ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part3 その79

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 俊之がレストランの入口から入って来ると
「高村さん。」
天門は笑顔で言った。俊之が天門の声が聞こえた方角を見ると天門が笑顔で俊之を見ていた。俊之が天門の前まで歩いて来るのに長い時間は要らなかった。天門が椅子を勧めると
「天門先生。」
俊之は言った。
「高村さんとゆっくり食事をするのは久しぶりだね。」
天門が言うと
「先生もお忙しいようですね。」
俊之は言った。
「私が忙しいと言っても高村さんほど忙しくはないよ。」
天門が言うと
「天門先生もご活躍されていらしゃいますね。」
俊之は言った。
「お互いに忙しさに押し潰されないように気をつけたいですね。」
天門が言うと
「お互いに忙しいのは良いことですよ。」
俊之は言った。
「せっかく時間をとってもらったのだからゆっくり食事をしながら話そう。」
天門が言うと
「はい。」
俊之は言った。
「少し早いがお昼にしよう。」
天門が言うと
「お腹が空いてきましたよ。」
俊之は言った。

「カット!」
監督の黒岩は大きな声で言った。
「お疲れ様です。」
ADの小松は言った。
「お疲れ様でした。」
直子が言うと
「これで休憩にしよう。」
黒岩は言った。
「ゆっくり休憩をとってください。」
小松が言うと
「はい。」
直子は言った。
「昼食は控え室に用意してあります。」
小松が言うと
「ありがとうございます。」
直子は笑顔で言った。直子が控え室に向かって歩き出すと的場が直子を待っていた。直子を見て
「久保田さん。」
的場は小さい声で言った。
「的場さん。」
直子は笑顔で言った。
「久保田さんの撮影も順調に進んでいるみたいだね。」
的場が言うと
「はい。」
直子は言った。
「直子さんが主役だからドラマの主張率が上がったのかもしれないね。」
的場が言うと
「ありがとうございます。」
直子は言った。
「撮影がクランクアップしたら打ち上げを楽しもうよ。」
的場が言うと
「あと3話分を撮影すれば終わりです。」
直子は言った。
「最後まで無事に撮影が終わるように願っているよ。」
的場が言うと
「クライマックスシーンは頑張ります。」
直子は言った。
「うん。」
的場が言うと
「的場さんが現場に見えるのは珍しいですね。」
直子は言った。
「そろそろ高村社長へのアポイントを頼もうと思ってお願いに来たよ。」
的場が言うと
「あの話はまだ動いていたのですか?」
直子は言った。
「スポンサーの意向で企画が潰れそうになったけれど話が復活したよ。」
的場が言うと
「それはよかったですね。」
直子は言った。
「スポンサーが変わったから助かったよ。」
的場が言うと
「すぐに高村さんに電話をします。」
直子は笑顔で言った。
「そんなに急がなくていいよ。」
的場は言った。

「警部。」
松田は桜田の顔を見ると言った。
「松田さん。」
桜田は表情を変えずに言った。
「北京警察から来た警部補が帰ったそうですね。」
松田が言うと
「林さんなら一時帰国です。」
桜田は言った。
「そうですか。」
松田が言うと
「北京察本部に中間報告をするためだそうです。」
桜田は言った。
「青い龍とマクマホンファミリーは動き出さないですね。」
松田が言うと
「いずれ近いうちに大事件になるかもしれませんよ。」
桜田は言った。
「それまでは我々も暇ですね。」
松田が言うと
「今のうちにひとり逮捕しておきますよ。」
桜田は言った。
「どういう意味ですか?」
松田が言うと
「それはこちらの傷害事件ですよ。」
桜田は言った。
「そうですか。」
松田は珈琲を飲みながら言った。桜田の携帯電話が鳴ると松田は窓外に視線を視線を移した。
「失礼します。」
桜田は携帯電話を見て言った。桜田がすぐに携帯電話を耳に当てると
「菊池です。」
菊池は短く言った。
「お疲れ様です。」
桜田が言うと
「梅川は自宅にいるのが確認されました。」
菊池は言った。
「そうですか。」
桜田が言うと
「梅川は外出する気配がありませんね。」
菊池は言った。
「解りました。」
桜田が言うと
「今日は休暇のようですね。」
菊池は言った。
「私がそちらに着くまで待っていてください。」
桜田は大きな声で言った。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

「雨のあとに虹」 コミュニティ 更新情報

「雨のあとに虹」 コミュニティのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング