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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part3 その33

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「育子さんがそのような状態にならば心配だわ。」
純子は珈琲を飲みながら言った。
「現代医学では治療方法がないと言われた時はショックで頭が真っ白になって何も考えられなかった。」
久美子は言った。
「本当に治療方法があるといいね。」
純子が言うと
「神経科の先生が言ったことだから間違いないでしょう。」
久美子は言った。
「そうとも言い切れないよ。」
純子が言うと
「専門医の診断だから信じるのはあたり前でしょう。」
久美子は言った。
「こういう場合は複数の医者から意見を聞かないとダメよ。」
純子が言うと
「私には知り合いがいないわ。」
久美子は言った。
「ヒッチハイクの途中で知り合った人を紹介するわ。」
純子が言うと
「少しでも育子さんの病気に効果があるのならやってみないといけないね。」
久美子は言った。
「久美子も珈琲を飲んでリラックスしないと疲れるよ。」
純子は久美子の目を見て言った。

「大輪さんが来てくれるのを待っていましたよ。」
天門は嬉しそうに言った。夕陽の河川敷で天門と大輪に翔太に泰子と関口が立っていた。
「あれから5ヶ月近く経ちましたね。」
関口は言った。
「5ヶ月も経ちましたか。」
大輪が言うと
「私に闘真拳教えてくれる約束を覚えていますか?」
泰子は大輪を見て言った。
「覚えていますよ。」
大輪は言った。
「大輪さんがいてくれると助かります。」
翔太が言うと
「私も早く皆さんに会いたかったです。」
大輪は言った。
「高村さんには日本に戻ったことを知らせましたか?」
天門が言うと
「久美子さんにはお会いしましたがミスター高村には知らせていません。」
大輪は言った。
「それなら高村さんをびっくりさせましょう。」
関口が言うと
「ぜひびっくりさせましょう。」
大輪は言った。
「今回も突然の来日でしたね。」
翔太が言うと
「マクマホンファミリーと青い龍が動き出していますので事前にくい止めるように李先生に言われて来ました。」
大輪は言った。
「マクマホンファミリーはアメリカのマフィアですね。」
翔太が言うと
「最近は青い龍との連携で日本市場を荒らす計画があります。」
大輪は言った。
「被害を最小限に抑えたいね。」
天門は何かを考えるように言った。

「社長。」
大野かえでは言った。活気がある職場は社員を見れば解るように前向きな姿勢で仕事をする社員が多くかえでも例外ではなかった。
「はい。」
織田は言った。
「就労相談センターから電話です。」
かえでが言うと
「うん。」
織田は言った。かえでが見ると織田はすぐに受話器を耳にあてた。
「最近の社長は変わったね。」
かえでの横に座っていた野村孝志は言った。
「高村さんの力で総武から仕事の受注があるからだと思いますよ。」
かえでが言うと
「高村さんに感謝しないといけない。」
野村は言った。
「仕事が忙しいから余計なことをしなくなりましたね。」
かえでが言うと
「今までは仕事が暇だったのがいけないね。」
野村は言った。
「そうですね。」
かえでが言うと
「早速明日にでも面接をしましょう。」
織田は電話の向こうにいる徳永に言った。
「面接者山口恵美さんと言って職務経験が豊富な方です。」
徳永が言うと
「それは助かりますよ。」
織田は言った。
「ご本人に代わりましょうか?」
徳永が言うと
「お願いします。」
織田は言った。すぐに徳永から恵美に代わる気配が織田に伝わると
「山口です。」
恵美は短く言った。
「織田です。」
織田が言うと
「よろしくお願い致します。」
恵美は言った。
「早速明日の午後に面接をしましょう。」
織田が言うと
「はい。」
恵美は言った。
「人員が増えそうですね。」
かえでは織田の言葉を聞いて野村に言った。
「人員が増えないと僕たちが大変だよ。」
野村が言うと
「今日は朝から良いことがありましたね。」
かえでは言った。
「うん。」
野村が言うと
「明日の午後一番でお待しています。」
織田は元気よく恵美に言った。

「具合は如何ですか?」
岡崎は優しい表情で言った。
「入院しているだけでは支障はないみたいです。」
育子は言った。
「私も正直に言うと迷っています。」
岡崎が言うと
「どういう意味ですか?」
育子は言った。
「京野さんは身体全体の血管が細いのは確認しています。」
岡崎が言うと
「はい。」
育子は言った
「一般論で言えば極めて危険な状態であることに変わりはありません。」
岡崎が言うと
「私には自覚症状がありませんよ。」
育子は言った。
「少しストレッチなどの運動をしてみますか?」
岡崎が言うと。
「ストレッチをしても大丈夫ですか?」
育子は言った。
「ストレッチなら大丈夫だと思います。」
岡崎が言うと
「早速ストレッチをはじめます。」
育子は嬉しそうに言った。
「私も手探り状態ですが京野さんを完治させるように頑張りますよ。」
岡崎が言うと
「はい。」
育子は言った。病室は静かで育子の心に少しだけ安らぎを与えていたのと同時にストレスも与えていた。

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