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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part3 その45

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「いらっしゃいませ。」
若菜は言った。店内は混雑する時間になっていた。
「ありがとうございます。」
久美子は違う客に笑顔で言った。お客が空いている席に歩き出すと
「かしこまりました。」
若菜は笑顔で言った。
「お待たせ致しました。」
小百合は出来上がった紅茶を出した。
「ブレンドひとつお願いします。」
若菜は大きな声で言った。久美子が視線を移すと隣の本屋から出て来る萩原の姿が見えた。
「はい。」
小百合が言うと
「店長。」
久美子は視線を移して言った。
「はい。」
若菜は言った。
「あとで話をする時間がとってくれますか?
久美子が言うと
「解かったわ。」
若菜は言った。

「塩野さんと坂本さんには総武の中国進出後に力を借りましょう。」
立花は言った。
「坂本さんは商社から三友商事では扱わない小物を担当してもらえるように話すつもりだよ。」
俊之が言うと
「塩野さんは金属加工の会社ですね。」
立花は言った。
「総武鉄道の新規車両に必要な材料の調達をお願いしてみるつもりだよ。」
俊之が言うと
「それは適任ですね。」
立花は言った。
「総武鉄道は金属加工の技術を生かして効率が良く安全性の高い車両を走らせるのが必要不可欠だよ。」
俊之が言うと
「はい。」
立花は言った。
「薬師寺さんには急いで契約締結の交渉をしてくれるように話をするよ。」
俊之が言うと
「私から連絡しておきます。」
陽子は言った。
「これで鉄道に関しては一区切り出来ますね。」
立花が言うと
「うん。」
俊之は言った。
「次は何に手をつけますか?」
立花が言うと
「次はホテルだね。」
俊之は言った。
「今は国内外を問わずホテルの収益は厳しい状態です。」
立花が言うと
「心が安らぐような部屋を安価で提供が出来れば固定客が掴めるよ。」
俊之は言った。
「総武は同業他社に比べると高級感は出せても癒せる雰囲気を出せないのが弱点です。」
立花が言うと
「どうすれば安らげる空間を提供出来るかを考えてみるよ。」
俊之は言った。
「はい。」
立花が言うと
「私も一緒に考えます。」
陽子は言った。
「大変だけれどお願いします。」
俊之が言うと
「私も総武の社員ですよ。」
陽子は微笑みながら言った。俊之は視線を窓外に移して考えをめぐらせていた。

「身体の具合が良さそうだね。」
矢島は笑顔で言った。
「おかげ様で思ったより早く回復しています。」
育子は言った。
「それはよかったよ。」
矢島が言うと
「今だから言えますが私は完治が出来ないと思っていました。」
育子は言った。矢島は病室でリハビリをする育子を見て安心していた。育子の病気は矢島も完治は難しいと考えていたのだ。
「私は高村から病気が完治しなくても日常生活には影響がないと聞いたよ。」
矢島が言うと
「卓球などのスポーツをすると寿命を縮めるそうです。」
育子は言った。
「それで太田さんの整体と電位治療をして効果があったわけだね。」
矢島が言うと
「はい。」
育子は笑顔で言った。
「私も太田さんの治療を受けたよ。」
矢島は言った。
「自動車に細工をされて全身打撲になられた時ですね。」
育子が言うと
「そうだよ。」
矢島は言った。
「整体は効果が出るのが早いですね。」
育子が言うと
「太田さんの施術は特別に効果が出るよ。」
矢島は言った。
「電位治療は発生療法なので太田さんの整体に負けずに回復が早いですよ。」
育子が言うと
「効果的な療法は世の中が認めないといけないね。」
矢島は言った。
「私も矢島さんと同意見です。」
育子が言うと
「育子さんも退院が近いかもしれないね。」
矢島は言った。
「病院は退屈ですよ。」
育子が言うと
「俺も入院した時には退屈したよ。」
矢島は笑顔で言った。

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