには君に出世してもらわなければ支障が出るのは解かっているね?」
岸田は桜田を見て言った。

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