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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part3 その47

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「私が社用車を使ってもいいのですか?」
久美子は俊之に言った。
「遠慮しないで大丈夫だよ。」
俊之は言った。
「私が社長に社用車を使うように薦めました。」
田中は運転をしながら言った。
「それなら心配はいらないですね。」
久美子が言うと
「これからは久美子さんとご一緒の時は社用車を使ってください。」
田中は言った。
「僕なら大丈夫だよ。」
俊之が言うと
「備えは万全にしておきます。」
田中は言った。
「何かあったのですか?」
久美子が言うと
「アメリカのマクマホンファミリーと中国の青い龍が日本企業の経営者や家族などの関係者を誘拐して身代金を要求すると予測されます。」
田中は言った。
「本当ですか?」
久美子が言うと
「はい。」
田中は言った。
「怖いですね。」
久美子が言うと
「天門先生も何か情報を得たから突然に連絡をくれたのかもしれないね。」
俊之は言った。田中が運転する社用車はスピードを上げて大通りを疾走していた。

「たまには高村さんを驚かそうと思っていたよ。」
天門は笑顔で言った。天門の薦めでレストランに入った俊之と久美子である。天門の横には大輪が座っている。久美子は大輪と会っているが俊之は昨年に別れた時以来大輪に会っていなかった。
「大輪さんが日本に来ていたのですね?」
俊之は言った。
「黙っていてすみません。」
大輪が言うと
「私が大輪さんにお会いするのは今夜で3度目です。」
久美子は言った。
「僕だけが知らなかったようだね。」
俊之は言った。
「今回も日本で勉強をさせてください。」
大輪が言うと
「李先生は何かをご心配されていますね?」
俊之は言った。
「私が李先生の代わりにミスター高村と久美子さんをお守りします。」
大輪ははっきりとした口調で言った。
「それは嬉しいです。」
久美子が言うと
「青い龍は日本に来ていますか?」
俊之は言った。
「はい。」
大輪が言うと
「気を抜いてはいけないね。」
天門は言った。
「あの時の青い龍が日本に来ているのですね?」
久美子が言うと
「そうです。」
大輪は言った。
「私も力になるよ。」
天門が言うと
「ありがとうございます。」
久美子は言った。
「あの時は怖い思いをさせてすみませんでした。」
大輪が言うと
「大輪さんの責任ではありませんよ。」
久美子は言った。
「あの時に私がミスター高村に嫉妬しなければ早く防げたはずです。」
大輪が言うと
「済んでしまったことは忘れようよ。」
俊之は言った。
「今は仲良くしているのだから気にしないでください。」
久美子が言うと
「ありがとうございます。」
大輪は言った。
「青い龍のボスはどこまで行動を起こしているのだろうね。」
天門が言うと
「ボスの魯文仁がアメリカのマクマホンファミリーと手を組んで日本企業の経営者を狙っていることしか解りません。」
大輪は言った。
「運転手の田中さんも同じことを言っていたよ。」
俊之が言うと
「人質をとって身代金を要求するとは卑劣な方法です。」
大輪は言った。
「俊さんも狙われるのですか?」
久美子が言うと
「ミスター高村と久美子さんは気をつけてください。」
大輪は言った。
「はい。」
久美子が言うと
「ミスター高村は闘真拳で切り抜けられます。」
大輪は言った。
「青い龍とマクマホンは暴力団と組む可能性もあるね。」
天門が言うと
「ベンチャー企業の悪徳社長を味方にする可能性が高いと思われます。」
大輪は言った。

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